ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ

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ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ

  • スペル:Rainesu Erumeroi Achizorute
  • 誕生日:月日/血液型:型
  • 身長:cm/体重:kg
  • スリーサイズ:B/W/H

アーチボルト家で現当主を務める少女。

略歴
聖杯戦争で前当主ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが敗死したことで凋落した魔術師の一門・アーチボルト家の現当主。
ライネスはケイネスが健在だったころは継承者候補の中でも末席に過ぎず、アーチボルト家も負債によって破綻寸前の状態だったが、一連の問題に自分にも責任があると考えたウェイバー・ベルベットによって担ぎ出され、お家騒動に伴うあれやこれやの陰謀を彼と共に潜り抜け、家も危機的状況から持ち直すことに成功した。
ウェイバーに功名心などなかったのだが、ライネスはアーチボルト家を立て直した事への感謝とその功績を称え、『ロード・エルメロイII世』の称号を彼に送った。だがそれは「元を正せば貴方が悪いんだから、一生私に仕えなさい」と、ウェイバーをエルメロイの名によって自らの手元に縛り付ける意味もあった。
それからというものの魔術協会で様々な問題で頭を悩ませるウェイバーをからかいながら、面白おかしく過ごしている。
人物
陶器人形のような白い肌に純金の糸を思わせる細く真っ直ぐな髪、儚げな印象を吹き飛ばすような強い焔色の瞳を持った美少女。年齢は15歳前後。
「エルメロイの姫君」と呼ばれるに相応しく佇むだけで気品があり、座るだけで優雅を纏うが、その口の悪さと尊大な態度が全てを台無しにしている。
頻繁にウェイバーに振り回しているが、「これまでもこれからも、兄以外の部屋に無断で侵入しようとは思わない」と宣言したり、𠮟られて「そう怒鳴るな、嬉しくなる」とコメントするなど、かなり変わった形ではあるが彼女なりの親愛の情がある。
また海千山千の老獪が跋扈する時計塔で生きてきたためか人間観察に優れ、ウェイバーが嘘をついているかどうかなどすぐに分かる。
能力
家が一時傾いたとはいえ、「魔術師」としてアーチボルト家はまだ没落していない。
魔術で靴音を消してウェイバーの私室に侵入し、気づかれずに彼の背後に回る事など、軽い物。

月霊髄液

ライネスの使用人兼ボディガード。
ウェイバーがケイネスの使用していた魔術礼装を改良進化させ、メイドゴーレムにしたモノで、ウェイバーの弟子の1人であるフラットからは「水銀メイドさん」と呼ばれる。
主人であるライネスに忠実で、簡単な会話と家事雑役を行える程度の思考力を持つ。
だが指を万能鍵に変形させてウェイバーの私室に侵入する手助けをしたり、フラットに要らん知識を教え込まれて彼と映画を見にデートに出かけるなど高度な魔術礼装とは思えない突飛な行動を取る。
またフラットに見せられた映画の影響を受けたのか、時々「自分は未来から来た殺人兵器だ」と言って暴走したり、「すぐ戻るアイルビーバック」という有名なセリフと共にサムズアップする癖を身に着けている。
時計塔内でもその存在は有名らしく、獅子劫フィオレと戦闘した際、彼女の武器である金属腕の自律制御精度の高さを「エルメロイの姫君が連れているメイドゴーレムに匹敵する」と評していた。

登場作品と役柄

Fate/Apocrypha
エルメロイの姫君。

人間関係

ウェイバー・ベルベット
「下僕」であり「兄」。何だかんだ言いながら懐いているのは本当。ウェイバーにとっては彼女との出会いが「ウェイバー・ベルベット」ではなく「ロード・エルメロイII世」として生きていく事になった最大の原因なのだが、やはり何だかんだで世話を焼く。
フラット・エスカルドス
月霊髄液に情操教育に極めて有害かつ愉快で悪辣な代物を見せる人物。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
失態を晒した前当主。

名台詞

「おお、我が兄よ。
 貴方にただの布切れを見てニヤけながら独り言を呟く趣味があったとはな。
 もしや呪物崇拝フェティシズムという性癖だろうか? 何てことだ、失望したぞ」
初登場シーン。かつて聖杯戦争で召喚した征服王の触媒を手に取り、過去の思い出に浸っていたウェイバー。
その強面の下に隠れた甘っちょろさを存分に弄り倒す。
「……どういうことだ?  貴方が私にすることは無限にあっても、
私が貴方の為にすることなど何一つとして無い筈だが」
彼女の傍若無人ぶりに悩まされるウェイバーから「もう少し淑女らしい慎みを身につけてくれ」と頼まれて。
如何にも不思議そうに問いかけたため、ウェイバーからは「最悪だなお前!」とのお言葉を頂戴した。
「要するに甘すぎる若造という事か。
 何だ、そんな誰でも知っている事を“君にだけ告白する”なんて素振りで言われるのはたまらないぞ。
 加えて親切心から忠告すると、『かつて』ではなく『今も』未熟、なのではないか?」
ウェイバーが征服王の聖遺物を聖杯大戦に出さなかった理由を聞いて。
友への想いとか英霊への尊敬の念とか良い事をせっかく言っているのに、彼のハートを抉るようなセリフをストレートに投げ込む。
直後にウェイバーの「一言どころか十言ぐらい多いなお前は!」という叫びが上がった。
「――まあ。そういうことなら、無理にとは言わない。
 君がエルメロイである期間がまた延びるだけだしな」
アーチボルト家の抱える負債の7割を返済できる価値がある触媒を元に戻し、「友を売りとばすつもりはない」と語ったウェイバーに。
くすくすと、どこか楽しそうな笑みを零して。

メモ

  • 存在は設定資料などで語られていたが具体像はハッキリと分からず、長らく謎のキャラクターだったが、『Apocrypha』で遂に登場。

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