ブリュンヒルデ
ランサー (フラグメンツ)
- 真名:ブリュンヒルデ
- 身長:172cm / 体重:56kg
- 出典:北欧神話
- 地域:欧州
- 属性:中立・善 / 隠し属性:天
- 性別:女性
- サーヴァント階位:第四位
- 声優:能登麻美子
- 略歴
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』では1991年の聖杯戦争においてナイジェル・セイワードによって召喚された。
- 深夜の池袋、サンシャイン60の麓にてセイバーと対決した。
- マスターからは各サーヴァントと一度は前哨戦を行なえと命じられており、また、最大の難敵と定めた相手の前である「霊薬」を飲むことを令呪で強制されている。
- セイバーと剣を交わし、彼こそが最強の敵となると確信した彼女は躊躇いながらも令呪の指示通り霊薬を飲み、その後に撤退した。
- 玲瓏館邸における対バーサーカー戦、東京湾上の大神殿での対ライダー戦にも参加している。
- 『Fate/Grand Order』では、かつてジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が贋作英霊として召喚してきた縁からか、彼女とともに終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』での冠位時間神殿に召喚されており、共にⅩの座を統括する廃棄孔アンドロマリウスと交戦する。
- 人物
- 巨大な槍を携えた鎧姿の女戦士。一人称は「私」。
- 大槍を軽々と扱う荒々しさに対して、その口調と物腰にはどこか気品が漂う女性。穏やかな微笑みに寂しさが混ざっている。
- 内面は物静かで献身的。慈悲深く、愛情豊かで、好きになった人にはとことん尽す。戦乙女であるという性格上、英雄という存在そのものに対して執着し、愛おしく思っている。
- 『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』本編ではマスターの作成した霊薬の影響で感情の振れ幅が大きくなっているのか、ともすれば他のサーヴァントに対して感情を爆発させそうになる。
- 『Fate/Grand Order』では好意を抱いた人物に対して自動的に槍を向けてしまう危険な側面を持っており、それを自覚しているのか「自分には優しくしないで欲しい」と釘を刺している。
- 能力
- 大盾と見紛うほどの巨刃を付けた大槍を片手で軽々と振り回し、まるで不可視の「手」がその指先で引き裂いているかのような五連撃を繰り出す。また、魔力放出によって発生させた火炎を操る。炎は攻撃に用いる以外にも、飛来する矢や毒血の焼却など防御能力としても優れた効果を発揮する。
- 戦乙女として魂に対して感受性があるようで、関わりのある存在の生死が漠然とであるが理解できる。
- さらに、自身の機能を限定解除することで、かつての半神としての力を取り戻し、飛行を始めとしたおよそ万能といえるほどの様々な能力を行使可能になる。第二宝具の使用制限と引き換えに解禁される原初のルーンは第三の宝具とも言える強大なもので、魔術戦でキャスターを圧倒するほど。最大稼働した場合、現代のルーン魔術の数百万倍というとんでもない破壊力に至るのだが、この状態は自我崩壊から来る暴走であり、令呪の拘束すら受け付けず、巨大な力の代償として自身の魂と霊核を燃やし尽くして最後には自滅してしまう。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ランサー | ナイジェル・セイワード | B+ | A | A | C | E | A | ? | 魔力放出(炎):? 原初のルーン 騎乗:? 神性:? |
|
主人公 (Grand Order) | B+ | A | A | C | E | A | 対魔力:B 騎乗:A 神性:E |
魔力放出(炎):B 原初のルーン 英雄の介添:C |
宝具
- 死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)
- ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:2~40
最大捕捉:1人 - 運命の相手への深い愛憎の情を、生前に使用した魔銀(ミスリル)の槍として形成させた宝具。外見は大盾と見紛うほどの巨刃の槍となっている。
- ランサーの裡に燃える「愛」が高まるほどに槍の性能が強化され、重量とサイズが増大する。セイバーとの初戦時には100kgを超える程度だったが、「精神を操作する霊薬」の服用による狂気とも言える愛の発露に伴い、サイズは4m超、重量は5トンにまで達した。威力も大きく向上しており、少しかすっただけでビルを破壊しかけ、指と手首の動きで槍を回すだけで空間を切り裂き真空を発生させている。
- これに加えて、ランサーが強い愛情を抱く直接の相手を攻撃対象とした場合、さらに威力が跳ね上がる。重量は数百倍になり、原子分解攻撃にも等しい破壊力を発揮できる。窮極にまで愛が深まれば神すらも殺し得る一撃必殺の力になるという。愛するシグルドに対しては特に絶大な効果を現し、彼と縁深いジークフリートにもよく効く。
- 特別の好意を抱いていないであろうキャスターやアサシンとの戦闘時にも超重量の武具としての威力は存分に発揮できていたが、「悪しき竜」と呼んで強く敵視する愛歌に対して振るった際には「重ささえ感じない」と言われ、指一本で受け止められてしまった。
- 『EXTRA CCC』ではBBによって違法改造され、パッションリップの宝具として使われていた。
- わたしだけの冥府への旅(ブリュンヒルデ・コメーディア)
- 広域破壊能力を有する第二宝具。詳細は不明。
- 原初のルーン開放時には使用が制限される。
真名:ブリュンヒルデ
- ブリュンヒルデ。北欧の大神オーディンの娘、戦乙女ワルキューレの一人。北欧神話における悲劇の女。
- 大神に忠実なしもべとして死した戦士たちをヴァルハラへと導いてきた彼女は、ある時オーディンの意図とは異なる相手を勝たせてしまった事で大神の怒りに触れ、神性の多くを奪われた挙句、炎に包まれた館で眠りの呪いに就くこととなった。
- そこに現れ、魔剣グラムで以て呪いを解いた人物こそが英雄シグルド、後に彼女が恋に落ちる相手であった。
- ワルキューレの長姉として神霊の身であった頃は自我の薄い「人形」のように振舞ったが、シグルドとの邂逅を以て人間の性質と人格を有したのだ。
- 自分の持てる知識のすべて、ルーンの魔術さえもシグルドに与え、英雄の行く道に幸あれと彼女は祝福する
- 悲劇さえなければ、良妻として一生を終えたのだ。幸せはほんの短い間のみのことで、呪われた悲劇の運命が動き出してしまう。
- その後、シグルドは記憶を失ってしまい、彼女は裏切られ、捨てられたと嘆き悲しみ、その果に殺意の炎を抱き、愛したシグルドを謀殺。
- そして、自分を後を追うかのように、我が身をも灼き尽くして命を絶つのだった。
関連
- 英雄
- 「自らが傷付こうとも、誰かの為に戦える者達」。彼女は彼らに近づいて、導き、時に勝利を与えながら、最後には必ず死へと旅立たせた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
- ランサーのサーヴァントとして登場。
- Fate/Grand Order
- 〔ランサー〕キャラクターデザイン:三輪士郎 / 設定作成:桜井光 / レア度:☆5
- 500万ダウンロード記念に際して期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
その他
- ちびちゅき!
- 贋作のブリュンヒルデが生徒役として登場。
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕と一緒に行動している。
人間関係
蒼銀のフラグメンツ
- ナイジェル・セイワード
- マスター。その実力を認めつつも、「執着」以外の感情を持たない彼に不気味なものを感じている。
- セイバー
- 緒戦の相手。その武勇と紳士的な態度を讃えつつ、彼の前で赫色の「霊薬」を飲んだ。
- 物語が進むにつれ霊薬の影響で正気を失っていき、ついにはシグルドと区別がつかなくなってしまう。
- アーチャー
- 同盟相手。その屈託の無さに眩しい物を感じ、セイバーほどではないが「父の下に連れていきたい」と思うほど惹かれている。
- バーサーカー
- 倒した敵。マスターを失い、三騎士を敵に回して立ち回った彼を「エイリークに並ぶ魂の持ち主」と絶賛している。
- ライダー
- 敵。強大すぎる相手であるため、対抗する為に上記のセイバー・アーチャーと同盟を結ぶ。
- 沙条愛歌
- その異常性から、「悪竜(ドラッヘン)」と呼び、畏怖と嫌悪を向けている。
Fate/Grand Order
- ジークフリート
- シグルドとよく似ている人物。そのためか彼を殺そうとしている。
- なお後述のシグルドとは起源を同じくし一説では同一人物とされることもあるが、型月的には「大元は同じだが別人」で落ち着いているようである。
- 主人公 (Grand Order)
- マスター。彼(彼女)に対しては「自分に優しくしないで欲しい」と釘を刺しており、絆を深めるとシグルドの生まれ変わりと思い込んでしまい、やっぱり殺そうとしている。
- シグルドもしくはその生まれ変わりと混同してしまうことについては自覚的で、想いのあまり殺してしまわないように毎晩「戦乙女だった頃の自分」の記録を再生して強制的にクールダウンさせている。
- 彼女の体験イベントでは、初対面の時に魔術を使って自身をマシュと思い込ませた。ちなみに、男女どちらでも対応が同じ。
- エミヤ
- その悲しい背中がシグルドを思い出すとのこと。幸い、まだ殺害対象認定はされていない。
- アルテラ
- 彼女のキャラクエにて、「シグルドに近しい匂いがする」と襲いかかる。
- 実際の所は、「シグルドと同一起源の英雄であるジークフリートの妻であるクリームヒルトが後に夫としたのがアルテラ(当然政略結婚)」という非常に遠い間柄で、ほとんど因縁付けに近い。
- ただ、何らかの強制力の存在が示唆されていることから、アルテラの宝具レベル解放に対する抑止力として呼ばれたのではないか、とも言われている。
- また、ブリュンヒルデのマテリアルには「『ヴォルスンガ・サガ』、古エッダの『グズルーンの唄』『シグルズの短い歌』等ではアッティラ王(アトリ王)の妹とされる。」という記述がある。
- フェルグス・マック・ロイ
- 彼のキャラクエストにて、自身のシミュレーションプログラムが一夜の共に誘われる。
- 答えは、「ありがとう、殺しますね」という彼女としては最高のもの。本人であっても同じ回答であろうことは想像に難くない。
- ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
- 「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」で彼女に贋作英霊として召喚される。一人くらい同性を召喚してもいいだろうと思っただけのはずが(無意識に「同性でフランクな友達」を願ったと作中では推測されている)、ジャンヌのことを「お姉様」と呼び、詰られたり足蹴にされたりして悦ぶ変態淑女なキャラクターに。ただし、ジャンヌ側からは嫌われているわけではなく、彼女の言葉がジャンヌの救いの一つとなっている。
- なおこの時、贋作英霊という特殊な事情ゆえか、愛する者であるジャンヌに殺意を向けることは一切なかった。
- 後、終局特異点において本物のブリュンヒルデがジャンヌ・オルタに連れられてくる形で登場。ジャンヌ・オルタの台詞から本物のブリュンヒルデの性格も彼女は理解していることが窺える。
- オリオン
- 勇士として認めてはいるものの、軽薄にナンパしてくるのは嫌っているらしく、話をしているだけでどんどん槍が軽くなっていくとか。
生前
- シグルド
- 竜殺しの英雄。神を裏切り、神性のすべてを奪われた自分に愛を誓った人物。「私が愛を捧げるのは彼以外にない」と述べるように深い愛を抱いている。
- 聖杯にかける願いも当然、彼との再会であるが、叶った瞬間「自動的に」殺してしまうのだという。
- グンナル
- 夫。策略によって妻にされてしまう。彼女からは「卑劣な男」「彼が自分を愛していることすら許せない」と憎悪を向けている。
- グッドルム
- 夫グンナルの弟。純粋な彼を唆し、シグルドを殺させる。
- グートルーネ
- シグルドの妻。憎悪に捕われ、記憶を奪った彼女の一族郎党もろとも殺戮した。
名台詞
蒼銀のフラグメンツ
- 「優しいひと。優しいサーヴァント。そんなにも優しいと、私」
「困ります」 - どこか妖しさすら漂わせながらセイバーに語りかけ、そして霊薬を飲み干す。
- この「困ります」は以降もたびたび彼女の言葉として登場するが、真意を考えると恐ろしいものがある。
- 「なんて、愛おしいのでしょう。英雄
たちは」 - ライダーを倒すべく神殿へと向かうアーチャーを見ての言葉。
- 戦乙女である以上、オーディンの館へ招く対象である英雄という存在については深い思い入れがあるようである。
- 「悪竜
」 - 沙条愛歌を見た時の反応。シグルドが討ったとされる忌むべき竜に近い物を感じ取る。ただ愛に狂いつつも自らが1991年の東京に呼ばれた使命を悟り、彼女に槍を向ける。しかし愛の重さで宝具の重さをはかる彼女にとって悪竜への嫌悪は、愛歌によって指先一本で止められてしまう。
- 「殺す、コロ、スゥ。コロ、ロ、ロ、コロロロロロロロロロロ」
セイバー「ランサー!」
「はぁい」 - 愛の霊薬の乱用に加えて、愛歌によって更に暴走させられ愛に狂い、蒼銀の騎士をシグルドと思いこみ殺そうとした彼女の反応。狂人の反応を示したかと思えば従順な素振りも見せる。
- 「嗚呼。私、またシグルドを殺すんですね……それはとても、困ります……」
- 八年後。かつて勇者を導きしもの。首筋近くに合計六つの小瓶から愛の霊薬に良く似た黒色の薬を首筋から直接流し込まれつつ復活する。抗う術はなく、悪竜を討つ使命も忘れ、そのしもべとして恋に、愛に、狂う。悪竜
と彼女が愛してやまない蒼銀の騎士を殺すために槍を振るうであろう。
Fate/Grand Order
- 「ブリュンヒルデ。クラスは……ランサーです。私に、優しくしないでくださいね……マスター」
- 召喚時の台詞。優しくされると……。
- 「すき、きらい、すき、きらい、すき、すき……すきすきすき……『
死がふたりを分断つまで 』!」 - 宝具発動。想いに応えるかのように槍が際限なく膨れ上がり、神さえ殺す一撃となる。
- 「優しくしないで下さいマスタ……マスター? いいえ、あなた……
あぁ、もしかして…シグルド? あぁそんな、あなたはシグルドの生まれ変わりなの?
それなら、愛さなきゃ!……殺さなきゃ!……」 - マイルーム会話「絆Lv5」。かつての想い人の生まれ変わりや本人と認識してくるのは前例があるが……。
- 「ジークフリートというひと、あのひとにすごく似ているんです。
だから、ごめんなさい……とってもごめんなさい。殺し…ますね」 - ジークフリート所属時。本人ならいざ知らず、「似ているから」という完全なとばっちりである。
- 「ああ、ああ……愛しい人
! ご主人様 ! どうかもっと詰ってください!」 - 「私の愛する方はお姉様だけ……。お姉様の愛を全身で受け止める。」
- 「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」第六節にて。残る贋作英霊と黒幕を討つべく、奇襲を仕掛けんとした一行が扉を開けて目にしたものは、ジャンヌ・オルタを熱烈に愛するブリュンヒルデの姿だった。
- 一行が揃って絶句する中、主人公はとりあえず見なかったことにしようとした。
- 「この槍、お姉様の敵を見逃すほど甘くはありません……。お姉様のツボを突くのも得意ですけれど……」
- ジャンヌ・オルタに戦闘を促されての台詞。
- 後段についてはジャンヌ・オルタから「アンタのマッサージなんて二度と受けない」と突っ込みを受けている。余程痛かったのか、それとも……
- ブリュンヒルデ「そんな……変態だなんて……情熱的過ぎます……ポッ」
ジャンヌ・オルタ「脱水症状で死ね!」
ブリュンヒルデ「ああ! 愛が痛くて熱い!」 - ジャンヌ・オルタに「変態セクハラ女」と詰られたことに対して頬を赤らめて嬉しがるブリュンヒルデと、それに対して更なる罵声を浴びせるジャンヌ・オルタの漫才めいた遣り取り。
- なお、この時にジャンヌ・オルタが戦闘時に火焔を出す際の効果音が流れることから、どうやらブリュンヒルデを燃やしていた模様(そしてブリュンヒルデ自身はそれに愛を感んじて悦んでいる)。
- 「――私は楽しかったですよ。とても楽しかった。
私たちは贋作の英霊。本来の人格では決して出来ない悪徳を、自虐を、愚行を行えました。
ご主人様のお陰で、馬鹿のように楽しかった。
そんな享楽を与えてくれた貴女を、どうして私たちが責められましょう。
与えられた感情だろうが、作り物の設定だろうが、それはただの起点に過ぎないのです。
私たちはそこから始まって、貴女を好きになったのですから。
心苦しいですが、ここまでです。さよなら、お姉様――」 - 主人公側に敗北して消滅間際、最後まで側仕えをした贋作英霊を代表して、ジャンヌ・オルタに偽りなき感謝と愛情を伝える。
- 後にジャンヌ・オルタも敗北して消滅する際にブリュンヒルデのこの言葉に言及しており、彼女の想いはジャンヌ・オルタの心に救いをもたらす契機の一つとなった。
メモ
- 全てのサーヴァントとの前哨戦を指示されていること、令呪による強制を受けていることなどがどこぞの青い槍兵を彷彿とさせる。おまけにどこか幸薄そうな所も。
- 大槍を使い炎を纏う女の槍兵であるということや、先出していたキャラでブリュンヒルデが材料だとされているパッションリップの宝具「死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)」の能力等がヒントとなり、彼女の真名は早い段階から予想されていた。
- 並の英霊2体分の魂を持つとされる存在であり、神性を剥奪されていた時期があったとはいえ本来ならばサーヴァントとして使役することは到底不可能である。
『蒼銀のフラグメンツ』では沙条愛歌による人理定礎破壊を防ぐ為に抑止力が働いた結果、特例として召喚された。だが、彼女では愛歌の抑止力になり得ず、後に黒化されて愛歌に使役される事になってしまった。 - 「愛情」によって破壊力が増すという宝具の特性通り、凄まじいヤンデレキャラ。似たようなサーヴァントと異なりその事には自覚しているが、生前はシグルドの記憶を奪った人物を一族郎党まとめて皆殺しにしていた。
- その宝具が「シグルドに対する深い愛情と憎悪の念が槍の形をしている」通り、槍の穂先の内側にハートマークを象っているが、その真ん中にギザギザなラインが入っている。
- 一方で「愛情」ではなく「嫌悪」した相手には宝具が全く通用しないという極端な性質もあり、悪性の存在などといった相手によっては無力になってしまう。
- 『Fate/Grand Order』では宝具「死がふたりを分断つまで」に、愛する者特攻という効果がついている。対象は概ね「男性」の「英雄的人物」だとされるが、正確には「ブリュンヒルデから見た正義の人、勇士」が条件。そのため女性である牛若丸や音楽家であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが含まれている等、詳しく紐解く事でブリュンヒルデの正義観や好みが読み取れる仕様になっている。
- 『チョコレート・レディの空騒ぎ』で彼女からくれる
概念礼装 は『氷の叡智チョコ』。「シグルドの叡智の結晶の形」を元に作ったが、氷のルーンでずっと冷えたままで食べられないという点以前に、形がどう見ても眼鏡。シグルドが竜の心臓を食べて瞳に宿した叡智の結晶とは眼鏡だったのであろうか、それとも・・・