アストライア

2022年11月29日 (火) 23:08時点における (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Fate/Grand Order)
ルーラー
真名 アストライア
外国語表記 Astraiā
性別 女性
身長 160cm
体重 49kg
特技 プロレス技
好きな物 他人の大事にしているものを奪い取る時
苦手な物 誇りのない人
天敵 イシュタル
依代 ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
出典 ギリシャ神話
地域 ギリシャ
属性 秩序・善
一人称 わたくし/我[注 1]
二人称 あなた/そちら
三人称 彼/彼女/あの方
声優 伊藤静
デザイン 東冬
設定作成 三田誠
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

裁定者」の疑似サーヴァント

略歴
イベント『レディ・ライネスの事件簿』にて登場。ギリシャ神話の正義と天秤の女神アストライアが魔術師ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトを依代に疑似サーヴァントとして召喚された存在。
記憶に干渉を受け、事態を完全に把握できないままに重要アイテムである記憶の紙片を回収するべく行動を開始する。協力者として雇った暗殺者のサーヴァントと共にライネスらと争奪戦を繰り広げたが、事件の真相が明らかになってからは共闘している。
人物
青いドレスを着たルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトその人だが、髪が金髪と青のグラデーションになっている。
時に人々を導き、時に裁定を下す厳格な正義の女神。本来のアストライアは機能としての側面が強く融通が利かない性質なのだが、憑依先のルヴィアの影響により人間味が増している……というより、その傲慢にすら映りかねないほどの誇り高く我の強い性格はルヴィアそのもの。正義という権能は彼女にとって権利ではなく義務であり、その正義が暴走することはない。ただしそれとは別に希少なもの、貴重なものは自分が優先的に保護すべきと考えているふしもある。
ライネスグレイと同じく、エルメロイⅡ世が宝具「出師表」の力で呼び寄せた(呼んでしまった)者の一人で、本来であればルヴィアには擬似サーヴァントの依り代に選ばれるほどの経歴はない。ただし二人とは異なりルヴィア自身の記憶・意識はないため、時にライネスらと対立しながら独自の行動を取っていた。
能力
神霊サーヴァントに相応しい高レベルで纏まった能力を持つ。
剣と天秤を持つが、憑依先の人物の影響でここぞという時には素手での肉弾戦・プロレス技に走る。単純な格闘性能ではサーヴァント屈指。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ルーラー 主人公 (Grand Order) A+ A+ D EX B A+ 単独行動:A
陣地作成:A
女神の神核:B
天秤の護り:A+
魔力放出(星):A+
星の裁き:A

宝具

裁きの時はいま。汝の名を告げよ(クストス・モルム)
ランク:A+
種別:対罪宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:100人
本来の権能である天秤を実体化させ、裁く対象を星空の法廷へと連れ出し、その罪に応じた星屑を落とす。
金星の概念を渾身の一打で打ち出すイシュタルに対し、アストライアは夜空に広がる幾多の星の概念を惜しみなくぶちまける。
無数の流星により広域の敵を掃討する宝具だが、『Grand Order』のバトル時にはバックドロップで締める単体攻撃となっている。
『Grand Order』では「敵単体に超強力な〔悪〕特攻攻撃[注 2]+スターを大量獲得」という効果のArts宝具。
ここに秩序は帰還せり(ヤム・レディト・エト・ウィルゴ)
ランク:EX
種別:対罰宝具
レンジ:1~100
最大捕捉:1000人
アストライアの第二宝具。第一宝具が罪を測る天秤であれば、第二宝具は裁きを行う剣にまつわる宝具。
その場に関係者をすべて集め、罪の全容を明らかにし、さらに星に近い場所でなければ発動できない奥の手[注 3]
使用条件は極めて厳しいが、罪によって歪められたものすべてを本来のカタチに戻す破格の効果を持つ。
死者の蘇生や時間遡行といった節理の崩壊こそかなわないものの、宝具の範囲内であれば強度や精度に関係なく罪の結果による物事を無効化する。
『レディ・ライネスの事件簿』では閉ざされた特異点を解除し、カルデアとの断絶を無効化した。

真名:アストライア

ギリシャ神話の女神の一柱。源流はギリシャ神話におけるホーラ三姉妹のひとりで、一説ではゼウスとテミスの娘などとされるが、神話における記述は少ない。
地上が悪徳はびこる鉄の時代になって多くの神々が去る中で、アストライアは最後まで地上に留まり、人々に正義を訴えた。しかしついにそんな彼女も天へと去り、彼女の持った天秤は天秤座に、自らは乙女座になったという。
後世になって、アストライアや、彼女と同一視される母のテミス、ローマ神話のユースティティアには別の名と意味合いが与えられた。剣と天秤を持つ正義の女神―――レディ・ジャスティス。今回の現界にあたっては、原典のアストライアよりも、こちらの正義の女神としての側面が強く出ている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『レディ・ライネスの事件簿』の開催に伴い実装。

人間関係

Fate/Grand Order

諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕
依代の師。アストライアが今の形で疑似サーヴァントとして召喚された原因でもある。
口煩くお節介ばかりの魔術師だが、教えるのは上手いと認めている。
イシュタルイシュタル〔ライダー〕
何やら気に入らない女神。どうしても張り合ってしまう。女神としての性質もさることながら、やはり依り代の縁であろうか。
エミヤエミヤ〔オルタ〕
心揺さぶられる相手。依り代がよく知る誰かの理想の果て。
エミヤ〔アサシン〕
『レディ・ライネスの事件簿』における協力者。「ケリィ」と呼ぶが、本人からは嫌がられている。
美遊・エーデルフェルト
気になる少女。付き添いにでもしようかと考えている。依り代の別世界での縁であろうか。
グレイ
依代の師の内弟子。パッチワーク・ロンドンで出会った聖槍使い。
気が向いたら一緒にロンドンにレイシフトして散歩してみたいと考えている。
ケツァル・コアトル
金星の女神。カルデアに召喚されている事に驚いている。
彼女のルチャ・リブレとキャッチ・アズ・キャッチ・キャン[注 4]で手合わせしたいと考えている。
超人オリオン
同じギリシャの英雄。一目見た瞬間、あまりの罪の重さに即座にバックドロップをかましている。ちなみに血縁上は従兄弟。
主人公 (Grand Order)
マスター。
彼/彼女の旅路を見守ることを願うようになるが、自身の幕間の物語では本体である「神霊アストライア」から「特異点解決までは問題ないが異聞帯との戦いにまでついていくのは公正ではない」と見なされて別れさせられそうになる。
メカエリチャンベディヴィエール坂田金時
自身の幕間の物語で「罪を裁く相手」として現れた三騎。
それぞれがギリシャ神話における『青銅の時代』『銀の時代』『黄金の時代』に対応している。
アーティガル
『妖精の女王』において自分が養母として育てた正義の騎士。
ブリトマート
『妖精の女王』において上記のアーティガルとブリトマート(初代)が結ばれてできた娘。
そのため期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』では「お祖母様」と呼ばれたがっていたが「お祖母様っぽい人」と呼ばれてしまうことに。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

マイルーム

「シェロ……いえ、口にしてみたくなっただけです。きっとそれは彼の名前ではないんですもの。どうしてこんな名前が浮かんだのかしらね……」
マイルーム会話「エミヤ」。依代の記憶はなくとも、それは魂に刻まれた名前。

メモ

  • 依り代となったのはルヴィアであるが性格などの相性以外に、エーデルフェルトは代々『天秤』と呼ばれる二人の当主を持つという設定がある。後のてんびん座になった裁定の天秤を持ち、天秤をクラスの象徴として持つルーラーであるアストライアの依り代として選ばれたのも納得、というものだろう。
  • 『裁定者(ルーラー)』のクラスカードに描かれている長剣と天秤を持った女性は、このアストライア本人と思われる。
  • アストライアの方はライネスと同様人格を表に出す事が可能らしく、幕間の物語では公平を尊ぶ故の忠言のためルヴィアの外見を用いて潜在意識に現れるといった離れ業を見せている。その時はルヴィアがアストライア自身の逸話に準ずる『後悔』を指摘したことによって主人公との引き続く契約を認めるに至った。また、疑似サーヴァントになった彼女の髪の青い箇所はアストライア当人の髪色だという考案がなされている。
  • 2019年現在、☆4ルーラーは彼女で三人目となるが、全員が格闘技が得意という武闘派揃いとなっている。「殴ルーラー」に「踊ルーラー」、そして誰が呼んだか「投げルーラー」
  • ルーラークラスかつ宝具に悪属性特攻効果を持つため、『サバ★フェス』に登場したBB (水着)に見事に刺さり、イベント復刻時は運良く引き当てたマスターはステゴロ聖女の鉄拳聖裁の代わり、または合わせてお説教(物理)を食らわせた模様。

話題まとめ

宝具演出について
アプリ版でバックドロップを決めるのに対し、アーケード版では剣で切り上げる仕様になっている。理由については明言されていないが、アーケード版では3Dモデルで描写するために大型エネミーに放った際の描写ができないからではないか、と推測されている。

脚注

注釈

  1. 神霊アストライアとしての側面が強く出た場合
  2. オーバーチャージで効果UP
  3. 依代の出身作品『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』を意識した結果か、後述する効果も合わせて、非常に「推理小説向きの」条件である。
  4. ただし、アストライアのスタイルをキャッチ・アズ・キャッチ・キャンと称するのは誤りである。詳しくは依代の記事にて。

出典


リンク