法政科
概要編集
魔術協会の三大部門の一つ、時計塔の十三番目の学科。別名はなく、ロードは三大貴族の一員であるバルトメロイの一族。貴族主義の筆頭。
法政科は十二科のいずれにも属さずその外側から魔術協会を監視する、神秘を追い求める魔術師たちと異なり神秘を管理統制する側の組織。「魔術師を統べる魔術師」。多くのロードの家系は自らの子供を法政科に送り込み、法政科もその子供たちに惜しみなく帝王学を授ける。そのため、相手が法政科に所属する魔術師であるならたとえ十二家や三大貴族に連なる者でなくとも誰もが緊張を余儀なくされる。「神秘を隠匿すべし」という時計塔の第一原則を重視することから「第一原則執行局」の別名を持つ。このため他の学科と違い、創始者の名前で呼ばれることもない。 神秘と直接の関係を持たない科であり神秘を探求する学問ではなく、時計塔の魔術と権力をもっていかにして現実社会へ介入するか、あるいは時計塔内部の均衡を調整する、時計塔の安定と発展のためにのみ存在する本来は異端の派閥であったため、十二の学部にはカウントされない。 この法政科を修了したものは、やがて時計塔を管理するエリートになるか、魔術師同士の争いに介入する実行部隊になるか、あるいは時計塔から紹介された各国の要職に就くことになる。時計塔の内側だけではなく、魔術師にまつわる国際政治にまで睨みをきかせるがゆえ、法政科は恐れられているのだ。
関連用語編集
- 魔術特許
- 魔術師は自分が開発した術式を特許申請することができ、それを行った場合術式を一般公開する必要があるが、他の魔術師が術式を使用する場合には特許料を受け取ることができる。
- この制度を運用しているのが法政科であり、術式が行使されたことを確認するためにそれ用の地球環境モデルを使用して監視している。
- 時計塔で一番抱かれたい男ランキング
- 時計塔で毎年非公式に開催されているランキング。
- 主催者の正体は公開されていないが、実は法政科が時計塔内部の影響力調査のために行っているもの。
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の時代の統括責任者は化野菱理。なお、彼女も前任者から引き継いだだけであり、さらなる裏の目的も示唆されている。
所属者編集
- バルトメロイ・ローレライ
- 当代のロード。時計塔の院長補佐にして現・魔導元帥。
- 先代バルトメロイ
- 引退したが、いまだに貴族主義のロード達に指示を出すなど、影響力は強い。
- 化野菱理
- ノーリッジ家の養子であり、現在は法政科に所属している。
- ゴルドルフ・ムジーク
- 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の時点では新人。後にアニムスフィア家が設立したカルデアを購入した。
関連組織編集
- 時計塔
- 上位組織。
- バルトメロイ家
- 法政科の君主の一族。貴族主義の筆頭。
- 人理継続保障機関フィニス・カルデア
- 『Fate/Grand Order』において、天体科の君主・アニムスフィア家が創設した組織。
- 第二部序章では法政科の魔術師を派遣する予定であった。また、第二部から新所長となったゴルドルフ・ムジークも法政科出身。
メモ編集
脚注編集
注釈編集