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;王の氏族
 
;王の氏族
 
:アルビオンの竜の亡骸を大地として生活していた北の妖精の総称。妖精暦6000年に氏族たち南の妖精と合流してからは領地を巡って二度の戦争を起こしていたが、トネリコの仲裁によって仲間と認められ『雨の氏族』の空席を埋める形で氏族入りを果たした。
 
:アルビオンの竜の亡骸を大地として生活していた北の妖精の総称。妖精暦6000年に氏族たち南の妖精と合流してからは領地を巡って二度の戦争を起こしていたが、トネリコの仲裁によって仲間と認められ『雨の氏族』の空席を埋める形で氏族入りを果たした。
: ノクナレアが『妖精領域』である自らの血液を与えれば南の妖精であろうと仲間になれるため、女王暦時点では色々な氏族が混合している状態だが、汎人類史では彼女が兵士として引き連れていたピクト人や巨人といった部類の者達がオリジナルに該当すると思われる。
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: ノクナレアが『妖精領域』である自らの血液を与えれば南の妖精であろうと仲間になれるため、女王暦時点では色々な氏族が混合している状態だが、彼女が兵士として引き連れていた者たちは汎人類史ではピクト人や巨人といった部類がオリジナルに該当すると思われる。
 
:主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。
 
:主な目的は不明だが、君主たる先代女王マヴと次代のノクナレアに仕え、その命令に服従し付き従う事こそがそれに当たると云える。
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この輪から外れる存在が唯一無二の存在である『亜鈴』で、基本的には消失しても目的に関係なく次代は発生しないのだが、稀に亜鈴に匹敵する能力を持った『亜鈴帰り』が発生し、この場合は先代と次代の関係のみ適応される。<br>また、亜鈴はその本質から世界を作り替えてしまう特性『妖精領域』を有しており、これを使って独自のルールを布くことで広範囲の支配を可能とするが、大概がこの力を上手く扱えず同氏族の妖精に追われるか自身がルールに縛られて自滅してしまい、<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>という亡霊となってブリテン中を彷徨う事になるため保持者はどんどん減っていき、現時点でこの領域を持つ亜鈴帰りはムリアンとノクナレアのみである。
 
この輪から外れる存在が唯一無二の存在である『亜鈴』で、基本的には消失しても目的に関係なく次代は発生しないのだが、稀に亜鈴に匹敵する能力を持った『亜鈴帰り』が発生し、この場合は先代と次代の関係のみ適応される。<br>また、亜鈴はその本質から世界を作り替えてしまう特性『妖精領域』を有しており、これを使って独自のルールを布くことで広範囲の支配を可能とするが、大概がこの力を上手く扱えず同氏族の妖精に追われるか自身がルールに縛られて自滅してしまい、<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>という亡霊となってブリテン中を彷徨う事になるため保持者はどんどん減っていき、現時点でこの領域を持つ亜鈴帰りはムリアンとノクナレアのみである。
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自分の存在が『無意味化』した妖精のうち何人かはケルヌンノスの呪いによってモースになってしまい、場合によっては激痛に苦しめられる事もある。この呪いは妖精しか罹らず僅かな接触で伝染するのも妖精のみだが、人間も長時間触れていると呪いが移ってしまう。逆に生まれた目的に熱中し過ぎて周りが見えなくなってしまった妖精は魔力を過剰に生成し続け次第に形も自己も保てなくなる<ruby><rb>悪妖精</rb><rt>アンシリー・コート</rt></ruby>に変質してしまい、最終的には欲望に歯止めが利かなくなった末に敵味方問わず辺りの者を巻き込んだ挙句、自分または相手のどちらかが死滅するまで殺し合う末路が待ち受けている。
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自分の存在が『無意味化』した妖精のうち何割かはケルヌンノスの呪いによってモースになってしまい、場合によっては激痛に苦しめられる事もある。この呪いは妖精しか罹らず僅かな接触で伝染するのも妖精のみだが、人間も長時間触れていると呪いが移ってしまう。<br>
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逆に生まれた目的に熱中し過ぎて周りが見えなくなってしまった妖精は魔力を過剰に生成し続け次第に形も自己も保てなくなる<ruby><rb>悪妖精</rb><rt>アンシリー・コート</rt></ruby>に変質してしまい、最終的には欲望に歯止めが利かなくなった末に敵味方問わず辺りの者を巻き込んだ挙句、自分または相手のどちらかが死滅するまで殺し合う末路が待ち受けている。
    
;人間
 
;人間
:この異聞帯においてはケルヌンノスの巫女を解体して作られた劣化コピーで、一種の工業製品に属される。老若男女と人種こそ多種多様ではあるが、皆共通して繁殖能力も持たず寿命も平均年齢が30歳と短い。そしてほとんどが妖精達に兵役や従者といった労働力、または玩具やペットといった付属品として買われ、使役されている。当然だが社会的地位も身分もかなり低く、その扱いと有り様から過去に何度も衝突を繰り返していたが、女王暦1900年にモルガンが人間の出荷数を厳しく制限した事で、都市によっては妖精と同等の身分を得たり、逆に妖精の純粋で騙されやすい性質を利用して憂さ晴らしの如く扱き使う等、ある程度の人間的地位を確立している者もいる。
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:この異聞帯においてはケルヌンノスの巫女を解体して作られた劣化コピーで、一種の工業製品に属される。老若男女と人種こそ多種多様ではあるが、皆共通して繁殖能力も持たず寿命も平均年齢が30歳と短い。そしてほとんどが妖精達に兵役や従者といった労働力、または玩具やペットといった付属品として買われ、使役されている。
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:社会的地位も身分もかなり低く、その扱いと有り様から過去に何度も衝突を繰り返していたが、女王暦1900年にモルガンが人間の出荷数を厳しく制限した事で、都市によっては妖精と同等の身分を得たり、逆に妖精の純粋で騙されやすい性質を利用して憂さ晴らしの如く扱き使う等、ある程度の人間的地位を確立している者も現れるようになった。
 
:そうはいえども妖精國ブリテンの妖精にとって未だに人間は、自分達の仕事を楽にしてくれる奴隷かつ'''「退屈が嫌いな自分達に活力を与えてくれる<ruby><rb>栄養剤</rb><rt>オモチャ</rt></ruby>」'''という認識のため、皆がみな本能的に人間を欲している。
 
:そうはいえども妖精國ブリテンの妖精にとって未だに人間は、自分達の仕事を楽にしてくれる奴隷かつ'''「退屈が嫌いな自分達に活力を与えてくれる<ruby><rb>栄養剤</rb><rt>オモチャ</rt></ruby>」'''という認識のため、皆がみな本能的に人間を欲している。
  
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