アタランテ
2013年8月28日 (水) 03:52時点における60.42.108.211 (トーク)による版
アーチャー (Apocrypha・赤)
- 真名:アタランテ
- 身長:166cm/体重:57kg
- スリーサイズ:B78/W59/H75
- 属性:中立・悪
「弓兵」のクラスのサーヴァント。聖杯大戦では、赤の陣営に属している。
翠緑の衣装を纏った野性味と気品を併せ持つ少女。
- 略歴
- 真名はギリシャ神話に登場する狩猟の女神アルテミスの加護を授かって生まれた「純潔の狩人」アタランテ。
アルカディアの王女として生まれるが、男児が望まれていたため生後すぐ山中に捨てられ、女神アルテミスの聖獣である雌熊に育てられる。その後アルゴー船に乗り大英雄達と旅をし、カリュドンの猪の討伐に貢献した。
聖杯大戦には赤のサーヴァントとして現界した。彼女のマスターはシロウ達によって召喚される前から傀儡と化しており、以後、マスターとの「仲介人」を名乗るシロウの思惑で行動することになってしまった。
暴走したバーサーカーを止めようと説得を行うが敢え無く失敗、迎撃に現れた黒のサーヴァント達と戦闘を行うことになる。ライダーの援護射撃を行い、戦局を有利に進めるが、黒のアーチャーの超絶的な技量の前に撤退を強いられる。
決戦においては開戦の狼煙を上げ、ランサーの支援を行うが、黒の側についたバーサーカーの猛攻で劣勢に立たされる。空中庭園での戦いではルーラーの命令によって、吸血鬼化した黒のランサーの脅威を前に、黒のサーヴァント達との共闘を余儀なくされる。
そして戦いの後、自分たちのマスターがシロウに傀儡とされていたことを知る事となる。
- 人物
- 眼差しは獣のように鋭く、髪は無造作に伸ばされ、貴人の如き滑らかさは欠片も無いため一見すると粗野な女性に見える。しかし他人を「汝」と呼び、自分達を「吾々」と呼ぶなど非常に古風な話し方をするため、不思議な気品がある。
考え方や死生観が獣と同じであるため、彼女にとって生きる糧は奪って手に入れるのが当たり前であり、過度な誇りは犬にでも喰わせるべき代物。
ただ、全く誇りを持っていない訳ではなく、赤のアサシンやシロウのように退廃的な雰囲気や陰謀の気配を持った人間を嫌っている。
- 能力
- 超一流の狩人であり、神域の弓術の使い手。
アルテミスから授かった天穹の弓「タウロポロス」は、引き絞れば引き絞るほど威力を増し、宝具として使用せずとも彼女の本来の筋力値を大幅に超えた力を矢に宿し、その破壊力は黒のセイバーの鎧を貫くほど。
技量も桁外れに高く、弓兵でなければ知覚すらできないような遠方から、闇に包まれた密林という視界が零に近い状況下で、高速で戦闘している標的にすら矢を必中させる。
ギリシャ神話最高の狩人の名は伊達ではなく、周囲の環境に溶け込むことが可能で、それを見ていたライダーですら気配は感じ取れても、何処に居るのか分らなかった。
また伝承通りかなりの俊足で、狙撃だけでなく高速移動しながらの射撃も得意としている。
宝具
- 訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)
- 『弓に矢を番え、放つ術理』そのものが具現化した宝具。
“天穹の弓”で雲より高い天へと二本の矢を撃ち放ち、太陽神アポロンと月女神アルテミスへの加護を訴える。
荒ぶる神々はその訴えに対し、敵方への災厄という形で彼女に加護を与え、豪雨のような光の矢の雨が降り注ぎ、広範囲に全体攻撃を行う。
射程及び効果範囲は最強クラスの宝具で、特に広範囲に展開した軍勢に対して効果を発揮する。
だが射撃を行っているのが彼女ではないため、照準は余り正確ではない。攻撃領域を彼女の意志で極度に限定して収束することも可能だが、元々の攻撃範囲が途轍もなく広範囲なため、集団戦において、周囲の敵味方の配置を確認してから使用しなければならない。
企画段階では、矢文はアルテミス、アポロンのどちらかにランダムで届く。アルテミスに届いた場合はその場の女性すべてが標的となり、アポロンに届いた場合は男性が狙われる、という非常にリスキーな物で、集団戦に向いていない。ちなみに、この効果は多産の女性・ニオベが「子どもの数が少ない」とアポロンとアルテミスの母・レトを馬鹿にしたため、二人がニオベの子らを一人残らず射殺したエピソードにちなむ。
企画段階での宝具
- 諍いの戦利品
- カリュドンの猪狩りの戦利品として得た、猪の毛皮(頭部つき)。
魔力を開放すると、直線的に長距離を高速走行できる。この猪はカリュドン国の王がアルテミスへの収穫祭の供物を忘れた際に、怒った女神が地上に放ったもの。後に彼女を愛する英雄・メレアグロスがトドメを刺したが、手柄を譲るという彼の意思をアタランテが辞退したため、その功績のゆくえを巡る不和を国にもたらした。 - 神罰の野猪
- “諍いの戦利品”を頭からすっぽりと身に纏い、カリュドンの猪の力を我が物とした状態。
攻撃力、防御力、移動力が上昇し、敵に与えたダメージと同じだけ、自分の生命力を回復することができる。
アルテミスの神罰により遣わされた野猪は山のような巨体と凶暴性を兼ね備え、 都市国家カリュドンの実りを貪り尽くそうとした。この宝具によって得られる力は、そのギリシャ全土の勇士を招集してなお、 犠牲者なしでは止められなかったカリュドンの猪そのものである。 - 北斗の七矢
- 天上の“大熊座の七つ星”から降り注ぐ流星の矢で、7連続攻撃が可能。
最初の一撃のみ任意で標的を指定し、以降はその標的に攻撃が集中する。基本的に標的は変更できないが、攻撃途中で標的が死亡した場合、残りの攻撃回数はランダムでその場にいる別の標的に振り分けられる。
登場作品と役柄
- Fate/Apocrypha
- 「赤」のサーヴァントとして登場。
人間関係
- ライダー (Apocrypha・赤)
- 「姐さん」と呼ばれ慕われている。彼から度々アプローチされるのが素っ気無く扱っている。ただ彼を疎んじている訳ではなく、その実力には全幅の信頼を置いており、互いに真名を把握している。
- バーサーカー (Apocrypha・赤)
- 彼を見捨てずに、ぎりぎりまで説得を続けていたが、その努力も虚しく、敵陣真っ只中に突撃してしまう。
後に、敵となった彼の相手をする事となり、最初から最後まで振り回されてしまった。能力的にも相性が悪く、スピードと正確さが売りである彼女の攻撃は、例え急所を射抜いても有効打となるほどの威力がなく、逆に彼の宝具のチャージを加速度的に進めてしまう。また最大火力が低いため、一撃で葬ることも出来ず、どうしてもチャージを許してしまう。
- アサシン (Apocrypha・赤)、シロウ・コトミネ
- 彼らに一応協力してはいるが、不穏な気配を感じ取っており、内心苛立ちと不信感を募らせている。
- バーサーカー (Apocrypha・黒)
- 動物に近い彼女にとって、鉄と機械油の臭いは耐え難い悪臭らしく、人造の存在であるバーサーカーを敵視している。
- アーチャー (Apocrypha・黒)
- 自らに並ぶものなど居ないと思っていた弓の技術で一杯喰わされ、彼とも因縁を感じている。
名台詞
メモ
- キャラクターデザイン原案は唖采弦二氏。設定制作を担当したのは茗荷屋甚六氏。
- 実は月の聖杯戦争にも参加している。セイバー (EXTRA・赤)が彼女と擦れ違ったと発言している。対戦相手でもないので、ゲーム本編でプレイヤーが彼女の姿を見ることは無いのだが、漫画版ではそのままの姿で登場している。
- 彼女が月の聖杯戦争の何回戦で敗れたのか正確には分らない。セイバーによる彼女の目撃証言は二回戦の途中で発生するが、後はそれっきりで情報は途絶えている。
漫画版の設定を参考にすると、ランサー (EXTRA・黒)の討伐に参加しているため、四回戦まで勝ち残っていることが確認できる。
しかしムーンセルの聖杯戦争は彼女の特性が活かしにくい一対一の決闘形式であった上に、上位に残っていた者が、「光の御子」と称えられるクランの猛犬、三国志最強と呼ばれる半人半機の武将、アーサー王の片腕と名高い太陽の騎士と余りに分が悪いことを考えると、四回戦以上を勝ち上がるのは無理であったのだろう。 - 一応、伝承では英雄ペーレウスとのレスリングで勝利している程で、決して近接戦闘で劣るサーヴァントと言う訳ではない。
しかしステータス(筋力D、耐久E)を見るに、アーチャーとして現界した彼女にはそこまでの身体能力はないようだ。
- 彼女が月の聖杯戦争の何回戦で敗れたのか正確には分らない。セイバーによる彼女の目撃証言は二回戦の途中で発生するが、後はそれっきりで情報は途絶えている。
- 互いに面識は無いが、実は黒のアーチャーとはアルテミスを通じた繋がりがある。彼はアルテミスから狩猟を学び、彼女は恩義のあるアルテミスに倣って弓の技を磨いた。二人が聖杯大戦で敵対することになったのも運命的な物を感じる。
- アルゴー船に乗っていたため、ヘラクレスやメディアとその恋人であったイアソンに、ケイローンの弟子であったカストールとアスクレピオスとも面識がある。
企画段階でのステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | 備考 |
不定 | D | E | A | B | C | C | 企画段階 |
保有スキル:アルカディア越え:?、追い込みの美学:?、黄金のリンゴ:?