ピクト人
古代から中世にかけてのブリテン島、スコットランドに在住していた先住民族。ローマ帝国やその後のブリテンとは対立関係にあった。
アルトリア・ペンドラゴン率いる円卓を脅かしていた「蛮族」と呼称される集団の一角であり、「会話が通用する相手ではなかった」と言われるように敵対的な相手であった模様。
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』ではアーサー・ペンドラゴンには「巨人」と形容され、日中の加護を受けたガウェインを一蹴する実力を持ったルキウス・ヒベリウスをして「厄介な相手」とみなされるほどの強さを持っていた。
容姿については『TYPE-MOON エイプリルフール企画』でモードレッドがスパルタクスを見て「ピクト人じみた大男」と言っていたことから相当特異な外観の人種だった模様。
後に『Fate/Grand Order』メインシナリオ第四章にて、モードレッド曰く、「一番近いイメージが、映画で出てくるエイリアン」という衝撃的な発言がなされた。純粋な人間ではなく、何らかの幻想種だったのであろうか。
そして後にガイウス・ユリウス・カエサルのキャラクエにて登場したその姿は、身長2mほどの細身で、全身の9割が緑色で残りが肌色、目の部分に6つ程穴が空いているフルフェイスヘルメットという想像を絶する姿であった。確かにヒューマノイド型のエイリアンか、SFホラー映画のモンスターとしてか形容しようのない外見である。
メモ
- 史実では文字をほとんど使用していなかったため口伝でしか残っておらず、どのような民族であったのかは謎である。
- ガイウス・ユリウス・カエサルの『ガリア戦記』ではブリテン人の話も出てくるが、「全身を青く塗ってこちらを威嚇してくる」という描写があり、当時のピクト人だったのではないかと言われている。(絵画を表す「ピクチャー」という単語がピクト人に由来するという説もある)
- トリスタンの父親がピクト人の末裔であり、彼の名前も、ピクト語の「Drustan(悲しみの人)」に由来しているという伝承も存在している。
- 上記のようなモードレッドの談話もあり、「地球外生命体ではないか」とファンの間では語られているが、2016年10月現在その正体については語られていない。
- もしも本当に地球外生命体だった場合、「地球の敵に対して真価を発揮する」というエクスカリバーの設定が活用される可能性もある。
- 上記のように『Fate/Grand Order』のカエサルのキャラクエに登場していたが、どうも意図しない不具合で混入してしまったらしく、公開から一日のうちに別のモンスターに差し替えられていた。このことが逆に、「ピクト人が存在する証拠が流出した為に、謎の勢力によってなかったことにされた」などと宇宙人ネタをさらに加速させることになってしまった。
- 「竹箒日記」によると、本来は第六章で登場させる予定だったが、製作が間に合わなかったため没になったとのこと。その場合、ニトクリスによって神聖円卓に対抗する為に円卓絶対殺すマンとして召喚されていたとか。