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12 バイト追加 、 2016年12月18日 (日) 20:23
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:最終決戦。巨神セファールが目覚め、その有様に彼女は絶望する。最早ここまでなのかと。<br>彼女は全てを知っていた。一万四千年前の大破壊も、神々のあれへの敗北も、神としての自分の記憶から。そして、やけになった。勝てないと悟り、現実を見る事をやめた。<br>せめて、愛しいマスターと最後の時まで幸せな泡沫の夢を見られるならばと。私利私欲の傾国の己の封を解いた。そんな懺悔と心の奥底からの謝罪。しかし主人公は……。
 
:最終決戦。巨神セファールが目覚め、その有様に彼女は絶望する。最早ここまでなのかと。<br>彼女は全てを知っていた。一万四千年前の大破壊も、神々のあれへの敗北も、神としての自分の記憶から。そして、やけになった。勝てないと悟り、現実を見る事をやめた。<br>せめて、愛しいマスターと最後の時まで幸せな泡沫の夢を見られるならばと。私利私欲の傾国の己の封を解いた。そんな懺悔と心の奥底からの謝罪。しかし主人公は……。
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;「―――完全敗北です。マスター。この水天日光、たった今あなたに、かんっぺき惚れ直しました。」「うん、どうせ浸食されるのなら私も国を持とう、世界が滅びる瞬間までいい目をみよう☆なんて、大きな間違いでした!」「ほんっと、私らしくないったら!後ろ向きになって、どこに落ちて行こうとしたのやら!」「それじゃあまるで、あの巨神と変わりません。ええ、マイナスにマイナスを掛けてもマイナスです!」
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;「―――完全敗北です。マスター。この水天日光、たった今あなたに、かんっぺき惚れ直しました。」<br>「うん、どうせ浸食されるのなら私も国を持とう、世界が滅びる瞬間までいい目をみよう☆なんて、大きな間違いでした!」<br>「ほんっと、私らしくないったら!後ろ向きになって、どこに落ちて行こうとしたのやら!」<br>「それじゃあまるで、あの巨神と変わりません。ええ、マイナスにマイナスを掛けてもマイナスです!」
 
:主人公は、信じた。信じて信じて信じた果てに、この掛け替えのないパートナーたる良妻狐を拳骨一発で叱り、許した。「好きにするのはいい、でもやけになっては駄目だ」と。<br>最愛の人よりのこの上ない期待と信頼の言葉を頂き、玉藻の前は再起する。SE.RA.PHを救おうと。<br>…しかし、マイナスにマイナス掛けたらプラスである。
 
:主人公は、信じた。信じて信じて信じた果てに、この掛け替えのないパートナーたる良妻狐を拳骨一発で叱り、許した。「好きにするのはいい、でもやけになっては駄目だ」と。<br>最愛の人よりのこの上ない期待と信頼の言葉を頂き、玉藻の前は再起する。SE.RA.PHを救おうと。<br>…しかし、マイナスにマイナス掛けたらプラスである。
  
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