300行目:
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=== 生前 ===
=== 生前 ===
;メルセデス
;メルセデス
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:愛し合った相手。しかして二人の仲は第三者により引き裂かれた。
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:愛し合った相手。しかし二人の仲は第三者により引き裂かれた。
:フェルナンに体を許しアルベールという一人息子まで産んだが、心は決して折れておらず、生きているかも分からぬエドモンを愛し続けていた。
:フェルナンに体を許しアルベールという一人息子まで産んだが、心は決して折れておらず、生きているかも分からぬエドモンを愛し続けていた。
:小説『モンテ・クリスト伯』においては唯一モンテ・クリスト伯の正体がエドモン・ダンテスだとひと目で気づき、また自身の子アルベールの存在が、モンテ・クリスト伯をダンテスに引き戻した。
:小説『モンテ・クリスト伯』においては唯一モンテ・クリスト伯の正体がエドモン・ダンテスだとひと目で気づき、また自身の子アルベールの存在が、モンテ・クリスト伯をダンテスに引き戻した。
329行目:
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;アルベール
;アルベール
:フェルナンとメルセデスの一人息子。母親に似て誠実で優しい心の持ち主だが、良くも悪くも純朴で世間知らずな典型的箱入り息子。
:フェルナンとメルセデスの一人息子。母親に似て誠実で優しい心の持ち主だが、良くも悪くも純朴で世間知らずな典型的箱入り息子。
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:旅行中盗賊団に誘拐されかけた所をダンテスに助けられ、父や友人達とは違う洗練された彼の姿に憧憬を抱き心酔していくが、当人としては復讐への足がかりとして利用したに過ぎない。
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:旅行中盗賊団に誘拐されかけた所をダンテスに助けられ、父や友人達とは違う洗練された姿に憧憬を抱き心酔していくが、当人は復讐への足がかりとして利用したに過ぎない。だが、彼の優しさが後に憎しみと後悔の狭間で壊れかけていたダンテスの心を今際で引き留めた。
;ジョヴァンニ・ベルトゥッチオ
;ジョヴァンニ・ベルトゥッチオ