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| ;「本当に、他に特に語ることがないな……」 | | ;「本当に、他に特に語ることがないな……」 |
| :ウォッチャーの影たちに自分のプロフィール──とある小国で「魔術使いの兵隊」を作るために非人道的な手段を用いて生み出され、生まれてすぐに母親から引き離され、人間としての名前も与えられずに物心ついた頃から兵士としての過酷な訓練を施されるも、その国の政権が崩壊したため現在は根無し草の傭兵として活動している──などと重いにも程がある人生を淡々と説明した後のコメント。 | | :ウォッチャーの影たちに自分のプロフィール──とある小国で「魔術使いの兵隊」を作るために非人道的な手段を用いて生み出され、生まれてすぐに母親から引き離され、人間としての名前も与えられずに物心ついた頃から兵士としての過酷な訓練を施されるも、その国の政権が崩壊したため現在は根無し草の傭兵として活動している──などと重いにも程がある人生を淡々と説明した後のコメント。 |
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| ;「……チャップリンです。ランサーのチャーリー・チャップリン。それが自分の喚び出した英霊です」 | | ;「……チャップリンです。ランサーのチャーリー・チャップリン。それが自分の喚び出した英霊です」 |
| :ファルデウスから、喚び出した英霊は何かと質問されて返した答え。元々、サーヴァントがチャップリンというのは[[アサシン (Fake)|アサシン]]の襲撃に対する咄嗟のブラフだったのだが、その後彼女と行動を共にし見張られるようになってしまったため、報告のときにもブラフを継続することになってしまった。結果的にシグマの生涯で初めてのジョークになってしまったようだが、ファルデウスが頭を抱えたのは言うまでもない。 | | :ファルデウスから、喚び出した英霊は何かと質問されて返した答え。元々、サーヴァントがチャップリンというのは[[アサシン (Fake)|アサシン]]の襲撃に対する咄嗟のブラフだったのだが、その後彼女と行動を共にし見張られるようになってしまったため、報告のときにもブラフを継続することになってしまった。結果的にシグマの生涯で初めてのジョークになってしまったようだが、ファルデウスが頭を抱えたのは言うまでもない。 |
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| ;「そのぐらいは流石に知ってる、モンティ・パイソンの喜劇映画だ」 | | ;「そのぐらいは流石に知ってる、モンティ・パイソンの喜劇映画だ」 |
| :騎士の影法師から「アーサー王の聖杯探索は知っているだろう」と確認されての返答。確かに、モンティ・パイソンはアーサー王をネタにした作品を作っているので間違ってはいないが、いくらなんでもあんまり過ぎる答えである。とはいえその作品も内容はアレだが、時代考証が極めて正確な事でも有名である。 | | :騎士の影法師から「アーサー王の聖杯探索は知っているだろう」と確認されての返答。確かに、モンティ・パイソンはアーサー王をネタにした作品を作っているので間違ってはいないが、いくらなんでもあんまり過ぎる答えである。とはいえその作品も内容はアレだが、時代考証が極めて正確な事でも有名である。 |
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| + | ;――ああ。<br>――そうか。そうなのか。<br>――俺は……繰丘椿は俺とは違う世界の住人だと思っていた。<br>――魔術師ではあるが、ちゃんと親がいる。血の繋がった親がいると。<br>――関係なかったんだな……そんな事は。<br>――ああ……なんだ? なんなんだ、この感覚は。 |
| + | :娘の自己犠牲に何の感慨も抱かぬばかりか、平然と強力なサーヴァントを強奪するためにその右手を切り取る算段をする夕鶴の魔術師然とした言動と振る舞いに、遠い記憶と無自覚なトラウマを呼び起こされ、椿もまた自身と同じ消費される側だと悟ると同時に自らの腹の内からこみ上げる奇妙な感覚に困惑するが、余人から見ればそれは紛れもなく“怒り”と呼ぶべきものだった。 |
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| + | ;「……椿を護る、と。言ったな。俺が、自分の口で」 |
| + | :椿の守護を頼んだ麗人から託された弩を手に名も無き兵士は初めて己自身で意思を定めた。 |
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| + | ;「はい、それと、もう一つ。繰丘殿にも通達する事が」<br>「これは、聖杯戦争であり、自分も参加者の一人として所属しています」<br>「私の直接の上司はファルデウスではなく、フランチェスカであり……自由裁量で戦争を行う事を許可されています」<br>「これは、俺から貴方達に対する……<ruby><rb>宣戦布告だ</rb><rt>・・・・・</rt></ruby>」 |
| + | :名も無き兵士の逆鱗に触れたことにも気付かぬばかりか、この場を去ったアサシンをそのサーヴァントであるという致命的な思い違いをしている魔術師に告げる宣戦布告にして攻撃。これまで状況に流されてきたシグマが自らの意思で挙げた聖杯戦争参戦への狼煙。 |
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| + | ;「俺の母親は……こんな奴じゃなければいいなと思っただけだ」 |
| + | :母を自称する塊を見下ろしつつ、ウォッチャーから親に対して何か思うことがあるのかという問いへの答え。今さら意味の無い事だと解っていたが、それでも願わずにはいられなかった。 |
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| + | ;「俺は……この聖杯戦争を破壊する」 |
| + | :託された弩弓を手に己とウォッチャーに舞台の内側へ躍り出ることを宣言する。 |
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| == メモ == | | == メモ == |