ネロ・クラウディウス〔キャスター〕

2017年9月1日 (金) 22:18時点における零線上の狙撃者 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎話題まとめ)

キャスター (Grand Order)

  • 真名:ネロ・クラウディウス
  • 身長:150cm / 体重:42kg
  • 出典:史実
  • 地域:ローマ
  • 属性:混沌・夏
  • 性別:女性
  • 声優:丹下桜

魔術師」のサーヴァント。期間限定イベント『デッドヒート・サマーレース!』にて登場した水着姿のネロ・クラウディウス

略歴
『デッドヒート・サマーレース!』では特異点解決において開催されたレースに参加する際にそのへんを歩いていたアルトリア・オルタに声をかけ、チーム「タイラント・シューティンスター」として参加。
人物
セイバークラスでは男装の麗人[1]だが、今回は美女である事を隠さず、堂々と夏の海を満喫している。
「自分大好き」の自己愛の持ち主で、それでいて「周りの人々も大好き」という博愛をも併せ持った、壮大な価値観を有している。
南の島に誘われず内心で不満だったである彼女は、今回こそはと水着を新調し、サマーイベントに乗り出す気満々だった。
ハワイに行きたいためレースには乗り気ではなかったが「優勝してほしい」というマスターの願いを叶えてやりたい―――そんな熱い想いで、容易ではないクラスチェンジを敢行し、優勝の名誉(とマスターに役立つ賞品)だけを目的としてレースに参加。
偶然にも同じ理由でクラスを変えたアルトリア・オルタとは最終目的が同じということもあり、最も目立つメインドライバーをどちらにするかで互いに最後まで譲らなかった。
レース方針はとても攻撃的。立ちふさがるものは強引に攻め、何度もマシン同士でぶつかった後、スピードで抜く事を良しとする。アルトリア・オルタとは強引な方針が似ていることから相乗効果を生み出していた。
ネロは全チームを『良きライバル』として考える為、相手の長所に喜びつつ、これを上回る事を望む。その中でパートナーであるアルトリア・オルタを最大のライバルと認識しており、優勝した際には夏の勝者とマスターを賭けて決着をつけることとなる。
能力
キャスタークラスになってもステータスはセイバークラス時と宝具を除いて一切変化はなく、実際「原初の火」という銘の剣で戦っている。
生前の魔術師シモンから学んだ知識を最大限に生かし、自分用の魔術礼装ならぬ劇場礼装を完成させた。
体の左右に浮遊するパイプオルガンはその美声を攻撃力に変換し、レーザー、花火、火炎弾を放つほか、砲身を分離して攻撃を行う。
……無論、その歌声はダメージを生む代物であるが、その残酷な真実を本人は気付いていない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) D D A B A A 騎乗:B
陣地作成:A+
道具作成(奇)EX
暴走特権:EX
七つの冠:C
死なずのマグス:A

宝具

誉れ歌う黄金劇場(ラウダレントゥム・ドムス・イルステリアス)
ランク:A
種別:対軍宝具
最大捕捉:500人
黄金劇場に管楽器が追加されたと思ったら、そのパイプはすべて砲門だった。
如何なる想像力の仕業なのか、設計者は正気だったのか、でもパイプオルガンって砲門っぽいよね。そんな複雑な経緯から生まれた歌劇要塞。
『謳う者』としての霊基を得たネロは、その才能を最大限に発揮。黄金劇場は劇場内のみならず、劇場の外に向けてその歌声を届かせる一大野外ステージへと変化した。

真名:ネロ・クラウディウス

ネロ。帝政ローマ第5代皇帝。悪名高き「暴君」……が水着姿になったもの。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
  • 〔キャスター〕キャラクターデザイン:ワダアルコ / 設定作成:??? / レア度:☆5
『デッドヒート・サマーレース!』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。

人間関係

Fate/Grand Order

アルトリア・ペンドラゴン〔ライダーオルタ〕
イシュタルカップでチームを組んだサーヴァント。
ネロと異なりそういうの関係なしでとにかくトップに立とうとする方針だが、結果は同じなのでケンカしないという奇蹟のチーム。
なお、マイルームでは気は合うものの、「血も涙もない、そして愛想すらないメイド」と「嫌いなもの」として彼女を挙げたり、彼女所属時には酷い目に合わされたそうな。

生前

シモン・マグス
ネロが皇帝で会った頃の宮廷魔術師。口は悪い、態度は悪い、性格も悪いという困った男だったが、気に入っており、彼から魔術を少し学んだ。
これがキャスターの適性を有した逸話だと考えられる。

名台詞

「嫌いなものか。血も涙もない、そして愛想すらないメイドだな。気は合うが、まっったく可愛げがない」
マイルーム会話「嫌いなこと」。レースでは喧嘩はしない奇跡のチームと評しており、実際気は合うものの可愛げがないようだ。
「ぬっ!? 濡れたシャツとは、なんと恥知らずな! だが、それでこそ我がライバル!
 なりふり構わず勝ちに来るところ、余は好きだぞ。だが、この劇場礼装が許すかな?」
マイルーム会話「玉藻の前〔ランサー〕」。取り敢えず黄金劇場で吹っ飛ばすつもりですか。
「冷血メイドまでいるではないか!?マスター、ヤツは早々に追放すべきだぞ!
 冷たいココナッツミルクが飲みたいと言った余に、ヤツは何をしたと思う?あの固いココナッツが、余の前で、無惨にも、爆発を……」
マイルーム会話「アルトリア・ペンドラゴン〔ライダーオルタ〕」。料理については専門外だったようだ。

メモ

  • 彼女の霊基ベースとしては同作のネロ・クラウディウス〔ブライド〕でありそれが水着に着替えただけの姿である。あちらのFGOでの設定に倣いFGO主人公に引き続き恋愛的な意味でデレている。
    • 一方で、宝具演出では背景に『Fate/EXTELLA』由来のセイバー・ヴィナス像が鎮座している。ご丁寧にアルテラのフォトン・レイも像が持っているが、これがネロのイメージする「美の女神(ヴィナス)」の自分の表現として宝具に現れたのか、はたまた座からの「別時空のネロの一つの姿」としての記録によるものなのかは、公式も未だ語らない。
      • また、実装時のイベントとなった「デッドヒート・サマーレース」では、レースの1位になった際に「つきのうみを パドるパドる~♪」とブロッサム先生で披露したクリスマスソングを思わせる曲を歌っている。同作のネロブライドには月での冒険の記憶がないのは以前きのこが説明した通りであるが、この曲がネロブライドと同一の水着ネロの口から飛び出した歌詞に「つきのうみ」がある。…あくまでのファンサービス演出なのか、はたまたFGO公式の素での設定齟齬に起因するのかは不明。
  • 「水着を新調」というのは、ネロが過去に登場した作品の水着いずれともデザインが異なるため。ただし霊基第二段階のイラストで着ている私服だけは『Fate/EXTRA CCC』にあった「深紅の現代衣装」。
    • 「セイバー総選挙」の時は赤を基調とした斑模様のビキニ水着。
    • 『CCC』ではBBが用意した、紐と見紛うような際どさの赤いスリングショット水着「あかいいなずま」。『Grand Order』でもモードレッド〔ライダー〕がマイルーム会話でそれとなくその存在に言及している。
    • 『Fate/EXTELLA』ではチェック柄の赤いビキニ「ローズ・ヴァカンス」。こちらは多少露出度が高めであるものの真っ当なデザイン。
  • 最近とみに増殖気味である「セイバー顔」であるが、セイバーランサーアーチャーライダーアサシンバーサーカーは今まで居たので、彼女の登場でキャスターが埋まり、めでたく基本7クラスコンプリートとなった。
    • …が、彼女はネロの一派生であり、他はアルトリア派生によるものであった為、「一ヶ所だけネロ」というこの図をコンプリート扱いするファンは基本少ないかもしれない。やはり待たれるのはアルトリアシリーズのキャスターか。

話題まとめ

クラス適性について
セイバー時とステータスが全く変わっていない上に、セイバー時には無かったスキルが多数追加されてることから、ファンの間では「セイバーよりキャスターになった方が強いじゃん」ともっぱらの噂になった。
元々『EXTRA material』での記述でもネロの本来の適性は指揮官系サーヴァントであるとされており、皇帝特権で無理やりセイバーとして成立させるよりは向いているクラスと言えなくもない。また、『EXTELLA』ではシモン・マグスから魔術師の才能があると評価されたという話がある。
一方で、「夏に夢を:A」というスキルが消失し「七つの冠:C」という不穏なスキルも追加された。七つの冠とは、「黙示録の獣」と呼ばれる七つの頭を持つ「赤い竜」と、十本の角と七つの頭を持つ「獣」が着けているとされる冠である。(分かりづらいが、この2つの怪物をまとめて「黙示録の獣」と呼ぶ。)この「黙示録の獣」は、キリスト教を迫害したローマを象徴したものとされており、七つの頭はそれぞれローマ皇帝を表しているとされている。そしてネロは特にキリスト教を迫害した皇帝なので、当然この黙示録の獣の頭の内の一つに数えられている存在である。スキルの効果もクラス相性を(防御面のみ)無効化するというビーストソロモンに化けていたゲーティアを思い起こさせるものとなっている。何より宝具演出が「海より出現する」黄金劇場ということ。黙示録の獣も海より出現すると言われており、こうも積み上げられると小さいものでも怪しさが…。

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脚注

  1. あくまでも本人はそう思っている。

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