エウリュアレ

2015年8月16日 (日) 22:20時点におけるカリス (トーク | 投稿記録)による版

エウリュアレ

  • スペル:Euryale
  • CV:浅川悠

ゴルゴン三姉妹の次姉。ステンノの妹で、メドゥーサの姉。その名は「遠く飛ぶもの」を意味する。

略歴
ギリシャ神話に名高いゴルゴンの三姉妹。元々はオリュンポスの神々より古い土着の神で、大地に関係の深い神性。地母神。
三姉妹はもともと同じ存在であり、コピー、クローンと言ってよい。しかし、末妹のメドゥーサのみがコピーミスとして誕生し、本来「完成した女神」として生れ落ちるはずが、「成長」してしまう。個性を得たメドゥーサの影響で、ステンノ、エウリュアレもまたある程度の個性を獲得してしまう。
ただし、ステンノ、エウリュアレの二人の繋がりは未だ深く、以心伝心を通り越した共同体という状態。多少の差はあれ、基本的な性格・感性は一緒であり、エウリュアレは自分自身を「私」と呼ぶのと同様、ステンノのことも「私」と呼ぶ。
女神アテナの不興を買って「形なき島」に追放されたメドゥーサに付き合い、姉妹だけで島で暮らすようになる。
人物
屈託のない仕種、こぼれるような笑顔、無垢な言動。男の夢見る理想の少女。男は名を呼ばれただけで名誉に身体を震わせ、命を賭した守護を約束するという。
……しかし匿名希望の妹によれば、極度の気分屋。しかもズルいところもあり、黙っていれば怒られない、バレなきゃイカサマじゃなくてよホホホ、けど後でちょっと自己嫌悪しちゃう小悪魔小心次姉だとか。ステンノに比べると、性格が少々ツンデレ。
末妹メドゥーサと違って人間を好み、「形なき島」を訪れた男たちを歓迎し、癒し、新たな冒険に送り出す。……なーんてのは傍から見ている他人の評価で、彼女たちが好きなのは人間という生き物ではなく、気に入った人間が自分たちに翻弄され、困惑して破滅する様――よーするにジタバタする様を見るのが三度の飯より好きなのである。数多くの勇者が、無理難題を押し付けられ、泣く泣く故郷に帰っていったという。
末妹には恐ろしい姉として見られ、ステンノと共に「奴隷以下」「駄メドゥーサ」とうそぶいて常に苛めているような間柄だが、本心では妹を深く愛している。
能力
「完成した女神」であり、純粋なる不老不死の存在。
ステンノ、エウリュアレの「神核」は「偶像(アイドル)としての男の憧れの具現」であり、永遠ではあるがか弱い存在。た易く傷つき、一人では飢えて死ぬ、「誰かに守られなければ生きられない少女」。「可憐である」ことに特化した、純白系ゴスロリアイドルデュオ
なお、末妹同様吸血の性質を持ち、何よりもメドゥーサの血が大好物で、躾と称して血を吸っている。

登場作品と役柄

Fate/hollow ataraxia
ライダーの昔話に登場。ゴルゴンの怪物の真実と悲劇が語られる。
アーネンエルベの一日
ライダーを探してエウリュアレと共に来店。担当声優は本作で初めて設定された。なお同じ存在という設定に準じてか、三姉妹全員を浅川氏が担当している。
ライダーは既に逃げていたが、直前まで一緒にいたウェイバー・ベルベットに絡む。
ちびちゅき!
所属不明。姉同様メイド喫茶「ごるごん」でアルバイトしており、客からお金を毟り取っている。
カプセルさーばんと
悪の時空帝国マトーの大幹部「エウリュアレ大元帥」として背景に登場。マスターとしては参戦しない。

人間関係

ステンノ
姉。一心同体も同然。
メドゥーサ
可愛くてしかたない妹。……愛情表現は歪んでいるが。

名台詞

「じゃあね。さようなら、可愛いメドゥーサ。最後だから口を滑らせてしまうけど―――憧れていたのは、私たちの方だったのよ?」
普段は妹を弄り倒しているが、その裏には彼女達なりの愛情が秘められていた。

メモ

  • 容姿は「幼い頃のライダー」。それも当然、かつてはライダーもこの姿であり、姉達と違って成長してしまったのである。
  • その発生から、男に奪われ、犯されることを運命付けられていた女神。本来であればか弱いだけの三女神となるはずだった。しかし、メドゥーサはコピーミスから成長し、自衛の力を得て、姉達を守ってその運命から逃れる。……そしてそれが、奇しくも後の悲劇に繋がってしまう。

話題まとめ

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