武市瑞山

概要

略歴: 『Fate/Grand Order』期間限定イベント「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」にて登場。; 主人公一行と対立する組織「昭和勤王党」の盟主を務めるサーヴァント。; アジトに踏み込まれた際の決戦時には同志である田中新兵衛からまさかの攻撃を受けて瀕死になり、同時に正体を現した龍馬と高杉から逃げる形で主人公一行に合流。; 以降は事件解決のために共に行動し、一連の黒幕である天逆神に「この中で一番心が弱いから」と憑りつかれた際には道連れにする形で諸共に自害して消滅した。
人物: 慇懃で堅物な印象を抱かせる男性。; 理想に生きる人物であり、同志を大切にしているものの、「私の考えに従っていればいい」という態度をとることもある。; 実際のところは割と他人の心情を慮れるのだが、あまり言い方が良くないために今一つ他人には伝わっていない。
能力: サーヴァントとしてのクラスは不明であり、実際に戦闘も行わないために戦闘能力のほどは不明。; 「このメンバーでは自分が一番心が弱い」と自虐していたが、以下のように三文字切腹を為せるほどの精神力を持ち合わせている。

クラス	マスター	筋力	耐久	敏捷	魔力	幸運	宝具	クラス別能力	保有スキル	備考
不明	-	?	?	?	?	?	?

別名「武市半平太」。土佐勤王党の盟主。

因習に縛られた土佐を改革しようと活動するが、政治対立によって捕らえられ、処刑されてしまった。

彼が処刑された際には「切腹の正式な作法ではあるが出来た記録がない」とされている「三文字切腹」を敢行したと言われている。

坂本龍馬〔ランサー〕: 「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」で戊辰聖杯戦争に共に召喚されたサーヴァントであり、昭和勤王党の同志。; 仲間ではあるものの、生前のそれからは外れた言動をしている彼の内心を今一つ掴みかねていた。

高杉晋作: 「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」で戊辰聖杯戦争に共に召喚されたサーヴァント。; 彼や上記の坂本と内応して戊辰聖杯戦争を終結させようとするが、そこからさらに裏切られて聖杯を奪われ、以降は対立状態にあった。

天逆神: 「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」で坂本龍馬〔ランサー〕に取り憑いていた神霊。; 龍馬や新兵衛をはじめとした勤王に生きた同志たちを愚弄するような言動に内心怒り狂っており、アラハバキを失って自分に憑りついた際には分離できないように事前に準備した上で生前同様の三段切腹を敢行し、激痛で精神死させた。

坂本龍馬: 一時期は同じ土佐勤王党のメンバーであり、幼馴染。; 彼が土佐を抜け出して脱藩しようとした際には報告を受け、止めたものの互いの考えが合わずに結局は物別れに終わった。

岡田以蔵: 同じ土佐勤王党のメンバーであり、幼馴染。; もともと難しい話に関わらせるべきではないと方針決定からは外していたが、龍馬が脱藩してからは人間関係が拗れ始め、「人斬り」として暗殺に従事させるようになってしまった。; 後に捕まった彼を見捨てたとも毒殺しようとしたとも言われているが、「白状したとしたら喋れば仲間は助けてやると騙されたのだろう」と最期まで信じていた。; 「お前は私の言うことに従っていればいい」と突き放した態度をしているが、総じて彼の心境を慮るような内心があるもののそれが伝わっていなかった模様。

田中新兵衛: 同じ土佐勤王党のメンバー。「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」では戊辰聖杯戦争に共に召喚されたサーヴァントであり、昭和勤王党の同志。; 彼のことは人斬りとして使っており、最期は罪を着せる形で捕らえさせたと言われている。; 彼からは盲信的に崇拝されているが「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」では最期のことと以蔵への態度でわずかな疑念を抱かれており、そこに付け込まれる形で一太刀を受けてしまった。

「この程度で騒ぐな。まだ一太刀だぞ。田中君なら眉ひとつ動かさん。」: 「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」終盤、憑依状態を強制した上で切腹を行い、共有された苦痛に悲鳴を上げる天逆神に対して。; 「大したサーヴァントではない」と馬鹿にした上に信念を愚弄した事に対する盛大な意趣返しでもある。; また、田中新兵衛の死に様を考えると事実なのかもしれないが、幕末にはその「一太刀」すら耐えられない武士が多数いたことを考えると相当なものである。; 余談だが、これが一種の構文となり「無茶ぶりされる新兵衛」という概念が一部のプレイヤー間でネタにされてしまうことになった。

慈愛は十分にあるのだが言葉が足りずにディスコミュニケーションを引き起こす有様に、プレイヤーからは「埼玉のモルガン」の綽名をつけられてしまった。埼玉のバーヴァン・シーこと岡田以蔵や埼玉のウッドワスこと田中新兵衛との人間関係の拗れっぷりは確かにそれを想起させるものがある。
- もっとも、モルガンと異なり生前こそ叶わなかったが「ぐだぐだ龍馬危機一髪！」で自分の本音をきちんと伝えることができたのは幸いだったと言える。