MELTY BLOOD

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MELTY BLOOD

2002年の冬コミで発表された作品。通称「メルブラ」。
TYPE-MOONと渡部製作所が協同で開発した、月姫歌月十夜のキャラクターを用いた2D格闘ゲーム。

「Act Cadenza」及び「Actress Again」が、エコールソフトウェアによってアーケード化、PS2に移植。

桐嶋たけるによって、「無印」が『MELTY BLOOD』のタイトルでコミカライズ。
後、「Actress Again」の後日談にあたるストーリー(TYPE-MOONエースvol.3付録ドラマCD「路地裏ピラミッドナイト」が原作となる)が『MELTY BLOOD X (エックス)』のタイトルでコミカライズされた。

登場人物

遠野志貴
主人公。直死の魔眼を持つ青年。新たな吸血鬼の噂を受けて町に出た。
シオン・エルトナム・アトラシア
メインヒロインであり主人公。半死徒の錬金術師。
アルクェイド・ブリュンスタッド
真祖の姫と呼ばれる吸血鬼。死徒を狩る真祖の姫君。
真祖アルクェイド
朱い月」と呼ばれる側面の性格を前面に出しているアルクェイド。通称「姫アルク」。
シエル
死徒を狩る教会の代行者。
第七聖典装備シエル
代行者としての側面を前面に出したシエル。通称「完全武装シエル」。
遠野秋葉
志貴の妹。人外の能力を持つお嬢様。
G秋葉
G=ジャイアント。琥珀の陰謀で巨大化させられた秋葉。
琥珀
遠野家の家政婦。なんかはっちゃけている。
翡翠
遠野家のメイド。
  • 琥珀&翡翠
    双子姉妹のタッグ。翡翠と琥珀双方を交代しつつ使うタッグキャラクター。開幕直後の操作キャラは翡翠。
    なお、「琥珀マグナムアッパー」などこのバージョンでは使えなくなる必殺技も存在する。基本的には片方のみを操作し、喰らい判定も操作中の方にしか存在しないが、待機中の方も一部の必殺技の際にサポートとして攻撃参加し、この時には待機側にも喰らい判定が発生する。
    交代の際には隙が生じ、また敵が気絶した際など安全に交代できる状況でも、交代するよりラッシュを掛けた方が良い場合が多いので、基本的にどちらか一方に固定し、交代はラウンド開始直後、琥珀メインのプレイヤーが使う程度。
レン
アルクェイドの使い魔。普段黒猫の姿をとる夢魔の少女。
有間都古
秋葉の親戚で、志貴が以前暮らしていた家の長女。
タタリ/ワラキアの夜
二十七祖の第十三位で、実体を持たない死徒。噂や不安を元に自分を具現化させる。
  • タタリが変異したもの。
    • ワラキアの夜
      生前のタタリ。
    • 七夜志貴
      志貴の不安。
    • 暴走アルクェイド
      志貴が最も遭いたくないもの。ただし模倣故か、タタリの出力故かはわからないが、本来の30%程度。(普段のアルクの30%、という意味ではなく、真祖本来の30%。普段のアルクは30%弱)
    • 紅赤朱秋葉
      秋葉の不安。
    • 吸血鬼シオン
      シオンの不安。
    • ネロ・カオス
    • 軋間紅摩
蒼崎青子
通称「黒幕さん」。志貴の恩人。
弓塚さつき
元・志貴のクラスメイト。今は吸血鬼。
リーズバイフェ・ストリンドヴァリ
シオンの友人。3年前のタタリ討伐で死亡。
ネコアルク
なぞのきゅうけつなまもの。アルクェイドとの関係は不明。
メカヒスイ
琥珀が作った「ご町内制圧用ロボット」。翡翠の姿をイメージしている。
  • 琥珀&メカヒスイ
    琥珀が翡翠を危険に晒したくないがために、パートナーをメカヒスイに変更した状態。ツッコミ役がいないのでひたすら暴走する。
  • ネコアルク&メカヒスイ
    メカヒスイをグレートキャッツビレッジの守護神に仕立て上げるべく捕獲した、と思い込むネコアルクと、ネコ王国掃除のためネコを効率的に殲滅する手段を研究することが目的のメカヒスイが組んだタッグチーム。どこまで行っても平行線。
白レン
タタリの残滓がレンの姿を模したもの。
ネコアルク・カオス
突然変異で爆誕した謎生物。もう何がなんだかわからない。
ミハイル・ロア・バルダムヨォン
二十七祖番外位。
オシリスの砂
Actress Againに登場する一部を除いたラスボス。
両儀式
PS2AAにて追加。空の境界からのゲストキャラクター。

用語

タタリ事件
白猫と黒猫の噂。タタリ事件終結後(Re・ACT)に流れた噂。
眠る前に鈴の音が聞こえると、自分に殺される夢を見る。黒い猫が現れたら戻って来れるが、白い猫が現れたら戻ってこられない。そして、どちらでもない猫を見たならば眠りから覚めることはない。
無印
最初に発表されたMELTY BLOOD。Re・ACTとは設定が一部異なる。
Re・ACT
2004年5月発売の追加ディスク。MELTY BLOOD本編以後。「白い猫と黒い猫」の噂を軸とする。
Act Cadenza
このタイトルを皮切りに、アーケードで稼動、PS2への移植がされるようになる。2005年3月稼働開始。verA、verBなど、幾度か調整をしている。ストーリーは外伝的。
Actress Again
2008年稼働の新バージョン。時間軸は本編のさらに1年後。町は三度タタリに見舞われる。
Actress Again Current Code
2010年稼働の追加バージョン。アーケード版初のフルボイス。

メモ

  • プロデューサーは「メルティ」との略称を提唱(これは同じく格闘ゲームの「ギルティギア」を念頭に入れている)しているが、一般的には「メルブラ」の略称が定着している。
  • AC、AAを開発した「エコールソフトウェア」社は、一部で伝説と化している迷ゲームソフト「デスクリムゾン」を製作した会社である。

商品情報

Windows

PS2

コミックス