マンガで分かる!Fate/Grand Order
『Fate/Grand Order』のサービス開始に伴い、『Fate/ぐだぐだオーダー』に代わって連載が開始された公式サポート漫画。著者はリヨ。
本作の魅力とゲームシステムをゆるく解説するのだが、リヨ氏に全て任せていることもあってか、作風が「狂気」に満ちており、「狂気」を感じさせる行動を取る女主人公は見るものに強烈な存在感を発揮した。
しかし、それゆえに解説漫画なのに解説になっていないということで、各回の本来解説すべき内容を補足する「マフィア梶田の“バーサーカーでも分かる!”FGO講座」が後に連載。Fateとはあまり縁が無いマフィア梶田氏が起用された理由は、本作をプレイしている中でお目当ての赤王が出ないことにTwitterで「赤王出ねぇ赤王出ねぇ」と呪詛を吐き散らしているのを公式に捕捉された(意訳)ため。
こうして公式の傘下ユーザーになったマフィア梶田氏であるが、媚びることもなくFGO運営へは相も変わらず毒を吐き続けている(例:「サイコロ二つの出目の数だけ聖晶石?出目が全部六のサイコロ二つ用意しろよ」等)。
連載は15回で終了したが、2015年12月から続編の『もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order』の連載が開始された。
登場人物
- 主人公 (マンガで分かる!FGO)(女)
- 女性バージョンの主人公。
- 無個性的な本編主人公とはまったく異なり、上記のように運営に毒を吐きまくったり、別のゲームをやっていることを堂々と言ったりと相当にカオス。
- 同性愛の傾向があり、オルガマリー所長にドSかつ性的に当たったり、マシュ相手にセクハラを働いたりとロクなことをしていない。また生身でありながら人間離れした所業も度々やらかす。
- マシュ・キリエライト
- 常識人。主人公のカオス極まりない言動に頭を悩ませてばかりいるが、本編同様一途に慕っている。
- オルガマリー・アニムスフィア
- 常識人その2。こちらも頭を痛めるのが日常茶飯事な上、主人公からの直接的被害もある分キツい。
- その一方でカルデアスに放り込まれて無限に死に続ける立場からは救い出されているだけ本編よりはかなりマシなのかもしれない。
- アルトリア・ペンドラゴン
- 主人公(女)とよく一緒に居る。いつも仏頂面で台詞はまったくないが、破天荒な主人公に付き従っている。
- ジャンヌ・ダルク
- 初登場はフレンドから借りるサーヴァントだったが、女主人公の手持ちサーヴァントとなる。
- オルガマリー同様に主人公からの風当たりが強く、ゲーム機を壊されたりマナプリズムに変えられたり素手で金の宝箱に変えられたりとろくな目に遭わされていない。
- 一方、彼女は彼女でDr.ロマンと手を組んで主人公を遥か過去に追放しようとしたが…。
- アルテラ
- 女主人公によって、悪い文明を破壊するためによく煽られる。
- 主人公 (マンガで分かる!FGO)(男)
- あまり出番は無いが、こちらも女性側同様に同性愛の傾向があり、アストルフォに危険な感情を抱いている。
- アストルフォ
- 男性主人公のサーヴァント。尻を触られたり、卑猥に聞こえる発言をさせられたりとセクハラを受けている。
- うどん粉サーヴァント1号(仮)
- 主人公(女)が聖杯の泥とうどん粉を練り合わせて作ったサーヴァントの元をマシュが育てた結果生まれた謎サーヴァント。
- いつもニコニコ笑っている全身ピンクのバニーガールという意味不明な姿をしている。
- やたらと映画、それも撮る側に造詣が深く、賄賂でセイバーを丸め込んだり清姫を口先で操ってスケベ映画に出演させるなどしたたかな性格。
- 特撮好きで宝具演出にこだわりがあり、主人公(女)とは相容れない。
- うどん粉サーヴァント2号(仮)
- 上記サーヴァントの元をオルガマリーが育てた結果生まれた謎サーヴァント。
- ダウナーな目つきのネグリジェ姿をしている。ぱっと見て女性に見えるが、断言はされていない。
- オルガマリーを即座に裏切って主人公(女)につくなどあまり良い性格はしていない。
- 拳銃や盗聴器を使いこなす。
- うどん粉サーヴァント3号(仮)
- 上記サーヴァントの元を主人公(女)が育てた結果生まれた謎サーヴァント。
- 緑色の帽子とコートを着た金髪の幼女。ただし異様に巨大。虚ろな瞳も相まって底知れない恐怖を生み出している。
- カルデア内の一室に収容されているのだが、部屋内は一面血みどろ&ところどころに宝箱が落ちており、明らかにサーヴァント数名が犠牲となっている状態に。
- 現時点で性格などは不明だが、その行動ゆえに少なくとも友好的な存在とは言い難い。
メモ
- あまりにも内容がカオス過ぎた為に各所で話題になり、2016年の毎年恒例のエイプリルフール企画では作者のリヨ氏が当時実装されていた全サーヴァントのセイントグラフなどを描き下ろすハメになった。
- 上記うどん粉サーヴァント達だが、ファン達による真名推測も進んでいる。……本当に存在しているのかは疑わしいが。幼生は3つ作られており、3号(仮)はぐだ子が担当している。
- 1号(仮)のほうは、「バニーガール」「映画関連」「特撮好き」などの側面から、女装癖があったと言われている「史上最低の映画監督」ことエド・ウッド、ジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」を世界初の特撮映画として監督したジョルジュ・メリエス等が候補に挙がっている、
- 2号(仮)のほうは、拳銃や盗聴器等から近代以降のスパイと目されており、ソ連のスパイであったリヒャルト・ゾルゲや清国の元王女で男装のスパイである川島芳子などが候補と推測されている。
- 後に松竜氏が後者の推測に基づいてカード風のイラストを作成したが、間の悪い事にTwitterに投稿したのが日中戦争で南京が陥落した12月13日であり、名義も清国王女としての名前である「愛新覺羅顯㺭(あいしんかくらけんし)」だったために炎上騒ぎになってしまい、後にイラスト削除と謝罪をする事となった(日中戦争中に関東軍のスパイとして活動していた為に、中国での彼女の評判は非常に悪い)。
- 3号(仮)についてはナーサリーやジャック等の幼女勢が生贄にされていたり服装がなんとなくロシア軍服的なところを注目されソ連時代秘密警察のトップでその権力を悪用し少女連行・性的暴行を繰り返したラヴレンチー・ベリヤ(男性であるが)、同じく東欧に伝わる子攫いの魔女と言われるバーバ・ヤーガ等が正体ではと言われている。
- 同時期にアニメ放映が開始された「現代日本のサラリーマンが神に幼女として異世界転生させられ世界大戦の最中軍内で成り上がっていく某作品」の主人公の容姿と似ていることから「真名はターニャ・デグレチャフではないか」という冗談まで飛び出している。
- 「FateやTYPE-MOON世界特有の深い設定その他を主人公は知らない(というか知る気がない)」「ウリであろうストーリーや宝具演出スキップしたいと言うは当たり前」「効率厨」「原作であるFGO運営には平然と過激な毒を吐く」等、TYPE-MOONリスペクトが多い型月作家陣の中でその作風は「王(運営)が自らへの戒めの為に宮廷道化師(リヨ)を傍らに常に仕えさせ、自身や国内情勢その他に暴言や皮肉を言う事(マンガで分かる!FGO)を許している」ようだとも一部では言われる。
- しかし、作中でリヨぐだ子が「ガチャについて本当に遠慮なく言うとネームがボツになる」とも述べており、「越えちゃいけないライン」というものはあるようだ。
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