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| | 誕生日 = | | | 誕生日 = |
| | 血液型 = | | | 血液型 = |
− | | 出典 = アーサー王伝説<br>[[Fate/Grand Order]] | + | | 出典 = アーサー王伝説<br>Fate/Grand Order |
| | 地域 = 潮騒のティンタジェル<br>星の内海<ref group = "注">Lostbelt No.6クリア後のプロフィール1に記載。</ref> | | | 地域 = 潮騒のティンタジェル<br>星の内海<ref group = "注">Lostbelt No.6クリア後のプロフィール1に記載。</ref> |
| | 属性 = 中立・善 | | | 属性 = 中立・善 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
| :『Grand Order』5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、彼女のバレンタインシナリオ等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だったが、約1年後に実装されたLostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で初登場。 | | :『Grand Order』5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、彼女のバレンタインシナリオ等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だったが、約1年後に実装されたLostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で初登場。 |
− | :星の内海で生まれ、湖水地方に流れ着いた後、「自分たちは近い内に滅びる」と知っていた鏡の氏族の長の判断により、たくさんの宝物と共に舟に乗せられて女王暦2001年に辺境であるティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの妖精として育てられた。 | + | :星の内海で生まれ、湖水地方に流れ着いた後、「自分たちは近い内に滅びる」と知っていた鏡の氏族の長の判断により、たくさんの宝物と共に舟に乗せられて女王暦2001年に辺境であるティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの[[妖精]]として育てられた。 |
− | :だが、彼女は妖精國ブリテンを救う伝説の『予言の子』であると目されていると同時に、「亜鈴の子」たる妖精國ブリテンの住民とは異なる楽園の妖精という出自と、その妖精達が今日まで抱えている『罪状』故か、多くの者達から内心忌み嫌われる宿命にあり、船の宝物や装飾品は全て、村の人達が食い扶持とするべく勝手に売り払い、アルトリア本人は[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目を逸らす為とはいえ、簡素な家具しかない粗末な馬小屋に、暖を取る道具もまともに与えられず手足の指が凍傷で壊死するまで放置され、さらに村人の半数からは「予言の子になるための修行」と称した汚れ仕事や重労働などを押し付けられ、もう半数はそんな彼女の処遇を見て見ぬふり。その癖肝心の『予言の子』として一番必要な、魔術に関する事や何をするべきか等については『巡礼の旅』に出ること以外教えて貰えず、ただひたすら魔力が成長しない事を非難混じりに嘆かれるという、養育とは名ばかりの奴隷同然の酷使と虐待を繰り返し受け続けていた。 | + | :だが、彼女は妖精國ブリテンを救う伝説の『予言の子』であると目されていると同時に、「亜鈴の子」たる妖精國ブリテンの住民とは異なる楽園の妖精という出自と、その妖精達が今日まで抱えている『罪状』故か、多くの者達から内心忌み嫌われる宿命にあった。船の宝物や装飾品は全て村の人達が食い扶持とするべく勝手に売り払い、アルトリア本人は[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目を逸らす為とはいえ、簡素な家具しかない粗末な馬小屋に、暖を取る道具もまともに与えられず手足の指が凍傷で壊死するまで放置された。さらに村人の半数からは「予言の子になるための修行」と称した汚れ仕事や重労働などを押し付けられ、もう半数はそんな彼女の処遇を見て見ぬふり。 |
| + | :その癖肝心の『予言の子』として一番必要な、魔術に関する事や何をするべきか等については『巡礼の旅』に出ること以外教えて貰えず、ただひたすら魔力が成長しない事を非難混じりに嘆かれるという、養育とは名ばかりの奴隷同然の酷使と虐待を繰り返し受け続けていた。 |
| :さらに自身は高位の妖精眼を持っていたため、いくら優しく取り繕っていても、労いや慈しみの言葉に混ざる『醜い感情や言葉』を見抜いてしまうので、現実でも夢の中でもその有象無象の悪意の嵐を絶えず直視し続ける羽目になっていた。 | | :さらに自身は高位の妖精眼を持っていたため、いくら優しく取り繕っていても、労いや慈しみの言葉に混ざる『醜い感情や言葉』を見抜いてしまうので、現実でも夢の中でもその有象無象の悪意の嵐を絶えず直視し続ける羽目になっていた。 |
| : そんな境遇ながらも、7歳のある時「選定の杖」から聴こえてきた『[[オベロン|マーリン]]の声』と、12歳の時にお使い先で出会った鍛冶屋の妖精[[エクター]]と交流を深めたことで、魔術の修行と鍛冶場の手伝いにそれぞれ精を出すようになってからは少しづつ心に安らぎを得ていく。しかし、前者では一人で話す姿を気味悪がった妖精の告発で「選定の杖」を16歳まで取り上げられ、後者では'''「エクターは女王の元親衛隊で悪い妖精<ref group = "注">後にこの文句自体はあながち間違ってなかったと判明するのだが、彼と([[救世主トネリコ|トネリコ]]時代の)モルガンが活躍していた当時を知る者が現在居ない事を前提に考えると矛盾が生じるので、アルトリアをその気にさせる為の適当な口実の可能性が高い。</ref>だから(予言の子が)何とかして」'''という村人達の強引かつ身勝手な頼みを押し付けられ、失望されたくないが為に渋々引き受けるも、アルトリア自身彼の優しさをよく知っている故に良心の呵責から出来ないでいると、今度は打って変わって「『予言の子』じゃなかった<ref group = "注">運悪く『マーリン』から教わった魔術が、火薬や鍵開け用の針金といった道具類を用いて使うものだと同時に暴露されてしまったことも一因。</ref>」「役立たず者」だと全員から激しい糾弾と罵倒を浴びせられ、女王に差し出す捕虜として地下牢に閉じ込められてしまう形で『打ち切りという名の終わり』を迎えた。 | | : そんな境遇ながらも、7歳のある時「選定の杖」から聴こえてきた『[[オベロン|マーリン]]の声』と、12歳の時にお使い先で出会った鍛冶屋の妖精[[エクター]]と交流を深めたことで、魔術の修行と鍛冶場の手伝いにそれぞれ精を出すようになってからは少しづつ心に安らぎを得ていく。しかし、前者では一人で話す姿を気味悪がった妖精の告発で「選定の杖」を16歳まで取り上げられ、後者では'''「エクターは女王の元親衛隊で悪い妖精<ref group = "注">後にこの文句自体はあながち間違ってなかったと判明するのだが、彼と([[救世主トネリコ|トネリコ]]時代の)モルガンが活躍していた当時を知る者が現在居ない事を前提に考えると矛盾が生じるので、アルトリアをその気にさせる為の適当な口実の可能性が高い。</ref>だから(予言の子が)何とかして」'''という村人達の強引かつ身勝手な頼みを押し付けられ、失望されたくないが為に渋々引き受けるも、アルトリア自身彼の優しさをよく知っている故に良心の呵責から出来ないでいると、今度は打って変わって「『予言の子』じゃなかった<ref group = "注">運悪く『マーリン』から教わった魔術が、火薬や鍵開け用の針金といった道具類を用いて使うものだと同時に暴露されてしまったことも一因。</ref>」「役立たず者」だと全員から激しい糾弾と罵倒を浴びせられ、女王に差し出す捕虜として地下牢に閉じ込められてしまう形で『打ち切りという名の終わり』を迎えた。 |
| :そして[[ウッドワス]]の隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果巻き起こった、村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。 | | :そして[[ウッドワス]]の隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果巻き起こった、村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。 |
− | :村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも、当然ながら『予言の子』としてどうしたらいいのか全く分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上にマシュの名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]や[[パーシヴァル #パーシヴァル〔ブリテン異聞帯〕|パーシヴァル]]達円卓軍とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。 | + | :村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも、当然ながら『予言の子』としてどうしたらいいのか全く分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上に[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]や[[パーシヴァル #パーシヴァル〔ブリテン異聞帯〕|パーシヴァル]]達円卓軍とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。 |
− | :その後旅の過程の中で女王モルガンの目的と秘密を知り、仲間になった[[トリスタン]]、[[ガレス #ガレス〔ブリテン異聞帯〕|ガレス]]との別れを経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアをもってしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底敵わず、自身を庇ったオベロンの消滅、そして戦力差に戦意喪失しかけた所へ[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。 | + | :その後旅の過程の中で女王モルガンの目的と秘密を知り、仲間になった[[トリスタン]]、[[ガレス #ガレス〔ブリテン異聞帯〕|ガレス]]との別れを経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアを以てしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底敵わず、自身を庇ったオベロンの消滅、そして戦力差に戦意喪失しかけた所へ[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。 |
− | :戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に英気を養った後で戴冠式に出席するも、そこで当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へパーシヴァルが放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも、大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活したストーム・ボーダーに間一髪の所で逃げ込むも、大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。 | + | :戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に英気を養った後で戴冠式に出席するも、そこで当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へパーシヴァルが放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも、大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活した[[次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー|ストーム・ボーダー]]に間一髪の所で逃げ込むも、大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。 |
− | :するとそこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』、並びに楽園の妖精の真の目的たる『[[聖剣]]鋳造』の方法を教えられ、主人公・マシュ・村正と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。 | + | :するとそこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』、並びに楽園の妖精の真の目的たる『[[聖剣]]鋳造』の方法を教えられ、主人公・マシュ・[[千子村正#アルターエゴ|村正]]と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。 |
| :そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術により、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。まずキャメロットに備え付けられていたロンゴミニアドを発動するが反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は杖を残して消滅した。 | | :そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術により、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。まずキャメロットに備え付けられていたロンゴミニアドを発動するが反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は杖を残して消滅した。 |
− | :そのままアルトリアは『星の内海』に帰って永遠の眠りにつくはずだったが、今際で主人公に言われた「(前に進む)理由は見つかった?」という言葉に、自分にはまだやり残したこと='''「嵐の向こうにある『小さく輝く青い星』が何なのか知りたい」'''という『答え』をまだ見つけていないから、まだ走り続けたいと願う様になる<ref group="注">竹箒日記によると「もう何も考えずにここで◯◯になればゴールだよ?それ以上頑張ると永遠に頑張る事になるよ?」現在は文面削除済み。</ref>。しかし妖精國ブリテンを『終わらせた』結果、この先も進むと決めた道の先に立ちはだかる『輝く星』さえも見えなくなる位の巨大な悪意の嵐を目前に、足は止まり心も折れかけてしまう。だが、かつて貰った恩返しのためだけに自分を嵐から必死に庇う[[ホープ|一人の妖精]]の姿を見つけ、自身の小さな気まぐれが彼女に希望をもたらしたように、たとえ周りから見れば取るに足らない事であろうとも、'''「あの星だけは絶対裏切りたくない」'''、'''「あの輝きに辿り着くまでは絶対に立ち止まらない」'''という決意を新たにし、その思いの昇華によって『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置(或いは人理幇助装置)となった存在――'''『アルトリア・アヴァロン』'''という守護者の英霊へと新生。その恩を返すため主人公の召喚に応じ、この影響で目を覚ましたマシュと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした真の黒幕たる『奈落の虫』を倒した。 | + | :そのままアルトリアは『星の内海』に帰って永遠の眠りにつくはずだったが、今際で主人公に言われた「(前に進む)理由は見つかった?」という言葉に、自分にはまだやり残したこと='''「嵐の向こうにある『小さく輝く青い星』が何なのか知りたい」'''という『答え』をまだ見つけていないから、まだ走り続けたいと願う様になる<ref group="注">竹箒日記によると「もう何も考えずにここで◯◯になればゴールだよ?それ以上頑張ると永遠に頑張る事になるよ?」現在は文面削除済み。</ref>。 |
| + | :しかし妖精國ブリテンを『終わらせた』結果、この先も進むと決めた道の先に立ちはだかる『輝く星』さえも見えなくなる位の巨大な悪意の嵐を目前に、足は止まり心も折れかけてしまう。だが、かつて貰った恩返しのためだけに自分を嵐から必死に庇う[[ホープ|一人の妖精]]の姿を見つけ、自身の小さな気まぐれが彼女に希望をもたらしたように、たとえ周りから見れば取るに足らない事であろうとも、'''「あの星だけは絶対裏切りたくない」'''、'''「あの輝きに辿り着くまでは絶対に立ち止まらない」'''という決意を新たにし、その思いの昇華によって『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置(或いは人理幇助装置)となった存在──'''『アルトリア・アヴァロン』'''という守護者の英霊へと新生。 |
| + | :その恩を返すため主人公の召喚に応じ、この影響で目を覚ましたマシュと共に、妖精國ブリテンを滅ぼした真の黒幕たる『奈落の虫』を倒した。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
| :セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間位の年齢の少女。王の剣を抜かず、村娘として育ったイフのアルトリア。 | | :セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間位の年齢の少女。王の剣を抜かず、村娘として育ったイフのアルトリア。 |
| :純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。 | | :純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。 |
− | :[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref> | + | :[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref>。 |
| :だが、裏表のないペンドラゴンと違ってその内面はとても弱くいじけ気質で、悲観主義者。どうやら妖精眼によって周囲の嘘が分かってしまったことと、楽園の妖精としてブリテンを終わらせなければならないという二つの要素により悲観的・厭世的な性格になってしまった模様。また魔術の師匠の影響で幼少期に「やさぐれ」も加わっている。 | | :だが、裏表のないペンドラゴンと違ってその内面はとても弱くいじけ気質で、悲観主義者。どうやら妖精眼によって周囲の嘘が分かってしまったことと、楽園の妖精としてブリテンを終わらせなければならないという二つの要素により悲観的・厭世的な性格になってしまった模様。また魔術の師匠の影響で幼少期に「やさぐれ」も加わっている。 |
| :『予言の子』である自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。しかし、周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情。 | | :『予言の子』である自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。しかし、周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情。 |
| :主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があった筈なのに、星の内海で楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が一つとして出てこなかったのもこれが原因である。 | | :主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があった筈なのに、星の内海で楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が一つとして出てこなかったのもこれが原因である。 |
| :つまり端的にいえば、周りの人々を失望させたくないが為だけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に解放されるプロフィール詳細や『material Ⅹ』では “『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ” と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っていた。しかし、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。 | | :つまり端的にいえば、周りの人々を失望させたくないが為だけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に解放されるプロフィール詳細や『material Ⅹ』では “『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ” と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っていた。しかし、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。 |
− | :カルデアに召喚された彼女は上述の抑止の守護者『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共に''ブリテンを旅したアルトリア・キャスターとは別個である''。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った “かつての誰か” の在り方――楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶――を、彼女がエミュレートしたものであるとのこと。 | + | :カルデアに召喚された彼女は上述の抑止の守護者『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共に''ブリテンを旅したアルトリア・キャスターとは別個である''。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った “かつての誰か” の在り方──楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶──を、彼女がエミュレートしたものであるとのこと。 |
| :霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりとどこか抜けているところは相変わらず。 | | :霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりとどこか抜けているところは相変わらず。 |
| :しかしその本質は聖剣の概念であり、聖剣を必要とする者がいるかぎり存在し続け戦いを補佐する名前の無い王である。 | | :しかしその本質は聖剣の概念であり、聖剣を必要とする者がいるかぎり存在し続け戦いを補佐する名前の無い王である。 |
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| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
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− | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || D || B || A || B || A++ || 対魔力:A<br>陣地作成:EX<br>独自魔術:B<br>妖精眼:A<br>道具作成:B || 希望のカリスマ:B<br>湖の加護:A → アヴァロンの妖精:A<br>選定の剣:EX → 聖剣作成:EX || style="text-align:left" |Lostbelt No.6クリアで「妖精眼」が追加。<br>Lostbelt No.6クリアで「湖の加護」→「アヴァロンの妖精」に、「選定の剣」→「聖剣作成」に変化。 | + | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || B || D || B || A || B || A++ || 対魔力:A<br>陣地作成:EX<br>独自魔術:B<br>妖精眼:A<br>道具作成:B || 希望のカリスマ:B<br>湖の加護:A<br>選定の剣:EX<br>アヴァロンの妖精:A<br>聖剣作成:EX || style="text-align:left" |Lostbelt No.6クリアで「妖精眼」が追加。<br>Lostbelt No.6クリアで「湖の加護」→「アヴァロンの妖精」に、「選定の剣」→「聖剣作成」に変化。 |
| |} | | |} |
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| :そしてその後に存在する陸地・ブリテン島は、その後に地上にでてきた6翅の亜鈴たちが唯一生き残った神[[ケルヌンノス]]を毒殺し、その遺体を取り囲むように亜鈴の子の遺体が変じた土木を以て築き上げられた<ref group="注">この異聞帯にも人間は存在しているが、これはほぼ全てがケルヌンノスに仕える人間の巫女を解体したものを元に生み出されたクローンである。</ref>。 | | :そしてその後に存在する陸地・ブリテン島は、その後に地上にでてきた6翅の亜鈴たちが唯一生き残った神[[ケルヌンノス]]を毒殺し、その遺体を取り囲むように亜鈴の子の遺体が変じた土木を以て築き上げられた<ref group="注">この異聞帯にも人間は存在しているが、これはほぼ全てがケルヌンノスに仕える人間の巫女を解体したものを元に生み出されたクローンである。</ref>。 |
| :この異聞帯においてモルガンとアルトリアは元々はその原罪を解決し、改めて聖剣を造るためにアヴァロンから地上に送り込まれたが、彼女たちの巡礼の旅において「鐘を鳴らす」ということは、亜鈴の末裔である六つの氏族の妖精が原罪を認めて「亜鈴の子」であることを放棄し、「楽園の妖精」への恭順を示すことを意味する。 | | :この異聞帯においてモルガンとアルトリアは元々はその原罪を解決し、改めて聖剣を造るためにアヴァロンから地上に送り込まれたが、彼女たちの巡礼の旅において「鐘を鳴らす」ということは、亜鈴の末裔である六つの氏族の妖精が原罪を認めて「亜鈴の子」であることを放棄し、「楽園の妖精」への恭順を示すことを意味する。 |
− | :一方でその罪業から目を背けブリテン島を広げつつある亜鈴の子たち…すなわち異聞帯の殆どの妖精たちは、彼女ら楽園の妖精に国を消される恐怖と、過去の過ちを叱責される事<ref group="注">ケルヌンノスがブリテン中に呪いを撒いた目的を辿るに此方が本望。</ref>を無意識に恐れ、本能から迫害するようになっていたのである。 | + | :一方でその罪業から目を背けブリテン島を広げつつある亜鈴の子たち…すなわち異聞帯の殆どの妖精たちは、彼女ら楽園の妖精に国を消される恐怖と、過去の過ちを叱責される事<ref group="注">ケルヌンノスがブリテン中に呪いを撒いた目的を辿るにこちらが本望。</ref>を無意識に恐れ、本能から迫害するようになっていたのである。 |
| :なお、この鐘は現存している限り氏族の中で最も古い長の遺体から成っているが、これが破壊されていた場合は、次に氏族の長が死亡した際にその遺体から発生することになる。 | | :なお、この鐘は現存している限り氏族の中で最も古い長の遺体から成っているが、これが破壊されていた場合は、次に氏族の長が死亡した際にその遺体から発生することになる。 |
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| :元々は鍛冶師のエクターが祭事用にと大量に作っていた宝飾具の一つであり、事あるごとに手を止めては髪飾りに目を奪われるアルトリアを見かねたエクターが鍛冶の手本という名目で譲渡を申し出たもの。だが、この時のアルトリアは『大切なものは(選定の杖や幼少期に持たされた宝物達のように)村の妖精に取り上げられてしまう』と思ったことから内心を押し殺して辞退し、そのまま彼とは死別することになったため、本シナリオ中で手にすることは叶わなかった。 | | :元々は鍛冶師のエクターが祭事用にと大量に作っていた宝飾具の一つであり、事あるごとに手を止めては髪飾りに目を奪われるアルトリアを見かねたエクターが鍛冶の手本という名目で譲渡を申し出たもの。だが、この時のアルトリアは『大切なものは(選定の杖や幼少期に持たされた宝物達のように)村の妖精に取り上げられてしまう』と思ったことから内心を押し殺して辞退し、そのまま彼とは死別することになったため、本シナリオ中で手にすることは叶わなかった。 |
| :巡礼の旅の中で経由した『その人が最も欲しいもの(の幻)が流れてくる』というドラケイの河でアルトリアがみたものは本編の中では明確に描かれず伏せられているが、上記の顛末と村正が聖剣鍛造の際に遺した最期の台詞から、この時の髪飾りであった可能性が高い。 | | :巡礼の旅の中で経由した『その人が最も欲しいもの(の幻)が流れてくる』というドラケイの河でアルトリアがみたものは本編の中では明確に描かれず伏せられているが、上記の顛末と村正が聖剣鍛造の際に遺した最期の台詞から、この時の髪飾りであった可能性が高い。 |
− | :本シナリオを全クリアすると貰える概念礼装「2018年のグロスター」には、この『髪飾り』を付けたアルトリアが描かれている。また、意匠こそ異なるが、2021年正月に実装された概念礼装『春の琴線』でも和服と合わせて髪飾りを付けた彼女が描かれている。 | + | :第2部第6章をクリアすると貰える[[概念礼装]]「2018年のグロスター」には、この『髪飾り』を付けたアルトリアが描かれている。また、意匠こそ異なるが、2021年正月に実装された概念礼装『春の琴線』でも和服と合わせて髪飾りを付けた彼女が描かれている。 |
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| ==登場作品と役柄== | | ==登場作品と役柄== |
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| ;[[Fate/Grand Order]] | | ;[[Fate/Grand Order]] |
| :5周年記念に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。 | | :5周年記念に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。 |
− | :その後、Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」にてストーリーに本格参戦した。 | + | :その後、Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』にてメインストーリーに本格参戦した。 |
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| ===Fate関連作品=== | | ===Fate関連作品=== |
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| ;[[女王メイヴ]] | | ;[[女王メイヴ]] |
− | :[[ノクナレア|彼女が知っている妖精]]と何もかもがそっくりでドン引きしている。 | + | :[[ノクナレア|自身が知っている妖精]]と何もかもがそっくりでドン引きしている。 |
| :チーズケーキを差し入れたいと言っているが、彼女に対する悪意の有無は不明。 | | :チーズケーキを差し入れたいと言っているが、彼女に対する悪意の有無は不明。 |
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| ;[[トリスタン]] | | ;[[トリスタン]] |
| :ブリテン異聞帯前編で行動を共にしていた相手。 | | :ブリテン異聞帯前編で行動を共にしていた相手。 |
− | :[[妖精騎士トリスタン|彼女が知っているトリスタン]]は、芸術家肌で起きているのか寝ているのかわからないところまでは同じだが、彼が<del>肝心な時にやらかす所ばかり見てたせいか</del>音楽家だとは知らなかった、とのこと。 | + | :[[妖精騎士トリスタン|自身が知っているトリスタン]]は、芸術家肌で起きているのか寝ているのかわからないところまでは同じだが、彼が<del>肝心な時にやらかす所ばかり見てたせいか</del>音楽家だとは知らなかった、とのこと。 |
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| ;[[ヘラクレス]] | | ;[[ヘラクレス]] |
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| :ただし、マーリンにとってのアルトリアは[[アルトリア・ペンドラゴン|騎士王としての彼女]]に他ならず、異聞帯の存在である彼女に魔術を教える事はなかった。事実、アルトリア・キャスターが''マーリン(と[[フォウ|キャスパリーグ]])の姿を初めて見たのは星の内海への帰還時''である。 | | :ただし、マーリンにとってのアルトリアは[[アルトリア・ペンドラゴン|騎士王としての彼女]]に他ならず、異聞帯の存在である彼女に魔術を教える事はなかった。事実、アルトリア・キャスターが''マーリン(と[[フォウ|キャスパリーグ]])の姿を初めて見たのは星の内海への帰還時''である。 |
| :また『Grand Order material Ⅹ』ではオベロンと比較してか、「見た目も性格も違うのにすっっっごく似たもの同士」と評している。 | | :また『Grand Order material Ⅹ』ではオベロンと比較してか、「見た目も性格も違うのにすっっっごく似たもの同士」と評している。 |
− | :アルトリア・アヴァロンによると相変わらずアレな性格らしく、去り際に「ごめん任せた」と[[フォウ|キャスパリーグ]]を一方的に押し付けていったという。それだけでなく「次に出会ったときのために死なない夢魔を殺す術式を編み出した」とまで言っているあたり、守護者となった後に彼とのいざこざが起こったと思われる。 | + | :アルトリア・アヴァロンによると相変わらずアレな性格らしく、去り際に「ごめん任せた」とキャスパリーグを一方的に押し付けていったという。それだけでなく「次に出会ったときのために死なない夢魔を殺す術式を編み出した」とまで言っているあたり、守護者となった後に彼とのいざこざが起こったと思われる。 |
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| ;[[オベロン]] | | ;[[オベロン]] |
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| :粗野で不愛想ながら、終始彼女を『予言の子』ではなく一人の少女として気遣っていた稀有な存在であり、その後ろ向きで鬱屈した内面も看破していた、ある意味で最大の理解者。彼女の故郷で親交があった鍛冶師の老翁エクターと性格や言動が似通っていたことから、事あるごとに「村正ァ!」と嚙みつきつつも内心では信頼し、強く慕っていた。 | | :粗野で不愛想ながら、終始彼女を『予言の子』ではなく一人の少女として気遣っていた稀有な存在であり、その後ろ向きで鬱屈した内面も看破していた、ある意味で最大の理解者。彼女の故郷で親交があった鍛冶師の老翁エクターと性格や言動が似通っていたことから、事あるごとに「村正ァ!」と嚙みつきつつも内心では信頼し、強く慕っていた。 |
| :物語終盤では『やり残し』がある事を独白した彼女に猶予を与えるため、(異星の神の使徒の立場を事実上放棄する事になると承知の上で)聖剣鍛造の場に介入。聖剣に組み込まれ消滅しようとしていた彼女の『楽園の妖精』としての最期の役目を肩代わりし、自身の消滅と引き換えに聖剣を鍛造した。 | | :物語終盤では『やり残し』がある事を独白した彼女に猶予を与えるため、(異星の神の使徒の立場を事実上放棄する事になると承知の上で)聖剣鍛造の場に介入。聖剣に組み込まれ消滅しようとしていた彼女の『楽園の妖精』としての最期の役目を肩代わりし、自身の消滅と引き換えに聖剣を鍛造した。 |
− | :ブリテンの守護者・聖剣の概念として再誕し、カルデアに召喚された後もこの事には少なからず思うところがあるらしく、『Grand Order material Ⅹ』では『もういない彼女に代わって、心からの感謝と、敬意を』と謝辞を述べている。<ref group="注">なお、『Grand Order materialⅩ』上で他の関係者に対してはかつての予言の子をエミュレートした状態でコメントしているが、村正に対してだけは本来のアルトリア・アヴァロンとしての口調でコメントしている。</ref> | + | :ブリテンの守護者・聖剣の概念として再誕し、カルデアに召喚された後もこの事には少なからず思うところがあるらしく、『Grand Order material Ⅹ』では『もういない彼女に代わって、心からの感謝と、敬意を』と謝辞を述べている<ref group="注">なお、『Grand Order materialⅩ』上で他の関係者に対してはかつての予言の子をエミュレートした状態でコメントしているが、村正に対してだけは本来のアルトリア・アヴァロンとしての口調でコメントしている。</ref>。 |
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| ;[[ノクナレア]] | | ;[[ノクナレア]] |
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| ;「オベロンまでいるのですね。彼が何者なのか、知識だけはあります。妖精王にして、調停者。ブリテンを導いた者。そして……私の数少ない理解者。私がいるのですから、彼がいるのも不思議ではありません。」 | | ;「オベロンまでいるのですね。彼が何者なのか、知識だけはあります。妖精王にして、調停者。ブリテンを導いた者。そして……私の数少ない理解者。私がいるのですから、彼がいるのも不思議ではありません。」 |
− | :マイルーム会話「[[オベロン]]」(二部六章クリア後追加)。 | + | :マイルーム会話「[[オベロン]]」(第2部第6章クリア後追加)。 |
| :自らと同じ、使命をもってブリテンに遣わされた存在にして、ブリテンに来たばかりの時から巡礼の旅まで、常に近くにいた存在でありながら対極であった存在。本編中では、彼がマーリンの名を偽り彼女に魔術を教えていた。 | | :自らと同じ、使命をもってブリテンに遣わされた存在にして、ブリテンに来たばかりの時から巡礼の旅まで、常に近くにいた存在でありながら対極であった存在。本編中では、彼がマーリンの名を偽り彼女に魔術を教えていた。 |
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| ;「嫌いなもの……たくさんあります。でも、それは私の弱さに起因するもの。いつか、どんな嘘であろうと受け止められる、そんな心になりたいです」 | | ;「嫌いなもの……たくさんあります。でも、それは私の弱さに起因するもの。いつか、どんな嘘であろうと受け止められる、そんな心になりたいです」 |
− | :マイルーム会話「嫌いなもの」(二部六章クリア後)。 | + | :マイルーム会話「嫌いなもの」(第2部第6章クリア後)。 |
| :嘘を見抜くことのできる妖精眼を持つ彼女。彼女は見える嘘がとても嫌いであった。しかし、その感情は全て自分が弱い故に沸いていたものであると巡礼の旅を終えた彼女は言う。 | | :嘘を見抜くことのできる妖精眼を持つ彼女。彼女は見える嘘がとても嫌いであった。しかし、その感情は全て自分が弱い故に沸いていたものであると巡礼の旅を終えた彼女は言う。 |
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| ;「そういうところだぞ村正ぁーーーー!」 | | ;「そういうところだぞ村正ぁーーーー!」 |
| ;「それ見ろ村正ァ!」 | | ;「それ見ろ村正ァ!」 |
− | :Lostbelt No.6「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」にて、千子村正にからかわれたりするとしばしば<del>小動物のように</del>歯をむき出したコミカルな表情とともにこのような反応を返す。普段は誰に対しても礼儀正しく接することの多い彼女だが、村正に対しては扱いがぞんざいである。 | + | :Lostbelt No.6『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』にて、千子村正にからかわれたりするとしばしば<del>小動物のように</del>歯をむき出したコミカルな表情とともにこのような反応を返す。普段は誰に対しても礼儀正しく接することの多い彼女だが、村正に対しては扱いがぞんざいである。 |
| ;「わたしのいえ、すごく寒くて……」 | | ;「わたしのいえ、すごく寒くて……」 |
| ;「冬は氷が張るから、去年は足の指2本くらいなくなっちゃった……」 | | ;「冬は氷が張るから、去年は足の指2本くらいなくなっちゃった……」 |
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| :巡礼の旅の最中、ふとした動機で『名無しの森』に入ったアルトリアだったが、予言の子に『名無しの森』の忘却の呪いは効かず記憶をなくしたふりをしていた。<br>そこに入ってきた[[主人公 (Grand Order)|新入り]]は、記憶をなくしていかにもボロボロ。記憶がないのであれば、彼女のことを「予言の子」と知らずに、仲良くなれるかもしれない。そんなささやかな希望をもって、彼女は「新入り」に近づいた。 | | :巡礼の旅の最中、ふとした動機で『名無しの森』に入ったアルトリアだったが、予言の子に『名無しの森』の忘却の呪いは効かず記憶をなくしたふりをしていた。<br>そこに入ってきた[[主人公 (Grand Order)|新入り]]は、記憶をなくしていかにもボロボロ。記憶がないのであれば、彼女のことを「予言の子」と知らずに、仲良くなれるかもしれない。そんなささやかな希望をもって、彼女は「新入り」に近づいた。 |
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− | ;「わたしは、ここで使命を果たします。おそろしい事に、理由は自分でも分かりません!」<br>「たぶん独りよがりの理由です。<ruby>他人<rb></rb><rt>ひと</rt></ruby>から見たら取るに足りない、くだらないコトでしょう。」<br>「〇〇(主人公)が、あの失意の庭で見せたように。」<br>「マシュさんが、ノリッジで厄災に立ち向かった時のように。」<br>「誰かのため、でもない。自分のため、でもない。正義のためでもない。」<br>「わたしは、たぶん。」<br>「何か一つ、裏切れないもののために。ずっと、嵐の中を進むのです。」 | + | ;「わたしは、ここで使命を果たします。おそろしい事に、理由は自分でも分かりません!」<br>「たぶん独りよがりの理由です。<ruby>他人<rb></rb><rt>ひと</rt></ruby>から見たら取るに足りない、くだらないコトでしょう。」<br>「○○(主人公)が、あの失意の庭で見せたように。」<br>「マシュさんが、ノリッジで厄災に立ち向かった時のように。」<br>「誰かのため、でもない。自分のため、でもない。正義のためでもない。」<br>「わたしは、たぶん。」<br>「何か一つ、裏切れないもののために。ずっと、嵐の中を進むのです。」 |
| :宙の炉を前にして、ここまでついてきてくれたカルデアの仲間たちに対して。 | | :宙の炉を前にして、ここまでついてきてくれたカルデアの仲間たちに対して。 |
| :旅の終わりを迎えるにあたっても、自分が歩みを止めなかった理由は結局分からないままであった。しかし、仲間が見せてくれた理由ときっと同じなのだと、彼女はそう言って聖剣作成のため炉に入っていく。自分を見ていた光の正体と、幾つかの心残りを胸にしまい、「楽園の妖精」は使命を果たそうとするが…… | | :旅の終わりを迎えるにあたっても、自分が歩みを止めなかった理由は結局分からないままであった。しかし、仲間が見せてくれた理由ときっと同じなのだと、彼女はそう言って聖剣作成のため炉に入っていく。自分を見ていた光の正体と、幾つかの心残りを胸にしまい、「楽園の妖精」は使命を果たそうとするが…… |
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| **このように周回・高難易度の両方で非常に優秀なサーヴァントであるためか、「春の新米マスター応援キャンペーン2024!」ピックアップ召喚ではキービジュアルの[[ジャンヌ・ダルク]]と共にピックアップ対象となっていた。 | | **このように周回・高難易度の両方で非常に優秀なサーヴァントであるためか、「春の新米マスター応援キャンペーン2024!」ピックアップ召喚ではキービジュアルの[[ジャンヌ・ダルク]]と共にピックアップ対象となっていた。 |
| ***なおこのピックアップ召喚では☆4の[[アストライア]]もピックアップされており、彼女は単体Arts宝具持ちの中でもかなり強力な性能を持っているため、正しく新米マスターを応援するにはピッタリの組み合わせとなっている。 | | ***なおこのピックアップ召喚では☆4の[[アストライア]]もピックアップされており、彼女は単体Arts宝具持ちの中でもかなり強力な性能を持っているため、正しく新米マスターを応援するにはピッタリの組み合わせとなっている。 |
− | *2021年2月当時、ストーリーパートでの登場がバレンタインチョコイベント以外に存在しない状況が続いたが、第三霊基でのこれまでと全く違う喋り口や、それについてプロフィールでまったく明かされていないこと、そして「一足先に来た」という発言や「アルトリアは魔術の修行が半年続かないため一人前になるのも難しい」という旨<ref group="出">『コンプティーク』2007年10月号での奈須きのこへのインタビュー</ref>のコメントがされていたとから、これらの問題を解決できるであろうブリテン異聞帯での登場が確実視されていた。 | + | *2021年2月当時、ストーリーパートでの登場が個別のバレンタインシナリオ以外に存在しない状況が続いたが、第三霊基でのこれまでと全く違う喋り口や、それについてプロフィールでまったく明かされていないこと、そして「一足先に来た」という発言や、奈須きのこ氏からの「アルトリアは魔術の修行が半年続かないため一人前になるのも難しい」という旨<ref group="出">『コンプティーク』2007年10月号での奈須きのこへのインタビュー</ref>のコメントがされていたことから、これらの問題を解決できるであろうブリテン異聞帯での登場が確実視されていた。 |
| **真名も「アルトリア・キャスター」で「アルトリア・ペンドラゴン」でなく、更に他のアルトリアと違い〔竜〕特性の対象スキルや特攻が働かない。他にも剣ではなく「選定の'''杖'''」に選ばれていたりと、生い立ちからして根本的に違う可能性さえ推測されていた。また食事に対するコメントこそ比較的多いものの、セイバーのアルトリアにみられるような度を越した大食漢ではない様子(そもそもセイバーのアルトリアも、本来食いしん坊と言う程度で、そこまで大食漢ではないのだが)。 | | **真名も「アルトリア・キャスター」で「アルトリア・ペンドラゴン」でなく、更に他のアルトリアと違い〔竜〕特性の対象スキルや特攻が働かない。他にも剣ではなく「選定の'''杖'''」に選ばれていたりと、生い立ちからして根本的に違う可能性さえ推測されていた。また食事に対するコメントこそ比較的多いものの、セイバーのアルトリアにみられるような度を越した大食漢ではない様子(そもそもセイバーのアルトリアも、本来食いしん坊と言う程度で、そこまで大食漢ではないのだが)。 |
| ***リヨ氏によるエイプリルフールのイラストでも、他のアルトリアシリーズは仏頂面で共通しているのに、彼女だけ笑顔になっており、他の「アルトリア・ペンドラゴン」とは別人であることをあからさまに示唆しているかのようであった。 | | ***リヨ氏によるエイプリルフールのイラストでも、他のアルトリアシリーズは仏頂面で共通しているのに、彼女だけ笑顔になっており、他の「アルトリア・ペンドラゴン」とは別人であることをあからさまに示唆しているかのようであった。 |