[[空想樹]]が遠くにあるだけの『無の大地』となったブリテンを目の当たりにし、ベリルから事の次第を聞かされた汎人類史のモルガンは、あろう事か'''「此処の世界なら今度こそ自分だけの国が創れる」という己の願望を優先した考えの下'''、自身が召喚されたカルデアのレイシフト技術を解析・模倣して妖精暦4000年へとレイシフトし、自分が見た『未来のブリテンの有様』と『汎人類史における自身の立場と存在理由』、さらには『サーヴァント召喚を含めたカルデアの技術』といった情報までもを自分自身の霊基消滅と引き換えにしてヴィヴィアンに譲渡。この結果彼女は'''「ブリテンを救う楽園の妖精」から「ブリテンを求める魔女モルガン」に変貌'''し、4翅による雨の氏族虐殺から逃れ『大厄災』をも回避すると、『自分の国を創る』という新たな目的のため表面上は「救世主トネリコ」という仮初の道を歩み始める。<br>しかし、何度も厄災を回避し、氏族および北と南の妖精、並びに妖精と人間の仲も調停し、平和の基盤を整え国の掌握に王手をかけても、その度に一部の妖精の気まぐれと思いつきによる「身勝手な言動」にひっくり返されて瓦解してしまうため次第に心身ともに疲れ果てていき、妖精暦400年<ref group="注">この時、女王暦からモルガンの『水鏡』に巻き込まれる形でマシュ・キリエライトが妖精暦にやって来る事態が発生しているが、トネリコが「妖精騎士ギャラハッド」の仮名を与え、多少の矛盾はあれど基本的な流れは変わらない様に配慮した事により、両者から互いに関する<ruby><rb>記憶</rb><rt>情報</rt></ruby>が消去される程度の影響に留められた。</ref>目に起きた裏切りの果てにとうとう精神が砕け散ると、'''「大事なのはブリテンだけで、そこに住む妖精はもうどうでもいい」'''という結論に行き着き、救世主の使命を放棄して雌伏した事からその年の大厄災によって再びブリテン異聞帯は妖精と共に全滅。 | [[空想樹]]が遠くにあるだけの『無の大地』となったブリテンを目の当たりにし、ベリルから事の次第を聞かされた汎人類史のモルガンは、あろう事か'''「此処の世界なら今度こそ自分だけの国が創れる」という己の願望を優先した考えの下'''、自身が召喚されたカルデアのレイシフト技術を解析・模倣して妖精暦4000年へとレイシフトし、自分が見た『未来のブリテンの有様』と『汎人類史における自身の立場と存在理由』、さらには『サーヴァント召喚を含めたカルデアの技術』といった情報までもを自分自身の霊基消滅と引き換えにしてヴィヴィアンに譲渡。この結果彼女は'''「ブリテンを救う楽園の妖精」から「ブリテンを求める魔女モルガン」に変貌'''し、4翅による雨の氏族虐殺から逃れ『大厄災』をも回避すると、『自分の国を創る』という新たな目的のため表面上は「救世主トネリコ」という仮初の道を歩み始める。<br>しかし、何度も厄災を回避し、氏族および北と南の妖精、並びに妖精と人間の仲も調停し、平和の基盤を整え国の掌握に王手をかけても、その度に一部の妖精の気まぐれと思いつきによる「身勝手な言動」にひっくり返されて瓦解してしまうため次第に心身ともに疲れ果てていき、妖精暦400年<ref group="注">この時、女王暦からモルガンの『水鏡』に巻き込まれる形でマシュ・キリエライトが妖精暦にやって来る事態が発生しているが、トネリコが「妖精騎士ギャラハッド」の仮名を与え、多少の矛盾はあれど基本的な流れは変わらない様に配慮した事により、両者から互いに関する<ruby><rb>記憶</rb><rt>情報</rt></ruby>が消去される程度の影響に留められた。</ref>目に起きた裏切りの果てにとうとう精神が砕け散ると、'''「大事なのはブリテンだけで、そこに住む妖精はもうどうでもいい」'''という結論に行き着き、救世主の使命を放棄して雌伏した事からその年の大厄災によって再びブリテン異聞帯は妖精と共に全滅。 |