間桐鶴野 | |
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読み | まとう びゃくや |
性別 | 男性 |
声優 | 鳥海勝美 |
初登場作品 | Fate/Zero |
概要
間桐家頭首。間桐雁夜の兄、慎二の父、桜の養父。表向きは臓硯の長男。
- 略歴
- 老齢の父に代わり間桐家頭首を務める――といっても無論表向きの話であり、実権は臓硯が握り続けている。
- 魔道の資質は弟の雁夜より劣っていたが、雁夜が魔道の道を拒み、家を出奔したことにより頭首の座に据えられた。
- 最短でも第五次聖杯戦争の11年前から3年前の8年間は、日々臓硯に言われるままに桜を蟲で責め続けていた。
- 第四次聖杯戦争の最中に、衛宮切嗣が間桐邸を襲い、この時に右手を吹き飛ばされる。
- 第五次聖杯戦争までの3年のどこかで死没。
- 人物
- 雁夜が出奔してしまったため、仕方なく間桐家の頭首に据えられてしまった人物。
- 臓硯としても、雁夜にさえ劣る鶴野の魔術的素養になんら期待するところはなく、せいぜいが助手程度の扱いで、本格的な魔導の教導もされていない。臓硯は鶴野の子に賭けてみたが、生まれて来た慎二には魔術回路さえ無かった。よって、後継者としての重責は全て養子の桜に向けられることになる。
- 名目だけの頭首となった屈辱も、鶴野にとっては、資産家としての間桐の何不自由のない暮らしと、外道でしかない間桐の魔術にどっぷりと浸からされるよりはマシ、という考えであった[出 1]。だがそれでも、日々臓硯を前にする重圧や、桜を蟲蔵に放り込むことなどに、ストレスと恐怖、罪悪感と無力感を覚え、アルコールに逃避する羽目に陥っていた。
- 能力
- 桜の鍛錬に関わっていたことから、ある程度蟲を使えると思われる。
登場作品と役柄
- Fate/stay night
- 間桐家の人間に何度か言及される。臓硯と慎二からは散々な言われようだが、桜は心配させてしまった人と認識している。
- タスクオーナ版では回想で度々登場する。
- Fate/Zero
- 聖杯戦争に参加した雁夜を愚か者と蔑み、屋敷に閉じこもっている。夜の恐怖をアルコールで昏倒することによりやり過ごしている。
- アニメ版でビジュアル初披露。髪は慎二と同じワカメだが、顔立ち自体は雁夜とよく似ている(要するに美形の息子とは違いモブ顔系統)。
人間関係
- 間桐臓硯
- 表向きは父。唯々諾々と従っている。
- 間桐雁夜
- 弟。自分に間桐を押し付け逃げたことを恨んでいる。
- 肉親の情は皆無。これは雁夜の側も大差ないと思われる。この兄弟の間の確執を考えれば当然か。
- 間桐慎二
- 息子。人並みの親心を抱いており、『Fate/Zero』で聖杯戦争から遠ざける為、遊学の名目で海外に出した他、タスクオーナ版では彼が魔術回路を持たず魔術に関われないことを良く思っていた。
- 幼い慎二は父様と呼んで慕っていたが、第五次聖杯戦争の3年前から冷え切ったようで、『Fate/stay night』ではむしろ侮蔑を持って回想されている。
- 間桐桜
- 養女。聖杯戦争中も蟲蔵での調練を続けていた。
- バーサーカー
- 弟が召喚したサーヴァント。その狂気的な有様に怯えきっており、ストレスを加速させる原因となっていた。
- 妻
- 未登場。
- 『Fate/stay night』で慎二が語るところによれば、「どこぞの保菌者(キャリアー)だった」、「賭けてもいいが、この部屋(蟲蔵)を探せば母親だったモノぐらいある」。
- 臓硯に言わせると「路傍の三流魔術師」の娘。伝承保菌者のような特別な特性は持たなかった[出 2]。
メモ
- 『Fate/stay night』に臓硯は6代に渡って間桐家を支配しているとあることから、彼は5代目頭首と考えられる。
- 良くも悪くも一般的な感性を持つ普通の人間。臓硯に刃向かえるほど反骨精神があるわけでもなく、かと言って自身の行いを正当化して開き直れるほど自己憐憫や自己欺瞞に浸りきれるわけでもなく、酒に逃げる。そういう意味では弟・雁夜とは対照的。
- 『Fate/Zero』での電撃登場は、本来「切嗣はアイリスフィールを探して間桐邸に行ったけど無駄足でした」の一文で済むはずだったところを、原作者が「今日はバイオレンスが足りない」という気まぐれを起こしたことによるもの[出 3]。
- アニメ版では放送コードに引っかかる為か、内容が差し替えられている。それが口にガムテープをされ、手の平と脚を撃ち抜かれるというもの。……悪化してない?
話題まとめ
脚注
注釈