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| 一人称 = 私
 
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| 二人称 = 貴方、○○殿<ref>マスターに対しては主殿。</ref>
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| 二人称 = 貴方、○○殿<ref group = "注">マスターに対しては主殿。</ref>
 
| 三人称 = 彼、彼女
 
| 三人称 = 彼、彼女
 
| イメージカラー =  
 
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; 人物
 
; 人物
 
: 黒髪に露出度の高い鎧兜と白装束を纏った、凛とした美貌の女剣士。
 
: 黒髪に露出度の高い鎧兜と白装束を纏った、凛とした美貌の女剣士。
: 「天才」を自称しており、実際生前では余りに優れた才能とそれによって功績を築いていたが、その優れた武を誇ることはなく、戦いの場と結果のみで証明することを良しとする、不言実行で礼節を重んずる武士の鏡というべき人物。――のように見えるだけの戦闘マシーン。
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: 「天才」を自称しており、実際生前では余りに優れた才能とそれによって功績を築いていたが、その優れた武を誇ることはなく、戦いの場と結果のみで証明することを良しとする、不言実行で礼節を重んずる武士の鑑というべき人物。――のように見えるだけの戦闘マシーン。
 
: まっすぐで嘘の付けない性格なため、やる事なす事すべて「一直線・最短最速」になってしまう。普通の人間がこれをやると大抵は失敗して反省し、次から失敗しないようにと色々と計画を練り、考察するのだが、前述のように彼女は「天才」であるため、失敗することなく困った性質のまま成長してしまった。
 
: まっすぐで嘘の付けない性格なため、やる事なす事すべて「一直線・最短最速」になってしまう。普通の人間がこれをやると大抵は失敗して反省し、次から失敗しないようにと色々と計画を練り、考察するのだが、前述のように彼女は「天才」であるため、失敗することなく困った性質のまま成長してしまった。
 
: 日常では兄を慕い、主を慕い、立派な人物の助けになりたいと一途に願う純真な少女だが、戦いにおいては非情・冷酷・最適手の権化で、部下たちへの扱いは鬼で嗜虐的な面を見せている。
 
: 日常では兄を慕い、主を慕い、立派な人物の助けになりたいと一途に願う純真な少女だが、戦いにおいては非情・冷酷・最適手の権化で、部下たちへの扱いは鬼で嗜虐的な面を見せている。
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: 天賦の才を持ち、優れた兵法を有している。万人に好かれる器ではないものの、兵を率いるカリスマにも恵まれている。
 
: 天賦の才を持ち、優れた兵法を有している。万人に好かれる器ではないものの、兵を率いるカリスマにも恵まれている。
 
: 騎乗物は愛馬の「太夫黒(たゆうぐろ)」だが、戦闘中は使用していない。
 
: 騎乗物は愛馬の「太夫黒(たゆうぐろ)」だが、戦闘中は使用していない。
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==別クラス /バリエーション ==
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===牛若丸〔アサシン〕===
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牛若丸が水着になって、アサシンにクラスチェンジしたもの。
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詳細は[[牛若丸〔アサシン〕]]を参照。
    
===バーサーカー/ビーストⅡ===
 
===バーサーカー/ビーストⅡ===
   
ライダーが[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]に沈められ黒化した事で、[[ティアマト]]の眷属に変生させられた姿。
 
ライダーが[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]に沈められ黒化した事で、[[ティアマト]]の眷属に変生させられた姿。
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考   
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考   
 
|-   
 
|-   
| [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || C || A+ || B || A || A+ || 対魔力:C<br />騎乗:A+ || カリスマ:C+<br />天狗の兵法:A<br />燕の早業 B || style="text-align:left"|   
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| [[ライダー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || D || C || A+ || B || A || A+ || 対魔力:C<br />騎乗:A+ || カリスマ:C+<br />天狗の兵法:A→EX<br />燕の早業 B || style="text-align:left"|   
 
|}
 
|}
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:: どれほど足場が悪くとも、足を乗せる箇所がわずかでもあれば跳躍による移動が可能。また、跳躍力そのものの強化も行う。
 
:: どれほど足場が悪くとも、足を乗せる箇所がわずかでもあれば跳躍による移動が可能。また、跳躍力そのものの強化も行う。
 
:: ゲーム中でのモーションでは出現した小舟の上を次々と飛び移って敵に肉迫し、刀で一閃する。
 
:: ゲーム中でのモーションでは出現した小舟の上を次々と飛び移って敵に肉迫し、刀で一閃する。
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::『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&自身のスター発生率を大アップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のQuick宝具。
 
:; 吼丸・蜘蛛殺
 
:; 吼丸・蜘蛛殺
 
:: 種別:対軍奥義
 
:: 種別:対軍奥義
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: 一の谷の合戦の際、義経が断崖絶壁とも言える背後の山から、馬に騎乗したまま駆け下りて平家に奇襲を仕掛けた逸話。
 
: 一の谷の合戦の際、義経が断崖絶壁とも言える背後の山から、馬に騎乗したまま駆け下りて平家に奇襲を仕掛けた逸話。
 
: この逸話が元になったと思われる「一ノ谷逆落とし」と言う馬での崖下りに関する秘技を牛若丸は持ち、それについて[[源頼光]]に語っていたらしい。
 
: この逸話が元になったと思われる「一ノ谷逆落とし」と言う馬での崖下りに関する秘技を牛若丸は持ち、それについて[[源頼光]]に語っていたらしい。
 +
:もっとも、天才を自任する彼女にとってもかなり過酷なものであったらしく、マイルーム会話では「二度とやりたくない」とこぼしている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: ゲーム開始前のTVCMにて初公開され、ゲーム開始時から実装されている。
 
: ゲーム開始前のTVCMにて初公開され、ゲーム開始時から実装されている。
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; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]
 +
: 9時間目の題材。
 
===その他===
 
===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
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:第七特異点で死亡した後、冥界に自身を匿ってくれた人物。
 
:第七特異点で死亡した後、冥界に自身を匿ってくれた人物。
 
:その後は冥界で労働してたが、主人公達の力になりたくて「解放してくれなかったら腹を切る」と駄々をこねて彼女に率いられる形で終章の戦いに参戦した。
 
:その後は冥界で労働してたが、主人公達の力になりたくて「解放してくれなかったら腹を切る」と駄々をこねて彼女に率いられる形で終章の戦いに参戦した。
 +
;[[女王メイヴ]]
 +
:[[牛若丸〔アサシン〕|水着姿]]時に言及。牛若丸が最も嫌うタイプの人間である。
 +
:最初から完成された美しさを持つ彼女に対して、どこか僻んでいるような発言も見られる。努力すら必要とせず授かったそれを、自身が誇る「才能」とは別次元のものと見なしているあたりに、牛若丸の才能・天才とはいかなるものかという認識が表れているのかもしれない。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
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; 「牛若丸、まかりこしました。武士として誠心誠意、尽くさせていただきます」
 
; 「牛若丸、まかりこしました。武士として誠心誠意、尽くさせていただきます」
 
: 天賦の才と数々の逸話を残した武将、時を越えて現代に召喚される。
 
: 天賦の才と数々の逸話を残した武将、時を越えて現代に召喚される。
 +
 
; 「嫌いなもの……高い所は、少し。鵯越(ひよどりごえ)など、二度とやりたくありません」
 
; 「嫌いなもの……高い所は、少し。鵯越(ひよどりごえ)など、二度とやりたくありません」
 
: マイルーム会話「嫌いなこと」。「鵯越」とは一の谷の合戦で義経が行った、急斜面の崖を馬で一気に駆け下り、その崖を背に陣を敷いていた平家軍に奇襲をかけたという「鵯越の坂落とし」のこと。
 
: マイルーム会話「嫌いなこと」。「鵯越」とは一の谷の合戦で義経が行った、急斜面の崖を馬で一気に駆け下り、その崖を背に陣を敷いていた平家軍に奇襲をかけたという「鵯越の坂落とし」のこと。
 +
 
; 「戦を怖い……と思った事はありません。私、こう見えて天才ですから。どんな戦場に送り込んでも生還する、と兄上はよく言っていた程です」
 
; 「戦を怖い……と思った事はありません。私、こう見えて天才ですから。どんな戦場に送り込んでも生還する、と兄上はよく言っていた程です」
 
: マイルーム会話「絆Lv4」。英雄としての己の力への絶対的な自信。だが、武に優れたが故に戦への恐怖心が欠如し、戦を避けようとした兄や周囲の武士から反感を買ったのはあまりにも皮肉としか言いようがなかった。
 
: マイルーム会話「絆Lv4」。英雄としての己の力への絶対的な自信。だが、武に優れたが故に戦への恐怖心が欠如し、戦を避けようとした兄や周囲の武士から反感を買ったのはあまりにも皮肉としか言いようがなかった。
 +
 
; 「何度裏切られても、やっぱり私は誰かのために戦いたいです。主どのが許してくれるのなら、最期まで一緒に……いえ、なんでもありません」
 
; 「何度裏切られても、やっぱり私は誰かのために戦いたいです。主どのが許してくれるのなら、最期まで一緒に……いえ、なんでもありません」
 
: マイルーム会話「絆Lv5」。信頼する兄に裏切られて非業の死を遂げた彼女だが、「信頼する誰かの為に戦う」信念は色褪せることはない。
 
: マイルーム会話「絆Lv5」。信頼する兄に裏切られて非業の死を遂げた彼女だが、「信頼する誰かの為に戦う」信念は色褪せることはない。
 +
 
; 「弁慶……?そなた弁慶か!?では、あれをやってみろ。白紙書経の斉唱だ。何……できない?では跳べ、跳んで小銭を私によこせ。何……それもできない?成程……貴様、あとで寺の裏に来るがいい」
 
; 「弁慶……?そなた弁慶か!?では、あれをやってみろ。白紙書経の斉唱だ。何……できない?では跳べ、跳んで小銭を私によこせ。何……それもできない?成程……貴様、あとで寺の裏に来るがいい」
 
: マイルーム会話「[[武蔵坊弁慶]]」。昔はやんちゃしていたとのことだが、礼節を弁えるようになってもその悪癖は抜けきらなかった様子。
 
: マイルーム会話「[[武蔵坊弁慶]]」。昔はやんちゃしていたとのことだが、礼節を弁えるようになってもその悪癖は抜けきらなかった様子。
 
: というか、台詞から察するに弁慶の「正体」に主君である彼女は勘付いたのかもしれない。それにしても本物の弁慶はそんな事やっていたのだろうか。
 
: というか、台詞から察するに弁慶の「正体」に主君である彼女は勘付いたのかもしれない。それにしても本物の弁慶はそんな事やっていたのだろうか。
 
: ちなみに彼の「正体」も、正真正銘彼女の郎党である。
 
: ちなみに彼の「正体」も、正真正銘彼女の郎党である。
;「兄上には及びませんね。出直して来て下さい」
+
 
 +
; 「ぽんぽこ りん」
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: サーヴァントの強化時、レベルが上昇すると呟く謎の言葉。タヌキの腹鼓?
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;「兄上には及びませんね。出直して下さい」
 
:戦闘終了時のセリフ。相手が'''魔神柱であっても'''言う。彼女の中で、頼朝は一体どれだけ神格化されているのか……。
 
:戦闘終了時のセリフ。相手が'''魔神柱であっても'''言う。彼女の中で、頼朝は一体どれだけ神格化されているのか……。
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==== 本編 ====
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; 「私は兄上の刀にすぎないというか、他に興味がなかったというか……」<br />「さしたる大願も理想もないまま戦場を駆け、敵将の<ruby>御首級<rb></rb><rt>みしるし</RT></RUBY>をあげていただけです。」<br />「源氏姓……いえ、立場を持った私が呼ばれるとしたら、それは違う<ruby>霊基<rb></rb><rt>カタチ</RT></RUBY>なのかもしれません。」<br />「多くの同胞を死に至らしめながら、最期まで己の愚かさを改められなかった冷血な武士として。」
 +
: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、主人公に自身の人となりを聞かれた際の台詞。
 +
: 未だ戦場を知らなかった頃の、若い姿と心境で召喚された牛若丸の義経評。後述する幕間の物語における牛若丸よりも、ウルクに召喚された牛若丸は、自身の在り方について正確に把握しているような節が見られる。
 +
 
; 「やってくるのは全てウガルだ、貴様らの手には負えん! だが撤退は許さん!」<br />「わずかでも生き延びて私の盾となれ!」<br />「であれば、貴様らの命と引き換えにきゃつらの首、一つ残らず切り落としてくれる!」
 
; 「やってくるのは全てウガルだ、貴様らの手には負えん! だが撤退は許さん!」<br />「わずかでも生き延びて私の盾となれ!」<br />「であれば、貴様らの命と引き換えにきゃつらの首、一つ残らず切り落としてくれる!」
 
: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』、魔獣の群れの中での武将としての命令。
 
: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』、魔獣の群れの中での武将としての命令。
 
: 兵士の足ではウガルからは逃げ切れず、食われるか連れ去られるのみ。ならばせめてここで死なせる。
 
: 兵士の足ではウガルからは逃げ切れず、食われるか連れ去られるのみ。ならばせめてここで死なせる。
 
: その死が無駄にならぬよう、百人が殺されたら二百頭殺すと牛若丸は誓って見せた。
 
: その死が無駄にならぬよう、百人が殺されたら二百頭殺すと牛若丸は誓って見せた。
 +
 
; 「それで良し、です○○(主人公)殿。どうか晴れやかに。笑顔なき者に大義は訪れません。」<br />「生前の私――源義経にそれはなかった。故に、戦に勝とうと最後まで負け続けた。」<br />「貴殿には、そのような結末は似合いませんとも。」
 
; 「それで良し、です○○(主人公)殿。どうか晴れやかに。笑顔なき者に大義は訪れません。」<br />「生前の私――源義経にそれはなかった。故に、戦に勝とうと最後まで負け続けた。」<br />「貴殿には、そのような結末は似合いませんとも。」
 
: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』にて目覚めたゴルゴーン戦で主人公を逃がした際の台詞。
 
: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』にて目覚めたゴルゴーン戦で主人公を逃がした際の台詞。
 
: 過去を思い返しながら、牛若丸の死を乗り越えていく主人公を笑顔で見送った。
 
: 過去を思い返しながら、牛若丸の死を乗り越えていく主人公を笑顔で見送った。
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 +
; 「人類の敵が呆れたものだ。外道を気取っておきながら非道になりきれない。」<br />「そのような者をなんと言うか知っているか? 愚かな道化と、戦場で笑われるのだ」
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: 第七特異点『絶対魔獣戦線バビロニア』にて、囚われの身となった牛若丸がキングゥを嘲笑った際の台詞。
 +
: 捕らえた子供に同情し、逃してしまったキングゥの甘さを抉る一言。生前に数々の掟破りを行った、冷酷な将の一面を持つ牛若丸ならではの挑発である。
 +
: 窮地にありながらも不敵に笑い、神の息子すらもたじろがせた人間・牛若丸だったが、その結果、[[牛若丸 (ケイオスタイド)|より一層屈辱的な姿]]を晒すことになってしまった。
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 +
==== 幕間の物語 ====
 
; 「……。す、すいません。フォウさんの可愛さに、ちょっと胸が締め付けられました」
 
; 「……。す、すいません。フォウさんの可愛さに、ちょっと胸が締め付けられました」
 
: キャラクエ「無償の愛などなく」より、エネミーの気配を感じてマシュから静かにするように言われ、「キュッ。」と返事をしたフォウの姿にときめく牛若丸。やっぱり女の子である。
 
: キャラクエ「無償の愛などなく」より、エネミーの気配を感じてマシュから静かにするように言われ、「キュッ。」と返事をしたフォウの姿にときめく牛若丸。やっぱり女の子である。
 +
 
; 「ふぅ!いい運動になりました!ところでこの獲物、食べても大丈夫でしょうか?」
 
; 「ふぅ!いい運動になりました!ところでこの獲物、食べても大丈夫でしょうか?」
 
: 同上。まるで鳥や猪を狩ったかのようだが、彼女のいう獲物とはラミア。半分人間の体っていうか、化物なのだが…<br />戦の際に蛇を非常食にしていたから、と当人は言うが、ラミアと普通の蛇を同列に扱う感性にはマシュも軽く引いていた。
 
: 同上。まるで鳥や猪を狩ったかのようだが、彼女のいう獲物とはラミア。半分人間の体っていうか、化物なのだが…<br />戦の際に蛇を非常食にしていたから、と当人は言うが、ラミアと普通の蛇を同列に扱う感性にはマシュも軽く引いていた。
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; 「私は……よく、人から『わからない』と言われたのです。」<br />「戦う理由が、誰かのためだというと皆がはて? と首を傾げてしまいます。」<br />「私の理由は、そんなに不思議なものでしょうか?」
 
; 「私は……よく、人から『わからない』と言われたのです。」<br />「戦う理由が、誰かのためだというと皆がはて? と首を傾げてしまいます。」<br />「私の理由は、そんなに不思議なものでしょうか?」
 
: 兄のために命をかけて戦う。彼女にとって当たり前の戦う理由は、しかして周囲にとっては奇異なものであり、結果的には当の兄からも拒絶されてしまった。
 
: 兄のために命をかけて戦う。彼女にとって当たり前の戦う理由は、しかして周囲にとっては奇異なものであり、結果的には当の兄からも拒絶されてしまった。
 
: まるでどこぞの[[エミヤ|赤い外套の騎士]]のような境遇である。
 
: まるでどこぞの[[エミヤ|赤い外套の騎士]]のような境遇である。
 +
 
; 「マシュどの!主どのが、褒めてくれました!」<br />「よ、よろしければ。主どのに、少し、頭を撫でて貰えると、嬉しいです。」
 
; 「マシュどの!主どのが、褒めてくれました!」<br />「よ、よろしければ。主どのに、少し、頭を撫でて貰えると、嬉しいです。」
 
: 英雄の名に恥じない大立ち回りの褒賞として彼女が求めたのは、ささやかな主君からの労い。彼女にとってはそれこそが、何よりも嬉しい見返りなのだろう。
 
: 英雄の名に恥じない大立ち回りの褒賞として彼女が求めたのは、ささやかな主君からの労い。彼女にとってはそれこそが、何よりも嬉しい見返りなのだろう。
; 「ぽんぽこ りん」
+
 
: サーヴァントの強化時、レベルが上昇すると呟く謎の言葉。タヌキの腹鼓?
+
==== イベント ====
 
;「それではこちらをどうぞ!<br> 切れ味抜群でございますよ!<br> 良ければ今度、一緒に首を刈りに行きましょう!」
 
;「それではこちらをどうぞ!<br> 切れ味抜群でございますよ!<br> 良ければ今度、一緒に首を刈りに行きましょう!」
 
: チョコレートに添えられたメッセージの内容。<del>'''ヨシツゥネ、なぜそうなる。'''</del>
 
: チョコレートに添えられたメッセージの内容。<del>'''ヨシツゥネ、なぜそうなる。'''</del>
 
: なお、最初は「敵将の首型チョコ」を用意しようとしたが皆に死ぬ気で止められたようだ。
 
: なお、最初は「敵将の首型チョコ」を用意しようとしたが皆に死ぬ気で止められたようだ。
 
: [[織田信長|ノッブ]]のドクロ型チョコと[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]のマスターの心臓型チョコは普通に用意できたが…よっぽどやばかっただろうか。
 
: [[織田信長|ノッブ]]のドクロ型チョコと[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]のマスターの心臓型チョコは普通に用意できたが…よっぽどやばかっただろうか。
 +
 
; 「ブレーキの壊れた忠犬もお忘れなく!」
 
; 「ブレーキの壊れた忠犬もお忘れなく!」
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、一の大門を守る[[佐々木小次郎]]を倒して。
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、一の大門を守る[[佐々木小次郎]]を倒して。
 
:今まで他者に言われてきていた異名(?)だがついに自分で言ってしまった。とゆうかブレーキが壊れている事を自覚しているのなら直すか抑えるかしては……?
 
:今まで他者に言われてきていた異名(?)だがついに自分で言ってしまった。とゆうかブレーキが壊れている事を自覚しているのなら直すか抑えるかしては……?
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;「血の滴る新鮮な鬼の首を山積みにお供えして、私は兄上に褒めてもらうのです!<br> “またかヨシツゥネ、よくもやってくれた。マサコゥが怒鳴り込んでくる前に戦場に帰れ”と!」
 
;「血の滴る新鮮な鬼の首を山積みにお供えして、私は兄上に褒めてもらうのです!<br> “またかヨシツゥネ、よくもやってくれた。マサコゥが怒鳴り込んでくる前に戦場に帰れ”と!」
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、酒が入って致命的なエラーが起きるほどに酔ってしまった。……文面からして奇行に頭を痛めているのでは?
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、酒が入って致命的なエラーが起きるほどに酔ってしまった。……文面からして奇行に頭を痛めているのでは?
 
: なお、兄の頼朝が苦労人兼恐妻家であることや、特徴的な呼び名で呼んでいるという一面が明かされた。
 
: なお、兄の頼朝が苦労人兼恐妻家であることや、特徴的な呼び名で呼んでいるという一面が明かされた。
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; 「誓いましょう。清姫殿の想いを糧とし、その熱を胸に抱き、この牛若丸……」<br /> 「主殿の雌犬として、最後まで立派に戦いぬいて見せます!」
 
; 「誓いましょう。清姫殿の想いを糧とし、その熱を胸に抱き、この牛若丸……」<br /> 「主殿の雌犬として、最後まで立派に戦いぬいて見せます!」
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、[[主人公 (Grand Order)|桃太郎]]一行の犬枠を[[清姫]]と争い、勝利した末の誓い。
 
: 期間限定クエスト『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて、[[主人公 (Grand Order)|桃太郎]]一行の犬枠を[[清姫]]と争い、勝利した末の誓い。
 
: 同じブレーキの壊れた犬でも、マスターから雌犬扱いをされたかった清姫とは大きく方向性が異なるが、それでも熱い想い"だけ"は伝わった様子。
 
: 同じブレーキの壊れた犬でも、マスターから雌犬扱いをされたかった清姫とは大きく方向性が異なるが、それでも熱い想い"だけ"は伝わった様子。
 
: <del>よーしいい子だご褒美をくれてやろう……。</del>
 
: <del>よーしいい子だご褒美をくれてやろう……。</del>
 +
 
; 「………………。<br /> そっか……主殿、オトナの私は知らないのですね……」<br />「サーヴァントは成長できませんので歳は取れませんが、いずれ、成長した私になれる時がないとも限りません。」<br />「ふ。<br /> その時をどうか楽しみにしていてください、主殿。」
 
; 「………………。<br /> そっか……主殿、オトナの私は知らないのですね……」<br />「サーヴァントは成長できませんので歳は取れませんが、いずれ、成長した私になれる時がないとも限りません。」<br />「ふ。<br /> その時をどうか楽しみにしていてください、主殿。」
 
: 同上イベントにて、頼光の血を継いでいることを嬉しく思う牛若丸が、主人公から「体の方は……」と冷かされての反応。
 
: 同上イベントにて、頼光の血を継いでいることを嬉しく思う牛若丸が、主人公から「体の方は……」と冷かされての反応。
 
: 余裕のあるその態度はいかにも、オトナの肉体に期待を膨らませるものであるが、成長してもとても頼光の<ruby><rb>胸威</rb><rt>おおきさ</RT></RUBY>には及ばないことが、弁慶の口から語られそうになる。
 
: 余裕のあるその態度はいかにも、オトナの肉体に期待を膨らませるものであるが、成長してもとても頼光の<ruby><rb>胸威</rb><rt>おおきさ</RT></RUBY>には及ばないことが、弁慶の口から語られそうになる。
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; 「荊軻殿、サンタが怯えて隠れてしまいました。駄目でしょう。<br/> もぐらを殺すには、煙で燻す。<br/> 砦に籠った兵士たちの首を刎ねるには、何もかも燃やしてしまうのが一番です。<br/> という訳でザックリと燃やしましょう!」
 
; 「荊軻殿、サンタが怯えて隠れてしまいました。駄目でしょう。<br/> もぐらを殺すには、煙で燻す。<br/> 砦に籠った兵士たちの首を刎ねるには、何もかも燃やしてしまうのが一番です。<br/> という訳でザックリと燃やしましょう!」
 
: 期間限定クエスト『二代目はオルタちゃん』にて、酔っ払った荊軻に怯えてしまったサンタリリィを見ながらの発言。
 
: 期間限定クエスト『二代目はオルタちゃん』にて、酔っ払った荊軻に怯えてしまったサンタリリィを見ながらの発言。
 
: 大人時代の記憶が他人事になっているとはいえ、「ジャンヌ・ダルク」に対して笑えないブラックジョークである。
 
: 大人時代の記憶が他人事になっているとはいえ、「ジャンヌ・ダルク」に対して笑えないブラックジョークである。
 
: ……普段の言動を考えると、酒が回っている訳でもジョークでもなく素で言っている可能性が非常に高いが。
 
: ……普段の言動を考えると、酒が回っている訳でもジョークでもなく素で言っている可能性が非常に高いが。
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 +
; 「……〇〇(主人公)……さん……。これは少し、恥ずかしくないでしょうか?」
 +
: 期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』冒頭、民間機の中でのやり取り。
 +
: レイシフトではなく現代の交通手段を用いた移動のため、いつもの「主殿」も「様」もダメと言われてしまい、この呼び方に。
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: 相当恥ずかしかったのかこれ以降「さん」では呼んでくれず、いつも通りに戻ってしまう。
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 +
; 「私は周りの心が判らぬ阿呆だったが、<br/> 貴様は周りの心ばかりを汲む、愚かな男であった。」<br />「世を儚んでの仁王立ち。<br /> 貴様の根底には常に、弱者へのいたわりがあった。」<br />「たとえ泥に飲み込まれようとも、 <br />私はそんな貴様であれば情けをかけてやったろうに。」<br />
 +
: 期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』において、ケイオスタイドに飲まれた弁慶へと言い放った言葉。
 +
: 弁慶を名乗った男への、牛若丸なりの常陸坊海尊評。
 +
 +
;「貴様は愚かで臆病だから生き残った。<br /> どうして、今更愚かさを捨てようとした。」<br />「ああしか生きられず、ああしか死ねない我らにとって、<br /> 御坊こそは希望だったものを。」
 +
: 上記の評価に続く言葉。
 +
: これらはあくまでもムネモーシュネーによる、シミュレーションの中で語られた推論に過ぎない。それでも、あるいは牛若丸にとっての弁慶とは、義経一派から削ぎ落とされてしまった、最後の人間性の象徴だったのかもしれない。
 +
 +
=== その他 ===
 +
;「2年の間、この牛若丸は主と共にありました。どうかこれからも、よろしくお願いしますね!<br/> はい! 次は決して、[[聖杯の泥|黒い海]]には入りませぬゆえに!入りそうになったら、こう、水面を走ります!」
 +
:『Fate/Grand Order 2nd Anniversary ALBUM』の英霊正装より。
 +
:[[牛若丸 (ケイオスタイド)|また飲み込まれ]]ないようにケイオスタイドの[[アルトリア・ペンドラゴン|水面を走る]]と宣言する忠犬。
 +
:………この天才なら出来そうである。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
*真名は幼名である「牛若丸」。少なくとも源平壇ノ浦の合戦での源義経の姿は彼女の「第三段階」と同様のものとなっているのだが、まだ、源氏性と立場を持っていない頃の姿であるため。
+
*真名は幼名である「牛若丸」。少なくとも源平壇ノ浦の合戦での源義経の姿は彼女の「第三段階」と同様のものとなっているのだが、まだ、源氏姓と立場を持っていない頃の姿であるため。
**実際に「牛若丸」を名乗っていたのは'''11歳の頃まで'''。<del>お前のような小学生がいるか。</del>外見基準で言えば15歳頃までの「遮那王」の方がまだ妥当なのだが、この辺りは知名度の違いが反映されたのだろうか。
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**『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』によると、彼女の外見年齢は、鞍馬山を降りた頃のものであるとのこと。もっともこの場合、正確な真名は「遮那王」となるはずなのだが、この辺りは知名度の違いが反映されたのだろうか。
**当人によると、「源義経」として召喚されれば、「多くの同胞を死に至らしめながら己の愚かさを改めなかった冷血な武士」として召喚されるようだ。
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**彼女が実際に「牛若丸」を名乗っていたのは'''11歳の頃まで'''。<del>お前のような小学生がいるか。</del>
 
**なお、この姿は「オトナの姿」ではなく、成長しても胸は頼光程大きくはない模様。ちなみに'''それをネタにしている弁慶に対して殺しにかかろうとした'''あたり、どうやら気にしている模様。<del>単に頼光のサイズが規格外であるだけだが。</del>
 
**なお、この姿は「オトナの姿」ではなく、成長しても胸は頼光程大きくはない模様。ちなみに'''それをネタにしている弁慶に対して殺しにかかろうとした'''あたり、どうやら気にしている模様。<del>単に頼光のサイズが規格外であるだけだが。</del>
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**『[[Fate/Requiem]]』では「源九郎義経」名義での彼女が登場している。上記と異なり、言動の描写は牛若丸時代と全く同じで、観客からも「牛若丸」コールを受けているという、不思議な形での登場となった。
 
*酒はあまり強くなく、酔っ払ってしまうと地蔵を兄である頼朝か、主人公と勘違いして話しかけたりする。
 
*酒はあまり強くなく、酔っ払ってしまうと地蔵を兄である頼朝か、主人公と勘違いして話しかけたりする。
 
**『絶対魔獣戦線 バビロニア』では八艘足らずの六艘か五艘飛びででんぐり返って大跳躍、勢い余ってウルクの橋を真っ二つにした。
 
**『絶対魔獣戦線 バビロニア』では八艘足らずの六艘か五艘飛びででんぐり返って大跳躍、勢い余ってウルクの橋を真っ二つにした。
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*牛若丸を女性にしたのは武内氏の要望であり、「男女比率がやばい。男ばかりだと華がない」と難しい顔で返したため。<del>そのせいで[[宮本武蔵|二刀流の剣士]]からは文句言われたのだが。</del>
 
*牛若丸を女性にしたのは武内氏の要望であり、「男女比率がやばい。男ばかりだと華がない」と難しい顔で返したため。<del>そのせいで[[宮本武蔵|二刀流の剣士]]からは文句言われたのだが。</del>
 
**なお女体化義経が登場する創作は本作前にも複数あり、少女漫画『リョウ』、ゲーム『少女義経伝』やTRPG『天下繚乱RPG』リプレイ『義経変生譚』などがある。
 
**なお女体化義経が登場する創作は本作前にも複数あり、少女漫画『リョウ』、ゲーム『少女義経伝』やTRPG『天下繚乱RPG』リプレイ『義経変生譚』などがある。
*日本人女性のサーヴァントとしては、時代背景を考えれば破格と言える'''168cm'''の高身長。日本人女性内第一位の座はご先祖様である[[源頼光]]175cmに明け渡したが、[[鈴鹿御前]]、[[玉藻の前]]、[[沖田総司]]、[[織田信長]]、[[清姫]]、[[両儀式]]、[[酒呑童子]]、[[茨木童子]]らを余裕で抜いて第二位。
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*日本人女性のサーヴァントとしては、時代背景を考えれば破格と言える'''168cm'''の高身長。史実通りであれば、肉体年齢は中学生相当のものになるはずなのだが、現代においても目を疑うほどの長身である。日本人女性内第一位の座はご先祖様である[[源頼光]]175cmに明け渡したが、[[鈴鹿御前]]、[[玉藻の前]]、[[沖田総司]]、[[織田信長]]、[[清姫]]、[[両儀式]]、[[酒呑童子]]、[[茨木童子]]らを余裕で抜いて第二位。
 
*セイントグラフの背景は、岩手県平泉にある中尊寺がモデルとなっている。中に収められている金色堂は栄華を極めた奥州藤原氏を象徴しており、国宝は勿論、世界遺産にも指定されている。平泉は牛若丸にも縁深い場所であるため、この場所が選ばれたのであろう。
 
*セイントグラフの背景は、岩手県平泉にある中尊寺がモデルとなっている。中に収められている金色堂は栄華を極めた奥州藤原氏を象徴しており、国宝は勿論、世界遺産にも指定されている。平泉は牛若丸にも縁深い場所であるため、この場所が選ばれたのであろう。
 
**このイラストに描かれている建造物は、金色堂を保護するために設けられた鉄筋コンクリート造りの新覆堂(1965年建設)である。一方で牛若丸が生きていた時代には木造の旧覆堂(1288年建設)もなく、簡素な覆屋根が掛けられたくらいで金色堂は屋外に建ててあったと見なされている。もっともイメージイラストとしては、写真などでもよく見る新覆堂で描いてあった方が分かりやすいのだろう。
 
**このイラストに描かれている建造物は、金色堂を保護するために設けられた鉄筋コンクリート造りの新覆堂(1965年建設)である。一方で牛若丸が生きていた時代には木造の旧覆堂(1288年建設)もなく、簡素な覆屋根が掛けられたくらいで金色堂は屋外に建ててあったと見なされている。もっともイメージイラストとしては、写真などでもよく見る新覆堂で描いてあった方が分かりやすいのだろう。
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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===注釈===
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===出典===
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== リンク ==
 
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[[Category:Fate/Grand Order]]
 
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