コルネリウス・アルバ
コルネリウス・アルバ
- スペル:Cornelius Alba
- CV:遊佐浩二
赤いコートにシルクハット姿の魔術師。蒼崎橙子や荒耶宗蓮の学友であった。
- 略歴
- 魔術協会では蒼崎橙子、荒耶宗蓮と同期。荒耶の計画に人形の作成などの面で協力する。
- 人物
- 見た目は20代の青年に見えるが、実年齢は50歳を超えている。服装は赤いコートとシルクハットを着用している。コルネリウス・アグリッパ・フォン・ネッテスハイムの直系の子孫。魔術師としては血筋も実力もかなりのもので、シュポンハイム修道院の次期院長とも言われている。が、それゆえプライドが高く性格に問題がある。
魔術師、人形師として橙子の方が自分の上をいくと思われていることを認められず、学生時代から空の境界の時代に到るまで過剰に対抗意識を燃やしていた。一方で魔術師達の悲願と言われる根源への到達は出来る筈が無いと諦めている。学生時は頻繁に橙子の研究室に足を運んでは与太話・自慢話をしていたなど、彼女に自分の力を認めて欲しかったという面があり、橙子へは愛憎入り混じった歪んだ執着心があったようだ。ちなみに彼の大好物は学生時代に橙子が軽い気持ちでアルバに作ってやった蒼崎姉妹流家庭料理のピザ煎餅。
本編には登場しなかったが、使い魔は黒いドーベルマン。アルバは簡単に人を愛せないかわりに、そういう簡単に愛せる生き物は大好きなのだとか。
起源は『反証』。
- 能力
- 脳を生きたまま保存するなど人形師として高い技術を持つ(人形は何もしなければ一ヶ月ほどはもつようだ)。魔術でエーテルをスライム状に具現化、高速詠唱によって高温の炎を出すことなどもできる。格ゲーでいうならば超必殺技撃ち放題のようなもので、単純な攻撃力で言うと、TYPE-MOON作品の魔術師の中でも上位に入るとのこと。人形師としての技術なのか魔術なのかは分からないが見た目の年齢を20代ほどにすることもできる。
登場作品と役柄
人間関係
名台詞
- 「Go away the shadow. It is impossible to touch the thing which are not visible. Forget the the darkness. It is impossible to see the thing which are not touched.
The question is prohibited. The answer is simple.
I have the flame in the left hand. And I have everything in the right hand——————」
(影は消えよ。己が不視の手段をもって。闇ならば忘却せよ)
(己が不触の常識にたちかえれ)
(問うことはあたわじ。 我が解答は明白なり! この手には光。この手こそが全てと知れ——————) - 「I am the order. Therefore,you will be defeated securely——————!」
(我を存かすは万物の理。全ての前に、汝。ここに、敗北は必定なり——————!)
「Repeat…………!」
(命ずる…………!)
「Repeat!」
「Repeat!」
「Repeat——————!」 - 詠唱。約2秒の速さで灼熱の炎を出す。
メモ
- 実際には魔術師として家柄も良く、実力もかなりのものだが、橙子にあまりにあっさりやられてしまう(しかも二度連続)ところから、ファンの間では「赤ザコ」と称される事もある。
尤も、作中でこのような表現は使われていない。 - ちなみに声を演じた遊佐浩二氏は、後に『Fate/EXTRA CCC』にて作中最強クラスの大英雄カルナを演じることとなる。
- 赤いコート、シルクハットにおかっぱ頭の容姿からネタでチョコレート工場長、または単に工場長と呼ばれたりもする。元ネタは映画「チャーリーとチョコレート工場」の登場人物ウィリー・ウォンカ(演:ジョニー・デップ)。
- なお、月姫読本に掲載されている没デザインでは、緩やかにウェーブのかかった長髪、鋭い目つきに不敵な笑みを浮かべた口元と、いわゆる美形悪役的な容姿になっている。どう考えても作中の「勘違いしているやられ役」な描写とは似つかわしくない。
- Zeroのアニメ版18話に登場してファンを驚かせた。この時は短髪で黒いスーツ姿となっている。台詞は無かったが、硬い表情で死徒化したアリマゴ島の住民を魔術で焼いており、決してふざけた人間ではない事が伺える。
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルトと戦った場合、炎で水銀を相手するのは厳しいのか相性が悪いと発言されている。