差分

ファミ通のインタビューで明言されていたため表記。
3行目: 3行目:     
=== 第1部 Observer on Timeless Temple ===
 
=== 第1部 Observer on Timeless Temple ===
魔術王によって引き起こされた人理焼却を解決するべく、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が七つの[[特異点]]を巡る物語。
+
魔術王によって引き起こされた人理焼却を解決するべく、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]達が7つの[[特異点]]を巡る物語。
   −
シナリオライターは東出氏と桜井氏が各章を交互に担当しているが、奈須氏によると人類史を遡るシナリオを手がける以上、自分一人では厳しいと判断しており、東出氏と桜井氏に協力を仰いだ。<br>奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」の外側にある基盤部分「FGOとしての物語」を担当している<ref group = "出" name="コンプ対談">『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」</ref>が、第六特異点からメインを担当している。<br>「ゲームの人気が振るわなくても決めていた結末まではやりきろう」という目標を定めており、ラスボスの関連は特異点Fを制作している段階でやりきってしまおうという考えもあった。
+
シナリオライターは東出氏と桜井氏が各章を交互に担当しているが、奈須氏によると人類史を遡るシナリオを手がける以上、自分1人では厳しいと判断しており、東出氏と桜井氏に協力を仰いだ。<br>奈須氏は序章や各章の冒頭と終わり、キャラクターの口調監修、ボスを倒した後のまとめ等、「章内の物語」の外側にある基盤部分「FGOとしての物語」を担当している<ref group = "出" name="コンプ対談">『月刊コンプティーク』2015年12月号106ページ「東出祐一郎・桜井光 Fate/Grand Orderシナリオ対談」</ref>が、第六特異点からメインを担当している。<br>「ゲームの人気が振るわなくても決めていた結末まではやりきろう」という目標を定めており、ラスボスの関連は特異点Fを制作している段階でやりきってしまおうという考えもあった。
    
; 特異点F「[[炎上汚染都市 冬木]]」
 
; 特異点F「[[炎上汚染都市 冬木]]」
11行目: 11行目:     
: 西暦2004年の日本の地方都市、冬木市を舞台にしたシナリオ。
 
: 西暦2004年の日本の地方都市、冬木市を舞台にしたシナリオ。
: 比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の十年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。元々は『stay night』同様に大聖杯を巡っての聖杯戦争が繰り広げられていたようだが……。
+
: 比喩ではなく町の全てが燃え盛っている光景は[[Fate/Zero|並行世界の10年前の大火]]の比ではなく、未確認座標としか表記されないそれは元の場所の名前すら識別が困難なほどの有様。元々は『stay night』同様に大聖杯を巡っての聖杯戦争が繰り広げられていたようだが……。
: 現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった七騎のサーヴァントが残るのみとなっている。
+
: 現在ではもはや人間の気配は無く、正体不明の魔物と聖杯戦争の参加者だった7騎のサーヴァントが残るのみとなっている。
 
: カルデアを襲う異常事態の最中この特異点に飛ばされてしまった主人公達は、なし崩しにこの炎上都市の探索を開始する。
 
: カルデアを襲う異常事態の最中この特異点に飛ばされてしまった主人公達は、なし崩しにこの炎上都市の探索を開始する。
 
: 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びている。さらにこの特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。
 
: 戦場となる市内各所は、大橋、教会、港など、以前からのFateユーザーには見慣れた場所が揃う。「TYPE-MOONエース Fate/Grand Order」によると、マップには明らかに「とある宝具」をぶっ放した跡が一直線に延びている。さらにこの特異点のステージBGMは『stay night』の初期タイトル及び劇中曲「Into The Night」のアレンジとなっている。
47行目: 47行目:  
: 世紀末の都市は全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中ではホムンクルスや機械人形が動き回っている。
 
: 世紀末の都市は全く視界が効かない程の濃霧に覆われており、人体に有害な程の濃度の魔力を含んだソレの中ではホムンクルスや機械人形が動き回っている。
 
: 円卓の騎士[[モードレッド]]に窮地を救われた主人公達は、この特異点の調査をしているという彼女に協力することになる。
 
: 円卓の騎士[[モードレッド]]に窮地を救われた主人公達は、この特異点の調査をしているという彼女に協力することになる。
: 魔の霧の背後にうごめく三人の魔術師。そしてその背後に立つ一連の事態の黒幕とは。霧に包まれた都市でカルデアは、最大の敵と対峙する。
+
: 魔の霧の背後にうごめく3人の魔術師。そしてその背後に立つ一連の事態の黒幕とは。霧に包まれた都市でカルデアは、最大の敵と対峙する。
 
: シナリオ中の[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]の台詞は全面的に奈須氏が執筆している。
 
: シナリオ中の[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]の台詞は全面的に奈須氏が執筆している。
 
: なお、第六特異点につながる伏線が張られていたことが後にとある人物により語られた。
 
: なお、第六特異点につながる伏線が張られていたことが後にとある人物により語られた。
60行目: 60行目:  
: 余談だが、実装翌日に各節のタイトルが変更されており、変更前は「[[ラーマ|傷ついたサーヴァント]]」「[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|問題児のセイバー]]」「聖杯をかけた最終決戦」といったシンプルな題が付けられていたのだが、変更後は「ラーマは戦場へ行った」「スタア誕生」「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」(それぞれ前述のものと同じ節)など、ほとんどが洋画や小説のパロディになった。
 
: 余談だが、実装翌日に各節のタイトルが変更されており、変更前は「[[ラーマ|傷ついたサーヴァント]]」「[[ネロ・クラウディウス〔ブライド〕|問題児のセイバー]]」「聖杯をかけた最終決戦」といったシンプルな題が付けられていたのだが、変更後は「ラーマは戦場へ行った」「スタア誕生」「シールダー、マスター、ソルジャー、ナース」(それぞれ前述のものと同じ節)など、ほとんどが洋画や小説のパロディになった。
 
: 竹箒日記によると、この章をリライトしたことで当初は200kbだったシナリオが300kbに増加したという<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
 
: 竹箒日記によると、この章をリライトしたことで当初は200kbだったシナリオが300kbに増加したという<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/30]</ref>。
: また、『Fate/Grand Order Arcade』では「北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム」と名前が微妙に異なっており、ストーリーラインも元とは大幅に変わっている。
+
: また、『[[Fate/Grand Order Arcade]]』では「[[北米神話侵食 イ・プルーリバス・ウナム|北米神話'''侵食''' イ・プルーリバス・ウナム]]」と名前が微妙に異なっており、ストーリーラインも元とは大幅に変わっている。
    
; 第六特異点「[[神聖円卓領域 キャメロット]]」
 
; 第六特異点「[[神聖円卓領域 キャメロット]]」
66行目: 66行目:     
: 2016年7月25日のアップデートにより追加。多くの人々の信仰が集う、西暦1273年の聖都エルサレムを基盤としたとしたシナリオ。
 
: 2016年7月25日のアップデートにより追加。多くの人々の信仰が集う、西暦1273年の聖都エルサレムを基盤としたとしたシナリオ。
: 草木一つも生えない荒野。大地に穿たれたクレーター。その中で虐殺されていく無辜の民たち。それらを成していたのは、高潔と名高いアーサー王の円卓の騎士たちだった。
+
: 草木1つも生えない荒野。大地に穿たれたクレーター。その中で虐殺されていく無辜の民たち。それらを成していたのは、高潔と名高いアーサー王の円卓の騎士たちだった。
: 更にこの地に本来存在しないはずの広大な砂漠に足を踏み入れたカルデア一行は、[[ベディヴィエール (Grand Order)|銀の腕を持つ一人の青年騎士]]と出会う。
+
: 更にこの地に本来存在しないはずの広大な砂漠に足を踏み入れたカルデア一行は、[[ベディヴィエール (Grand Order)|銀の腕を持つ1人の青年騎士]]と出会う。
 
: 砂漠の王、山の民、そして円卓。世界のため、民のため、主君のため……この地に集った人々のそれぞれの決戦が始まる。
 
: 砂漠の王、山の民、そして円卓。世界のため、民のため、主君のため……この地に集った人々のそれぞれの決戦が始まる。
 
: この特異点が人理定礎値「EX」という異例中の異例なケースとして扱われているのは、それは「ある理由」ですでに人類史から切り離されており、もはや世界のどこでもない場所と化しているため。
 
: この特異点が人理定礎値「EX」という異例中の異例なケースとして扱われているのは、それは「ある理由」ですでに人類史から切り離されており、もはや世界のどこでもない場所と化しているため。
 
: この章で奈須氏がメインを担当することになったのは、「キャメロットが主題になる」ことに伴い「円卓の騎士の説明をするため」である。それも関連してか、ドラマCD版「Garden of Avalon」の劇伴BGMが導入されている<ref group = "出">[https://twitter.com/eicheph/status/759218913565630465 深澤秀行Twitter2016年7月29日19:47]</ref>。
 
: この章で奈須氏がメインを担当することになったのは、「キャメロットが主題になる」ことに伴い「円卓の騎士の説明をするため」である。それも関連してか、ドラマCD版「Garden of Avalon」の劇伴BGMが導入されている<ref group = "出">[https://twitter.com/eicheph/status/759218913565630465 深澤秀行Twitter2016年7月29日19:47]</ref>。
 
: 実は奈須氏はこれまでずっと円卓関連の話の描写をあえて避けており、本人もこれを「もしかしたら一生書かないかもしれなかった」と語っていた。そして当初も全く別物のシナリオを書いていたのだが、坂本真綾氏のライブで楽曲『レプリカ』を聴いたのが切っ掛けとなり全編を書き直し、現行の形になったとのことである。ちなみに、最終節のタイトルも「レプリカ」となっている。
 
: 実は奈須氏はこれまでずっと円卓関連の話の描写をあえて避けており、本人もこれを「もしかしたら一生書かないかもしれなかった」と語っていた。そして当初も全く別物のシナリオを書いていたのだが、坂本真綾氏のライブで楽曲『レプリカ』を聴いたのが切っ掛けとなり全編を書き直し、現行の形になったとのことである。ちなみに、最終節のタイトルも「レプリカ」となっている。
: 事前予告では「過去最大規模のメインクエスト」と銘打たれており、竹箒日記でも「五章が300kbなら六章は550kb」と説明している。奈須氏は自分一人では無理があると判断したのか、エジプト関係と「蒼銀のフラグメンツ」で登場したアーラシュ、静謐のハサンに関連する部分は桜井氏との合作として協力体制を取った。
+
: 事前予告では「過去最大規模のメインクエスト」と銘打たれており、竹箒日記でも「五章が300kbなら六章は550kb」と説明している。奈須氏は自分1人では無理があると判断したのか、エジプト関係と「蒼銀のフラグメンツ」で登場したアーラシュ、静謐のハサンに関連する部分は桜井氏との合作として協力体制を取った。
 
: この章から、ボスエネミーに付与され解除不可能となる特殊な状態変化が導入されている。これが一因となりプレイ難易度が急激に跳ね上がっているが、これは危機的状況をプレイヤーに体感させるための意図的なストーリー演出であることが語られている。
 
: この章から、ボスエネミーに付与され解除不可能となる特殊な状態変化が導入されている。これが一因となりプレイ難易度が急激に跳ね上がっているが、これは危機的状況をプレイヤーに体感させるための意図的なストーリー演出であることが語られている。
 
: 当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。変更当初は宗教関係の問題が原因かと噂されたが、第六特異点実装後しばらくして実はストーリーに即しての変更だったことが発覚。この特異点の名称変更に至る第六特異点の前日譚が竹箒日記上に掲載されている<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記 2016/7/31]</ref>。
 
: 当初のタイトルは「第六特異点 神聖円卓領域 エルサレム」だったが、4月27日のアップデートにより変更された。変更当初は宗教関係の問題が原因かと噂されたが、第六特異点実装後しばらくして実はストーリーに即しての変更だったことが発覚。この特異点の名称変更に至る第六特異点の前日譚が竹箒日記上に掲載されている<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記 2016/7/31]</ref>。
109行目: 109行目:  
新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。<br>それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。
 
新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。<br>それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。
   −
参加条件はすべてが終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる。<ref group = "注">ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。</ref><br>また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない…とされていた。
+
参加条件はすべてが終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる。<ref group = "注">ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。</ref><br>また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない……とされていた。
   −
コンセプトは一部でも、そして二部でも見られないであろう『''とびきりピーキーなFGO''』。<br>第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度にとどめている。<br>なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。
+
コンセプトは1部でも、そして2部でも見られないであろう『''とびきりピーキーなFGO''』。<br>第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度に止めている。<br>なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。
    
また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。<br>真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。
 
また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。<br>真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。
118行目: 118行目:     
;亜種特異点Ⅰ「[[悪性隔絶魔境 新宿]]」
 
;亜種特異点Ⅰ「[[悪性隔絶魔境 新宿]]」
: 副題:新宿幻霊事件<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1999
+
: 副題:新宿幻霊事件<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1999
 
:キーワード:「虚構からの企て」「幻霊」「犯罪紳士」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻影魔人同盟」「月下の慟哭」「墜ちる星」「魔弾」「変幻自在の無頼漢」「人形の女帝」
 
:キーワード:「虚構からの企て」「幻霊」「犯罪紳士」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻影魔人同盟」「月下の慟哭」「墜ちる星」「魔弾」「変幻自在の無頼漢」「人形の女帝」
   129行目: 129行目:     
;亜種特異点Ⅱ「[[伝承地底世界 アガルタ]]」
 
;亜種特異点Ⅱ「[[伝承地底世界 アガルタ]]」
: 副題:アガルタの女<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.2000
+
: 副題:アガルタの女<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.2000
 
:キーワード:「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」「黄金の密林」
 
:キーワード:「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」「黄金の密林」
   136行目: 136行目:  
:'''氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷<br>その地を支配するは、百花乱れる『女』たち――'''
 
:'''氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷<br>その地を支配するは、百花乱れる『女』たち――'''
 
:2017年6月29日のアップデートにより追加された、2000年代の中央アジアの地下に広がる巨大空間で繰り広げられる2番目のシナリオ。
 
:2017年6月29日のアップデートにより追加された、2000年代の中央アジアの地下に広がる巨大空間で繰り広げられる2番目のシナリオ。
:亜種特異点Ⅱのクエストでは、「女性」サーヴァント全員に加え、アストルフォ、エルキドゥ、シュヴァリエ・デオンに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップする効果が付与される。
+
:亜種特異点Ⅱのクエストでは、「女性」サーヴァント全員に加え、[[アストルフォ]]、[[エルキドゥ]]、[[シュヴァリエ・デオン]]に、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップする効果が付与される。
    
;亜種並行世界「[[屍山血河舞台 下総国]]」
 
;亜種並行世界「[[屍山血河舞台 下総国]]」
153行目: 153行目:     
;亜種特異点Ⅳ「[[禁忌降臨庭園 セイレム]]」
 
;亜種特異点Ⅳ「[[禁忌降臨庭園 セイレム]]」
: 副題:異端なるセイレム<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1692
+
: 副題:異端なるセイレム<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1692
 
:キーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」
 
:キーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」
   180行目: 180行目:  
: 酷薄な運命が待ち受ける、絶望に満ちた旅路の幕開けであった。
 
: 酷薄な運命が待ち受ける、絶望に満ちた旅路の幕開けであった。
 
:2018年4月4日のアップデートにより追加。魔獣との合成体「[[ヤガ]]」と化した人類の住まう極寒のロシアを舞台とする第2部第1のシナリオ。
 
:2018年4月4日のアップデートにより追加。魔獣との合成体「[[ヤガ]]」と化した人類の住まう極寒のロシアを舞台とする第2部第1のシナリオ。
: 本シナリオの終盤にて、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]が新たな霊衣を入手し、スキル・宝具が変化する。原則第2部において、マシュはその霊衣で固定されることとなる。
+
: 本シナリオの終盤にて、[[マシュ・キリエライト|マシュ]]が新たな霊衣を入手し、スキル・宝具が変化する。原則第2部やその時系列にあたるイベントシナリオにおいて、マシュはその霊衣で固定されることとなる。
    
;Lostbelt No.2「[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]」
 
;Lostbelt No.2「[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]」
217行目: 217行目:  
;Lostbelt No.5「[[星間都市山脈 オリュンポス]]」
 
;Lostbelt No.5「[[星間都市山脈 オリュンポス]]」
 
: 副題:神を撃ち落とす日<br>異聞深度:A+<br>年代:B.C.12000?
 
: 副題:神を撃ち落とす日<br>異聞深度:A+<br>年代:B.C.12000?
: ポセイドンを打倒しアトランティスを抜け、オリュンポスへと辿り着いたカルデア一行は、早々に大西洋異聞帯の王・[[ゼウス]]の洗礼を受ける。
+
: [[ポセイドン]]を打倒しアトランティスを抜け、オリュンポスへと辿り着いたカルデア一行は、早々に大西洋異聞帯の王・[[ゼウス]]の洗礼を受ける。
 
: 辛くも切り抜けた主人公たちは、異聞帯の人間に襲われながらも「破神同盟」と合流した。
 
: 辛くも切り抜けた主人公たちは、異聞帯の人間に襲われながらも「破神同盟」と合流した。
 
: 彼らの力、そして新たな武器「バレルレプリカ」を得たマシュたちは、神々を破り、キリシュタリアの野望の阻止を試みる。
 
: 彼らの力、そして新たな武器「バレルレプリカ」を得たマシュたちは、神々を破り、キリシュタリアの野望の阻止を試みる。
228行目: 228行目:  
: しかしその最中、白紙化した地球では出現することのない規模の新たな特異点が観測される。
 
: しかしその最中、白紙化した地球では出現することのない規模の新たな特異点が観測される。
 
: 特異点の修正を行うべく、主人公たちはレイシフトを敢行する。しかしそこには、因縁深い「美しき肉食獣」の魔の手が差し迫っていた。
 
: 特異点の修正を行うべく、主人公たちはレイシフトを敢行する。しかしそこには、因縁深い「美しき肉食獣」の魔の手が差し迫っていた。
:2020年12月4日のアップデートにより追加。平安時代の日本の都、平安京を舞台としたシナリオにして、異星の神の使徒が一人、「[[蘆屋道満]]」との決着をつけるシナリオ。
+
:2020年12月4日のアップデートにより追加。平安時代の日本の都、平安京を舞台としたシナリオにして、異星の神の使徒が1人、「[[蘆屋道満]]」との決着をつけるシナリオ。
 
:第2部の5.5章に当たるシナリオであり、その存在はオリュンポス攻略後にLostbelt No.6のシナリオ名が明かされず、謎の黒点が表示されていたことにより示唆されていた。
 
:第2部の5.5章に当たるシナリオであり、その存在はオリュンポス攻略後にLostbelt No.6のシナリオ名が明かされず、謎の黒点が表示されていたことにより示唆されていた。
   234行目: 234行目:  
: 副題:星の生まれる刻<br>異聞深度:EX<br>年代:A.D.0500?→■.■.2017
 
: 副題:星の生まれる刻<br>異聞深度:EX<br>年代:A.D.0500?→■.■.2017
 
: シナリオ担当:奈須きのこ
 
: シナリオ担当:奈須きのこ
: 異星の神の使徒の一人であるリンボを撃滅してから3週間が過ぎ、異星の神の潜伏する南米異聞帯の攻略作戦を練っていた時、既に空想樹のないブリテン異聞帯に異変が観測される。
+
: 異星の神の使徒の1人であるリンボを撃滅してから3週間が過ぎ、異星の神の潜伏する南米異聞帯の攻略作戦を練っていた時、既に空想樹のないブリテン異聞帯に異変が観測される。
 
: それは24時間後のブリテン異聞帯の崩壊と同時に、地球もまた寿命を迎え崩壊する、という観測レンズ・シバによる最悪の予測結果であった。
 
: それは24時間後のブリテン異聞帯の崩壊と同時に、地球もまた寿命を迎え崩壊する、という観測レンズ・シバによる最悪の予測結果であった。
 
: シオンよりその結果を伝えられた主人公たちは、その原因を突き止めそれを阻止し、同時に異星の神に対抗する兵器を入手するため、ブリテン異聞帯の調査を敢行する。
 
: シオンよりその結果を伝えられた主人公たちは、その原因を突き止めそれを阻止し、同時に異星の神に対抗する兵器を入手するため、ブリテン異聞帯の調査を敢行する。
260行目: 260行目:     
;Lostbelt No.7:「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」
 
;Lostbelt No.7:「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン」
: 副題:■■■■■■■■<br>異聞深度:A++<br>年代:B.C.????
+
: 副題:■■■■■■■■<br>異聞深度:A++<br>年代:B.C.????
 +
: シナリオ担当:奈須きのこ
    
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*先述のとおり、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されていた。
 
*先述のとおり、第六特異点のタイトルがエルサレムからキャメロットに変更されたが、ファンの間では宗教的な問題が絡んでいると推察されていた。
**そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、すなわち三つの宗教にとっての共通の聖地となっている。<br>つまり、エルサレムは'''宗教的にも極めてデリケートな拠点であり、今もなおこれに関わる問題が起きている'''ため、変更されるのは是非もないかもしれない。
+
**そもそもエルサレムとは、エルサレム神殿が置かれていた場所にして古代イスラエル・ユダ王国の首都であり、「聖杯」という概念を生み出したかの者が処刑された地でもあり、かの預言者が一夜のうちに昇天する旅を体験した場所とされ、すなわち3つの宗教にとっての共通の聖地となっている。<br>つまり、エルサレムは'''宗教的にも極めてデリケートな拠点であり、今もなおこれに関わる問題が起きている'''ため、変更されるのは是非もないかもしれない。
 
**その後公開された第六特異点CMでは キリスト教圏である[[円卓の騎士]]たちに、イスラム教圏の暗殺教団、エジプト神話を信仰する[[オジマンディアス|ファラオ]]に、[[玄奘三蔵|仏教徒の法師]]と、想像を遥かに超える宗教大戦の様相を見せている。さらに黒幕にはユダヤ教圏の[[ソロモン]]が控えており、ファンの間では'''色々な意味'''で心配されていた。
 
**その後公開された第六特異点CMでは キリスト教圏である[[円卓の騎士]]たちに、イスラム教圏の暗殺教団、エジプト神話を信仰する[[オジマンディアス|ファラオ]]に、[[玄奘三蔵|仏教徒の法師]]と、想像を遥かに超える宗教大戦の様相を見せている。さらに黒幕にはユダヤ教圏の[[ソロモン]]が控えており、ファンの間では'''色々な意味'''で心配されていた。
 
**竹箒日記によると、第六特異点の前日譚で獅子王率いる円卓の騎士と偽の十字軍の戦いの際に遠征軍は壊滅し、占領した聖地が陥落して聖都が出来上がった際に特異点の在り方が変貌してしまったことが明らかになった。その為「改題そのものがストーリーに則した演出の一環だったのでは」と考察するファンも居る。
 
**竹箒日記によると、第六特異点の前日譚で獅子王率いる円卓の騎士と偽の十字軍の戦いの際に遠征軍は壊滅し、占領した聖地が陥落して聖都が出来上がった際に特異点の在り方が変貌してしまったことが明らかになった。その為「改題そのものがストーリーに則した演出の一環だったのでは」と考察するファンも居る。
   
*『Grand Order』サービス開始前に作られていた第四特異点まではすべて「ソシャゲ用にチューニングされたシナリオ」となっており、定型的なソーシャルゲームとして形作るため「もとにあるシナリオ」の合間に戦闘を挿入する構成となっている。
 
*『Grand Order』サービス開始前に作られていた第四特異点まではすべて「ソシャゲ用にチューニングされたシナリオ」となっており、定型的なソーシャルゲームとして形作るため「もとにあるシナリオ」の合間に戦闘を挿入する構成となっている。
 
**そのためか第一~第二特異点のシナリオ構成はまだまだ手探りの状態であり、第四特異点くらいまではリリースの段階でほぼ方針が固まっていたので、大きな改修までは出来なかった。
 
**そのためか第一~第二特異点のシナリオ構成はまだまだ手探りの状態であり、第四特異点くらいまではリリースの段階でほぼ方針が固まっていたので、大きな改修までは出来なかった。
274行目: 274行目:  
**第五特異点以降は各勢力の進行状況を表示するなど、シナリオの進捗によってマップ上の外観が変化していくというギミックが導入された。これは第五特異点のシナリオを読んだアザナシ氏が「マップ上でどの勢力がどうなっているのかわからないと、シナリオがユーザーに伝わらない」という意見によって追加された仕様である<ref group = "出">『Fate/Grand Order カルデアエース』008ページ「第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ・武内崇・島崎信長」</ref>。
 
**第五特異点以降は各勢力の進行状況を表示するなど、シナリオの進捗によってマップ上の外観が変化していくというギミックが導入された。これは第五特異点のシナリオを読んだアザナシ氏が「マップ上でどの勢力がどうなっているのかわからないと、シナリオがユーザーに伝わらない」という意見によって追加された仕様である<ref group = "出">『Fate/Grand Order カルデアエース』008ページ「第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ・武内崇・島崎信長」</ref>。
 
**当初は『12月31日で終わってしまう今年(2015年)』を乗り越えるための物語だったが、諸処の事情によりサービス開始の時期が半年延びた事で不可能になり、奈須氏は一度はそのコンセプトを諦めようとしたが、武内氏の<br>
 
**当初は『12月31日で終わってしまう今年(2015年)』を乗り越えるための物語だったが、諸処の事情によりサービス開始の時期が半年延びた事で不可能になり、奈須氏は一度はそのコンセプトを諦めようとしたが、武内氏の<br>
::「最終章までの過程を半年延ばそう。そうして、もう一度その“未来を取り戻す”エンディングを目指そう」<br>「そのかわり、奈須は構想にあった第2部の作業も進めよう。二年と言わず三年続けるぐらいの気持ちでいよう」<br>といった鶴の一声で続行した。
+
::「最終章までの過程を半年延ばそう。そうして、もう一度その“未来を取り戻す”エンディングを目指そう」<br>「そのかわり、奈須は構想にあった第2部の作業も進めよう。2年と言わず3年続けるぐらいの気持ちでいよう」<br>といった鶴の一声で続行した。
 
::*なお、2016年7月に第1部を終わらせるという選択肢も残していたが、第五特異点での好評価や経験を受けて、第六・第七特異点の完成度を高める方針に決め、同時にそれでは時間が足りないと知り、2016年12月にフィナーレを迎えるようにスケジュール変更を決定した。
 
::*なお、2016年7月に第1部を終わらせるという選択肢も残していたが、第五特異点での好評価や経験を受けて、第六・第七特異点の完成度を高める方針に決め、同時にそれでは時間が足りないと知り、2016年12月にフィナーレを迎えるようにスケジュール変更を決定した。
 
*マシュ、ロマン、フォウくんそれぞれの正体は、第1部において3つ存在する大きなネタバレそのものとなっている。
 
*マシュ、ロマン、フォウくんそれぞれの正体は、第1部において3つ存在する大きなネタバレそのものとなっている。
808

回編集