プライミッツ・マーダー
プライミッツ・マーダー
- スペル:Primate murder
死徒二十七祖第一位、「霊長の殺人者」「白い獣」「アルトルージュの魔犬」「ガイアの怪物」「第四の獣」。
- 略歴
- この星の抑止力のひとつ。
- 主・アルトルージュにのみ従う。死徒ではないが、主であるアルトルージュの真似をして人間の血を吸うようになったので二十七祖に数えられる。
- もともとこれを御するには七騎の守護者が必要とされており、冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントはこれになぞらえられているらしい。
ーーーーネタバレ注意ーーーー
- Fate/Grand Order(以降、FGO)に於いて「フォウさん」と呼ばれる正体不明の白い犬のような謎の生物が登場するが、終局特異点にてマシュ・キリエライトが「ゲーティア」による第三宝具を防ぎ死亡した際の深層意識にて、そのフォウさんと思しきシルエットと邂逅した際、その影は「違う世界では霊長の殺人者(プライミッツ・マーダー)とも呼ばれた」と語っているため、本稿のプライミッツ・マーダーと密接な関係が存在するのは疑いようもない事実である。
- また同作に登場する新クラス「ビースト」に該当する「ゲーティア」をビーストⅠ、「ティアマト」をビーストⅡ、そして上述のシルエットが「第四の獣は君達の手によって倒された」と語っていること。それに加えてFGOに於いてクラスを表記する際のビーストのクラスアイコンの中央に七つの空白点が存在し、ビーストⅠであるゲーティアのアイコンは左上の点が赤く、ビーストⅡであるティアマトのアイコンでは右上の点が赤く染まっていること、更に作中で「七つの人類悪」との記載がある点から、本稿記載のプライミッツ・マーダーと上述のゲーティア、ティアマトに加え、同程度の力を有する人類悪が少なくとも残り四体は存在している事を暗喩していると言わざるを得ない。
- 余談だが七騎のサーヴァントがそれぞれクラスを持つように上述の人類悪であるビーストにも役割が存在するようで、ゲーティアは「憐憫」、ティアマトは「回帰」、そしてプライミッツ・マーダーは「比較」の理を司っているといった記述が見られる。それぞれの特性を示しているらしいが、詳細は現在のところ不明である。
- 同作作中に於いて、サーヴァント(死亡していないので正確には否)であるマーリンが上述のフォウさんを連れてきたというような記述が見られ、またマーリンが「アヴァロン」の塔に閉じこもっていたいという発言、そして上述のフォウさんが「ボクの世話をしていた魔術師」といった発言をしている点から、つまりどうやら今の今まで彼はアヴァロンにて眠っていたというような解釈ができる。
- 人物
- 白い魔犬。主食は人肉か麺類だとか。
- 能力
- ヒトに対する絶対的な殺害権利を持っているために最強の一に数えられる。
人間関係
- アルトルージュ・ブリュンスタッド
- 主。
- リィゾ=バール・シュトラウト、フィナ=ヴラド・スヴェルテン
- 姫君(主)の護衛。
メモ
- 人間殺しの早さはORTと並んで最速とされている。
- 勘違いされやすいが、御するために必要なのは「守護者」であって「サーヴァント」ではない。
- 『Fate/Grand Order』のイベント「空の境界/the Garden of Order」に登場する名も無いザコゴースト「無間」は人間を恨みすぎたモノの最終系となったことで霊長類だけを確実に殺害するプライミッツ・マーダーの領域に手をかけている。といってもアラヤの怪物の劣化品であり、本物のガイアの怪物にはやはり劣る。