新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション
新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション | |
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人理定礎盤 | D→C(クリア後)[注 1] |
場所 | 宇宙開発都市 |
年代 | AD.3017 |
シナリオ担当 | 奈須きのこ |
概要編集
『Fate/Grand Order』の奏章Ⅲにあたる並行世界。
舞台は並行世界の西暦3017年にある月面都市「ムーン・ドバイ」。
前日譚である『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』ではBBドバイにより、「幸福累計都市 ドバイ」としてドバイそっくりな街並みとなっていた[注 2]。
こちらの世界ではAIの技術進歩が20年ほど早く、結果としてAIが人間として暮らすようになっている。
また、社会的な目的や機能が異なるAIが年代順に「第一世代」「第二世代」「第三世代」と区分されている。
AIではない旧人類はどこにもいないが、地球は白紙化されておらず無事である。
この世界の実態、それは「新たなアーキタイプを作成した人類が、霊長の座を譲り渡す事を良しとせず、結果として濾過人理補正現象が発生した」という、やがて剪定されるであろう世界。
旧人類は既に地球で滅びていたためにAIたちでは濾過人理補正現象を解決できず、アーキタイプの解放も不可能であり剪定を避けられなかったため、BBドバイはカルデアを招き入れた。
カルデアに人類のやり残しである「幸せカウンター」をカンストさせてムーンキャンサーたちによる「人類滅亡ラスボス決定戦」を行い、「人類が滅亡した理由」を定義する事で人理査定を克服しようと試みたのである。
主要地名編集
- 宇宙開発都市ムーン・ドバイ
- 西暦2600年に建造された月面都市。
- 地球のドバイをモデルとしており、AIたちが暮らしている。
- 旧人類が地球で滅びてからはその機能を停止していったが、西暦3000年にBBドバイが電源を入れ、AIたちを再起動させた事で復活した。
- 各所にAIの情報を保管する『
塔 』という建造物がある。
- エリアB
- ムーン・ドバイ中央の上部エリア。BBドバイが居を構えている。
- 「幸福累計都市 ドバイ」時と特に変わらず、本物のドバイにもあるブルジュ・ハリファというタワーとその前にある噴水広場、ドバイ・フレームは健在。
- なおブルジュ・ハリファの上空にはBBドバイの切り札である「ラグランジュ・ラグジュアリー」が隠されている他、ブルジュ・ハリファそのものはアーキタイプを乗せて宙の彼方を目指す宇宙船である。
- エリアE
- ムーン・ドバイ中央の下部エリア。代表であるラスボス候補は闇のコヤンスカヤ。
- 「コヤン・モール」と呼ばれるショッピングモールが中心で、支持者であるAIたちは檻の中でコヤンスカヤに飼育されている。
- エリアG
- ムーン・ドバイ左下のエリア。代表であるラスボス候補はなし。
- 月面における最初期の市街地にして、ムーン・ドバイの前身である宇宙開拓基地の頃に出来たもの。正式名称は『ヴェルバー戦役跡地』で危険地帯に指定されている。
- エリア全体が巨大なクレーターであり、その中心にはビルのような廃墟が複数ある。作中ではキングプロテア〔オルタ〕がここでケーキ屋「テーブルガーデン」を開いていた。
- エリアH
- ムーン・ドバイ最下部のエリア。代表であるラスボス候補はアーキタイプ:アース。
- 簡潔に言えば遊園地のような場所で、売店があった他にアーキタイプ:アース自らが「世界7もしも」というアトラクション(?)を披露している。
- エリアI
- ムーン・ドバイ中央の一つ下~右下に広がるエリア。代表であるラスボス候補はトーマス・アルバ・エジソン〔オルタ〕。
- 『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』で主人公らが泊まっていた「マリオンホテル」がある他、機械工場も存在している。
登場人物編集
ラスボス候補編集
- BBドバイ
- 人類滅亡ラスボス決定戦を主催した、ムーン・ドバイの都市管理AI。
- 本来はムーン・ドバイ世界における最後の第二世代AIであり、「ラストスロット」と通称される個体。
- 当初はラスボス決定戦の運営側として行動していたが、参加していたラスボス候補の誰もが滅亡案を可決できなかったため、最終的に自身がラスボス候補として「AIによって人類は終焉を迎える」という滅亡案を実行に移そうとした。
- 海の大天使
- 当初エリアAの代表であった人工のムーンキャンサー。
- 「何らかの奇跡で地球の十割は海になり、その結果しかたなく人類は滅びる」という滅亡案を唱えており、「地球の十割は海になった」運動を行っていたが、ムーン・ドバイの住民たちは海を知らなかったために不調であった様子。
- 最終的にはカズラドロップによって吸収されたと思われる。
- 殺生院キアラ
- 海の大天使が消滅した後、新たにエリアA代表となった天然のムーンキャンサー。
- カルデアのキアラで、単独顕現を用いてムーン・ドバイへとやって来た。
- AIたちを自身の信者とし、ムーン・ドバイを手中に収め月を利用して再度ビーストになろうとしていたようだが、指示数こそ過半数を超えたものの自身の滅亡案が否定された事で失敗に終わった。
- 主義運動は「人類と呼ばれたものは須く、弥く山の如き菩薩の手で掬われるべし」とのことだが、滅亡案自体は「自身が一匹残らず人類を使用して滅ぼし、文明は停止する」というものだった模様。
- ジナコ=カリギリ
- エリアCの代表である天然のムーンキャンサー。
- カルデアのジナコであり、西暦3000年に召喚されていた。
- 候補の中で唯一「人類の滅亡」という事実から目を背けているため、滅亡案が「人類は引きこもって気づいたら滅亡してた」という緩いものになっている。
- カズラドロップ
- エリアDの代表である人工のムーンキャンサー。BBドバイがラスボス候補としての特権で召喚した。
- 表向きは「地球緑化計画の結果、植物が生態系の頂点になって、人類は植物に捕食されて滅亡した」という滅亡案を提案しているが、本気ではなくあくまでBBドバイを欺くための方便。
- その本意は同属であるムーンキャンサーたちを捕食しBBドバイを排除して、人類を滅亡させず永遠にいたぶり続けるというもの。
- キングプロテアの姿と能力を手に入れた際は、主義運動として「人類への天罰」を掲げ、「人類は自ら生みだした最強の兵器により滅亡する」という滅亡案を実践しようとした。
- 闇のコヤンスカヤ
- エリアEの代表である人工のムーンキャンサー。カズラドロップがラスボス候補としての特権で召喚した。
- 新たに企業を設立して『KOYAAN』というブランドを作り、ムーン・ドバイの建設を牛耳った。ラスボス候補としても、「人類総ペット化による文明の終焉」という滅亡案によって当初は高い支持を得ていた。
- アストルフォ
- エリアFの代表である人工のムーンキャンサー。
- 自身が掲げる滅亡案「理性を無くして滅亡する」に賛同したAIたちを率いて無軌道な破壊活動を行っていた。
- アーキタイプ:アース
- エリアHの代表である天然のムーンキャンサー。
- 月によって召喚されたサーヴァントであり、当初は「人類が滅亡するまで見届ける」という在り方だと発言していたが、物語中盤では地球を月にぶつけて人類を滅ぼそうとしていた。
- トーマス・アルバ・エジソン〔オルタ〕
- エリアIの代表である人工のムーンキャンサー。オルタ化したカルデアのトーマス・エジソン。
- 「アルバトロン社」という企業を立ち上げて機械化兵団を率いており、ジナコが反撃してこないのをいいことにエリアCから様々な資源を搾取していた。
- 「人類総機械化」という滅亡案を掲げているものの、主義運動としては「人類は『塔』を守る機械の兵士となり、惑星規模の工場を建造して宇宙に商品を送り続ける」というリメンバー計画を実行しようとしていた。
- アンキ・エレシュキガル
- ラスボス決定戦に急遽参戦したビースト。
- 元はカルデアのエレシュキガルだったが、サーヴァントユニヴァースの「アンキ・エレシュキガル」と意識が同調した事でビーストとして覚醒した。
- 主人公
- カルデアのマスター。
- 自覚こそ無かったがラスボス候補の一人としてカウントされており、ラスボス候補としての特権でレオナルド・ダ・ヴィンチを召喚した。
AI編集
- アンソニー
- アストルフォを召喚した第三世代のAI。
- しかし彼や彼を慕うAIたちの奔放さに振り回された結果、エリアCへと逃げ込む事となった。
- ハサラ
- エリアCの元リーダーである第三世代のAI。
- ジナコが召喚されてからは彼女にリーダーの座を譲ったが、それでもエリアCのまとめ役的な立ち位置に在る。
- リュウダイ
- ムーン・ドバイの元市長である第三世代のAI。
- 元となった人物は名高い学者であったが、キアラによって骨抜きにされてしまった。
- チャッカリム
- エリアCに暮らす第二世代のAI。
- 人型の体にラクダの頭部を持ち、料理を得意とする。
- 配膳ロボット
- エリアCのバーガーショップにいる、第一世代のAI。
- 下記するアンソニー・ベックマンが作りあげたAIで、名前の通り食事の配膳を行う。
- ベン
- エジソン・オルタを召喚したAI。
- 元海軍らしく、アルバトロン社では機械化兵団の将軍を務める。
- 月笑騎士団
- アストルフォに賛同するAIたち。
- 彼と同じく後先考えずに行動を起こし、破壊活動などを行って他エリアから煙たがられている。
- ボリヤー少佐
- エジソン・オルタの部下らしきAI。
- エリアIがアンキ・エレシュキガルに襲撃された後、彼の臨時秘書となっていた。
- オカベ
- エジソン・オルタの部下らしきAI。
- 消滅間際の彼と言葉を交わし、アルバトロン社の今後を任された。
サーヴァント編集
- パッションリップ
- BBによって配置されていたサーヴァント。
- しかしカルデアの彼女が遅刻してしまったせいで、奏章Ⅲにおいては「器だけのリップ」として起動し、エゴを持たない初期化された状態となっている。
- キングプロテア〔オルタ〕
- カルデアのサーヴァント。BBによって配置されていた。
- 当初はエリアGにてケーキを作っていたが、そこへカルデア一行がやって来た事で改めて彼らの味方となる。
- 謎の代行者C.I.E.L
- サーヴァントユニヴァースよりやって来たサーヴァント。
- 教会からの指令によってムーン・ドバイを訪れていたらしく、作中ではカルデア側として行動する。
- ローラン
- アストルフォがラスボス候補としての特権で召喚したサーヴァント。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- キアラがラスボス候補としての特権で召喚したサーヴァント。
- しかし召喚は無意識で行われたものだったため、互いに存在を認識していなかった。
- ニコラ・テスラ
- エジソン・オルタがラスボス候補としての特権で召喚したサーヴァント。
その他編集
- アーキタイプ
- 旧人類が生み出した、人類に代わる新たなアーキタイプ。直接の登場はせず、存在が語られているのみ。
- 彼が生み出され、旧人類が霊長の座を明け渡さなかったためにムーン・ドバイ世界は人理査定に引っかかった様子。
- 男性の岸波白野曰く「アーキタイプがありながら継承をしないのは悪しき前例」で、人理も本気で潰しにかかってくるとのこと。
- アンソニー・ベックマン
- 旧人類の一人。故人であり、作中には回想内で登場。
- アンソニーのモデルとなった人物であり、旧人類におけるGPU生産の大手であった巨大企業のCEO。
用語編集
- ムーンキャンサー
- エクストラクラスの一つで、奏章Ⅲのテーマとなっているクラス。
- 作中に登場したラスボス候補たちは(アンキ・エレシュキガルを除いて)皆ムーンキャンサーとなっている。
- 後述する「ムーン・キャンサー」とは無関係。
- 人類滅亡ラスボス決定戦
- BBドバイがムーン・キャンサーの発生を防ぐため、「人類の滅亡の方法を定義する」という目的で開催した戦い。
- ラスボス候補として選ばれたムーンキャンサーはそれぞれの滅亡案を掲げ、ムーン・ドバイのAIたちが賛同した滅亡案に票を投じ、過半数である70%以上の支持率を獲得した滅亡案が「人類が滅びた理由」となる。
- 開催に伴ってラスボス候補には「自分に縁のあるサーヴァントを1騎呼べる」という特権が付与される。令呪の存在も言及されているが、詳細は不明。
- アプラ世界
- ムーン・ドバイ世界を指す、男女の岸波白野たちによる造語。「アプサラス分岐」の略。
- 特異点とも剪定事象とも違う、正史に近いが外れとなった幹。
- 正史よりも繁栄したが、それ故に歴史が途絶えてしまった泡沫の分岐。有り体に言えば終わってしまった世界。
- AI
- 人工知能。思考と知性を持つ機械を指す。
- ムーン・ドバイ世界では時代と製造目的によって「第一世代」「第二世代」「第三世代」と区分される。
- 第一世代は人間のサポート役であり、見た目は機械的。第二世代は人間のパートナーとして作られているが、基本非人間の姿となる。第三世代は人間そのものとして、旧人類を基に作られた。
- 塔
- 「ボッシュ」と呼ばれる、AIたちのデータを保存している建造物。
- ここに保存されているデータさえ無事なら、例えボディフレームを失ったAIでも再度フレームを形成すれば復活できる(とはいえフレームの破壊は魂、つまり人間性の破壊も引き起こすため、完全な復活にはならない)。
- 作中では「地球が壊れても壊れない」とされていたほど頑丈で、傷をつけられたのはアンキ・エレシュキガルの
星剣 のみとなる。
- アルバトロン社
- エジソン・オルタが立ち上げた企業。
- 主に機械の製造を行っているようで、作中では環境制圧船や月面探査用エアバイク、「サンドワーム」と呼ばれる環境破壊重機を製造していたと言及されている。
- また機械化したAIたちから成る機械化兵団という戦力を保持している。
- ドバイ・フレーム
- 本物のドバイにも存在している、巨大な額物型の建造物。
- ムーン・ドバイにおいては博物館として存在しており、テノチティトランの本拠地となっていた。
- ソフィア
- 西暦2070年に製造された、月面の巨大量子コンピューター。
- 西暦2600年には複数の機能不全が確認されるが、リソースの問題からソフィア級の新たな量子コンピューターの製作は叶わなかった。
- その結果ソフィアによる並行世界同期演算が実行され、BBのAIモデルがラストスロットにインストールされてムーン・ドバイの管理と人類の存続を委ねられた。
- ムーン・キャンサー
- ムーン・ドバイにて発生していた濾過人理補正現象。
- 地球の魔術的な防壁である月の
天蓋 の幻想が極限にまで浸透し、現象化したもの。 - 「人類/文明はこのままで良い」という人間の集合的無意識であり、頂点である霊長の座に居座り続けようとする理念そのものでもある。
- 科学が発達し、人間が賢くなるほど強大になっていくとのことで、人類の欠点である知性体の持つ攻撃性の究極。
- 発生に際しては全人類をムーンキャンサー化させ、人類に代わる新たな霊長をその手で排除させる。この変換は「当然のルール」であるため、何かの干渉によるものではなく防ぎようがない。
メモ編集
- 「カルデア放送局 ライト版 ~水着イベント2024~」にて、当初告知されていた奏章Ⅲを奏章Ⅳに移行する形で突如発表された、前例のない"期間限定の"メインストーリー。
- ただし2025年2月からは前日譚である『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』と共に恒常化しており、『オーディール・コール 0』のクリアでプレイできるようになっている。
- 2024年10月31日~2025年1月31日までは一時的に公開が終了しており、バナーも灰色になって「閉鎖中」という表記が出ていた。
- また、2024年度に開催される水着イベントの参加条件が「オーディール・コール 0」のクリアだと当初は告知されていたが、後に水着イベント2024こと『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』自体は特異点Fクリアが参加条件であり、「オーディール・コール 0」クリアが必要なのは奏章Ⅲの方だと明かされた。
- ただし2025年2月からは前日譚である『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』と共に恒常化しており、『オーディール・コール 0』のクリアでプレイできるようになっている。
- 竹箒日記によると、奈須きのこ氏がインタビューで言及した奏章Ⅲは奏章Ⅳの事だとされている。取材時点では口にできなかったのでスッとほけて返答した、とのこと。
- 奏章Ⅲの題材として扱われるエクストラクラス・ムーンキャンサーについては、奏章開幕時のPVでは触れられておらず、それらしい伏線もあまりなかったため、ユーザーの意表を突いた形となる。
- もっとも『週刊ファミ通 2023年8月17・24日合併号』における奈須きのこ氏のインタビューでは、奏章で扱われるエクストラクラスについてプリテンダーが「歪みはありません」と回答されているのに対し、ムーンキャンサーについては「存在自体が治外法権」と触れられた程度であったため、無いと断言していないのは妙だと推測したファンもいたとか。
- 実際の奏章Ⅲは並行世界が舞台であり、カルデア内の歪みを是正してきたこれまでのオーディール・コールとは違った形となっている。
- 奏章Ⅲの舞台は並行世界なのだが、オーディール・コール内に含まれるためか白紙化地球のクエストとして追加される。とはいえプレイの際には白紙化地球上ではなく、その左上に出現する球状の「宇宙開発都市」から入場する形となる。
- 当初は期間限定のクエストであったためか、フリークエストは存在せず恒常化に際して追加された。
- しかし新素材は前編開幕と同時に2種も実装されていたため、そちらは後編開幕と同時に追加された白紙化地球のフリークエストで獲得できるようになっていた。
- 並行世界とはいえムーン・ドバイは遙かな未来であるため、その記憶を現在へと持ち込む事は叶わないようで、最終的にカルデア一行はエレシュキガルを除いて奏章Ⅲの記憶を忘れている。
- しかしゴールデンBBによると、得た経験自体は霊基に刻まれているため、失うものはないともされている。
- スペース・エレシュキガル、謎の代行者C.I.E.L、BBドバイ、テノチティトラン〔ムーンキャンサー〕の個別バレンタインシナリオでは、奏章Ⅲの出来事を前提とするためか「このエピソードはバレンタインの不思議パワーで『とある世界の未来』の記憶を継続している状況です。ご容赦ください」という注意書きが冒頭に表示される。
- カルデアでエレシュキガルのみが記憶を保持している理由は「単独顕現」スキルに依るものと思われるが、そうなると同じ理屈で記憶を持つ人物がもう一人いることに……[注 5]。
- 作中の舞台は「ドバイに似せて作られた月の都市」であったが、現実のドバイでは2022年に月型の高級リゾート都市を建設する計画が浮上している。
- 『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』開催時から「一部のサーヴァントが本調子を出せない」「地形が本来のドバイと少々異なる」「砂漠に根本的な違和感を覚えたサーヴァントがいた」「ドバイから遠くに離れる事ができない」等、本来のドバイとは異なる場所であるという伏線自体は存在しており、地球にいないはずの岸波白野がいた事や彼らの言動から「実際の舞台は月なのでは」という予想が奏章Ⅲ開幕前から囁かれていた。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 奏章Ⅰ、奏章Ⅱをクリア済みの場合。
- ↑ しかしドバイの人工島「パーム・ジュメイラ」の位置や形が違うなど、完璧に同一ではなかったため事前知識のあった一部の人物からは違和感を持たれていた。
- ↑ 実際のドバイにあるヤシの木型の人工島「パーム・ジュメイラ」とは無関係。
- ↑ 元ネタはサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が建設を計画する、黄金のキューブ型の建物『Mukaab(ムカーブ)』だと思われる。
- ↑ 2025年4月時点でエレシュキガルが奏章Ⅲの記憶を持つ理由は語られておらず、またキアラが奏章Ⅲの出来事を覚えているという言及や描写もないので、あくまで「考えられる可能性の一つ」でしかないが。
出典編集