李書文 (帝都聖杯奇譚)

2018年7月17日 (火) 00:04時点におけるイルステリア (トーク | 投稿記録)による版 (→‎メモ)
ランサー
真名 李書文
読み り しょぶん
性別 男性
身長 166cm
体重 60kg
属性 中立・悪
デザイン 武内崇(原案)
経験値(帝都)
初登場作品 Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
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概要

槍兵」のサーヴァント

略歴
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』では、来日直前に上海を訪れた言峰花蓮によって召喚された。
帝都で虐殺を繰り広げるバーサーカーとの戦いでは再生能力との相性の悪さから苦戦を強いられ、セイバーに後を任せて一時撤退した。アサシン戦ではマスターを人質に取られて槍を失うも、無手の奥義「猛虎硬爬山」によってこれを撃破。その後はセイバー、アーチャーに助太刀する形でキャスターとの最終決戦に参戦する。しかし味方であるはずのアーチャーの突然の不意打ちを受け、消滅した。
人物
コートを着た老人。晩年の姿で召喚された李書文
若年期と比べると少しは枯れて大人しくなっているが、「戦場では強い奴だけが勝つ」というバーサーカーの考えに一定の理解を示している。
だが大人しくなっているのは外面だけで、大虐殺を繰り広げるバーサーカーを笑いながら見ていたり、下がっていろと言ったセイバーに対して笑いながら答えるも目が笑っていなかったりと、殺気を全方位に出さなくなったが内面の凶悪さはそのまま残っている。
また、「筋を違える」者に対しては怒りをあらわにする一面を見せている。
能力
八極拳の槍術「六合大槍」を以て槍を振るう。
技術的な全盛期として老人の姿で召喚されており、『神槍』とうたわれる程の超絶的な槍捌きを持つ。
また、素手でもアサシンを仕留めるなど拳法の腕も劣っておらず、卓越した戦闘能力を持っている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ランサー 言峰花蓮 C D A E D - 対魔力:D 中国武術(六合大槍):A+++
圏境:B
絶招:A

宝具

神槍无二打(しんそうにのうちいらず)
ランク:なし
種別:対人宝具
レンジ:2~5
最大捕捉:1人
ランサー時の宝具。『燕返し』や『无二打』同様に宝具として昇華されるまでに極まった術技。
効果はアサシン召喚時の『无二打』と同じだが、槍を持つ分レンジが広い。精密動作性も素手とさして変わらないと推測される。
猛虎硬爬山(もうここうはざん)
ランク:なし
種別:対門宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:李書文が最も得意だったとされる絶招。
八極拳の奥義。厳密には李書文のオリジナルではないが、生涯を通じて頼りとした必殺の套路。
ランサーでありながら無手の状態での奥の手を持つという初見殺しの技でもあり、意表を突く形でアサシンを打ち破っている。
本来の技の形がはっきりしないっぽいが「拳児」準拠でお送りするとのこと。

真名:李書文

李書文。近代の生まれでありながら、数々の伝説を刻んだ中国の伝説的武術家。
八極拳の使い手としてももちろん名高いが、槍技の精妙さは「神槍」として讃えられたほどの腕前。
清朝末期、滄州に生まれた李書文は八極拳を習い始めるとたちまち頭角を表し、拳法史史上でも最強と謳われるまで上り詰めた。
千の技を学ぶより一の技を徹底的に磨き上げることで、文字通りの一撃必殺を体現した。
本来サーヴァントは、全盛期の姿で召喚されるが、李書文は肉体の全盛期と、武術の全盛期の二種類が存在するため、「老いた姿」で召喚される事もある。
肉体の全盛期は当然、青年時代を基準とするが、彼の武術が全盛期を迎えたのは老境に差し掛かった頃だから、と推測されている。
老いた姿で召喚された場合、若い時とは違い、死を超えて悟りを得ようと躍起になるが、そのどちらも李書文であり、武術家である事に変わりは無い。

登場作品と役柄

Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
ランサーのサーヴァントとして老年期で登場。
中盤、アサシンにマスターを人質に取られ、槍を捨てさせられて窮地に陥る。卑劣なアサシンはマスターに危害を加え、彼を甚振ろうとするが、素手で反撃してフルボッコにしてしまう、というランサーに有るまじき活躍を見せる。その強さは桜セイバーから「むしろ槍捨てた方が強くないですか?」と言われるほど。
Fate/EXTELLA
ランサーとしての李書文は登場しないが、サブストーリーにおける呂布奉先との戦いにて、ランサーで召喚されなかったことを悔やむ場面がある。また、「六合大槍」の名についても言及している。

人間関係

帝都聖杯奇譚

言峰花蓮
マスター。
バーサーカー
敵サーヴァントの一人。技量では圧倒するものの、火力の低い攻撃はすぐに再生される上に宝具のせいで防御も難しいという、とことん相性の悪い相手。
アサシン
敵サーヴァントの一人。マスターを人質に取られてしまうが、一瞬のスキを突いて素手で撃破した。
有り余る才能を持ちながら驕り高ぶり、自分の業を磨こうとせず他人の業を模倣するばかりな上に、筋を通すことの何たるかを理解しない彼に対しては怒りを露にした。
セイバーアーチャー
敵対するサーヴァントではあるが、最終決戦ではキャスターによって降臨してしまった「人造の神」を打倒する為に一時共闘する。

その他

李書文
肉体的に全盛をほこる、若い時の姿。

名台詞

帝都聖杯奇譚

「ほう―― 真理だな」
「わしも」
「そう思う」
武芸者は戦の役に立たない技だの位だのくだらない連中で、戦場では強い者が勝つだけだと豪語するバーサーカーに対して。
バーサーカーの凶槍を華麗にさばき、頭に必殺の一撃を決め、勝利したかに見えたが…。
「おい小僧 筋が違うぞ…」
マスターを人質に取って槍を捨てさせた挙げ句、ためらいなく彼女を刺したアサシンに対して。
人質を取ったことでも、マスターを攻撃したことでもなく、「筋を違えた」こと。合理にほど遠い行為に対して、かつて無いほどの怒りを露にした。
「のうアサシン――
 それほどの『才』――
 なぜ磨かなかった」
アサシンの剣よりも速く懐に潜り込み、『猛虎硬爬山』を打ち込むランサー。
ただ生まれつき与えられただけの『才』と、人生をかけて磨き抜かれた『才』の差が表れた瞬間。

メモ

  • 対魔力スキルのランクは低いが、気合と凄みだけで令呪による「アサシンを倒しなさい」という命令を一時的に拒んでいる。
    • もっとも、その直後にマスターを刺したアサシンを殺しているため、タイミングをずらしただけで令呪の命令は実行したとも言える。実際、勝利は紙一重で、令呪の後押しの効果もあったとのこと。
  • 『帝都聖杯奇譚』に登場したことで、まともな聖杯戦争では未来の英霊を除けば没年と召喚年の間隔が最も短いサーヴァントとなった(没年:1934年、帝都聖杯奇譚:1945年)。生前の知り合いに出会うどころか、外見年齢が老年なため「実は生きていた」と言っても通じるレベルである。
    • 本人も「此の前死んだと思ったらもう英霊」と口にしている。そのため知名度補正はほとんどない状態での参戦である可能性が高い。
  • 彼の死因については諸説あるが、一説にはお茶に毒を盛られて殺されたというものがある。『帝都聖杯奇譚』ではこの設定を踏襲しているのか、プロットでは毒茶で退場する予定だったが、あんまりなので無しになった模様。おまけページや設定資料集では織田信長や森長可に茶の湯を勧められてはキレたり遠慮したりしている。

脚注

注釈


出典


リンク