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| 地域 = 日本
 
| 地域 = 日本
 
| 属性 = 混沌・善
 
| 属性 = 混沌・善
| 隠し属性 = 人
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| 副属性 = 人
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| 一人称 = あたしちゃん/あたし/ウチら
 
| 一人称 = あたしちゃん/あたし/ウチら
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
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| [[アーチャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || B || C || A || D++ || 対魔力:C<br>単独行動(自己中):A<br>香炉峰の雪:A<br>一乗の法:B || 歌仙の詩歌:B<br>逢坂の関:A<br>星はすばる:B || style="text-align:left"|
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| [[アーチャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || B || C || A || D++ || 対魔力:C<br>単独行動(自己中):A<br>香炉峰の雪:A<br>一乗の法:B || 歌仙の詩歌:B<br>逢坂の関:A→A++<br>星はすばる:B || style="text-align:left"|
 
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:自著にこめた想いが時を越え、後の世においても人々に愛されていた事は清少納言にとって僥倖であった。
 
:自著にこめた想いが時を越え、後の世においても人々に愛されていた事は清少納言にとって僥倖であった。
 
:彼女は『春曙抄』を過去と未来を繋ぐ象徴の言葉とし、「春はあけぼの(春曙)の段」を抜き出したかのような自身の宝具を見事表現した言葉として、自ら宝具名を『枕草子・春曙抄』へと昇華させている。
 
:彼女は『春曙抄』を過去と未来を繋ぐ象徴の言葉とし、「春はあけぼの(春曙)の段」を抜き出したかのような自身の宝具を見事表現した言葉として、自ら宝具名を『枕草子・春曙抄』へと昇華させている。
:『Grand Order』では「自身に〔人の力を持つ敵〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&〔中立のサーヴァント〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン" />&〔シャドウサーヴァント〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン" />&敵全体に強力な攻撃」という効果のQuick宝具。
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:『Grand Order』では「自身に〔人の力を持つ敵〕特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&〔中立のサーヴァント〕特攻状態を付与(1ターン)&〔シャドウサーヴァント〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]」という効果のQuick宝具。
    
== 真名:清少納言 ==
 
== 真名:清少納言 ==
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== メモ ==
 
== メモ ==
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*よくある間違いだが、「清少納言」はあくまでも通称であって本名ではない。ざっくり言うと「清原さん家の少納言」という意味になり、「せいしょう・なごん」ではなく「せい・しょうなごん」が正しい。ただし「少納言」という通称がつけられた経緯は不明で、様々な学説がある。
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**本名は記録に残っていない。江戸時代には「清原諾子(きよはらの なぎこ)」が彼女の本名だとする説が出ており、Fateではこれを採用している。
 
*「[[アーチャー]]ってなんだっけ?」と困惑されるツッコミ処満載なサーヴァント。実際、アーチャー要素が皆無な人物であり、本来のクラスは[[キャスター]]では?と[[紫式部]]から指摘されている。
 
*「[[アーチャー]]ってなんだっけ?」と困惑されるツッコミ処満載なサーヴァント。実際、アーチャー要素が皆無な人物であり、本来のクラスは[[キャスター]]では?と[[紫式部]]から指摘されている。
 
**強いてアーチャー要素を挙げるとすれば最終再臨の光を放つモーションのEXアタックが、自身の著作から由来するもの(スキル名にも採用されている星は昴など)ではないか、または単純に攻撃モーションの一つである蹴鞠の要素ではないかという見解もある。<del>[[ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕|イルカ飛ばす奴]]もそんな感じで適性を得ているくらいだし。</del>
 
**強いてアーチャー要素を挙げるとすれば最終再臨の光を放つモーションのEXアタックが、自身の著作から由来するもの(スキル名にも採用されている星は昴など)ではないか、または単純に攻撃モーションの一つである蹴鞠の要素ではないかという見解もある。<del>[[ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕|イルカ飛ばす奴]]もそんな感じで適性を得ているくらいだし。</del>
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**一緒にいた金時曰く、若作りで実際の年齢は不明な上、年齢に触れると暴れるためタブーであるとか。
 
**一緒にいた金時曰く、若作りで実際の年齢は不明な上、年齢に触れると暴れるためタブーであるとか。
 
*中宮定子の死後の彼女については「宮廷を退職した」とする説が古くから一般的であり、Fateでもこれを採用しているが、歴史学者の故・角田文衛は「中宮定子を強く慕っていた清少納言が、定子の遺した三人もの幼い子供を見捨てて引退するとは考えがたい」という異説を唱えていた。
 
*中宮定子の死後の彼女については「宮廷を退職した」とする説が古くから一般的であり、Fateでもこれを採用しているが、歴史学者の故・角田文衛は「中宮定子を強く慕っていた清少納言が、定子の遺した三人もの幼い子供を見捨てて引退するとは考えがたい」という異説を唱えていた。
**角田説によれば「紫式部が日記にボロクソ書いていたのは、清少納言本人と面識がありライバルとして激しく意識していたから」らしい。広く受け入れられている説ではなく、史料もないので真相は不明と言うか、妄想に近い話ではあるが、ロマンのある話ではある。
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**角田説によれば「紫式部が日記にボロクソ書いていたのは、清少納言本人と面識がありライバルとして激しく意識していたから」らしい。広く受け入れられている説ではなく、はっきり言って角田の妄想に近いが、ロマンのある話ではある。
 
*今のところFateでは触れられていないものの、古くから「清少納言は宮仕えを退職した後没落した」という伝説があり、鎌倉時代の説話集『古事談』には没落した後の彼女のエピソードが収録されている。
 
*今のところFateでは触れられていないものの、古くから「清少納言は宮仕えを退職した後没落した」という伝説があり、鎌倉時代の説話集『古事談』には没落した後の彼女のエピソードが収録されている。
 
**「若い貴族達が荒れ果てた清少納言の家の前を通りかかり『彼女も落ちぶれたものよ』と言ったところ、それを聞いていた清少納言は'''鬼のような尼姿で'''家の中から顔を出し、古代中国の故事にひっかけながら『イイ女はババアになっても大事にしなきゃ、あんたら偉くなれないよ』(意訳)と返した」という<ref group = "出">[http://www.webchikuma.jp/articles/-/2398 『古事談』第二 臣節「五五 零落したる清少納言、秀句の事」]</ref>。
 
**「若い貴族達が荒れ果てた清少納言の家の前を通りかかり『彼女も落ちぶれたものよ』と言ったところ、それを聞いていた清少納言は'''鬼のような尼姿で'''家の中から顔を出し、古代中国の故事にひっかけながら『イイ女はババアになっても大事にしなきゃ、あんたら偉くなれないよ』(意訳)と返した」という<ref group = "出">[http://www.webchikuma.jp/articles/-/2398 『古事談』第二 臣節「五五 零落したる清少納言、秀句の事」]</ref>。
**また『古事談』中の別の話によれば、清少納言の兄・清原致信は[[源頼光]]の命令で頼光四天王に屋敷を襲撃され殺されたという。清少納言もその襲撃現場に居合わせており、「容貌が男性の僧に似ていたので殺されそうになったが、'''裾をまくって股間を見せつけ'''、女であることを証明した」という伝説も残されている<ref group = "出">『古事談』第二 臣節「五七 清少納言、開を出す事」</ref>。
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**また『古事談』中の別の話によれば、清少納言の兄・清原致信は[[源頼光]]の命令で頼光四天王に屋敷を襲撃され殺されたという。清少納言もその襲撃現場に居合わせており、「容貌が男性の僧に似ていたので殺されそうになったが、'''裾をまくって股間を見せつけ'''、女であることを証明した」という伝説が残されている<ref group = "出">『古事談』第二 臣節「五七 清少納言、開を出す事」</ref>。
**このような「清少納言零落伝説」が生まれた背景には、「学問のできる女は幸せになれない」という当時の価値観が反映していたともされる。
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***Fateでも「清原致信が頼光に殺された」という伝説は採用されている<ref group = "出">幕間の物語「白き月を仰いで」より。ただし、原典では「実働部隊は四天王で、頼光はあくまで命令しただけ」だが、Fateでは「頼光本人が直接致信の首を刎ねた」ということになっている。</ref>が、股間を見せつけた伝説の方はどうなっているのか定かではない。
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**ただし『古事談』は彼女の死後200年ほど経ってから書かれており、これら2つの逸話は後世の創作と考えられている。いずれにせよ、『古事談』の清少納言は明らかに惨めな後半生を送った人物として描かれているが、このような「清少納言零落伝説」が生まれた背景には、「学問のできる女は幸せになれない」という当時の価値観が影響していたとも言われている。
 
*イラストを担当しているMikaPikazo氏は、バーチャルyoutuber(Vtuber)黎明期を支えた『輝夜月』のイラストも担当している。その事も有ってか「Vtuberっぽい」と言われる事も多い。
 
*イラストを担当しているMikaPikazo氏は、バーチャルyoutuber(Vtuber)黎明期を支えた『輝夜月』のイラストも担当している。その事も有ってか「Vtuberっぽい」と言われる事も多い。
 
**だが彼女のような姿のVtuberはほとんどおらず、例えばくっきりと分かれた髪色のVtuberも、数える程しか存在していない。そのため、これらの印象はVtuberをあまり知らないプレイヤーの偏見に過ぎず、実際にはあくまで「Vtuberのイラストも担当している有名絵師の画風」に過ぎなかったりする。
 
**だが彼女のような姿のVtuberはほとんどおらず、例えばくっきりと分かれた髪色のVtuberも、数える程しか存在していない。そのため、これらの印象はVtuberをあまり知らないプレイヤーの偏見に過ぎず、実際にはあくまで「Vtuberのイラストも担当している有名絵師の画風」に過ぎなかったりする。
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