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; 略歴
 
; 略歴
:『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』では西暦1431年のフランスに出現。
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:『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』・西暦1431年のフランスにおいて、復讐の念に染まった“竜の魔女”として蘇る。
 
:ワイバーンの群れと邪竜[[ファヴニール]]、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世と[[ピエール・コーション]]司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらしたが、歴史を修正すべくこの時代を訪れた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト]]、もう一人の『[[ジャンヌ・ダルク]]』、そして多くの正しき英霊たちの奮闘により討たれ、自身の真実を知らぬままに消滅した。
 
:ワイバーンの群れと邪竜[[ファヴニール]]、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世と[[ピエール・コーション]]司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらしたが、歴史を修正すべくこの時代を訪れた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と[[マシュ・キリエライト]]、もう一人の『[[ジャンヌ・ダルク]]』、そして多くの正しき英霊たちの奮闘により討たれ、自身の真実を知らぬままに消滅した。
 
:本来彼女は特異点となった歴史の中においてジル・ド・レェによって生み出された存在である。そのため「この世のどこにも存在し得ない」彼女はカルデアでの召喚も不可能となるはずだった。
 
:本来彼女は特異点となった歴史の中においてジル・ド・レェによって生み出された存在である。そのため「この世のどこにも存在し得ない」彼女はカルデアでの召喚も不可能となるはずだった。
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:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|もう一人のアヴェンジャー]]に続いてⅩの座を統括する[[魔神柱|廃棄孔アンドロマリウス]]との戦いに参戦する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚されており、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|もう一人のアヴェンジャー]]に続いてⅩの座を統括する[[魔神柱|廃棄孔アンドロマリウス]]との戦いに参戦する。
 
; 人物
 
; 人物
: “竜の魔女”として蘇った救国の聖女。復讐の念に染まった黒い[[ジャンヌ・ダルク]]
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: 特異点においては自分を裏切ったフランスに憎悪を抱き、己の救済全てが過ちだったとしてフランスを滅ぼさんとし、もう一人の[[ジャンヌ・ダルク]]を自分の暗黒面を認めようとしない愚か者と断じて強く敵視している。
: 自分を裏切ったフランスに憎悪を抱き、己の救済全てが過ちだったとしてフランスを滅ぼさんとする。もう一人の[[ジャンヌ・ダルク]]を自分の暗黒面を認めようとしない愚か者と断じ、強く敵視している。
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: その性格は極めて残忍、苛烈、冷酷であり、言動や振る舞いに元の聖女としての面影や他者への慈愛はなく、人間であるというだけで復讐の対象となる。しかし無秩序な破壊者というわけではなく、その行為自体は「神が存在自体を間違いとしたフランスを滅ぼす」という確固たる信念の元にある。周囲への仲間に対しても常に不信を抱いており、神の存在を信じてはいるが、そこにあるのは信仰ではなく、神を相手に戦い殺すことへの喜びのみである。
: 性格は極めて残忍、苛烈、冷酷であり、言動や振る舞いに言動も元の聖女としての面影はない。普段は丁寧で慇懃無礼なのだが、感情が昂るとグレた女子高生のような伝法な口調になる。
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: 何れにせよ彼女に存在するのは完璧なまでの破滅嗜好であり、力尽きるまで何かを殺し続けることを人生の目的とする。 マスターに対してもひとまず反抗はしないものの、人間である以上不信感は常に抱いており、何かと距離を置こうとしている。
: 他者への慈愛はなく、人間であるというだけで復讐の対象となる。しかし無秩序な破壊者というわけではなく、「神が存在自体を間違いとしたフランスを滅ぼす」という確固たる信念の下行動している。
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: 普段は丁寧で慇懃無礼なのだが、感情が昂るとグレた女子高生のような伝法な口調になる。また「本来のジャンヌ・ダルクそのものではない存在として」の出自を自覚しているためか「あり得ない負の存在」としての自分にコンプレックスを抱いている節があり、自らを「愛される要素などない小娘」と称するなど自虐的でひねくれた性格や、一種の承認欲求・主人公願望に近いものを秘めている。素直でこそないものの真面目かつ律儀な部分は本来のジャンヌとさほど変わらず、自ら作り出した贋作英霊達には彼女なりの礼儀を以て接していたことが窺える。
: 周囲への仲間に対しても常に不信を抱いており、神の存在を信じてはいるが、そこにあるのは信仰ではなく、神を相手に戦い殺すことへの喜びのみである。
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: 彼女に存在するのは完璧なまでの破滅嗜好であり、力尽きるまで何かを殺し続けることを人生の目的とする。
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: マスターに対してもひとまず反抗はしないものの、人間である以上不信感は常に抱いており、何かと距離を置こうとしている。
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: その出自を自覚しているためか「本来はあり得ない負の存在」としての自分にコンプレックスを抱いている節があり、自らを「愛される要素などない小娘」と称するなど自虐的でひねくれた性格が根底にある。
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: また本来のジャンヌ・ダルクそのものではない存在として生まれたが故か、胸の内には一種の承認欲求や主人公願望に近いものを秘めている。ただ、素直でこそないが真面目かつ律儀な部分も同様にあり、自ら作り出した贋作英霊達へも彼女なりの礼儀を以て接していたことが窺える。
   
; 能力
 
; 能力
 
: 呪旗の宝具『吼え立てよ、我が憤怒』、及びそれによる怨嗟の炎を操る能力と、腰に差した黒い剣を使って戦う。
 
: 呪旗の宝具『吼え立てよ、我が憤怒』、及びそれによる怨嗟の炎を操る能力と、腰に差した黒い剣を使って戦う。
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:西暦1431年、第一特異点「オルレアン」にて“竜の魔女”として蘇り、ワイバーンの群れと邪竜ファヴニール、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世とピエール・コーション司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらした。
 
:西暦1431年、第一特異点「オルレアン」にて“竜の魔女”として蘇り、ワイバーンの群れと邪竜ファヴニール、そして召喚したサーヴァントの軍勢を引き連れ、フランス国王シャルル七世とピエール・コーション司教を殺害、フランス全土に恐怖をもたらした。
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:しかし実際は彼女は聖女ジャンヌ・ダルクの別側面、というわけではなく、[[ジル・ド・レェ]]が聖杯によって創り出した存在。―――つまり、ジャンヌ・ダルクの「贋作」。
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:しかしこのときの彼女は聖女ジャンヌ・ダルクの別側面というわけではなく、[[ジル・ド・レェ]]が聖杯によって創り出した存在―――つまり、ジャンヌ・ダルクの「贋作」にすぎない。
 
:聖杯を以ってしてもジャンヌの復活は叶わないと知ったジルは、その力で自分が正しいと信じるジャンヌを新たに創造した。<br>ジルが抱いたフランスへの怒りと憎しみ、願望が強く投影された存在だが、自身は自分が創造された者だという事実を知らず、「自分こそが本当のジャンヌ・ダルクである」と認識していた。―――自身が討たれ、消滅するまでは。<br>彼女は歴史を歪められた人類史の中で創り出さた架空の存在。故に、英霊の座に本体は存在せず、彼女が再召喚される可能性は極小である。何せ、召喚した英霊は力尽くで支配し、唯一望んだジルも倒されたのだから。
 
:聖杯を以ってしてもジャンヌの復活は叶わないと知ったジルは、その力で自分が正しいと信じるジャンヌを新たに創造した。<br>ジルが抱いたフランスへの怒りと憎しみ、願望が強く投影された存在だが、自身は自分が創造された者だという事実を知らず、「自分こそが本当のジャンヌ・ダルクである」と認識していた。―――自身が討たれ、消滅するまでは。<br>彼女は歴史を歪められた人類史の中で創り出さた架空の存在。故に、英霊の座に本体は存在せず、彼女が再召喚される可能性は極小である。何せ、召喚した英霊は力尽くで支配し、唯一望んだジルも倒されたのだから。
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:この世は嘘に塗れ、虚飾を良しとしている以上、贋作が真作を凌駕してはいけないと誰も言ってない。<br>だから、自分が贋作であろうとも、世界にその存在を否定するなどと、誰も決めていない。
 
:この世は嘘に塗れ、虚飾を良しとしている以上、贋作が真作を凌駕してはいけないと誰も言ってない。<br>だから、自分が贋作であろうとも、世界にその存在を否定するなどと、誰も決めていない。
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:多くの人間が“'''あんな最期を迎えた女なら復讐する権利がある'''”―――そう夢想して堕ちた魔女。<br>オルレアンではただ「救国の聖女」を否定する機械として動いた彼女だが、殺意と憎悪を羊水として産み落とされ、贋作であっても確固たる意志を持った反英雄―――「復讐者」のサーヴァントとして現界した。
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:多くの人間が“'''あんな最期を迎えた女なら復讐する権利がある'''”―――そう夢想して堕ちた魔女。<br>オルレアンではただ「救国の聖女」を否定する機械として動いた彼女だが、殺意と憎悪を羊水として産み落とされたことで、贋作であっても確固たる意志を持った反英雄―――「復讐者」のサーヴァントとして現界したのである。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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: なおこの直前まで、誘拐をわざと見逃した新宿のアーチャーは、オルタ2人によって顔や腹などをボッコボコにされていた。
 
: なおこの直前まで、誘拐をわざと見逃した新宿のアーチャーは、オルタ2人によって顔や腹などをボッコボコにされていた。
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;『世界はどうしようもなく暗黒で、人間は限り無く卑小であり続ける』<br />『善良なる人間とやらが出来ることは、見て見ぬ振りをするだけ』<br />『そんなモノのために指一本だって動かすものかと』<br />『そう考えていたはずなのに』<br />『……あの、お人好しの、ボンクラの、涙ぐましい、前向き、善良、天然、どうしようもない平均的な存在』<br />『怯えても、絶望しても、踏みにじられても、嘲弄されてもなお、進むことだけは止めぬ、人間の象徴みたいな彼(彼女)。』<br />『―――ああ、一つ、大切なことを言い忘れていた。』<br />「……っつーか、私とも踊るくらい思いつけっての……。<br /> 気の利かない、鈍感め……。」
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;『世界はどうしようもなく暗黒で、人間は限り無く卑小であり続ける』<br />『善良なる人間とやらが出来ることは、見て見ぬ振りをするだけ』<br />『そんなモノのために指一本だって動かすものかと<br />そう考えていたはずなのに』<br />『……あの、お人好しの、ボンクラの、涙ぐましい、前向き、善良、天然、どうしようもない平均的な存在<br />怯えても、絶望しても、踏みにじられても、嘲弄されてもなお、進むことだけは止めぬ、人間の象徴みたいな彼(彼女)。』<br />『―――ああ、一つ、大切なことを言い忘れていた。』<br />「……っつーか、私とも踊るくらい思いつけっての……。<br /> 気の利かない、鈍感め……。」
 
: 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』にて、新宿のアヴェンジャーに致命傷を受けて薄れゆく意識の中での独白。
 
: 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』にて、新宿のアヴェンジャーに致命傷を受けて薄れゆく意識の中での独白。
 
: 彼女が命を懸けて守ったものは、彼女が最も嫌いだったはずの善良な人間であった。
 
: 彼女が命を懸けて守ったものは、彼女が最も嫌いだったはずの善良な人間であった。
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; 「スターを集めてバスターで殴る! これが最強に頭のいい戦法よ!」
 
; 「スターを集めてバスターで殴る! これが最強に頭のいい戦法よ!」
 
: 『ジャンヌ[オルタ] 百面相缶バッジセット』のセリフの1つ。完全なるバスターゴリラ思考の脳筋である。
 
: 『ジャンヌ[オルタ] 百面相缶バッジセット』のセリフの1つ。完全なるバスターゴリラ思考の脳筋である。
: 全サーヴァント最強クラスのATK数値とアヴェンジャーのATK補正という下地に加えて、保有スキルの自己改造[EX]とクラススキルの忘却補正[A]という、クリティカル威力アップスキルを2つも有することから、凄まじいほどのクリティカル数値を叩きだすオルタを象徴したセリフであり、全体を通して見ても[[マーリン|Busterクリティカルに凄まじいブーストを掛けられるサーヴァント]]の登場から理にかなった強力な戦法の一つとなっている。
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: 全サーヴァント最強クラスのATK数値とアヴェンジャーのATK補正という下地に加えて、保有スキルの自己改造[EX]とクラススキルの忘却補正[A]という、クリティカル威力アップスキルを2つも有することから、凄まじいほどのクリティカル数値を叩きだすオルタを象徴したセリフであり、全体を通して見ても[[マーリン (Grand Order)|Busterクリティカルに凄まじいブーストを掛けられるサーヴァント]]の登場から理にかなった強力な戦法の一つとなっている。
: 頭のいい戦法というわりに内容自体は脳筋一直線だが、彼女自身はスターの生成や回収能力が平凡なので、編制や礼装等で一工夫、頭を使う必要はある。
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: 頭のいい戦法というわりに内容自体は脳筋一直線だが、彼女自身だけだとスターの生成や回収能力が平凡なので、編制や礼装等で一工夫、頭を使う必要はある。
    
;「私を召喚した日ってあるじゃない。あれ、誕生日みたいなものだから。」
 
;「私を召喚した日ってあるじゃない。あれ、誕生日みたいなものだから。」
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