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==== アトラスの錬金術と、思考分割、高速思考 ====
 
==== アトラスの錬金術と、思考分割、高速思考 ====
[[アトラス院]]で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。<br />万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、アトラス院では事象の変換も研究している。
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[[アトラス院]]で行われている錬金術の研究は、中世を発祥とする西洋魔術に傾倒した現代錬金術とは別物で、魔術の祖と言われる錬金術である。<br>万物、物質の流転をテーマとするのは共通だが、アトラス院では事象の変換も研究している。
    
アトラス院の魔術師(錬金術師)は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。<br>「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。<br>分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。
 
アトラス院の魔術師(錬金術師)は魔術回路が少なく、自然干渉系の魔術が使えない。その代わり、人体を演算装置とする術に特化している。思考分割、高速思考は、アトラス院の錬金術師の必須技能で、所属するには最低3つの分割思考と高速思考が必要とされる。<br>「思考分割」は、思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。<br>分割思考は5つで天才といわれ、過去の院長では最高8つという者もいた。
    
=== 強化 ===
 
=== 強化 ===
魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。ナイフに使えば切れ味が良くなり、ガラスに使えば硬くなる。あまり曖昧なモノを、曖昧に強化させることはできない。<br>基礎中の基礎でありながら、極めるのは困難と言われている。全ての魔術の基本なのだが、その自由度の高さからか明確な実行形式が定まっておらず、オールマイティな「強化」使いは少ない。
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魔力を通して対象の存在を高め、文字通りの効果を発揮する魔術。ナイフに使えば切れ味が良くなり、ガラスに使えば硬くなる。あまり曖昧なモノを、曖昧に強化させることはできない。<br>基礎中の基礎でありながら、極めるのは困難と言われている。全ての魔術の基本なのだが、その自由度の高さからか明確な実行形式が定まっておらず、オールマイティな「強化」使いは少ない。<br>なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。<br>[[衛宮士郎]]は強化使いではあるが未熟。[[遠坂凛]]は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。[[キャスター]]は[[葛木宗一郎]]の身体を強化して[[サーヴァント]]並の強度と精度を持たせている。
 
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なお、生物には自分の魔力を通し難いので、他人を「強化」するのは最高難易度とされる。<br>[[衛宮士郎]]は強化使いではあるが未熟。[[遠坂凛]]は自分の身体を強化して体術による戦闘を行う。[[キャスター]]は[[葛木宗一郎]]の身体を強化して[[サーヴァント]]並の強度と精度を持たせている。
      
=== 投影 ===
 
=== 投影 ===
グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。
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グラデーション・エア。オリジナルの鏡像を、魔力で物質化させる魔術。<br>非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。<br>本来は、魔術の儀礼などに際し、既に失われたオリジナルを、本当に数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。<br>……で、ありながら、投影した品がずっと残っているなど、[[衛宮士郎]]の投影がどれだけデタラメであるかは、『[[Fate/stay night]]』にて語られている通り。
 
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非常に効率の悪い魔術で、投影でレプリカを作るなら、ちゃんとした材料でレプリカを作った方がよほど手軽で実用に耐える。<br />本来は、魔術の儀礼などに際し、既に失われたオリジナルを、本当に数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。つまり(外見だけの)レンタル。<br>……で、ありながら、投影した品がずっと残っているなど、[[衛宮士郎]]の投影がどれだけデタラメであるかは、『[[Fate/stay night]]』にて語られている通り。
      
=== ガンド ===
 
=== ガンド ===
北欧に伝わる呪いが起源。対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。
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北欧に伝わる呪いが起源。対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。<br>そのフォームゆえに「ガンド撃ち」とも呼ばれる。「人を指差す行為は失礼にあたる」というのはこれが由来なのだとかいう話もある。<br>威力が弱いものは体調を一時的に崩させる程度だが、『[[魔法使いの夜]]』によると、ガンドの秘奥、心停止を起こすほどの病いを与える呪いを、「フィンの一撃」と呼ぶ。<br>また、『[[Fate/stay night]]』によると、本来は物理的干渉力を持たない呪詛であるガンドが、使い手の強力な魔力によって魔弾と化し、物理的破壊力を得たものも、同じく「フィンの一撃」と呼ぶ。<br>[[遠坂凛]]や[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]クラスになると、一撃どころかガトリングガンと化す。
 
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そのフォームゆえに「ガンド撃ち」とも呼ばれる。「人を指差す行為は失礼にあたる」というのはこれが由来なのだとかいう話もある。<br>威力が弱いものは体調を一時的に崩させる程度だが、『[[魔法使いの夜]]』によると、ガンドの秘奥、心停止を起こすほどの病いを与える呪いを、「フィンの一撃」と呼ぶ。<br>また、『[[Fate/stay night]]』によると、本来は物理的干渉力を持たない呪詛であるガンドが、使い手の強力な魔力によって魔弾と化し、物理的破壊力を得たものも、同じく「フィンの一撃」と呼ぶ。<br>[[遠坂凛]]や[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]クラスになると、一撃どころかガトリングガンと化す。
      
=== 転換 ===
 
=== 転換 ===
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=== ルーン魔術 ===
 
=== ルーン魔術 ===
 
魔術系統の一つ、ルーンを用いた魔術。<br>「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発現させる。それぞれのルーンごとに意味があり、強化や発火、探索といった効果を発揮する。<br>[[蒼崎橙子]]が学院時代に研究し、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]のフラガ家はアイルランドにおけるルーン魔術の大家である。<br>[[ランサー]]も、原初18のルーン魔術を修得している。
 
魔術系統の一つ、ルーンを用いた魔術。<br>「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発現させる。それぞれのルーンごとに意味があり、強化や発火、探索といった効果を発揮する。<br>[[蒼崎橙子]]が学院時代に研究し、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]のフラガ家はアイルランドにおけるルーン魔術の大家である。<br>[[ランサー]]も、原初18のルーン魔術を修得している。
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===黒魔術(ウィッチクラフト)===
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生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来及び呪殺、悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術。<br>その特性上、何の躊躇いもなく生贄を解体するために、生贄の懇願に惑わされない「冷酷さ」と、必要に応じた苦痛を与え殺戮の快楽を抑制するための「理性」が必要とされる。また「呪術」に非常に近い性質を持つ。<br>[[沙条綾香]]と[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]]が習得している。
    
=== 死霊魔術(ネクロマンシー) ===
 
=== 死霊魔術(ネクロマンシー) ===
読んで字のごとく死体と共に発展してきた魔術。<br>会得する者は先ず、己の「死」を見つめる所から修練を開始する。自分自身に幻術をかけ、肉体が腐乱していく様を幾度となく観察する。そして鏡越しに見ていた自分が朽ち果てていく姿から「死」を見つめ、「死」を抱き、命が「死」と共にある事を知り、最終的に「死」を統べることを目標とする。<br>シンプルな用途としては死者を食屍鬼に作り変え、死体を継ぎ接ぎして生み出した怪物を蘇生させて使役する。この魔術を操る[[獅子劫界離]]は魔術使いとして研鑽を積んでおり、魔術師の死体や魔獣の屍から礼装を作り出す。<br>元々、この魔術は研究する上でも大量の死体を必要とし、一流の死霊魔術師は革命やクーデターで大量虐殺が行われると狂喜乱舞して死体を掻き集める事が宿命と言われ、古来から常に戦場で危険と共に在ったとされる
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読んで字のごとく死体と共に発展してきた魔術。<br>会得する者は先ず、己の「死」を見つめる所から修練を開始する。自分自身に幻術をかけ、肉体が腐乱していく様を幾度となく観察する。そして鏡越しに見ていた自分が朽ち果てていく姿から「死」を見つめ、「死」を抱き、命が「死」と共にある事を知り、最終的に「死」を統べることを目標とする。<br>シンプルな用途としては死者を食屍鬼に作り変え、死体を継ぎ接ぎして生み出した怪物を蘇生させて使役する。この魔術を操る[[獅子劫界離]]は魔術使いとして研鑽を積んでおり、魔術師の死体や魔獣の屍から礼装を作り出す。<br>元々、この魔術は研究する上でも大量の死体を必要とし、一流の死霊魔術師は革命やクーデターで大量虐殺が行われると狂喜乱舞して死体を掻き集める事が宿命と言われ、古来から常に戦場で危険と共に在ったとされる。
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===呪術===
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古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。厳密には魔術でなく、『魔術』が「そこにあるものを組み替えるプログラム」であるのに対し、『呪術』は「自身の肉体を素材にして組み替えるプログラム」であり、物理現象にあたる。<br>この性質のためサーヴァント相手でも「対魔力」に一切威力を阻害されない、という圧倒的なアドバンテージを持つが、西洋魔術を扱う魔術協会では『呪術』は学問ではないとされて蔑視されており、中東圏に大きく遅れをとっている。
    
=== [[魔眼]] ===
 
=== [[魔眼]] ===
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=== その他 ===
 
=== その他 ===
他にも、「交霊術」、「召喚術」、「心霊医術」、「フォーマルクラフト(元素変換)」、「ウィッチクラフト(黒魔術)」など様々なものがある。
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他にも、「交霊術」、「召喚術」、「心霊医術」、「フォーマルクラフト(元素変換)」など様々なものがある。
    
== 魔術師 ==
 
== 魔術師 ==
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*[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
*[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
*[[タタリ/ワラキアの夜]]
 
*[[タタリ/ワラキアの夜]]
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*[[ティーネ・チェルク]]
 
*[[遠坂時臣]]
 
*[[遠坂時臣]]
 
*[[遠坂永人]]
 
*[[遠坂永人]]