ランサー | |
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真名 | レオニダス一世 |
外国語表記 | Leonidas I |
性別 | 男性 |
身長 | 188cm |
体重 | 110kg |
好きな物 | 数学 |
苦手な物 | 脳筋、幽霊 |
出典 | 史実(テルモピュライの戦い) |
地域 | スパルタ |
属性 | 秩序・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | 私 |
二人称 | 貴方/貴様 |
三人称 | 彼、彼女 |
声優 | 三木眞一郎 |
デザイン | 縞うどん |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆2 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
- 略歴
- 第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではレフ・ライノールにより連合ローマ帝国側の刺客として西暦60年のローマに召喚され、主人公やネロの軍勢と対決する。
- 敗北後には、守るものなき戦いでは自分の真価は発揮できぬと悟りながら消滅していった。
- 第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』ではギルガメッシュによりウルクを守るために召喚され、北壁の最前線である絶対魔獣戦線の要所を担う。戦線へと強襲してきたゴルゴーンの魔眼をすんでの所で駆け付けこれを跳ね返すも、返せたのは熱線の部分だけであり、石化の方は防ぐことは出来ず石となって消滅した。
- しかし魂は消滅しておらず、終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』ではエレシュキガルによって冥界から冠位時間神殿に召喚され、Ⅶの座を統括する生命院サブナックとの戦いに参戦する。
- 『Fate/Grand Order Arcade』では第七特異点が完全に別の話になっているため、収束特異点では神祖ロムルスの力を借り受けてⅡの座を攻略する英霊として駆け付けた。
- 人物
- 筋骨隆々の外見の割には理知的に見える男性。
- 丁寧だがどこか暑苦しい口調で、「冷静」「計算」と度々口にする。自分くらいしかまともに計算ができる者がいなかったようで、脳筋揃いのスパルタを治政、統率するのにはかなり苦労したらしいが、言動の端々からは彼もやはり脳筋気味だと伺え、マスターに筋トレを薦めてきたりもする。当人は頭脳派を自称しているために認めないが。
- 努力、研鑽、鍛錬が勝利への近道であり、ひいては人間らしい人生への獲得に繋がると信じている。そして鍛えること自体が、命の奪い合いである「戦い」において恐怖を感じないようにするための意味合いもあった。
- 戦闘に入ると「スイッチ」が入ってしまうようでまともに喋らなくなりバーサーカーさながらの叫び声ばかりになる。そんな彼であるが、筋肉がない幽霊が大の苦手だったりする。
- 初期状態ではフルフェイスの兜で顔が見えないが、霊基再臨が進むと兜が外れ、素顔があらわになる。
- 能力
- 拠点防衛に秀でたサーヴァント。物理が相手なら竜種すらワンちゃんに見えると豪語し、第七特異点では自身の犠牲もあってゴルゴーンの石化の魔眼をも跳ね返すことができた。
- 手にした槍を振るって戦う他、宝具として自身と共にある300人のスパルタ兵精鋭部隊を率いる。
- 単純な個人としての武勇以外にもスパルタの王としての統率・教導能力にも優れ、彼に鍛えられたウルクの民やカルデアのスタッフを一団として飛躍的に強化した。
ステータス編集
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ランサー | 主人公 (Grand Order) | B | A | D | C | C | B | 対魔力:C | 殿の矜持:A 戦闘続行:A 戦士の雄叫び:B 三百の奮闘:A+ |
強化クエストクリアで「戦闘続行」→「三百の奮闘」に変化。 |
宝具編集
- 炎門の守護者(テルモピュライ・エノモタイア)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~5
最大捕捉:不明
由来:十万人のペルシャ軍に対してわずか三百人で立ち向かったとされるテルモピュライの戦い。 - 生前、テルモピュライの戦いで戦った三百人の兵士が召喚される。攻勢ではなく、守勢という面において凄まじい力を発揮する。
- 歴史的事実の再現を瞬時に行うため、相手の攻撃後でも発動可能。レオニダス自身だけではなく、マスターも守護する。
- 本来は三百人にそれぞれC~Eランクの耐久ステータスが存在し、攻撃に耐え切った人数が多ければ多いほど、次ターンの反撃のダメージが上昇するカウンター宝具であるが、『Grand Order』では味方を守る壁としてレオニダスと共に敵の苛烈な攻撃を耐え抜き、1ターンごとに散っていく。
- 『Grand Order』では「自身の防御力を大アップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&ターゲット集中状態を付与(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+スターを獲得[Lv]」という効果のBuster宝具。
真名:レオニダス一世編集
- レオニダス一世。スパルタの王にして、テルモピュライの戦いで活躍した英雄。スパルタ王であったクレオメネス一世の異母弟であったが、本来王位を継ぐべきクレオメネスの子らがいずれも死亡したため、新たなスパルタの王として君臨した。
- 脳筋ぞろいのスパルタにかなり苦労した彼だが、後にギリシャにおいて「守護の英雄」として讃えられた出来事がある。それは、ギリシャとペルシャとの間に繰り広げられたペルシャ戦争、その戦いの一つであるテルモピュライの戦い。
- ペルシャ戦争の発端は、ペルシャ大王クセルクセス一世によりギリシャにある全都市国家へと送られた、領土及びその収穫物の権利すべてを譲り渡せという「土と水」の要求。
- その要求の内容は実質的な全面降伏を意味するものであったが、相手は強大な軍を率いるペルシャ。都市国家の多くは隷属することを選んだが、スパルタとアテネが中心となった連合軍は対立を選択した。
- だがペルシャが侵攻を開始した時、折り悪くスパルタでは神聖なカルネイア祭が開かれ、ギリシャ全体でもオリンピア祭りが重なったこともあり、大軍を動かすのは不可能な状況に陥った。
- そして集結したギリシャ連合のほんのひと握りである僅か三百人のスパルタ兵に対し、ペルシャ軍は十万人。戦ったとしても到底勝てる相手ではないが、降伏して進軍を見逃せば、スパルタは見逃すとした。何せ、スパルタは中継地点であり、アテネこそが本命であったから。
- だが止めなければアテネは滅亡してしまう。自分たちが少しでも抗えば巨大国家アテネは救われるかもしれない。
- 信を取るか、生をとるか。彼は迷った。「戦う」ことではなく「戦場に出る」こと自体が恐怖だった。国を空ける事、国を守る事、何より後に残される妻子の事を考えると、なおさらであった。
- 迷った彼は天に祈り、神の声を求めた。「戦いに出れば、お前はスパルタに帰ることはない」。その神託を聞いた彼は迷いを振り払い、ペルシャと戦うことを決意した。
- 絶対の死地に赴けば故郷に帰ることは二度とない。だが決して無意味ではない。何故なら、自分たちが敗れてもスパルタが滅びることはなく、そしてこの戦いこそが、後に続くもの達を守ると告げられたのだから。
- 恐怖を希望で塗り替える強さを知ったスパルタ王レオニダスは僅か三百人のスパルタ兵を率い、「熱き門」と呼ばれたテルモピュライの谷を陣に、圧倒的な戦力差を持つペルシャ軍を相手に三日間戦い抜き、失明により離脱した一人の兵士を除いて全滅した。
- レオニダスもこの戦いで命を落としてしまったが、レオニダス達が稼いだ三日間の時間により、ギリシャ連合軍はペルシャ軍を撃退する準備を整えた。
- たった三百人とその王は命を賭して食い止め、ギリシャを救った「守護の英雄」となったのであった。
関連編集
- スパルタ
- 古代ギリシャに存在した都市国家。
- スパルタではとりわけ厳格かつ過酷な軍事訓練を行っており、生まれつき丈夫でない子供や訓練の過程で障害が生じた兵士を殺していた。
- そういった伝承から転じて「厳しい教育」を意味するスパルタ教育という言葉の語源となった。 それもあってかスパルタ人の勇猛さは類を見ず、重装歩兵でありながら走り去った戦車に追いついて殲滅した上、すぐに戦場に戻って騎兵も殲滅、とか、2000名の敵軍を2500名で戦ったとはいえたった7名の死者で司令官ごと壊滅させた(ただその7名にスパルタ王が含まれていた)、とか、度々信じがたい戦歴を残している。
- また、女性の行動が厳しく制限された古代ギリシアでは珍しく、男性同様に活発な運動・肉体作りを奨励しており、識字率も高く自活できる経済力すら持っていたという、ある意味の平等性を持っていた。
- ただし、それはスパルタ市民限定であり、被支配層であるペリオイコイやヘロットに対しては徹底した弾圧をしていたことでも有名である。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に「脳筋」を生み出す土壌と化し、兵士達はレオニダス一世を除いて皆脳筋ぞろいとなっている。
- テルモピュライの戦い
- レオニダス一世、そしてスパルタが地中海世界に名を轟かしたペルシャ戦争のハイライト。
- 上記の通り、ギリシャ世界の命運を分けたとされる戦いであり、圧倒的に優勢だったペルシャ軍に対してギリシャ軍が地形の優位を生かして数日も持ちこたえた。
- だが内通者によって裏道を突かれてしまい、包囲される不利を悟った各都市国家軍は撤退を選択するもの、スパルタや一部の国家は撤退を拒否。
- 最後は完全に包囲されていながら頑強に抵抗し、遂にはひたすら遠矢で仕留めざるを得ないほどペルシャ軍を恐れさせた。
- 僅かとはいえ、ここでの時間稼ぎがサラミスの海戦の準備を間に合わせたと語られており、残されたスパルタ人も『レオニダス王の仇を討て』を合言葉に文字通りの全軍といえる10,000[注 1]もの大戦力を最終決戦のプラタイアの戦いに投入。僅か数十名の死傷者で数万とも数十万ともいえるペルシャ軍(他の都市国家軍は連携ミスや敵の妨害で交戦できなかった)を打ち倒して見事仇を討っている。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 初期実装サーヴァントの一人。
- メインストーリーでは第二特異点に敵として、第七特異点に味方として登場。
- イベント
- 空の境界/the Garden of Order
- 二代目はオルタちゃん
- ネロ祭再び ~2017 Autumn~
- 冥界のメリークリスマス
- 節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔
- Fate/EXTRA Last Encore
- 第2話にて、元のマスターから間桐シンジに売り渡されたサーヴァントとして、狂化させられて登場。
Fate関連作品編集
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 五時間目で解説されるゲスト英霊として登場。第七特異点で見せた賢人の側面をここでも見せてくれる。
サンドイッチに四苦八苦したりうっかり飲み水をカラッポにしたりとお茶目な面も見せちゃったけど。
- Fate/Grand Order 英霊食聞録
- 第6話に登場。カルデアスタッフ相手のトレーニングの傍ら、スパルタで食されていた特製スープ「メラス・ゾーモス」を御馳走した。
人間関係編集
Fate/Grand Order編集
- マシュ・キリエライト
- 同じ盾を持つ英雄として、彼女から絶大なリスペクトを寄せられている。
- 彼自身も彼女を導きつつも、自分達のような苛烈な人生を歩むべきではないと諭している。
- ヘクトール
- 同じ防衛戦を戦った者として共感を持つ。だけどトレーニングにはあまり付き合ってくれない。
- ビリー・ザ・キッドの幕間の物語では共闘し、村の前線守備を担当した。
- 漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第七特異点では案の定意気投合し、防衛戦の要が二枚看板になった。
- レフ・ライノール
- 第二特異点で自身を召喚した人物だが、ネロへの刺客程度にしか扱われなかった。
- ギルガメッシュ〔キャスター〕
- 第七特異点で自身を召喚した人物。彼の力になるべく、ウルクの民を率いて戦いに挑んでゆく。
- レフとは違い、防衛戦というレオニダスという英霊にうってつけの役割に配した。
- ゴルゴーン
- 第七特異点での敵対相手。魔眼を受けて石化してしまうも、お互いにギリシャ出身の英霊であったためこれを切掛に彼女の本質を見破った。
- 向こうからは「御身」と呼ばれたことから一定の評価はされているようである。
- エレシュキガル
- 第七特異点で死亡した後、冥界で自身を匿ってくれた人物。
- そのまま彼女に率いられる形で終局特異点での戦いに参戦した。
- ロムルス
- 『Fate/Grand Order Arcade』にて、本人の出番はなかったが、彼の力を借り受けて収束特異点に馳せ参じた。
- ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』では彼の意見に対して「鮮やかな計算」と驚嘆し、数学を愛する者同士として鍛えながら語ろうと、マスター共々トレーニングへ連れて行った。
生前編集
- ゴルゴー
- 妻。異母兄クレオメネス一世の娘なので姪にあたる。
- 当時のスパルタの例に及ばず、夫に負けず劣らずの脳筋かつ頭の切れる女傑だったと伝えられている。
- レオニダスはテルモピュライの戦いに赴く直前「よき夫と結婚し、よき子供を生め」という遺言を残しており、夫婦仲は良かった模様。
- クセルクセス一世
- 亡き父ダレイオス一世の意思を受け継いでギリシャへ侵攻してきたペルシャの王。
- 苦戦しつつもレオニダスを討ち取るものの、準備を整えたギリシャ連合軍に海戦で大きな敗北を被り、ギリシャ侵攻を諦めた。
- なおダレイオス一世の息子なので、当然ながら彼もダレイオス三世の先祖に当たる。
その他編集
- ヘラクレス
- ヘロドトスの『歴史』によると、レオニダス一世の祖先がヘラクレスだったとか。
- 確かに筋肉的には納得できる話ではあるが、真相は不明である。
- 漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第七特異点では藤丸から第三特異点で彼と追いかけっこした話を聞いて驚愕していた。
- マルス
- スパルタが崇める軍神。
- そのためか、レオニダスの鎧姿はマルスの真体とデザインが似ている。
名台詞編集
戦闘編集
- 「冷静に!冷静に行くぞ!!」
- 「ぅ落ち着けえぃ! 我々には……知恵がある!」
- 戦闘開始。周りに促しているか自己暗示のつもりなんだろうが、声色からしてあんまり冷静になれてなさそう。
- 「これが……スパルタだぁあ!!」
- 宝具選択時。暑苦しい……
- 「『
炎門の守護者 』ァァ!!」 - 宝具発動。テルモピュライの戦いでともに戦った三百の兵、ここにて召喚する。
- 「計算違いかァ……ッ申し訳ありませゴハァ」
- 消滅時。言い切るか言い切らないかの微妙なタイミングで「ゴハァ」と来るのでやけに印象に残る。
マテリアル編集
- 「……宝具で召喚された三百人は、レオニダスと共に敵の苛烈な攻撃を耐え抜き、1ターン毎に散っていく。その間、必ず味方が反撃してくれると信じているが故に。」
- 絆Lv5到達時に開放されるマテリアルより。守護の英雄の矜持がうかがえる。
マイルーム編集
- 「サーヴァント、ランサー。スパルタ王レオニダス、ここに推参!」
- 召喚時の台詞。最初から暑苦しい。
- 「私が王に、いや優れた指揮者になった理由? 簡単ですよ。スパルタには私以外に計算が出来る男が居なかったからですよ…」
- マイルーム会話「絆Lv4」。Fate内においてスパルタは基本的に「脳筋」を産み出す土壌と化している為、なんというか分かりやすい理由である。つまり彼は紛うこと無きインテリなのだ(…スパルタ基準では)
- 「では我がマスターよ! 共に筋肉を邁進しましょう。まずは! 裸で豹と戦うのです!」
- マイルーム会話「絆Lv5」。やっぱり彼は脳筋だと分かるが、明らかに最初にやるレベルの課題ではない。
本編編集
- 「始まりは非才なものだったとしても、マスターとして時代を巡る事に、魔術の才能はそう重要なことではありません。」
「何故なら、どのような天才、どのような才人であれ、この天変地異の前には等しく無力なのです。」
「であれば、人理を守る為にもっとも必要なものは困難から目を背けない性質だと、私などは思うのですが。」 - 第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』にて、主人公の立ち位置について。
- ウルク兵だけでなく、盾の英霊の先輩としてマシュに心構えを伝え、ロマニと似た主人公への見解を持つレオニダスを、ロマニは「最大の守護者」と称賛し、彼がこの特異点に来た奇跡に感謝した。
- 「何も空を飛べ、などと言っているのではありません。煉瓦を手に取り、ここに並べる。」
「それは誰にでもできて、最も重要な事なのです。」 - レオニダスがウルクの兵に遺した言葉。
- それはウルクの兵全員の誇りとなり、死ぬ間際まで彼らはできることをやり続けた。偉大なる盾の英霊と同じように。
- 「戦いを怖がる事は恥ではありません。基本、命の奪い合いです。怖くない筈がない。」
「アナタは、恐怖を勇気で押し込められるタイプです。
私はこちらのタイプの戦士をこそ、信頼し、尊びます。」 - レオニダスのように恐怖を感じず戦うことができず悩むマシュに対しての助言。
- マシュは恐怖を飲み込んだり慣れるタイプではなく、恐怖は一生付きまとうとして指摘しつつも、その恐怖は大切なものを多く知るからだとその心を尊び、マシュならば乗り越えて強くなっていけると語った。
幕間の物語編集
- 「……亡霊……思念集合体……つまり、理系……!」
- 幕間の物語「レオニダス・ブートキャンプ」にて発覚したレオニダスの苦手なもの。いや、そのりくつはおかしい。
- 筋肉が通じなさそうで、自分よりも計算が早そうという理由で苦手らしい。お前は何を言ってるんだ。
イベント編集
- 「うおおおおお――――! うぉおおおおお――――――!」
「うぉおおおおおお!
死ねぇ! 死ねぇ――――――え!」 - 『空の境界/the Garden of Order』にて。
- 普段の彼からおよそ考えられない台詞を叫び暴れるレオニダス。
- マシュからは「盾持ちの英霊に悪い人はいない」とフォローされるが、他のサーヴァントと同様に変質して悪に堕ちてしまったのかと思いきや……?
- 「うおおおお、幽霊こわい―――――! こわい――――! こわい――――!」
「不覚、同士たちを助けようと来てみればこの地獄!
怖くて部屋から一歩も出られないとは!」
「私、物理が相手なら竜すらワンちゃんに見える男ですが! 幽霊だけは! 諸事情からダメなのです!」
「なのに払っても払っても幽霊が! 計算を!」 - 上記の続き。ただ幽霊が苦手なだけで全く変質していない、いたいけなレオニダス王だった。
- 「混対スタッフ、整列!!」
「よろしいですか、各々方。彼らを只人だと考えてはいけません。」
「彼らは本やグッズを求めて生命の炎を燃やし尽くす、生きるF1レーシングカーのようなもの!」
「しかし、それで会場を疾駆されてはたまりません。」
「我らの使命は人の流れを断ち切ることなく、混乱を回避し、パニックを押し止めること―――」
「我々はここに誓うのです!」
「押させない! 走らせない! 事故らせない! ですが気遣いは忘れない!」
「お! は! じ! き!」
「どうか、この4つを忘れずに!」
「よろしい。それでは盾持ち、武器構え!」 - 『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて。サバフェス会場での混対スタッフを指揮するレオニダス。
- いつも通りの暑苦しさ…といいたいところだが実際のコミケも数万、数十万の群衆が大波となって押し寄せる一大イベントであるため、スタッフ一同はそれこそスパルタ兵のように強靭かつ機敏に人の列を捌いていかねばならないのだ。
- なお、某動画サイトでは「夏コミのスタッフを300人のスパルタ人に任せてみた。」という彼の人選の元ネタらしき動画が投稿されている。
- その内容は映画『300〈スリーハンドレッド〉』におけるテルモピュライの戦いの映像に、コミケスタッフとしての嘘字幕を重ね合わせたもの。
- 300人で十万の軍勢を迎え撃つ映像の壮観さと会場の状況としての違和感の無さ、そして各所に挟まれる空耳字幕など、非常に完成度の高い嘘字幕シリーズとして人気を博した。
その他編集
- 「いや、それはいけませんな。強き者には栄光を。弱き者には恥辱と死を。それがスパルタの基本概念。」
「マシュ殿はそうであってはならない。あなたに必要なのは強きも弱きも守るという確固たる信念。」
「それを曇らせては強固な守りとなりますまい。新しい時代に流血は必要ないのです。」 - 『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』にて、スパルタの教えを請うたマシュに対して。
- マシュの守りの本質をピタリと言い当てているだけでなく、そこから外れないように諭す賢人ぶりを見せる。
- 我々はスパルタ
。
本来この時代に必要とされる事無く、歴史という名の淡く語られるだけの存在。
我々は戦士。
死ぬことを良しとし、殺すことを良しとした時代に取り残された戦士。
だがそれを良しとし、国を守り散ったことで、
また大切なものを守るために戦えるなど、何たる僥倖! 何たる栄誉か!
我々はあなた方の盾。幾千幾万の軍勢が来ようと、この希望だけは、守護者の名にかけて、きっと。 - 『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』五時間目最後のモノローグ。
- 己を時代遅れの遺物と自覚しつつも、その己がかつての如く「守るための戦い」に立てる事の誇りに胸を震わせる。
- 幾千年の時を経ようとも、「守護の英雄」の在り方と矜持は、決して変わる事はない。
メモ 編集
- 外見的には型月英霊にありがちな変化球もなく実に正統派。近年彼ら300人の戦いを描いたハリウッド映画『300』が話題となったが、まさにそれそのものな兜と武装である。
- なお史実では当然ながら鎧は着ていた。『300』の作者フランク・ミラーも「リアルじゃ鎧着てたに決まってるよね(意訳)」と述べている。
- もはや代名詞とも言える宝具選択での叫び声と、絆台詞の「裸で豹と戦うのです」も恐らくこの映画の彼が元ネタである(正確には映画では狼であるし、レオニダス一世がこのようなことを行ったという史実的確証は無い)。実際スパルタ成人(13歳)の儀において短剣一本渡されて国を追い出され、一年生き延びるまで帰国は許されず、さらに帰国時にはヘロット(農奴)を一人殺してその首を持ち帰らなければならない、という伝承がある。史実は神話より奇なり。
- 『Grand Order』のゲーム内では逸話に違わぬ盾役としての性能になっており、特にスキルと宝具の両方にターゲット集中の効果を持つこと、アタッカーの火力支援になる「戦士の雄叫び」を持つのが強み。
しかし自身では宝具を使わないと耐久を上げられないのでヒーラーを入れたりNP関連の概念礼装を付けるなど、きちんと編成は考えておきたい。 - スパルタと聞けば先に登場したほがらか抱擁系マゾヒストの真名と関係がありそうだが、そんなことはない。そもそも時代が違う。
- そもそもスパルタは、「1万人の正規市民が、10万人を超えるヘロット(農奴)と7万人のぺリオイコイ(商工業に従事する半自由民)を支配し、貢納させる」だけでなく、「『なんら罪を犯していない』ヘロットを一人殺すことを、『正規市民の成人の儀式として』行う」、「ヘロットに反乱の兆しが見えたら、ヘロットの集落を襲い虐殺する」など、「圧制」そのものの政治体制を敷いていた。彼がレオニダス時代のスパルタに来れば、レオニダスを「圧制者」とみなしてヘロットを率い反乱を起こすであろう。
- それ以前にスパルタは上記の政治体制から常にヘロットの反乱を恐れており、あのスパルタ教育も「正規市民一人ひとりの戦闘力を高めることで、数に勝るヘロットが反乱を起こしても確実に粉砕できるようにする」ためのものである。もし第三次奴隷戦争よろしくヘロットを率いた反乱が発生すれば国内に正規市民の数倍規模の統率された反乱軍が発生することになるため、ある意味ではレオニダスの天敵となり得る男である。
- そもそもスパルタは、「1万人の正規市民が、10万人を超えるヘロット(農奴)と7万人のぺリオイコイ(商工業に従事する半自由民)を支配し、貢納させる」だけでなく、「『なんら罪を犯していない』ヘロットを一人殺すことを、『正規市民の成人の儀式として』行う」、「ヘロットに反乱の兆しが見えたら、ヘロットの集落を襲い虐殺する」など、「圧制」そのものの政治体制を敷いていた。彼がレオニダス時代のスパルタに来れば、レオニダスを「圧制者」とみなしてヘロットを率い反乱を起こすであろう。
- カルデアではエノキ茸の栽培を行っているとか。食料事情を鑑みて手助けしてくれているのか、トレーニング用の材木の副産物なのかは不明であるが。
ちなみにえのき茸は比較的栽培が行いやすいので、買ってきたえのきの根本を捨てず、冷暗所でほどよく水分を与えていれば一度くらいは再収穫できる。 - 彼のトレーニングには、主人公はもとよりカルデアのスタッフも参加しているらしく、期間限定イベント『ハロウィン・カムバック!』ではレイシフトを嫌がった主人公とマシュをスタッフ総出でスクラムを組んで無理矢理押し込むという離れ業を見せた。
- この時は流石にイベント特有のギャグ補正かと思いきや、第七特異点でのウルク民の奮戦ぶり(複数人がかりなら大型戦車に匹敵する強さの魔獣とすら対等以上に戦える)を見るに、カルデアスタッフも本当に複数人がかりなら英霊を押し込めるレベルに達していると思われる。
一応カルデアスタッフ相手ではマシュに攻撃の意思が無いとはいえ、エリちゃんライブは本気で嫌がっているので抵抗そのものは全力だと思われるため、それを押し込めるレオニダスブートキャンプの成果は凄まじい。This is SPARTA!
- この時は流石にイベント特有のギャグ補正かと思いきや、第七特異点でのウルク民の奮戦ぶり(複数人がかりなら大型戦車に匹敵する強さの魔獣とすら対等以上に戦える)を見るに、カルデアスタッフも本当に複数人がかりなら英霊を押し込めるレベルに達していると思われる。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 前述・後述通り、本来は被支配者層の抑圧が必要な体制であり、最盛期でも10,000を超えることが無かった事を考えると、叛乱が起こることも辞さず、さらにスパルタ市民以外のぺリオイコイやヘロットをも引っ張り出す後がない総力戦と言っても過言ではない。
出典編集