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446 バイト追加 、 2018年4月17日 (火) 22:48
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:いわゆる'''「別の可能性を描いた世界」'''を指す。<br>世界はひとつではなく合わせ鏡のように無数に展開しており、だからこそ未来は一つきりではない。<br>つまり、あり得たかもしれない結末、切り捨ててしまった関係、気づく事さえなかった選択、といった“イフ”を意味しており、“変動する未来のある世界”を指している。
 
:いわゆる'''「別の可能性を描いた世界」'''を指す。<br>世界はひとつではなく合わせ鏡のように無数に展開しており、だからこそ未来は一つきりではない。<br>つまり、あり得たかもしれない結末、切り捨ててしまった関係、気づく事さえなかった選択、といった“イフ”を意味しており、“変動する未来のある世界”を指している。
 
===編纂事象と剪定事象===
 
===編纂事象と剪定事象===
:『TYPE-MOON』作品における並行世界の運営概念。
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:『TYPE-MOON』作品における並行世界の運営概念。<br>並行世界は「多少の差異はあっても未来は同じになる大幹の並行世界群」である編纂事象と、「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の並行世界」である剪定事象に振り分けられるというもの<ref group = "出" name = "『Fate/AccelZeroOrder』プロローグ" >『Fate/AccelZeroOrder』プロローグより。</ref>。
:並行世界は「多少の差異はあっても未来は同じになる大幹の並行世界群」である編纂事象と、「完全に別世界になり、いずれ滅びる枝葉の並行世界」である剪定事象に振り分けられるというもの<ref group = "出" name = "『Fate/AccelZeroOrder』プロローグ" >『Fate/AccelZeroOrder』プロローグより。</ref>。<br>単純に例えると、編纂事象は正史のメインルート、剪定事象はバッドエンドルートである事が多いが、剪定事象は単に『メインルートから外れすぎて特化した結果、多くの分岐可能性を失った世界』であって、必ずしもバッドというわけではない。善し悪しに分けるとなると、善い流れとは「安定した、今後もより多くの派生を生む可能性に満ちた流れ」であり、悪い流れは「先鋭しすぎたため、もう道を変えられない一本道の流れ」を指す<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ">『Fate/EXTELLA matelial』113ページより。</ref>。
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:現在にいる個人の行いによって世界は変動するが、それは可能性が生きている事や、今ある世界が“正しい軸”にある事を示している。<br>逆に言うと、もう何を選ぼうが未来が変わらなくなった世界は、並行世界は存在せず、過去に逆行する事さえできなくなった孤独な単一の世界となる。<br>尤も、それは構造的に必ず生まれてしまう必要悪なモノ。人々に選ばれなかった選択が続いた世界は、今の世界と同じ姿を保つことは不可能である。
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:単純に例えると、編纂事象は正史のメインルート、剪定事象はバッドエンドルートである事が多いが、剪定事象は単に『メインルートから外れすぎて特化した結果、多くの分岐可能性を失った世界』であって、必ずしもバッドというわけではない。善し悪しに分けるとなると、善い流れとは「安定した、今後もより多くの派生を生む可能性に満ちた流れ」であり、悪い流れは「先鋭しすぎたため、もう道を変えられない一本道の流れ」を指す<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ">『Fate/EXTELLA matelial』113ページより。</ref>
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:致命的な選択を続けたことで滅亡した世界もあれば、革新的な正解を続けて過剰とも言える文明レベルを築いてしまった世界もあるが、そうなった時点で世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい。
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:現在にいる個人の行いによって世界は変動するが、それは可能性が生きている事や、今ある世界が“正しい軸”にある事を示している。逆に言うと、もう何を選ぼうが未来が変わらなくなった世界は、並行世界は存在せず、過去に逆行する事さえできなくなった孤独な単一の世界となる。尤も、それは構造的に必ず生まれてしまう必要悪なモノ。人々に選ばれなかった選択が続いた世界は、今の世界と同じ姿を保つことは不可能である<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇">『Fate/EXTELLA』未明篇プロローグより。</ref>。
:勘違いしやすいが、剪定事象となることと世界が滅びることに相関があるわけではない。ただ、剪定される事象に文明の荒廃や都市の滅亡といった光景が比較的多く見られはするらしい。
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:孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。<br>並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう。
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:致命的な選択を続けたことで滅亡した世界もあれば、革新的な正解を続けて過剰とも言える文明レベルを築いてしまった世界もあるが、そうなった時点で世界の基盤がズレてしまい、他と同じ世界ではなく、別世界ないし異世界というほうが相応しい<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>。勘違いしやすいが、剪定事象となることと世界が滅びることに相関があるわけではない。ただ、剪定される事象に文明の荒廃や都市の滅亡といった光景が比較的多く見られはするらしい<ref group = "出">『Fate/Grand Order』アーサー・ペンドラゴン体験クエストより。</ref>。
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:それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。<br>要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。<br>これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる。
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:孤独な世界、今の世界と異なる姿、そういった間違ってしまった世界の端末を増やすために使うエネルギーは、この次元には存在しない。並行世界は雪だるまのように増え続け、やがては次元の容量を超えてしまう。大雑把な目算であるが、地球の文明レベルであれば、それがこのまま百年も続ければこの太陽系は破裂してしまう<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>
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:あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路のようなものと化する。<br>大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである。<br>剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったが、「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されてしまう。まだ誰も知りえない未来のために宇宙が膨張する以上、分かりきった結末のためにエネルギーを使うことはない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。
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:それを防ぐために、世界がある程度進むと可能性の統計をとり、“次の世代の運営”に無理のない結末だけを存続させる。要は百年単位で「ここまで」と集計を取り、“少なくとも、あと百年は続けられる”と保証された世界にだけ可能性を許し、不要と判断した世界の並行世界、その未来を閉ざす方法を行っている。これによって人間は生存し、繁栄し、太陽系は情報量によって飽和する事なく、向こう一億年は今の方式で存続できる<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>
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:あまたに存在する並行世界に文明のズレはないが、いき過ぎた崩壊、いき過ぎた進化をとげた世界に並行世界は存在せず、もう結末が決定してしまった袋小路(デッドエンド)のようなものと化する。大樹に置き換えるのならば、幹である中心部分は成長を続けられるが、枝葉は育ってもいずれ限界を迎えてしまい、大幹を保つために伐採されてしまうのである<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA』未明篇"/>
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:剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったが、「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されてしまう。まだ誰も知りえない未来のために宇宙が膨張する以上、分かりきった結末のためにエネルギーを使うことはない<ref group = "出" name = "『Fate/EXTELLA matelial』113ページ" />。
    
===人理定礎===
 
===人理定礎===
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