レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ

2013年10月23日 (水) 23:46時点におけるLooloo (トーク | 投稿記録)による版

レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ

  • スペル:Leonardo B Harwey
  • 誕生日:12月24日/血液型:A型
  • 身長:155cm/体重:52kg
  • イメージカラー:ノウブル・レッド
  • 特技:人心掌握、体制維持
  • 好きな物:平和/嫌いな物:衰退
  • 天敵:主人公
  • CV:朴璐美

赤い制服を着た少年。西欧財閥の次期総帥となる御曹司。ムーンセルの聖杯戦争において、セイバー (EXTRA・白)のマスター。
通称「レオ」。14歳。

略歴
EXTRAの世界を実質的に支配する西欧財閥、その中核たるハーウェイ家の次期当主。月で発見された聖杯は人類の手に余ると西欧財団は判断、余人の手に渡らぬよう西欧財閥が管理すべきという意思の元、レオは聖杯戦争に参加する。
予選から圧倒的存在感を示し、本戦では遠坂凛ら数多のマスター達から最大の難敵として警戒される。
第七回戦にて、トーナメント最後の対戦相手として主人公の前に立ちはだかる。
月の裏側では主人公の味方の一人。月海原生徒会を発足し、会長に就任。閉じ込められた世界からの脱出を計る。
人物
生まれ持った高貴さ、公明正大な人となり、高い能力と自負心を持った現代における「理想の王」。彼も自ら「王」を名乗る。
誰に対しても柔らかな物腰を崩さない、太陽のような少年。
世界の全ての富や資源を公平に分配し、人類を平和に導こうとする西欧財閥の方針を是とする。ただし、誰に対しても変わらぬ態度で接するということは、何かを特別視することがないことでもある。兄であるユリウスの死にも肉親としての情は見せず、戦うことも死ぬことも、あくまでユリウス自身の問題であるとした。
絶対の自信を持ち、自身のサーヴァント・セイバーの真名を全く隠さず、また常に実体化させて傍に控えさせる。敵対者に対しては敬意を失わないまでも本質的には眼中にない。
しかし、並み居る凄腕のマスターたちの中で余りにも普通すぎる主人公のことは気にかけ、途中までは敵対者としては考えていなかったが、ユリウスが主人公に敗れてからは認識を改める。主人公にとって、その太陽のような輝きは、灼熱の威圧感へと変容する。
彼の王としての姿勢は、騎士王が目指した「国のためにある王」、「王という役割の装置」といったものであり、そこに「レオ」という自己はない。暴君からは「正しいだけの王なぞつまらん」と評される。
その高い能力から、それまでの人生においてただの一度も敗北を知らず、あらゆること全てに勝利してきたという完璧さを持つ。だが敗北によってのみ学べること、敗北の後にくる、弱い自己からの成長を求める心といったものを実感として持っておらず、「完璧」であるがゆえに「未完成」でもあった。。
しかし『CCC』においては西欧財閥次期当主としての立場及び「ハーウェイの次期当主として聖杯を手に入れる」という使命感から解放されているためか、表の聖杯戦争時においてはなかった歳相応の無邪気さを発散……もとい暴走させている。
能力
あらゆる能力に秀でた完璧なる王。
その知識の多くは魔術理論を基に、記憶野に直接焼き付けられたものらしい。
当然マスターとしても、ウィザードとしても一流であり、自身のサーヴァントであるガウェインの実力を最大限に引き出している。
元より人を辞めていた者と比較すると分からないが、それを除けば疑う余地無く月の聖杯戦争において最強のマスターである。
CCCではハーウェイ一族に伝わる秘蔵のコードキャスト、決着術式「"聖剣集う絢爛の城"(ソード・キャメロット)」を披露した。BBが驚きを隠せないほどの威力を誇る炎壁を作り出した。レオですら三分程度しか維持できないものの、聖剣でなければ破壊不可能かつ捕えた対象の空間転移すら封じる効力を持つ。

登場作品と役柄

Fate/EXTRA
第七回戦の対戦相手。
Fate/EXTRA CCC
前作に引き続き登場。生徒会を組織し、主人公達と協力して月からの脱出を目指している。

人間関係

セイバー (EXTRA・白)
サーヴァント。マスターとして、王として絶対の信頼を寄せる。
ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ
配下にして異母兄。
アリシア
母。故人。レオが三歳の時に亡くなる。
主人公 (EXTRA)
あまりに普通すぎる存在として開幕当初から気にかける。勝ち残っていく主人公を次第に特別な存在と認識する。
遠坂凛
開幕当初から討つべき対象として宣戦布告される。レオ自身は凛の生き方を認めつつも決して相容れることは無い。

名台詞

Fate/EXTRA

「ですから―――
 羊になれないのなら死んでください」
三回戦終了後、遠坂凛との会話で。この頃から、のちに主人公が彼に対して感じる「太陽」の苛烈かつ攻撃的な側面及び性質が垣間見えている。
「いいえ。僕が兄さんの勝ちを願うことはありません。それは王の行いではない。
 冷たいようですが、僕の中には彼の勝敗で揺れ動くものは何もありません。
 彼の尽力は彼のものです。それが主君に届かなかったとしても、主君には何の関係もない。
 なにより、願う意味がありません。最終的に、この戦いで勝ち残るのは僕だけなのですから。
 いずれ、兄さんも僕に倒される。いま一時、彼の生を願ってどうするのです。
 ただ、一つだけ救いがあるのなら、それは無意味な死ではない、という事。
 兄さんは、僕が世界を統治する為の礎になります。それは人々にとって、揺るぎのない成果でしょう」
ユリウスとの関係。その言葉に肉親の情はない。
「……不思議ですね。最期に僕の前に立つのがあなただとは、正直、想像できませんでした。
 最初に見た時のあなたは、流される事に順応する、善良で、平凡な人間だった。
 けれど、長いようで短かったここでの戦いが、あなたを成長させたのでしょう。
 今ここにいるあなたは、決勝を戦う相手としてふさわしい。実力だけではなく、その魂の在り方として。
 ふふ、こんな気持ちは初めてです。物語に出てくる恋する少女のようで、少し照れますね」
七回戦の対戦者発表の場にて。生まれて初めて、人間らしい感情を楽しめたと言うように、はにかむようにレオは笑う。
「……不可解です。胸を貫かれたのに、欠けた穴を、埋められた気がする。
 ああ……そうか。信じられない、と思った事が、僕の限界だったのですね。
 敗北を想像しなかった。いえ、その機能を持たなかった。勝利しか知らず、敗北の先にある感情を学ばなかった。
 それは無欠ではない。ただ恐れが無いだけだ。僕には、そんな当たり前の心が……なかったんですね……」
「いま抱いているこの感情……不条理を恐れ、不合理に反発する……“もう一度”“次は負けない”……。
 ……うん。難しいですが、これはいい感情だ。
 残れなかった者の奮起。ただ“諦めない”ことが、こんなにも力になるのですね。
 悔しさも、悲しみもある。死を迎えた恐れもある。それと……これは、やはり執着なのでしょうね。
 僕はそれらの感情を、本当の意味で理解していなかった。
 ……愚かだな。そんな人間に、人々を導けるはずもなかったというのに」
「ガウェイン。あなたは知っていたんですね。真の王となる為に足りないものが何であるかを」
「敗北」を学び、『本当の王』になったレオ。その輝きは蜉蝣のように儚い。

Fate/EXTRA CCC

「うんうん、やっぱり○○さんはボクの見込んだ通りの女性でした!
 バンカラに言うとマブですね!」
元気よくお返事した女主人公への賞賛。初っ端からエンジンを全開にしており、なんかやけに古臭い言葉を使っている。
「そんな、兄さん。なんだってこんな時ばかり気が利くんです?」
桜とキアラのアレな光景を見に行こうとしてユリウスに止められた時のセリフ。フォローさせてもらえば、ユリウスはCCCではかなり気が利く紳士であり、彼がレオの暴走を辛うじて止めていることも多い。
事実、ラニのダンジョンでユリウスが所用で出ていたときは、主人公はレオの暴走に頭を痛めていた。
「ボクはある意味、誰よりもミス遠坂を信用していますから」
拷問室の惨状に、遠坂凛が関わっていないと断言する理由を問われての返答。これだけ聞けばいい台詞なのだが…
「はい。はじめからミス遠坂はかませだと信じていましたから。このひどい結果はマジ予想通りです」
先の台詞の真意がこれ。色々台無しである。
「ガウェイン、RECろくがの準備を。ここから先は見逃せませんよ」
ラニの某全自動扉に追い詰められ、もはや脱ぐものが服しかないという状況の主人公が最後の扉に近づいた時のセリフ。
女性主人公の場合完全なセクハラだが、男性主人公の場合はある意味、もっと危険な発言と取れなくもない問題発言。誰か止めろ、具体的にいうとレオの隣のあかいあくま。
「ハーウェイジョークです!」
生徒会で口にしたセリフ。主に下ネタや他人の恥ずかしい秘密をからかう時に使われる。
「残念です。ボク好みの女性がいれば、その場で組み伏せているのですが」
もはや肉食系とかそういうレベルじゃない恋愛観。相手の合意とかを気にせず組み伏せるのがレオ流らしい。
「ガウェイン卿―――まだボクに王命が残っているのなら、もう一度、必ず」
CCCにて、3つの令呪を持ってある勅令を下し、敵の魔の手からガウェインを救うレオ。
もう二度と出会うことのできない自らのサーヴァントに対する別離の言葉。
「………ありがとう。充実した活動でした。
 勝手な話ですが、次期生徒会長は貴方にお任せしますね」
主人公にすべてを託し、生徒会長としての最後の役目を全うする。その最後には、完璧であるが故に未熟な王の面影はもう残っていなかった。

メモ

  • 本戦では言葉を交わすことは無かったが、予選期間中にレオとユリウスの会話を見ることができる。
  • 身長は女主人公より気持ち低いくらい。つまり兄であるユリウスとたいして変わらない。
  • 奈須氏曰く、レオは「完成されたアルトリア」。ただし、レオはアルトリアと違って人間の幸せは個人のものではなく群体のものとしてとらえている、ともされている。
  • 同じく奈須氏曰く、「レオは女の子にすべきでした」とのこと。「見た目は少年なんだけどじつは女の子だったという展開」と語ることから男装の美少女という構想だったようだ。
    • またレオは「嫌みがなさすぎて逆にそれが嫌みなんだけどやっぱり嫌みに見えない」という人物像。プレイヤーに嫌われすぎてもだめだし、かといって好かれすぎてもだめ、完璧すぎることの異質感を匂わせるため気を遣ったとのこと。
  • Fate/EXTRAの続編であるCCCでは、イベント時に彼の令呪の形状を見ることができる。その形は王冠を模したものであり、生まれながらにして王であるレオを象徴していると言える。
  • BBに記憶を封印されはしたが、BBでも洗脳は出来ずにガウェイン、ユリウスと共に旧校舎に閉じ込められていた。記憶を封印されていると分かっていても「いやあ。せっかくの機会ですし、面白いのでこのままでいきましょう!」と前向きに対応し、月海原生徒会を発足。
    表の聖杯戦争では主人公と価値観の相違から会話すらもできなかったレオは月の裏側で束の間の青春を楽しむのだった。
  • マスターとしての実力は正にトップクラス。あらゆるパラメーターが最高値を示す。
    • 攻撃的なコードキャストなら凛が、単純な演算機能ならラニが上回るが、凛とラニが二人がかりで挑んでも勝率はまだレオの方が上になる、とのこと。
  • 『CCC』で披露した《決闘術式「聖剣集う絢爛の城」》は、劇中ではガウェインとの合わせ技により発動したように描写されていたが、その後発売された『Fate/EXTRA material』の用語辞典ではこの術式自体はハーウェイ家に伝わる代物だという記述になっている。記述だけを見ればレオが単独で発動させる術式ともとれるが、あれほどまでに強力な炎壁を出現させるのにガウェインの協力を受けた可能性がないわけでもない。
  • 作中登場する女性に「ミス」と敬称を付けるが、AI、人工生命に対してはその限りではない(ex,ラニは呼び捨て、桜にはサクラ等)。少し冷たいように見えるが、これは彼女達の在り方を認めた上で真摯に対応しているからという理由があってのことらしい。この話はCCC作中、生徒会室横のモブAIからも少し聞くことができる。ちなみにガウェインは「レディ」付け。
  • 異性への関心は歳相応にある模様。ただし個性溢れる生徒会女性陣の中にも好みのタイプがいないらしい。また発言内容から顔に似合わず肉食系であることも判明した。


話題まとめ

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