間桐鶴野
- 読み:まとう びゃくや
- 誕生日:月日/血液型:型
- 身長:cm/体重:kg
- CV:鳥海勝美
間桐家現当主。間桐慎二の実父で、桜の養父。雁夜の兄。間桐臓硯の息子。
- 略歴
- 老齢の父に代わり間桐当主を務める――といっても無論表向きの話であり、実権は臓硯が握り続けている。
魔道の資質は弟・雁夜より劣っていたが、雁夜が魔道の道を拒み、家を出奔したことにより当主の座に据えられた。
日々臓硯に言われるままに桜を蟲で責め続けている。
- 人物
- 雁夜が出奔してしまったため、仕方なく間桐家の当主に据えられてしまった人物。
臓硯としても、雁夜にさえ劣る鶴野の魔術的素養になんら期待するところはなく、せいぜいが助手程度の扱いで、本格的な魔導の教導もされていない。せめて生まれてくるだろう鶴野の子(慎二)はもうちょっとマシであれば、と賭けてみたものの、結果はあの体たらく。よって、後継者としての重責は全て養子の桜に向けられることになる。
名目だけの当主となった屈辱も、鶴野にとっては、資産家としての間桐の何不自由のない暮らしと、外道でしかない間桐の魔術にどっぷりと浸からされるよりはマシ、という考えであった。だがそれでも、日々臓硯を前にする重圧や、桜を蟲倉に放り込むことなどに、ストレスと恐怖、罪悪感と無力感を覚え、アルコールに逃避する羽目に陥っていた。
- 能力
- 桜の鍛錬に関わっていたことから、ある程度蟲を使えると思われる。
登場作品と役柄
- Fate/Zero
- 聖杯戦争に参加した雁夜を愚か者と蔑み、屋敷に閉じこもっている。夜の恐怖をアルコールで昏倒することによりやり過ごしている。
人間関係
名台詞
メモ
- 良くも悪くも一般的な感性を持つ普通の人間。臓硯に刃向かえるほど反骨精神があるわけでもなく、かと言って自身の行いを正当化して開き直れるほど自己憐憫や自己欺瞞に浸りきれるわけでもなく、酒に逃げる。そういう意味では弟・雁夜とは対照的。
- 雁夜に対する「肉親の情は皆無」で、これは雁夜の側も大差ないと思われる。この兄弟の間の確執を考えれば当然か。
- その一方で実子である慎二には人並みの親心を抱いており、危険な魔術には関わらせたくないと考えていて、第四次の時には息子を聖杯戦争の巻き添えにしたくないが為に海外へ避難させていた。もっとも、その親心も間桐の魔術に傾倒していく慎二には理解されなかったようで、『stay night』ではむしろ侮蔑を持って息子に回想されている。
- 『stay night』の時代より三年前の期間のどこかで死没。死因ははっきりしないが、アル中とストレスが祟ったのだろうか?
- Zeroアニメにてビジュアル初披露。髪は慎二と同じワカメだが、顔立ち自体は雁夜とよく似ている(要するに美形設定の息子とは違いモブ顔系統)。
- 本来「切嗣はアイリスフィールを探して間桐邸に行ったけど無駄足でした」の一文で済むはずだったが、原作者の「今日はバイオレンスが足りない」という気まぐれによって、『Zero』で登場して衛宮切嗣の生贄となって手首を落とされてしまった。
- アニメ版では放送コードに引っかかる為か、手の平と脚を撃ち抜くに留めている。
- 妻は今までに登場したことはない。
『stay night』での慎二の言葉によれば、「どこぞの保菌者(キャリアー)だった」と聞かされているらしい。しかし「complete material」によれば、「路傍の三流魔術師の娘」とのこと。回路こそ持っていたが、特別な資質は持っていなかったらしい。
現在の行方は不明。慎二が蟲蔵を指して「賭けてもいいが、この部屋を探せば母親だったモノぐらいある」と述べている事から、慎二を産んだ後は蟲の苗床にされてしまった可能性がある。