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| 一人称 = オレ/僕
 
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| 二人称 = おまえ/君<ref group="注">[[主人公 (Grand Order)]]</ref>
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| 二人称 = おまえ/君<ref group="注">[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して</ref>
 
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;略歴
 
;略歴
:Aチームメンバーとして[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]から選抜されたが、レフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまった。
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:Aチームメンバーとして[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]から選抜されたが、その中でカルデアスの正体、そして[[マリスビリー・アニムスフィア|マリスビリー]]の計画の真相にたどり着く。すぐさまマリスビリーに計画の中止を求めるが、自身の目の前で自決を図られたことで彼の計画遂行以外の道を絶たれてしまう。
:キリシュタリアが異星の神による他の5人の蘇生の対価を肩代わりする傍ら、一人自力でそれを完遂し蘇生。中南米異聞帯を担当するクリプターとなる。
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:その後、レフの工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまう。しかしキリシュタリアが異星の神による他の5人の蘇生の対価を肩代わりする傍ら、一人自力でそれを完遂し蘇生。中南米異聞帯を担当するクリプターとなる。
:[[テスカトリポカ]]を召喚し、彼と共に「[[ORT〔亜種〕|ORT]]に汎人類史への怨恨を植え付けつつ目覚めさせ、地球ごとカルデアスを破壊する」という計画を進める。
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:クリプターとなったことで「カルデアス破壊」のための行動が可能になったデイビットは、[[テスカトリポカ]]を召喚し、彼と共に「南米に眠る[[ORT〔亜種〕|ORT]]に汎人類史への怨恨を植え付けつつ目覚めさせ、地球ごとカルデアスを破壊させる」という計画を進める。
 
:ペペロンチーノの窮地を察して一度インド異聞帯を訪れ、結果的にノウム・カルデアを援護した後は中南米での活動に専念していた。
 
:ペペロンチーノの窮地を察して一度インド異聞帯を訪れ、結果的にノウム・カルデアを援護した後は中南米での活動に専念していた。
 
:ノウム・カルデアの中南米異聞帯進入時点では計画の最終段階に近づいていたが、本人あるいはテスカトリポカの方針により、主人公の冥界行を手助けする、あえて目的を明かす等の行動をとり対等の競争を挑む。
 
:ノウム・カルデアの中南米異聞帯進入時点では計画の最終段階に近づいていたが、本人あるいはテスカトリポカの方針により、主人公の冥界行を手助けする、あえて目的を明かす等の行動をとり対等の競争を挑む。
 
:最終的には主人公達自身も含めた全ての障害を突破し、異星についての真相の一端を語った後、「カルデアスの破壊」の意思と共にORTに取り込まれた。
 
:最終的には主人公達自身も含めた全ての障害を突破し、異星についての真相の一端を語った後、「カルデアスの破壊」の意思と共にORTに取り込まれた。
:ORT消滅後、ミクトランパに落ちた主人公と再会。最後の戦いを挑み、敗北した後はマリスビリーの死の真相を語って姿を消した。
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:ORT消滅後、ミクトランパに落ちた主人公と再会。最後の戦いを挑み、敗北した後はマリスビリーの死の真相を語り、主人公らが新たなカルデアとなってマリスビリーのカルデアと対峙することを称賛して姿を消した。
 
;人物
 
;人物
 
:10歳の時、突然[[伝承科]]に「天才」として現れ、伝承科を追放された魔術師であり、ダ・ヴィンチからは稀な青年、異常者にして天才との評価を受けている。
 
:10歳の時、突然[[伝承科]]に「天才」として現れ、伝承科を追放された魔術師であり、ダ・ヴィンチからは稀な青年、異常者にして天才との評価を受けている。
 
:誰も理解しようとせず、誰かから理解されることもない人物。サーヴァントとの意思疎通を捨てておりバーサーカーを召喚予定だった。
 
:誰も理解しようとせず、誰かから理解されることもない人物。サーヴァントとの意思疎通を捨てておりバーサーカーを召喚予定だった。
 
:「現実にできた孔のよう」と評されるように浮世離れした性格をしているが、人付き合いはそれほど悪いわけではなく、質問した内容にもきちんと答えてくれる。一方で「作業じみた殺戮行為をするのは得難い経験だった」等と若干の異常さがにじみ出た言動も散見される。
 
:「現実にできた孔のよう」と評されるように浮世離れした性格をしているが、人付き合いはそれほど悪いわけではなく、質問した内容にもきちんと答えてくれる。一方で「作業じみた殺戮行為をするのは得難い経験だった」等と若干の異常さがにじみ出た言動も散見される。
:彼の正体は、かつて伝承科に属するセム族の研究者が管理していた「天使の遺物」によって、研究者の息子が分解・再構成されて生まれた「何か」。肉体や人格は当時10歳の少年のものと同一だったが、自分を人間と同類と感じられなくなった者。再構成の際に、1日24時間につき5分間分の記録しか覚えておけないという疾患も生じている。現在の彼の名前は「<RUBY><RB>セム族</RB><RT>ゼム</RT></RUBY>に伝わる<RUBY><RB>虚無</RB><RT>ヴォイド</RT></RUBY>の遺物が生み出した<RUBY><RB>最小</RB><RT>ビット</RT></RUBY>の<RUBY><RB>一日</RB><RT>デイ</RT></RUBY>」に由来する。
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:彼の正体は、かつて伝承科に属するセム族の研究者が管理していた「天使の遺物」によって、研究者の息子が分解・再構成されて生まれた「何か」。肉体や人格は当時10歳の少年のものと同一だったが、自分を人間と同類と感じられなくなった者。再構成の際に、1日24時間につき5分間分の記録しか覚えておけない<ref group="注">これについては、概念礼装『カルデアの男』テキストによると、デイビット本人が任意で取捨選択している説明がなされている。</ref>という疾患も生じている。現在の彼の名前は「<RUBY><RB>セム族</RB><RT>ゼム</RT></RUBY>に伝わる<RUBY><RB>虚無</RB><RT>ヴォイド</RT></RUBY>の遺物が生み出した<RUBY><RB>最小</RB><RT>ビット</RT></RUBY>の<RUBY><RB>一日</RB><RT>デイ</RT></RUBY>」に由来する。
 
:実感は無くとも自身を人類であると考えており、かつての父の言葉から得た「善いことをするもの」という人類の定義に従う。ただしそれは地球人類でも地球そのものでもなく、宇宙の視点での善。これに基づき、8年を過ごした伝承科から表向き追放としてカルデアに籍を移した後、マリスビリーの計画を阻止するべく行動していた。
 
:実感は無くとも自身を人類であると考えており、かつての父の言葉から得た「善いことをするもの」という人類の定義に従う。ただしそれは地球人類でも地球そのものでもなく、宇宙の視点での善。これに基づき、8年を過ごした伝承科から表向き追放としてカルデアに籍を移した後、マリスビリーの計画を阻止するべく行動していた。
 
;能力
 
;能力
<!-- :高いマスター適性を持つ。-->
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:洞察力が異常に高く、5分しか記憶できないハンデをフル活用するために未来予測、計測することを身に着けていった。その一端としてカルデア残党がどこに出現するかについて一瞬で正解を言い当てたり、立ち会ってすらいない過去の事象をふまえたった一言で人物評を総括するなど、その予測、考察能力については化け物じみている。
:洞察力が異常に高く、カルデア残党がどこに出現するかについて一瞬で正解を言い当てた。確かに推理すればそこ以外にはないのだが、それでも一瞬で当てるのは天才的である。
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:このため、クリプター達の中ではご意見番のような役割になっており、多くのメンバーがアドバイスを求めている。
   
:上記のように他人とのコミュニケーションも得意なのだが、カドック曰く「時と場合によっては言語すら普段と異なってまったく通じていないはずなのに何故かコミュニケーションできている」という一種異様な有様にもなっている。
 
:上記のように他人とのコミュニケーションも得意なのだが、カドック曰く「時と場合によっては言語すら普段と異なってまったく通じていないはずなのに何故かコミュニケーションできている」という一種異様な有様にもなっている。
 
:人類史に属する英霊と縁が絶たれている為、通常のサーヴァント召喚は不可能。土地などの外部的な縁を用いる必要がある。
 
:人類史に属する英霊と縁が絶たれている為、通常のサーヴァント召喚は不可能。土地などの外部的な縁を用いる必要がある。
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:オフェリア死後のクリプター会議にて。仲間の死に関する言葉としては冷淡な印象を受ける反応であり、この時点ではデイビットに冷酷そうな印象を受けたプレイヤーは多かっただろう。
 
:オフェリア死後のクリプター会議にて。仲間の死に関する言葉としては冷淡な印象を受ける反応であり、この時点ではデイビットに冷酷そうな印象を受けたプレイヤーは多かっただろう。
 
:しかし、後に彼の事象を知ると印象が大きく異なるシーンとなったため、話題になった。
 
:しかし、後に彼の事象を知ると印象が大きく異なるシーンとなったため、話題になった。
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:いずれ時間が貴重であるという意味では、やはり彼としてもオフェリアは大切だったことは疑いようがない。
    
;「――――――。<br> 今日の時間は少ないが、答えざるを得ないな。<br> カドックの成果は今のところ順当だ。<br> オフェリアは無駄死に。<br> 芥は当然の死だろう。<br> ペペロンチーノは過去を肴に野垂れ死に。<br> ベリルはひとり勝ち組だな。<br> キリシュタリアは計画自体が失敗だった。」
 
;「――――――。<br> 今日の時間は少ないが、答えざるを得ないな。<br> カドックの成果は今のところ順当だ。<br> オフェリアは無駄死に。<br> 芥は当然の死だろう。<br> ペペロンチーノは過去を肴に野垂れ死に。<br> ベリルはひとり勝ち組だな。<br> キリシュタリアは計画自体が失敗だった。」
 
:2部7章第6節、主人公にクリプター仲間たちへの気持ちを聞かれて。
 
:2部7章第6節、主人公にクリプター仲間たちへの気持ちを聞かれて。
 
:初見だとひどく簡素で冷酷な感想に見え、またキリシュタリアを殺害したベリルを「勝ち組」と評するなど異常な人物にも感じられる。
 
:初見だとひどく簡素で冷酷な感想に見え、またキリシュタリアを殺害したベリルを「勝ち組」と評するなど異常な人物にも感じられる。
:後編にて、彼にはこのような表現しか出来ない『ある事情』があったことが明らかになる。
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:質問の仕方にも問題はあったとは言え、特に後編で明かされる『ある事情』が明らかになると、上記の人物評も違って見えるかもしれない。
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;「という訳だ。<br> カルデアはORTを止めたよ、テスカトリポカ。<br> おまえの視た未来は幻となった。<br> 神であれ虚言を口にした以上。罰を受けるべきだ。」
;「そもそもテスカトリポカ1騎だけというのは<br> どうなんだ?<br> 全能神なら眷属がいるだろう。<br> [[ジャガーマン]]くらいは連鎖召喚してほしかったな。」
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:7章第23節にて、ORTが消滅したのち、ミクトランパへ落ちたデイビットがテスカトリポカに対して。
:7章第23節にて、主人公に敗北後口にした台詞。
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:罰の内容は不明ではあるが、西のチワトランパから[[ケツァル・コアトル]]を呼び出してお仕置きをするといった調子らしい。
:テスカトリポカに向けての軽口だが、それを言われた当人は非常に驚いていた。
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:これにはテスカトリポカも御免被りたい模様で、マカナを喰らうと二日酔いよりひどい頭痛に苛まれるとか。
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;「あれをまた1年か。<br> 51万6600分もの―――いや。<br> 構わない。30時間程度の話だ。」
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:前述の台詞の直後に現れた主人公が、マスター権をテスカトリポカに奪われたままという万全ではない状態であるとわかり、いきなり勝負を仕掛ける。その際デイビットが勝てば改めてテスカトリポカ召喚からやり直せと告げられて。
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:1年という途方もない時間ではあれ、彼にとってはたった1日四半にすぎないのだろう。
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:ちなみに上記の51万6600分は、日換算すると358日と18時間となる。
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;「おかしな事を訊く。<br> オレとおまえは同じだ。<br> 責務じゃない。やりたいからやっている。<br> 自己満足というヤツだ。」
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:前述の台詞の直後、主人公に地球破壊にこだわる理由を訊かれて。
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:自己満足とは言うものの、それこそがデイビットにとっての「善いこと」なのだ。
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:さすがのテスカトリポカもとんだ狂戦士だと笑うが、主人公も同じであることは肯定している。
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;「そもそもテスカトリポカ1騎だけというのは<br> どうなんだ?<br> 全能神なら眷属がいるだろう。<br> [[ジャガーマン]]くらいは連鎖召喚してほしかったな。」
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:同節で、主人公に敗北した後に口にした台詞。
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:実戦経験がないどころか、サーヴァントがテスカトリポカしか使用できないという勝ち目が見出せないハンデを背負った上での軽口だが、それを言われた当人は非常に驚いていた。
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;「新しいカルデアとして、古いカルデアと戦うとはね。<br> ノウム・カルデアか。いい名称だよ。」
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:同節における最後の言葉。
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:自身とは違い、新たなカルデアとして別の道を行く主人公らに、最後のクリプターは笑顔を向け、ミクトランパの奥へと去っていった。
    
;「今日の時間は残り少ない。手早く済ませよう。」
 
;「今日の時間は残り少ない。手早く済ませよう。」
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