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: しかし虐殺の日々を行ったことで心身ともに限界に達し、最終的には拘束した偽のリチャード一世諸共自分を討つことを懇願、ガウェインによって討たれた。
: しかし虐殺の日々を行ったことで心身ともに限界に達し、最終的には拘束した偽のリチャード一世諸共自分を討つことを懇願、ガウェインによって討たれた。
;人物
;人物
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:けなげな子犬気質ながらも悲運の少女騎士。
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:長兄によく似た金髪青眼で、けなげな子犬気質ながらも悲運の小柄な少女騎士。
:騎士道を重んじ、正義を信じ、これに従う。騎士王の配下である事に誇りを抱いており、やがて円卓の一員として選ばれた事は人生最大の光栄であると今も感じている。
:騎士道を重んじ、正義を信じ、これに従う。騎士王の配下である事に誇りを抱いており、やがて円卓の一員として選ばれた事は人生最大の光栄であると今も感じている。
:一度慕った相手の事は、何があろうとも裏切らない。たとえ死しても、かつての彼女の生きざまが示している通りに。ランスロット卿のことはいまでも尊敬している。すべてが終わりに向かったあの日。王妃ギネヴィアを助け出そうとする騎士の目に、自分の姿などこれっぽっちも入っていなかったとしても。あるいは、入っていたとしても、自分を迷わず殺した事実があったとしても。
:一度慕った相手の事は、何があろうとも裏切らない。たとえ死しても、かつての彼女の生きざまが示している通りに。ランスロット卿のことはいまでも尊敬している。すべてが終わりに向かったあの日。王妃ギネヴィアを助け出そうとする騎士の目に、自分の姿などこれっぽっちも入っていなかったとしても。あるいは、入っていたとしても、自分を迷わず殺した事実があったとしても。
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==真名:ガレス==
==真名:ガレス==
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:ガレス。[[円卓の騎士]]第七席に連なる騎士。
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:妖妃モルガンがオークニー王ロットとの間に儲けた[[ガウェイン]]、[[アグラヴェイン]]、ガヘリス達四人兄弟の末子で、後に叛逆の騎士と呼ばれる[[モードレッド]]は異父弟に当たる。
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:当初は自身の出自を隠して騎士入りを志願したため、何も知らなかった[[ケイ]]によって厨房の下働きに回されてしまった経歴を持ち、同時にその手の白さからボーメイン(美しい手)と呼ばれる様になる。
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: その後とある騎士との決闘を経て才能を見出されると、若いながらも長兄ガウェインに似て勇猛果敢な見習い騎士として聖杯の騎士[[ギャラハッド]]と共に将来を期待され、特に自身が従者として仕えていた円卓最強の騎士[[ランスロット〔セイバー〕|ランスロット]]からは事のほか目をかけられていた。
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: しかし、華々しく開かれるはずだった彼女の騎士としての道は、次兄アグラヴェインからギネヴィア妃とランスロットの不義を告発する場を作り、その証人として協力するよう迫られ断った事をきっかけに終わりを迎えてしまう。<br>二人の不義の場を押さえたアグラヴェインが殺害されギネヴィア妃も処刑される事が決まり、その場に立ち会うよう命じられたガレスはすぐ上の兄ガヘリスと共に武具を一切持たず喪服姿で参列。そこへ王妃を救出に現れたランスロットから侍女と間違われ、兄共々無防備のまま頭蓋骨を叩き割られてしまったのである。
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:弟妹を失ったガウェインは悲痛から親友ランスロットへの憎悪をつのらせ二人は決裂、これを発端に円卓は崩壊し、果てはアーサー王と円卓の騎士の栄光までも終焉に向かわせてしまうのである。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
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:円卓の騎士王。最後まで一緒についていけなかった事について深く後悔している。
:円卓の騎士王。最後まで一緒についていけなかった事について深く後悔している。
;[[ガウェイン]]
;[[ガウェイン]]
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:同じ円卓の騎士の一員であり、長兄。
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:同じ円卓の騎士の一員であり長兄。
:『六章/Zero』では円卓の仲間たちとの殺し合いに端を発する連日の戦いで身心共に疲弊しきり介錯を望んだ彼女を、彼女が拘束していた偽のリチャード一世もろとも葬った。
:『六章/Zero』では円卓の仲間たちとの殺し合いに端を発する連日の戦いで身心共に疲弊しきり介錯を望んだ彼女を、彼女が拘束していた偽のリチャード一世もろとも葬った。
:なお、バレンタインイベントでのお返しでは彼女のために化粧品セットを取り寄せたとのこと。
:なお、バレンタインイベントでのお返しでは彼女のために化粧品セットを取り寄せたとのこと。
;ランスロット
;ランスロット
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:同じ円卓の騎士の一員であり、敬愛する人物。
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:同じ円卓の騎士の一員であり敬愛する人物。
:生前では彼に頭蓋を割られ殺害されてしまうが、[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]に英霊として召喚されても彼に対しては蟠りを持っておらず、むしろ彼なら必ずアーサー王の力になる道を選ぶと信じて疑わなかった。
:生前では彼に頭蓋を割られ殺害されてしまうが、[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]に英霊として召喚されても彼に対しては蟠りを持っておらず、むしろ彼なら必ずアーサー王の力になる道を選ぶと信じて疑わなかった。
:しかし、[[ランスロット〔セイバー〕|セイバーのランスロット]]の方はその彼女を誤って手にかけたことを後悔しており、『六章/Zero』では心身共に疲弊しきったガレスの懇願を汲み取ろうとする一方で、二度も手にかける事を躊躇ってしまった。
:しかし、[[ランスロット〔セイバー〕|セイバーのランスロット]]の方はその彼女を誤って手にかけたことを後悔しており、『六章/Zero』では心身共に疲弊しきったガレスの懇願を汲み取ろうとする一方で、二度も手にかける事を躊躇ってしまった。
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129行目:
:ブリテン異聞帯では炎上するロンディニウムで生き残っていた子供たちを助けて逃走中の所を[[妖精騎士ランスロット|彼の名を着名した妖精騎士]]に頭部を迎撃されてしまうという、奇しくも汎人類史のガレスと同じ末路を辿ってしまう事になった。
:ブリテン異聞帯では炎上するロンディニウムで生き残っていた子供たちを助けて逃走中の所を[[妖精騎士ランスロット|彼の名を着名した妖精騎士]]に頭部を迎撃されてしまうという、奇しくも汎人類史のガレスと同じ末路を辿ってしまう事になった。
;[[アグラヴェイン]]
;[[アグラヴェイン]]
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:同じ円卓の騎士の一員であり、次兄。嫌われ役を引き受けた彼の内面を正しく理解出来ていないため、殆どの騎士達と同じく快く思っていない。
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:同じ円卓の騎士の一員であり次兄。ガレスの両側にあるひと房だけ黒い髪の部分は彼に似ている。
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:嫌われ役を引き受けた彼の内面を正しく理解出来ていないため、殆どの騎士達と同じく快く思っていない。
:だか、英霊となった事で普段気づかなかった彼の真意と内情を知る由となり、今度は改めて兄妹としてきちんと向き合いたいと考えている事がバレンタイン礼装のマテリアルから推測出来る。
:だか、英霊となった事で普段気づかなかった彼の真意と内情を知る由となり、今度は改めて兄妹としてきちんと向き合いたいと考えている事がバレンタイン礼装のマテリアルから推測出来る。
;[[モードレッド]]
;[[モードレッド]]
130行目:
137行目:
:好意的ではあるのだがやたらとお姉さん風を吹かせており、「円卓ウケが良くない状況を改善するチャンス」「言葉が汚い」と口うるさく干渉している。
:好意的ではあるのだがやたらとお姉さん風を吹かせており、「円卓ウケが良くない状況を改善するチャンス」「言葉が汚い」と口うるさく干渉している。
;ガヘリス
;ガヘリス
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:同じ円卓の騎士の一員であり、三番目の兄。
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:同じ円卓の騎士の一員であり三番目の兄。
:『六章/Zero』では獅子王を止める選択をした彼と殺し合いを演じる事となった。
:『六章/Zero』では獅子王を止める選択をした彼と殺し合いを演じる事となった。
;[[ケイ]]
;[[ケイ]]
148行目:
155行目:
;[[アルトリア・キャスター]]
;[[アルトリア・キャスター]]
:ブリテン異聞帯での旅の仲間で『予言の子』。自分と同程度の大した魔力量も無い当時のアルトリアが、妖精騎士トリスタンとの魔術対決に勝利したのを見て、押し掛け同然に従者となった。
:ブリテン異聞帯での旅の仲間で『予言の子』。自分と同程度の大した魔力量も無い当時のアルトリアが、妖精騎士トリスタンとの魔術対決に勝利したのを見て、押し掛け同然に従者となった。
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:アルトリアもカルデアに召喚された際は汎人類史のガレスが円卓の騎士だった事をとても喜んでいた。
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:アルトリアもカルデアに召喚された際は、汎人類史のガレスが円卓の騎士だった事をとても喜んでいた。
;[[レッドラ・ビット]]
;[[レッドラ・ビット]]
:ブリテン異聞帯での旅の仲間。ロンディニウム防衛戦ではウッドワスにパーシヴァルの槍が効かず、迎撃により一行が全滅する<ruby><rb>未来</rb><rt>ビジョン</rt></ruby>を見たため、'''自分がレッドラの背中に乗って突進する事で不意打ちの一撃を仕掛けて'''隙を作り、結末回避と共に逆転勝利に貢献した。
:ブリテン異聞帯での旅の仲間。ロンディニウム防衛戦ではウッドワスにパーシヴァルの槍が効かず、迎撃により一行が全滅する<ruby><rb>未来</rb><rt>ビジョン</rt></ruby>を見たため、'''自分がレッドラの背中に乗って突進する事で不意打ちの一撃を仕掛けて'''隙を作り、結末回避と共に逆転勝利に貢献した。