ビショーネ

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ランサー
真名 ビショーネ
ビショーネ〔ウロボロスシフト〕(第三再臨)
性別 女性
身長 148cm
体重 52kg
好きな物 穏やかで安定した生活
苦手な物 男の人の裸
出典 伝承
地域 ヨーロッパ
属性 混沌・中庸
副属性
一人称 わたし
二人称 あなた
声優 市ノ瀬加那
デザイン いみぎむる
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

槍兵サーヴァント

略歴
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて、特異点におけるはぐれサーヴァントとして登場。
本体であるチビーネと一緒におり、カルデアと合流した後は共に特異点の王である蛇王ザッハークを倒しに向かう。
チビーネを育成して複数の鱗門を越え、カルデア一行と協力してザッハークに立ち向かうものの、更なる力を得た彼に存在を危険視されて瀕死の状態に追い込まれる。
しかしメドゥーサエリザベート=バートリー〔ブレイブ〕の協力を得たアスクレピオスによる治療によって蘇生し、さらには自身の中に眠っていた「ウロボロス」の力までをも手に入れる。
それでもザッハークにはあと一歩届かなかったため、黒姫と協力して自身を犠牲にしながらも彼を討伐。
戦いが終わった後に、機会があったらカルデアに召喚されたいと主人公らに伝えて退去していった。
人物
リクルートスーツを着た、尻尾と二本の角を持つ女性。第二再臨では袖のないシャツの上から、ジャケットを肩抜きで着崩した格好になる。
生前に殺された事がトラウマになっており、今度はそうならないよう「安心で安全な、安定した生活」を目指して安定した職に就こうとしている。
しかし自分はやられ役だと認識している他、名だたる竜ではなく取るに足らない存在だと考えており、自信が持てていない様子。
そのような不安や無力感、そして焦りから就活中の学生のような状態になっている。とはいえ、最後にはしっかり前を向けるような芯の強さや、良心は持っている。
男性の裸には苦手意識があるようで、『育て!マイ・リトル・ドラゴン』では赤面していた。
第三再臨では緑と白の鱗に包まれた竜のような姿に変わる。
この時はウロボロスに在り方をシフトした状態であり、自分が「可能性のドラゴン」だと認識している。また、口調が少し大人っぽく変化するが、本質は変わらず温厚なビショーネのまま。
能力
自分の死因となった槍を武器として用いる。第二再臨では円盾も持つ。
伝承で語られるように毒のブレスを吐く事ができ、また尻尾を器用に動かして戦いに活かす事も可能。
第三再臨では、他の伝承におけるドラゴンの要素(エレメント)を起動させ、姿をシフトしながら戦闘を行う。具体的には飛行の他に炎を吐いたりする。FGO内でのバトルモーションでは、実際に竜を一時的に呼び出し攻撃しているものもある。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー 主人公 (Grand Order) B B 対魔力:A
気配遮断:B
単独行動:C
竜種:B
有毒の幻想:A
魔力放出(竜):B
紋章の蛇:EX

宝具

未蘭蛇竜・紋章咬合(ヴィスコンティ・アセンツァ)
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:10人
自らの魔力を、最も適合性が高い形───ミラン近郊の沼地に住んでいたとされる蛇竜ビショーネそのものの形にし、敵に噛みつかせる宝具。宝具演出を見るに、自分が竜の姿に変身しているようだ。
退治される前、ヴィスコンティ家の騎士が来ていなかったころの自由な動きの再現のように、勢いよく敵を噛み砕く。
生み出された魔力蛇は草むらを掻き分け素早く獲物を襲い、まさしくミラノの紋章の図のように犠牲者を口に咥えて捕らえる。
「その形」を人々が紋章の意匠としてよく知っているがゆえに、彼女は「そうするものである」と認識されており、その概念的強度がこの宝具の威力・精確性に補正を加えている。
『Grand Order』では「敵単体に毒を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&蝕毒状態(毒の効果量がアップする状態)を付与(5ターン)&超強力な毒特攻攻撃[Lv]<対象の〔毒〕状態が多いほど対象に対して特攻威力アップ(最大10個)>&チャージを減らす」という効果のQuick宝具。
有鱗幻想(ドラゴンファンタズム)
ランク:B
種別:対人宝具
第三再臨時の宝具。
『Grand Order』では上記の「未蘭蛇竜・紋章咬合」と同じ効果のQuick宝具。

真名:ビショーネ

イタリア・ミラノ地方に伝わる伝承のドラゴン。沼地に住み、毒を吐き人を喰らう蛇にして竜。
足がなく翼の生えたタイプで、頭には王冠が載っていると伝わる。サーヴァントとしてのビショーネに、ちょこんと王冠がのっているのもこれが要因だと思われる。
人々を困らせていたその竜蛇はヴィスコンティ家の祖にあたる騎士に退治され、のちにヴィスコンティ家が興したミラノ公国の紋章として描かれるようになった。
その名はビショーネとされているが、ギーブルとしている資料もある。ヨーロッパの他の地方で呼ばれるヴィーヴルという竜の同種、呼び名違いであるとも。
彼女の霊基は特殊であり、ヨーロッパの数多の伝承における、「お話に登場するドラゴン」という概念、その集合体のようなものとして成立したのが、このサーヴァントのビショーネである(ここで言うドラゴンは「物語の登場人物」のような立ち位置の存在であり、魔術世界で定義されている幻想種としての竜とは性質などが一致しない可能性がある)。
基本的に名のあるドラゴンではなく、伝承には出てくるが個体名がない、やられ役としてのドラゴンたちの想い───それがミラノのビショーネ(ビショーネには個体名があったのが大きいのかもしれない)という同種のドラゴンを中心として集まり、一つの霊基を作ったということ。
第三再臨は自らが「可能性のドラゴン」であることを認識し、接続可能な中で最も強大と思えるもの───円環の蛇ウロボロスに、自らの在り方をシフトさせた姿。「ウロボロスシフト」と本人は語る。
ウロボロスは幻想種としての竜種ではないものの、完全性・永遠性・無限性などを象徴する哲学的存在であり、彼女にとっては最も強大なイメージの対象である。

関連

ギーブル
ミラノ地方に伝わるドラゴンの別名。ヨーロッパにおいて他の地方に伝わる竜「ヴィーヴル」の同種か、違う呼称であるともされる。
「男の裸が苦手」という弱点があり、服を纏っていない男性を見ると赤面して逃げ出したという。
ヴィーヴルは雌のみで雄は存在しないとされており、半竜半人の種族として描かれる場合もある。また、一説によると眼球は赤い宝石だとも。
ウロボロス
哲学などにおいて語られる、自分の尻尾を噛み輪状になっている蛇ないし竜。
一体が自分で自分の尾を噛む場合もあれば、二体が互いの尻尾を噛むケースもある。後者の場合、片方は王冠を被るとされる。
脱皮して成長する蛇の生態や、強靭な生命力から「完全性」「永遠性」「無限性」といった象徴として扱われる。
特定の蛇やドラゴンを指す訳ではなく、同時に幻想種における竜種にも数えられない。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『育て! マイ・リトル・ドラゴン ~鱗ある者たちの見る幻想~』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
当初第三再臨以降はイベントのエピローグクリア、或いはイベント終了時まで封印されていた。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて共闘し、カルデアでは自らのマスターとなる人物。
マスターのことを『直属の上司で、先輩で、契約社員の仮採用期間みたいな立場だと思う私の面接官』と語っている。
メドゥーサ
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
「メドゥーサ部長」と呼び、カッコいいと慕っている。
自分もいつかあんな女性になりたいと思っているが、あのセクシーなスーツを着こなせる気はしていない。
なお、彼女からは性的な意味で好意を持たれており(ビショーネはメデューサの好みのタイプにぴったり当てはまる)、舐めるような視線に悪寒を感じる事も。
エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
「エリちゃん先輩」と呼び、憧れとして慕っている。
カルデアに来てからは、エリザベートが結局何人いるのかと主人公に質問したが、「エリは偏在する」と返され困惑している。
アスクレピオス
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』でカルデアから特異点にやって来ていたサーヴァント。
「アスクレピオス先生」と呼び、少し恐れてはいるが慕っている。物語終盤では彼によって生き返った。
彼の指導の結果、歯磨きを毎日きちんとしている…らしい。
黒姫
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』で当初敵対していたサーヴァント。
後に同行する事となり、ザッハークとの決戦の際には彼と繋がった自身と同存在であるチビーネの体を通し、彼女の宝具を侵入させて内側から攻撃し、勝利の一手とした。
ザッハーク
『育て!マイ・リトル・ドラゴン』にて、特異点に王として君臨していたサーヴァント。
彼からは自身の「ウロボロス」としての可能性を見出されており、その覚醒を防ぐため極力接触を避けられていた。
また、物語終盤では万全の状態となった彼に殺害されるも、他のサーヴァントらのお陰で復活し、打倒した。
光のコヤンスカヤ闇のコヤンスカヤ
「デキる女秘書みたいな方」と形容している。
どうやら彼女の経営するNFFサービスにスカウトされたようだが、そこはかとなくブラック企業の香りがする、と警戒している。
ベオウルフ
上半身が裸の男性かつ竜殺し、という要素を持つサーヴァント。
彼の存在を危険視しており、竜殺しなのはもうどうにもならないので、せめて服を着るようにマスターから頼んで欲しいらしい。
ローラン
彼に目の前で突然裸になられたようで、いつも逃げ出しているらしい。
そのために彼に恨まれているのかと思っていたが、マスターからそれが平常運転だと聞くと困惑していた。
ケツァル・コアトル
「翼ある蛇」とも称される神霊のサーヴァント。
その肩書を聞いた結果、即座に跪いている。
ヴリトラ
彼女のことは超大物としており、神様と戦っているので自分とは比べないでほしいとのこと。
妖精騎士ランスロット
彼女が小さくて可愛らしいため、同じ新入社員系のサーヴァントだと勘違いしており、仲良くなりたいと口にしている。
第三再臨では彼女の強さを思い知ったらしく、頭をなでようとしたらカウンターで壁ドンされ、経緯を説明したら逆に可愛がられて撫でられた様子。
とはいえ、仲良くはなっているので結果オーライと捉えたようだ。
錬金術師、学者系サーヴァント
第三再臨の状態では、彼らにじっと見つめられる事が増えたらしい。
とはいえビショーネ自身はその原因を「引き抜きや配置換えがあるからでは」と考えたようで、直属の部署が気に入っているからとマスターに泣きついている。
清姫
まだ取り柄が分かっていない自分に対し、彼女は揺るぎないオンリーワンの力が強いとして羨ましく、憧れなのだそう。

メモ

話題まとめ

脚注

注釈


出典


リンク