差分

編集の要約なし
23行目: 23行目:  
| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
| 特技 = 死亡フラグの全力回避
+
| 特技 =  
 
| 好きな物 = 安心、安全
 
| 好きな物 = 安心、安全
| 苦手な物 = 死ぬこと
+
| 苦手な物 = 死んでしまうこと
| 天敵 = 死にそうなことや状況に陥ること
+
| 天敵 =  
 
| デザイン = なまにくATK
 
| デザイン = なまにくATK
 
| 設定作成 = 水瀬葉月
 
| 設定作成 = 水瀬葉月
33行目: 33行目:     
==概要==
 
==概要==
   
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。亜種特異点Ⅱで真名が明かされる前は'''不夜城のキャスター'''と呼称されている。
 
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。亜種特異点Ⅱで真名が明かされる前は'''不夜城のキャスター'''と呼称されている。
   60行目: 59行目:  
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX<br>夜話の語り手:EX || style="text-align:left"|幕間の物語クリアで「対英雄」→「対英雄(譚)」に変化。<br>強化クエストクリアで「語り手」→「夜話の語り手」に変化。
+
| [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || E || C || EX || EX || 陣地作成:A++ || 語り手:EX<br>生存の閨:A+<br>対英雄:A<br>対英雄(譚):EX<br>夜話の語り手:EX || style="text-align:left"|幕間の物語クリアで「対英雄」→「対英雄(譚)」に変化。<br>強化クエスト2クリアで「語り手」→「夜話の語り手」に変化。
 
|}
 
|}
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 千夜一夜物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)
 
; 千夜一夜物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)
: ランク:EX<br />種別:対王宝具
+
: ランク:EX<br>種別:対王宝具
 
:由来から、王属性特攻を持つ。厳密にはそうでなくとも、ソレに類する存在であれば彼女の主観では「王」と見做されている場合があるし、逆も然りである。
 
:由来から、王属性特攻を持つ。厳密にはそうでなくとも、ソレに類する存在であれば彼女の主観では「王」と見做されている場合があるし、逆も然りである。
 
:この宝具の実態は「彼女の語る物語」という[[固有結界]]であり、物語という空想にカタチを与えるモノ。世界が信じるほどの圧倒的な存在感・現実感で語る事により、その「物語」を具現化させ、千夜一夜物語内の登場人物や、道具や、精霊などを召喚する。
 
:この宝具の実態は「彼女の語る物語」という[[固有結界]]であり、物語という空想にカタチを与えるモノ。世界が信じるほどの圧倒的な存在感・現実感で語る事により、その「物語」を具現化させ、千夜一夜物語内の登場人物や、道具や、精霊などを召喚する。
107行目: 106行目:  
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
:亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』の解禁に際して真名を伏せる形で実装。期間限定イベントでは主に「語り部のキャスター」と表記されている。
+
:亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』の開幕に際して真名を伏せる形で実装。期間限定イベントでは主に「語り部のキャスター」と表記されている。
    
===その他===
 
===その他===
206行目: 205行目:     
====本編====
 
====本編====
;「どのような物語をご所望でしょうか。<br/> 悲劇、喜劇、ここにはありとあらゆる物語がございます。中には今なお続いているものも。<br/> たとえばこちら―――世界を救った少年の後日譚。今宵はそんなお話に致しましょうか」
+
;「どのような物語をご所望でしょうか。<br> 悲劇、喜劇、ここにはありとあらゆる物語がございます。中には今なお続いているものも。<br> たとえばこちら―――世界を救った少年の後日譚。今宵はそんなお話に致しましょうか」
 
:漫画版『伝承地底世界 アガルタ』冒頭。彼女の前置きから物語が紐解かれる。
 
:漫画版『伝承地底世界 アガルタ』冒頭。彼女の前置きから物語が紐解かれる。
 
:ゲーム本編でも亜種特異点Ⅱは語り口調で締められており、漫画版では「シェヘラザードが語った物語」という解釈になっているようである。
 
:ゲーム本編でも亜種特異点Ⅱは語り口調で締められており、漫画版では「シェヘラザードが語った物語」という解釈になっているようである。
232行目: 231行目:  
:こちらではゲーム版からは一変して、最期まで良好な関係を保ち続けた。
 
:こちらではゲーム版からは一変して、最期まで良好な関係を保ち続けた。
   −
;「そうですね…。まず王が改心する所までは良しとしましょう。<br/> 改心した王は自らの罪の重さを自覚し、贖罪の旅に出ます――。」
+
;「そうですね…。まず王が改心する所までは良しとしましょう。<br> 改心した王は自らの罪の重さを自覚し、贖罪の旅に出ます――。」
 
:漫画版クライマックス。ラピュータが崩れ去る中フェルグスとの最期の語らいで、「千夜一夜物語のようにお前も変わってゆけるはずだ」と言われて。
 
:漫画版クライマックス。ラピュータが崩れ去る中フェルグスとの最期の語らいで、「千夜一夜物語のようにお前も変わってゆけるはずだ」と言われて。
 
:「千夜一夜物語」のラストで語られるようなご都合主義の結末ではない、「本当にふさわしい結末とはどのようなものか」を考え、フェルグスへと語ってゆく。
 
:「千夜一夜物語」のラストで語られるようなご都合主義の結末ではない、「本当にふさわしい結末とはどのようなものか」を考え、フェルグスへと語ってゆく。
239行目: 238行目:  
====イベント====
 
====イベント====
 
;「ワルダンという男の物語をご存知でしょうか?」<br>「簡単に言えば、ワルダンという店主が毎回不審な買い物をする女を怪しみ、尾行したところ――<br> その女の家の地下室で思いもよらぬものを見てしまった、というお話です。本当に、思いもよらぬものを……」<br>「それはですね……女が……地下室で飼われていた熊と……(モニョモニョ)」<br>「つまり――熊の獣欲というのは危険なものだ、というお話でした。ご参考までに。」
 
;「ワルダンという男の物語をご存知でしょうか?」<br>「簡単に言えば、ワルダンという店主が毎回不審な買い物をする女を怪しみ、尾行したところ――<br> その女の家の地下室で思いもよらぬものを見てしまった、というお話です。本当に、思いもよらぬものを……」<br>「それはですね……女が……地下室で飼われていた熊と……(モニョモニョ)」<br>「つまり――熊の獣欲というのは危険なものだ、というお話でした。ご参考までに。」
:デッドヒートサマーレース・A谷において、増殖したオリオンへの対処に困っているニトクリスへと投げかけた助言(?)。
+
:『デッドヒートサマーレース』のA谷において、増殖したオリオンへの対処に困っているニトクリスへと投げかけた助言(?)。
 
:いかにも意味ありげで巧みな語り出しに、ニトクリスも思わず「なんですか、それは?」と興味津々に食いつくが、オチはまさかの'''猥談'''。しかもとんでもなくアブノーマル。
 
:いかにも意味ありげで巧みな語り出しに、ニトクリスも思わず「なんですか、それは?」と興味津々に食いつくが、オチはまさかの'''猥談'''。しかもとんでもなくアブノーマル。
 
:悩み事が改善された影響なのか、イベントでの彼女はかなりのマイペースぶりを発揮している。
 
:悩み事が改善された影響なのか、イベントでの彼女はかなりのマイペースぶりを発揮している。
260行目: 259行目:     
====幕間の物語====
 
====幕間の物語====
;「物語とは―――想像する力。そして、共感する力です。」<br />「その語り手なのに、私は、想像も共感もないままの物語を……」<br />「誰かに教えられただけの物語を誤読し、言葉を紡いでしまった。」<br />「他人の言葉を鵜呑みにして、自分の願望の形に当て嵌め、一方的に羨んだ―――」<br />「そんなものは、けっして、正しい物語のかたちではありません。」<br />「誰の考えでもない、"自分でもそう思う"という自らの<ruby><rb>物語</rb><rt>共感</RT></RUBY>を通して、はっきりとそれがわかったからこそ。」<br />「だから―――こうしています。」
+
;「物語とは―――想像する力。そして、共感する力です。」<br>「その語り手なのに、私は、想像も共感もないままの物語を……」<br>「誰かに教えられただけの物語を誤読し、言葉を紡いでしまった。」<br>「他人の言葉を鵜呑みにして、自分の願望の形に当て嵌め、一方的に羨んだ―――」<br>「そんなものは、けっして、正しい物語のかたちではありません。」<br>「誰の考えでもない、"自分でもそう思う"という自らの<ruby><rb>物語</rb><rt>共感</RT></RUBY>を通して、はっきりとそれがわかったからこそ。」<br>「だから―――こうしています。」
:幕間『千と一の夜を超えても』で、主人公とマシュの物語を体感した直後、土下座した理由について。
+
:自身の幕間『千と一の夜を超えても』で、主人公とマシュの物語を体感した直後、土下座した理由について。
 
:今の自分とは異なる自分が言ってしまった[[ロマニ・アーキマン|彼]]への言葉から、この土下座には「二度と顔を上げない」という覚悟すら込められた『首をさし出す』行為である。
 
:今の自分とは異なる自分が言ってしまった[[ロマニ・アーキマン|彼]]への言葉から、この土下座には「二度と顔を上げない」という覚悟すら込められた『首をさし出す』行為である。
   −
;『自分に向けられる、マスターの笑顔で。<br /> 大事なことを思い出したような気がする。<br /> 今まで私は『自分が死なないために』物語を使ってきた。<br /> そうする必要があったから。そうしなければ死んでいたから。<br /> でも、それは物語としては間違った使い方。<br /> 本当はやっぱり―――<br /> 物語は、誰かを楽しませるものでなくてはならない。<br /> 自分ではなく、誰かのためのものでなくてはならない。<br /> 子供のころ、読みふけっていた本の事を思い出す。<br /> あれも、誰かのために書かれたから自分に届いた。<br /> 同じことを、自分もしていいのだ。すべきなのだ。<br /> 自分に、できるだろうか?<br /> わからない。でもやってみよう。』<br />「(少なくとも……この王のもとでは)」<br />「(私は、物語を、『殺されないための道具』として使う必要はなさそうですから―――)」
+
;『自分に向けられる、マスターの笑顔で。<br> 大事なことを思い出したような気がする。<br> 今まで私は『自分が死なないために』物語を使ってきた。<br> そうする必要があったから。そうしなければ死んでいたから。<br> でも、それは物語としては間違った使い方。<br> 本当はやっぱり―――<br> 物語は、誰かを楽しませるものでなくてはならない。<br> 自分ではなく、誰かのためのものでなくてはならない。<br> 子供のころ、読みふけっていた本の事を思い出す。<br> あれも、誰かのために書かれたから自分に届いた。<br> 同じことを、自分もしていいのだ。すべきなのだ。<br> 自分に、できるだろうか?<br> わからない。でもやってみよう。』<br>「(少なくとも……この王のもとでは)」<br>「(私は、物語を、『殺されないための道具』として使う必要はなさそうですから―――)」
 
:あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。
 
:あの旅の事を"彼の物語"として語ってほしいという主人公の対しての独白。
 
:この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。
 
:この世で最も新しい、人が世界を救った物語を、自分だけは、千と一の夜を超えた先でもきっと語っていると、主人公とマシュに約束した。
    
===ちびちゅき!===
 
===ちびちゅき!===
;「殺さないでくださ~い」
+
;「殺さないでくださ~い」
:演劇で「かぐや姫」の役を振られるが、'''自分が入ったまま竹が刃物で真っ二つになった事'''に涙目で震え上がる。
+
:演劇で「かぐや姫」の役を振られるが、'''自分が入ったまま竹が刃物で真っ二つになった事'''に涙目で震え上がる。
    
==メモ==
 
==メモ==
 
*座に登録された人物で久しぶりに登場した'''座からの消滅'''を目的とする英霊。最も彼女のやろうとした消滅へのプロセスは[[エミヤ]]の八つ当たりよりも遥かに大規模だったが。
 
*座に登録された人物で久しぶりに登場した'''座からの消滅'''を目的とする英霊。最も彼女のやろうとした消滅へのプロセスは[[エミヤ]]の八つ当たりよりも遥かに大規模だったが。
 
**「登録や召喚を拒否すればよかったのでは?」という疑問もあるが、召喚の拒否は基本的に不可能であり、登録の拒否はそもそも事例自体が少ないため、生前ただの語り部であった彼女の力量に余る事態である。
 
**「登録や召喚を拒否すればよかったのでは?」という疑問もあるが、召喚の拒否は基本的に不可能であり、登録の拒否はそもそも事例自体が少ないため、生前ただの語り部であった彼女の力量に余る事態である。
***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br />英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ|狼王ロボ]]が召喚されるなど、あくまで冬木式より介入しやすいだけで、実質的には強制に近い。そもそも召喚されたくないシェヘラザードが('''亜種特異点の☆5キーキャラで唯一恒常として''')召喚されうる時点で、召喚拒否は不可能であろうことが察せられる。<br />にも関わらず「召喚を拒否できるのでは?」と言う誤解が出るのは、ムーンセル式召喚との混同によるものだろう。この召喚方法では英霊側の決定権が強く、[[主人公 (EXTRA)]]が現れるまで召喚を拒み続けた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や、英霊の座にありながら一度として人間からの召喚に応じなかった[[アルキメデス]]などの事例が存在する。だが、こうした事例はEXTRAシリーズにしかないため、ムーンセル式のみの事象と考えるべきだろう。<br/>漫画版のアガルタでは、カルデア式の召喚方式ならば拒否できるが、聖杯戦争式の召喚方式の場合は「聖杯にかけるべき願いがある」という時点で召喚を拒否できないとされている。このため、'''「二度と死にたくないという切望が聖杯にかける願いと認識されているため、聖杯戦争への召喚を拒否できない」'''という事態になってしまっている。
+
***召喚拒否が難しい事例として、冬木式の英霊召喚では触媒によって特定の英霊を召喚できるのだが、これには英霊側の意思が尊重されにくい(あるいは尊重されない)という欠点がある。[[ネフェルタリ|妻]]の遺品を触媒として召喚された[[オジマンディアス]]が分かりやすい例である。このため触媒次第では、シェヘラザードも半ば強制的に召喚される可能性がある。<br>英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚できるカルデア式召喚でも、人類そのものを憎悪しているはずの[[ヘシアン・ロボ|狼王ロボ]]が召喚されるなど、あくまで冬木式より介入しやすいだけで、実質的には強制に近い。そもそも召喚されたくないシェヘラザードが('''亜種特異点の☆5キーキャラで唯一恒常として''')召喚されうる時点で、召喚拒否は不可能であろうことが察せられる。<br />にも関わらず「召喚を拒否できるのでは?」と言う誤解が出るのは、ムーンセル式召喚との混同によるものだろう。この召喚方法では英霊側の決定権が強く、[[主人公 (EXTRA)]]が現れるまで召喚を拒み続けた[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や、英霊の座にありながら一度として人間からの召喚に応じなかった[[アルキメデス]]などの事例が存在する。だが、こうした事例はEXTRAシリーズにしかないため、ムーンセル式のみの事象と考えるべきだろう。<br/>漫画版のアガルタでは、カルデア式の召喚方式ならば拒否できるが、聖杯戦争式の召喚方式の場合は「聖杯にかけるべき願いがある」という時点で召喚を拒否できないとされている。このため、'''「二度と死にたくないという切望が聖杯にかける願いと認識されているため、聖杯戦争への召喚を拒否できない」'''という事態になってしまっている。
 
**元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 アガルタ』では「死にたくない」といった「歪みなき願い」を叶えるためにその過程で多くの死者を生み出そうとする、座から消滅したソロモンを羨む発言をして主人公やマシュから「その渇望が間違っている」と否定された。
 
**元々の正義感や崇高な目的意識が歪んでしまい、死の回避――座の消滅という別の目的にすり替わるというあたりは[[間桐臓硯]]と通じるものがあるが、『伝承地底世界 アガルタ』では「死にたくない」といった「歪みなき願い」を叶えるためにその過程で多くの死者を生み出そうとする、座から消滅したソロモンを羨む発言をして主人公やマシュから「その渇望が間違っている」と否定された。
 
***一方プレイヤーからは、犠牲者を出した行動自体はともかくとして、その動機と目的については賛否両論。「死にたくないから座から消えたい」と言う'''望み自体は間違っていない'''のでは、という意見も多く、それを一方的に否定する主人公やマシュの言動についても疑問視する声が多い。と言うよりそもそも、このシナリオではここに限らず主人公やマシュが普段より攻撃的な態度を取っているため、その点も含めて批判が激しい。公式側もある程度その批判は把握しているのか、コミカライズ版では大きく改変されており、シェヘラザードの目的にある程度理解が示されたり、ホームズのフォローが入ったりしている。
 
***一方プレイヤーからは、犠牲者を出した行動自体はともかくとして、その動機と目的については賛否両論。「死にたくないから座から消えたい」と言う'''望み自体は間違っていない'''のでは、という意見も多く、それを一方的に否定する主人公やマシュの言動についても疑問視する声が多い。と言うよりそもそも、このシナリオではここに限らず主人公やマシュが普段より攻撃的な態度を取っているため、その点も含めて批判が激しい。公式側もある程度その批判は把握しているのか、コミカライズ版では大きく改変されており、シェヘラザードの目的にある程度理解が示されたり、ホームズのフォローが入ったりしている。
 
***『伝承地底世界 アガルタ』最終盤でも「例え今の仮初めの生が終わっても、次の自分は死の恐怖に纏わり付く(意訳)」と述べているように、カルデアで召喚された時でもエリザの歌を聴くハメになるハロウィンイベントを土下座で辞退したりと、そのスタンスに変化はないが、レースや戦闘に参加したりと「死の恐怖」と戦おうとしている。そして、幕間の物語では理解しないまま件の発言を発したことを悔やんだ事が明らかとなった。
 
***『伝承地底世界 アガルタ』最終盤でも「例え今の仮初めの生が終わっても、次の自分は死の恐怖に纏わり付く(意訳)」と述べているように、カルデアで召喚された時でもエリザの歌を聴くハメになるハロウィンイベントを土下座で辞退したりと、そのスタンスに変化はないが、レースや戦闘に参加したりと「死の恐怖」と戦おうとしている。そして、幕間の物語では理解しないまま件の発言を発したことを悔やんだ事が明らかとなった。
 
*褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。
 
*褐色で肉感的な肢体、特に紐で縛られたように衣装の食い込んだ太ももから、ユーザー間で付けられたあだ名が'''ハム'''。この為記念キャンペーンの福袋等のランダムでやってきた場合の彼女は'''お中元のハム'''等とも呼ばれる。<br>ただし'''蔑称としての意味合いが強い'''ので、使用する場面には注意が必要。
**なおこの蔑称は、星5サーヴァントとしてワーストクラス(実装当時)の性能ゆえにハズレ扱いされていた事も理由の一つ。詳しくは後述。
+
**なおこの蔑称は、星5サーヴァントとしてワーストクラス(実装当時)の性能ゆえにハズレ扱いされていた事も理由の一つ。詳しくは後述。
 
*「ラピュタ」と言えば現代日本ではスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』が最も有名だが、空中に浮上したアガルタの由来となったのはおそらく映画のタイトルの由来(物語としての原作ではない)となった『ガリバー旅行記』の舞台の一つである「空飛ぶ島ラピュータ」。ただし、最終的に主人公たちの手で黒幕の野望とともに崩壊するシチュエーションは天空の城の方を想起させるものではある。
 
*「ラピュタ」と言えば現代日本ではスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』が最も有名だが、空中に浮上したアガルタの由来となったのはおそらく映画のタイトルの由来(物語としての原作ではない)となった『ガリバー旅行記』の舞台の一つである「空飛ぶ島ラピュータ」。ただし、最終的に主人公たちの手で黒幕の野望とともに崩壊するシチュエーションは天空の城の方を想起させるものではある。
*2018年2月28日より開催されたサーヴァント強化クエスト第8弾にて強化クエストが実装された。『自身の宝具威力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃&[王]特攻』という宝具効果であったが強化クエストクリアによって宝具威力が上昇し、宝具に『敵全体の弱体耐性が大ダウン(一回・3ターン)』効果が追加された。
+
*HPが全サーヴァント中2位である反面、ATKの値は星5サーヴァントワーストであり、クラス補正でもさらに攻撃力は下がるため、素の攻撃力は星5としてはかなり低い。しかし後に実装された強化クエストで宝具が強化され、全体攻撃宝具のキャスターとして十分な火力が出るようになったばかりか、ダメージ最大3倍というFGO屈指の特攻倍率により、特攻対象には全キャスター中でもトップクラスのダメージが与えられるようになっている。
**HPが全サーヴァント中2位である反面、ATKの値は星5サーヴァントワーストであり、クラス補正でもさらに攻撃力は下がるため、素の攻撃力は星5としてはかなり低い。しかしこの強化クエストで全体攻撃宝具のキャスターとして十分な火力が出るようになったばかりか、ダメージ最大3倍というFGO屈指の特攻倍率により、特攻対象には全キャスター中でもトップクラスのダメージが与えられるようになっている。
+
**なおこの強化クエスト実装初日、ステータスに未強化の宝具強化マークが表示されていたことから、宝具の強化が早い段階から予測されていた。
***なおこの強化クエスト実装初日、ステータスに未強化の宝具強化マークが表示されていたことからこのサーヴァントの強化が早い段階から予測されていた。
+
**と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例として『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』での高難易度クエスト「おまけ入りチョコ祭」では王特性持ちが多く出現し、その中にライダーである[[女王メイヴ]]も混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del>
**と言うか未強化でも王が相手ならば必殺の威力を叩き出すため、意外と多い王特性のサーヴァントにちょくちょく猛威を振るう。場合によっては種類が多く、サーヴァント集団に混ざってくることも多いライダーの王にすら押し勝つ事もある。例としてバレンタインでの高難易度クエストでは王属性が多く出現し、その中にライダーであるメイヴちゃんも混じっていたが、特攻倍率の暴力で吹っ飛ばせた方も多いとか。<del>「死にたくないので相手を殴り殺す」</del>
   
***当然、アサシン+王のサーヴァントに対しては非常に相性がいいため、[[ニトクリス〔アサシン〕|自身の友人]]を倒す時には最適解になり得る。非情な現実である。
 
***当然、アサシン+王のサーヴァントに対しては非常に相性がいいため、[[ニトクリス〔アサシン〕|自身の友人]]を倒す時には最適解になり得る。非情な現実である。
***一方で、特効対象以外に対しては星5としては平々凡々な性能でしかない(特に未強化だとどうしようもない)上に、王であっても単体出現だと全体宝具が噛み合わない、などの問題も抱える。そもそも、「シェヘラザード程ではないが王相手にも相応の火力が出るし、王以外にも火力が出る」と言うサーヴァントも多く、大抵はそちらの方が使いやすい。こうした点から、性能面においてはハズレ扱いされる事が多く(特に強化前)、不遇気味である。とはいえ、「王属性複数相手の長期戦」と言う彼女が最も得意とするシチュエーションなら、十分以上に輝く事が可能。また、Arts宝具の性能を一律で跳ね上げた[[アルトリア・キャスター]]と組ませれば、普通の戦闘であればさほどの不足はない(他のArts系サーヴァントより優先出来るかというと、シチュエーションによるとしか言えないが)。
+
***一方で、特攻対象以外に対しては星5としては平々凡々な性能でしかない(特に未強化だとどうしようもない)上に、王であっても単体出現だと全体宝具が噛み合わない、などの問題も抱える。そもそも、「シェヘラザード程ではないが王相手にも相応の火力が出るし、王以外にも火力が出る」と言うサーヴァントも多く、大抵はそちらの方が使いやすい。こうした点から、性能面においてはハズレ扱いされる事が多く(特に強化前)、不遇気味である。とはいえ、「王属性複数相手の長期戦」と言う彼女が最も得意とするシチュエーションなら、十分以上に輝く事が可能。また、Arts宝具の性能を一律で跳ね上げた[[アルトリア・キャスター]]と組ませれば、普通の戦闘であればさほどの不足はない(他のArts系サーヴァントより優先出来るかというと、シチュエーションによるとしか言えないが)。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
6,127

回編集