アンジェリカ・エインズワース

2016年7月6日 (水) 11:22時点における114.187.10.63 (トーク)による版 (→‎名台詞)

アンジェリカ

  • 身長:174cm
  • スリーサイズ:B98/W62/H94
  • CV:白石涼子

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』に登場する、エインズワース家のドールズの一人。

略歴
『ツヴァイ!』のラストにて子ギル戦の直後にベアトリス・フラワーチャイルドと共に登場し、美遊・エーデルフェルトを連れ去るという衝撃的な登場をする。
『ドライ!!』では平行世界に舞台を移し、エインズワース家に乗り込んできたイリヤスフィール・フォン・アインツベルンらと戦う。
人物
エインズワース家の人間の中では理性的で話が通じやすいが、人間味が非常に薄い。
「アンジェリカ」ではなく「エインズワース家の一員」として話をする傾向があり、全体的に慇懃で上から目線の喋り方をする。
ただし上記はギルガメッシュのクラスカードの影響もあると思われ、クラスカードが外れた後は意思主張が非常に薄くなる。
エインズワース家に対して心酔しており、敵に対しては一切の容赦をせず攻撃する傾向がある。
その一方で若干天然ボケの傾向も見られる。
能力
「クラスカード・アーチャー(2枚目)」を保有しており、限定展開・夢幻召喚も行使可能であるが、限定展開は効果がないため夢幻召喚状態で戦うことがほとんど。
それ以外にも複数のカードを所有しており、先述のアーチャーのカードと併用することで宝具の真名解放を立て続けに行うこともできる。
また、エインズワース家の一員として家伝の魔術「置換魔術(フラッシュ・エア)」を行使可能であり、イリヤの精神をぬいぐるみと置換して入れ替えた。
戦闘においても「空間の置換」により、「射出した宝具をベクトル転移させる」「空間の上下を繋げることで宝具を無限加速して射出する」「相手の攻撃を空間転移で回避する」など、ただでさえ強いクラスカードが反則級の性能に跳ね上がっている。

クラスカード / 宝具

ここではアンジェリカの固有の仕様や、作中での使用状況を記述する。

クラスカード・アーチャー
夢幻召喚
黄金のパーツアーマーを纏った姿に変身する
王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
宝具。
カードの元となった人類最古の英雄王ギルガメッシュの宝物庫から、生前所有してた宝具を取り出す。ランクはE~A++。
狙いを付けて射出することが可能で、アーチャーのクラスの所以になっている。
天の鎖(エルキドゥ)
神性を持つものを強く拘束する鎖。
子ギルを拘束するのに使用するが、その直後に支配権を奪い返される。
イガリマ
シュメールの戦の神ザババが使用していた「翠の刃」。
斬山剣の異名を持つ巨大な剣。『ツヴァイ!』終盤で子ギルが使用した際に破損したため、真ん中で折れている。
シュルシャガナ
シュメールの戦の神ザババが使用していた「紅の刃」。
捩れた本体から炎が複数の刀身を形成し、敵を切り裂く剣。
投影宝具
名称不明。平行世界の地球の現状を周囲に映像として投影し、説明するために使用された。
この場合の「投影」は「映像を映し出す」という意味なので、もちろん衛宮士郎とは何の関係もない。
身隠しの布
身にまとうことで視覚情報を遮断して透明になる布。詳細は子ギル参照。
元々は子ギルの方が持っていたが、置いて行ったのを拾い、イリヤを拉致するのに使用する。
……が、『王の財宝』の中に仕舞ってしまったために奪い返されてしまった。

登場作品と役柄

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
『ドライ!!』以降に登場。エインズワース家の一員。

人間関係

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
本編主人公。美遊を取り戻しにきた彼女と幾度となく戦う。
クロエ・フォン・アインツベルン
美遊を取り戻しにきた敵。所有する能力の為警戒している。
美遊・エーデルフェルト
使うべき聖杯そのもの。本質的には道具としか思っておらず、慇懃無礼な態度をとる。
衛宮士郎(平行世界)
聖杯戦争を台無しにした張本人。
魔術特性も「等価交換かそれ以下」が原則の置換魔術に喧嘩を売るような代物のため、憎悪に近い感情を向けている。
人間性の面でも、自分の勝ち負けを度外視して自滅覚悟で行動しようとする姿に「人間失格」と怒りを露にしている。
ジュリアン・エインズワース
仕えている主人。
エリカ・エインズワース
仕えているお嬢様。ベアトリスが粗暴な性格なため、もっぱら彼女が世話をしている。
ベアトリス・フラワーチャイルド
エインズワース家の同僚。堅物なため、彼女からは煙たがられている。
子ギル
同じ能力を行使する敵。最初は圧倒してたが、とある行為が逆鱗に触れることに…

名台詞

「バカンスはもうお終いです」
『2wei!』原作最終話。衝撃的登場直後、地に伏せる美遊に向けられた、あまりにも非情な一言。
この一言でイリヤという希望ともだちを得た美遊は、簡単にそこから引き離されて再び運命ぜつぼうへと叩き落される。
「……なるほど 侮辱されたのだな私は」
「ならば人間らしく その侮辱に応えるとしようーーー!!」
子ギルから挑発されての返答。
全体的に彼女の発言は人間味が薄く、理性のみで喋っているような印象がある。
このシーンでも怒っているかのように見えたが、実際に激怒していたのは相手の方であった。
「ではカラダスフィールを美遊様の部屋へ」
疑似人格を埋め込んだイリヤの肉体をエリカが「カラダ」と命名したことを受けて。
エリカもカラダスフィールとまでは言っていないため、完全な天然ゼリフ。
基本的に敵である彼女には珍しいボケポイントである。
「…どうした? こんな程度で終わっていたら話にならんぞ」
「ただ空間の繋がりを一部置換しただけだ そこの礼装が言ったとおり…」
「下位の 基礎魔術だ」
空間の置換により死角からの攻撃と飛び道具への完全防御というチートっぷりを見せつけて。
思わず「どこが下位の基礎魔術だ」とツッコみたくなるが、本編の衛宮士郎も似たようなものであるため、あまり強くは言えない。
「それでもなお確実に人は滅ぶ なぜなら」
「世界のルールそのものが置き換わるからだ」
「マナや魔術なしで解決策を探せばいいじゃないか」というイリヤに対する驚愕の返答。
まさかの「鋼の大地」ネタであり、紛れも無くこの作品が「TYPE-MOON作品」であることを確信させる展開である。
「認めぬ」
「滅亡を選ぶ意志が人間などと!」
美遊を犠牲にすれば世界が、人間という種族そのものが助かる。誰よりも正しいであろう正義に「友情」という人間として尊い願いで歯向かうクロ(とイリヤ)に向かって。アンジェリカが認める「人間」像は「確実に正しいようで、どこか歪んでいる」事を示す一言。ゆえに彼女は「それ」に当てはまらない言動を行っている人物を心底、憎悪している。
「……私は廃棄された人形です いかなる意思も持ちません」
「どうぞ 如何様にも」
士郎とクロの決死のコンビネーションに敗北し、クラスカードを子ギルに奪われ、そして敬愛するエインズワースにも見捨てられた彼女。
見ていられず連れて行くことにしたイリヤ達にそれで良いかと訊かれた際に発した言葉。
イリヤ達への敵意どころかすべての自我が消失し本人が言うように人形状態。この姿には最早イリヤ一行の誰もが哀れとしか思えなかった。

メモ

  • 身長174cmと女性の割には非常に長身。まともな体格の女性陣では182cmのヴァイオレットの次に高身長である。
  • ギルガメッシュのカードを使用すると自我が侵食され、美遊が使った際は一回で体を乗っ取られるほどであったが、アンジェリカもその影響を受けていたらしく、初対面時の子ギルは「傲慢や慢心まで真似なくたっていいのに」と語っている。
    • 美遊ほどカードの影響を受けなかったのには何か仕掛けがあるのか、或いは乗っ取っていたギルガメッシュが自我があるフリをしていたのかは不明。
    • 子ギルにカードを取り返された後は、自らの意思を無くしてしまったかのような、機械的で無機質な性格へと変わってしまった。
      • この変貌についてイリヤは、以前自分や凛・ルヴィアの体に入れられていた疑似人格に似ていると感じている。
  • カードと置換魔術による戦闘力は相当に高いはずなのであるが、実は作中での戦績はあまり良くない。
    • 子ギル相手に天の鎖を使用したことで彼の逆鱗に触れてしまい逆転を許す。更に、王の財宝をむやみに使用した結果、200以上の武具を奪い返される。
    • 所有権が子ギルのままの身隠しの布(ハデスの隠れ兜)を王の財宝にしまった結果、子ギルは労せず自身の王の財宝から布を奪還、これによりイリヤ陣営の奇襲を許す。
    • 防御を置換魔術に頼り切っていたため、転移魔術により置換の死角に移動したクロの攻撃を受け、そのまま撃破される。
      • 敗因は相手との相性だけでなく彼女の(或いはカードの)慢心によるところが大きい。だが、身隠しの布の件に至っては、慢心というよりも「うっかり」の域にある。

話題まとめ

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