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| 現時点では「霊基を獲得した地球外の存在」「異星人のようなもの」というかなり広範な定義として落ち着いているため、「フォーリナー」の適性を持ちうるサーヴァントの由来は各々で異なっている。<br> | | 現時点では「霊基を獲得した地球外の存在」「異星人のようなもの」というかなり広範な定義として落ち着いているため、「フォーリナー」の適性を持ちうるサーヴァントの由来は各々で異なっている。<br> |
− | 確認されている限りで表立って登場するのは[[クトゥルフ神話|別宇宙に棲む虚空の邪神の依代]]だが、その例外である[[謎のヒロインXX|サーヴァントユニヴァースのコスモガーディアン]]や[[ボイジャー|地球由来の人工宇宙探査機]]なども全て、宇宙に縁深い存在である。 | + | 確認されている限りで表立って登場するのは[[クトゥルフ神話|別宇宙に棲む虚空の邪神の依代]]だが、それに当てはまらないフォーリナークラスの英霊も全て、宇宙([[サーヴァントユニヴァース]]含む)に縁深い存在である。 |
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| ここで言う虚空の邪神とは、宇宙どころか並行世界や異世界ですらない別次元、'''「この宇宙」ならざる領域に座す高次生命(深淵の邪神)'''と扱われており、それらの干渉を受けてその性質を宿した者にクラス適性が備わる可能性があるという。<br> | | ここで言う虚空の邪神とは、宇宙どころか並行世界や異世界ですらない別次元、'''「この宇宙」ならざる領域に座す高次生命(深淵の邪神)'''と扱われており、それらの干渉を受けてその性質を宿した者にクラス適性が備わる可能性があるという。<br> |
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| 外宇宙の異常識そのものであり、地球の存在する「この宇宙」を支配する法則とは全く別の摂理を有する。故に「この宇宙」を基盤とする法則とは相容れず、[[ギルガメッシュ|裁定者]]の千里眼、[[魔術]]という根本原理、星を守護する[[抑止力]]であろうとも例外なくこの存在たちの前には無力となる。<br> | | 外宇宙の異常識そのものであり、地球の存在する「この宇宙」を支配する法則とは全く別の摂理を有する。故に「この宇宙」を基盤とする法則とは相容れず、[[ギルガメッシュ|裁定者]]の千里眼、[[魔術]]という根本原理、星を守護する[[抑止力]]であろうとも例外なくこの存在たちの前には無力となる。<br> |
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− | これまで登場したのは以下13人。
| + | これまで登場したのは以下15人。 |
| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
| |- | | |- |
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| |[[謎のヒロインXX]]||[[Fate/Grand Order]]|| | | |[[謎のヒロインXX]]||[[Fate/Grand Order]]|| |
| |- | | |- |
− | |[[BB (水着)]]<ref group = "注">サーヴァントとしてのクラスは[[ムーンキャンサー]]</ref>||[[Fate/Grand Order]]||''ナイアルラトホテップ'' | + | |[[BB (水着)]]<ref group = "注">サーヴァントとしてのクラスは[[ムーンキャンサー]]。</ref>||[[Fate/Grand Order]]||''ナイアルラトホテップ'' |
| |- | | |- |
| |[[楊貴妃]]||[[Fate/Grand Order]]||''クトゥグア'' | | |[[楊貴妃]]||[[Fate/Grand Order]]||''クトゥグア'' |
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| |[[闇のコヤンスカヤ]]||[[Fate/Grand Order]]||ツングースカ大爆発の隕石 | | |[[闇のコヤンスカヤ]]||[[Fate/Grand Order]]||ツングースカ大爆発の隕石 |
| |- | | |- |
− | |[[ククルカン]]||[[Fate/Grand Order]]||[[ORT〔亜種〕|ORT]] | + | |[[ククルカン]]||[[Fate/Grand Order]]||[[マィヤ]]<br/>[[ORT〔亜種〕|ORT]] |
| + | |- |
| + | |[[ノクナレア・ヤラアーンドゥ]]||[[Fate/Grand Order]]||ワンジナ<br/>妖精國 |
| + | |- |
| + | |[[ワンジナ]]||[[Fate/Grand Order]]|| |
| |} | | |} |
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| *フォーリナー (Foreigner)とは一般的に「外国人」「異邦人」を意味する言葉だが、上記の通りFateでは「降臨者」の読み名に当てられている。地球を含む「この宇宙」にしてみれば、外宇宙は文字通りの「異邦」である。 | | *フォーリナー (Foreigner)とは一般的に「外国人」「異邦人」を意味する言葉だが、上記の通りFateでは「降臨者」の読み名に当てられている。地球を含む「この宇宙」にしてみれば、外宇宙は文字通りの「異邦」である。 |
| *クラスアイコンは恐らく「星」を象ったもの。地球外、即ち宇宙をイメージした代物と思われる。 | | *クラスアイコンは恐らく「星」を象ったもの。地球外、即ち宇宙をイメージした代物と思われる。 |
− | *フォーリナーの中でも『深淵の邪神』に魅入られたとされる[[アビゲイル・ウィリアムズ]]、[[葛飾北斎]]、[[楊貴妃]]、[[ヴァン・ゴッホ]]は全員、第三霊基においてクトゥルフ神話の邪神の意匠を思わせる外見と生気を感じさせない肌へと変化する。 | + | *フォーリナーの中でも『深淵の邪神』に魅入られたとされる[[アビゲイル・ウィリアムズ]]、[[葛飾北斎]]、[[楊貴妃]]、[[ヴァン・ゴッホ]]や[[ジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕]]は全員、第三霊基においてクトゥルフ神話の邪神の意匠を思わせる外見と生気を感じさせない肌へと変化する。 |
− | **ちなみに「異端なるセイレム」に登場した[[ラヴィニア・ウェイトリー]]にも類似色の肌が見られるが、作中の台詞から彼女も邪神の影響を受けて肌色が変化したものと思しい。 | + | **ちなみに「[[禁忌降臨庭園 セイレム]]」に登場した[[ラヴィニア・ウェイトリー]]にも類似色の肌が見られるが、作中の台詞から彼女も邪神の影響を受けて肌色が変化したものと思しい。 |
− | **また、[[アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕|水着のアビゲイル]]は「元々おかしくなっていたのが人間性を再度獲得する」という表現なのか、第一霊基が青白い肌で再臨を重ねるごとに人間に近づいていく。 | + | **一方、[[アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕|水着のアビゲイル]]は「元々おかしくなっていたのが人間性を再度獲得する」という表現なのか、逆に第一霊基が青白い肌で再臨を重ねるごとに人間に近づいていく。 |
| *葛飾北斎を見た[[BB (Grand Order)|BB]]は、フォーリナーを「狂気の内にありながら純粋さを失わない・あるいは狂気に呑まれながらそれを逆に呑み尽くした者」と定義している。ただしこの定義は後に登場した[[謎のヒロインXX]]の在り方とは無関係であり、「狂気の擬似的な克服」という要素はあくまで「深淵の邪神に干渉された存在がフォーリナーの資格を獲得する」ために必要な条件の一つと見られる。<br/>余談だが、謎のヒロインXXと同時期に登場した[[BB (水着)]]は、虚空の邪神と同調しXXから「フォーリナー」として追跡される身になっていながら、最終的なクラスはフォーリナーではなく[[ムーンキャンサー]]のままとなっている。 | | *葛飾北斎を見た[[BB (Grand Order)|BB]]は、フォーリナーを「狂気の内にありながら純粋さを失わない・あるいは狂気に呑まれながらそれを逆に呑み尽くした者」と定義している。ただしこの定義は後に登場した[[謎のヒロインXX]]の在り方とは無関係であり、「狂気の擬似的な克服」という要素はあくまで「深淵の邪神に干渉された存在がフォーリナーの資格を獲得する」ために必要な条件の一つと見られる。<br/>余談だが、謎のヒロインXXと同時期に登場した[[BB (水着)]]は、虚空の邪神と同調しXXから「フォーリナー」として追跡される身になっていながら、最終的なクラスはフォーリナーではなく[[ムーンキャンサー]]のままとなっている。 |
− | *謎のヒロインXXやボイジャーを除いて霊基に邪神からの影響が入っており、邪神がこの宇宙に対して外側から干渉する端末となる可能性も高いため、運用するには危険な存在ともいえる。 | + | *霊基に邪神からの影響が入っている多くのフォーリナーは、邪神がこの宇宙に対して外側から干渉する端末となる可能性も高いため、運用するには危険な存在ともいえる。 |
| **その一方で一種のワクチンとして邪神からの脅威に対抗できるのも「邪神の影響を受けてもその軍門に下らなかった」彼ら彼女らだけであり、[[ジル・ド・レェ]]はそんなフォーリナー達を指して'''「外からの脅威に対抗して現在進行形で英雄譚を刻んでいる、最も新しい英雄たち」'''と評している。 | | **その一方で一種のワクチンとして邪神からの脅威に対抗できるのも「邪神の影響を受けてもその軍門に下らなかった」彼ら彼女らだけであり、[[ジル・ド・レェ]]はそんなフォーリナー達を指して'''「外からの脅威に対抗して現在進行形で英雄譚を刻んでいる、最も新しい英雄たち」'''と評している。 |
| ***また、邪神たちの間にも対立関係があり、それを利用して拮抗関係を作る形で邪神からの影響を抑え込むためにもフォーリナーはカルデア側としても危険を承知の上でできるだけ抱えておいた方がよいとも指摘されている。 | | ***また、邪神たちの間にも対立関係があり、それを利用して拮抗関係を作る形で邪神からの影響を抑え込むためにもフォーリナーはカルデア側としても危険を承知の上でできるだけ抱えておいた方がよいとも指摘されている。 |
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| :クトゥルフ神話に登場し、本作では[[BB (水着)]]が関わった可能性があるとされる高位の神「ナイアルラトホテップ」は多種多様に過ぎる化身を持っており、これらの化身を考慮に入れる場合は解釈次第で適性付与の対象となる英霊は大幅に増える。かの[[織田信長]]もその内の一人である。また「無貌の神」と呼ばれる顔のない漆黒のスフィンクスも化身の一つだが、[[オジマンディアス]]は顔が見えない宇宙柄のスフィンクス・ウェヘムメウストを保有している。 | | :クトゥルフ神話に登場し、本作では[[BB (水着)]]が関わった可能性があるとされる高位の神「ナイアルラトホテップ」は多種多様に過ぎる化身を持っており、これらの化身を考慮に入れる場合は解釈次第で適性付与の対象となる英霊は大幅に増える。かの[[織田信長]]もその内の一人である。また「無貌の神」と呼ばれる顔のない漆黒のスフィンクスも化身の一つだが、[[オジマンディアス]]は顔が見えない宇宙柄のスフィンクス・ウェヘムメウストを保有している。 |
| :さらに円卓の騎士[[トリスタン]]に至っては、「ハスター」の眷属にあたるバイアクヘー(ビヤーキーとも)を使役しており、その一体を同胞騎士ダゴネットに譲った話が存在する。 | | :さらに円卓の騎士[[トリスタン]]に至っては、「ハスター」の眷属にあたるバイアクヘー(ビヤーキーとも)を使役しており、その一体を同胞騎士ダゴネットに譲った話が存在する。 |
− | :地球外の存在、異星人のようなものという意味では、『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を含む南米の神性と[[オリュンポス十二神]]も該当しうるが…。 | + | :とはいえ、クトゥルフ神話系のフォーリナーとなっている英霊と対応する神性に関してはこれといった関連性が薄く、クトゥルフ系ではないフォーリナーも増えてきたためその傾向を断言することは不可能といえる。 |
− | :とはいえ、クトゥルフ神話系のフォーリナーとなっている英霊と対応する神性に関してはこれといった関連性がなく、クトゥルフ系ではないフォーリナーも増えてきたためその傾向を断言することは不可能といえる。 | + | :邪神関連以外では「地球外の存在、異星人のようなもの」という存在にもこのクラスが割り当てられる事がある。『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を始めとしたアステカ神話の神性に関しては、後に南米異聞帯におけるケツァル・コアトルに該当する存在である[[ククルカン]]がフォーリナークラスで実装されている他、地球に飛来した隕石(が引き起こした大爆発現象)が神格を持ったことで生まれた[[闇のコヤンスカヤ]]もこのクラスに該当している。 |
| + | :同じくFateの世界観では外宇宙から飛来した存在である[[オリュンポス十二神]]も該当しうるが、こちらは[[オリオン|アルテミス]]がアーチャーで実装されている以外はプレイアブルキャラとしては実装されておらず、ストーリー上のエネミーとしては[[ゼウス]]、[[アフロディーテ]]、[[デメテル]]、[[ポセイドン|ポセイドン(コア)]]が登場しているがいずれもフォーリナーではない。 |
| + | |
| + | ;[[グランドクラス]] |
| + | :フォーリナーはエクストラクラスであるが故に冠位が存在しないはずなのだが、ORTが様々な改竄や捏造の果てに無理やり'''グランドフォーリナー'''を作り出して自己のクラスとして獲得している。詳細は[[ORT〔亜種〕]]を参照。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| ;ガチャの演出 | | ;ガチャの演出 |
− | :『Grand Order』ゲーム内において最初のフォーリナーのアビゲイルが登場した当初はもとより、現時点では星3以下のフォーリナーは存在しない。そのため、ガチャでフォーリナーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これは[[ムーンキャンサー]]や[[アルターエゴ]]でも同様。 | + | :『Grand Order』ゲーム内において最初のフォーリナーのアビゲイルが登場した当初はもとより、現時点では星3以下のフォーリナーは存在しない。そのため、ガチャでフォーリナーのクラスカードが出たらそれは確実に金色(星4以上)であるが、それでも「一旦は銀色枠で出たと思わせて後から光って金色に変わる」演出が出る事がある。これは[[ムーンキャンサー]]や、[[徐福]]が実装されるまでの[[アルターエゴ]]でも同様。 |
− | :ただし現在では星3のアルターエゴが[[徐福|実装されているため]]、銀色で出ても金色に変わるということは確定ではなくなった。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |