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:しかし、一向に叛意を抱かないモードレッドにモルガンは業を煮やし、その出生の秘密を告げる。これによりモードレッドは自身が人間でない負い目を、人を超越したあの王の息子である証として誇るべき、と考えるようになる。
 
:しかし、一向に叛意を抱かないモードレッドにモルガンは業を煮やし、その出生の秘密を告げる。これによりモードレッドは自身が人間でない負い目を、人を超越したあの王の息子である証として誇るべき、と考えるようになる。
:そして、嬉々として王に自身を後継者にするように進言するも、当初は竜の血筋と共にブリテンの全てを背負う覚悟も責任も、ましてや'''『こうありたいと願う国の未来と王の姿という理想像』'''さえ何も持たないモードレッドにその器はないと判断したアーサー王は王位は譲らず、息子としても認めないと拒絶してしまう。
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:そして、嬉々として王に自身を後継者にするように進言するも、当初は竜の血筋と共にブリテンの全てを背負う覚悟も責任も、ましてや'''『こうありたいと願う国の未来と王の姿という理想像』'''さえ何も持たないモードレッドにその器はないと判断したアーサー王は、王位は譲らず息子としても認めないと拒絶してしまう。
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:自身が王の宿敵であるモルガンの子供であるが故に拒絶されたと思った''(取り違えた)''モードレッドは、今までの愛情の反動で王に憎悪を向けるようになる。
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:自身が王の宿敵であるモルガンの子供であるが故に拒絶された<ref group="注">これについても、同じくモルガンを母に持つガウェイン達四人の異父兄妹が全員円卓の席に属している事から、'''完全な思い込みである'''。</ref>と思った''(取り違えた)''モードレッドは、今までの愛情の反動で王に憎悪を向けるようになる。
 
:アーサー王に叛旗を翻したモードレッドだったが、その根底にあった思いは、「王に認めてもらい、ただ息子と呼んで欲しかった」という想いだけであった。だが、モードレッドもまたアーサーの苦悩を推し量ることができなかった。
 
:アーサー王に叛旗を翻したモードレッドだったが、その根底にあった思いは、「王に認めてもらい、ただ息子と呼んで欲しかった」という想いだけであった。だが、モードレッドもまたアーサーの苦悩を推し量ることができなかった。
  
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