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;略歴
 
;略歴
:ムーンセルにメンテナンス技師として召喚されたサーヴァント。未明領域に封印されていた捕食遊星ヴェルバーの解析を行おうとして失敗し、侵食を受けてその尖兵と化す。
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:ムーンセルにメンテナンス技師として召喚されたソロ・サーヴァント。未明領域に封印されていた捕食遊星ヴェルバーの解析を行おうとして失敗し、侵食を受けてその尖兵と化す。
 
:その後はヴェルバーの目的である月と地球の侵略のため、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]やサーヴァントたちを利用すべく立ち回る。
 
:その後はヴェルバーの目的である月と地球の侵略のため、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]やサーヴァントたちを利用すべく立ち回る。
 
;人物
 
;人物
:数学者らしく論理・理性・客観性を重視しており、自分の主観を排して物事を考えようとしている。が、その割には言動は感情的。行動そのものは大局を見据えており短絡的な行動をとることはないものの、怒りや侮蔑の感情をむき出しにする場面が非常に目立つ。
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:数学者らしく論理・理性・客観性を重視しており、自分の主観を排して物事を考えようとしている。が、遊星に侵蝕されたことで生前の怒りが表面化し攻撃性が増しているためか、その割には言動は感情的。行動そのものは大局を見据えており短絡的な行動をとることはないものの、怒りや侮蔑の感情をむき出しにする場面が非常に目立つ。
:にも関わらず論理性を重視しすぎるあまり、(自分を含めて)『感情』に左右される『人間』を嫌っているフシがある。上記の性格もあり、特に論理を介せずにその場の勢いで行動するような輩には普段の落ち着きからは外れて激昂することもある。
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:目的に至らなかった生前の自分や、何も変わっていない人間の在り方、この知性体系にいまだに留まっている自分などに対して常に怒っているため、他人を騙し利用することにも抵抗はなく、むしろ目的のために全能力を振るえることを楽しんでいる。
:そんな性格故に計画に利用する人物の気持ちや感情、性格の本質を読み違えたり見落としている所がかなり目立つ。その上、論理や理屈だけでは思い通りに動かないそれらを、理詰めの言葉だけで思い通りに動かせると本気で思い込んでいる所もあり、その思考回路はもはや偏執、異常としか言いようが無い域にある。いわば、人間を理解できなかった男。あるいは、理解しようとしなかった男。
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:全てを「自分の道具」として考えているため敵にも寛容に振る舞うが、論理を介せずにその場の勢いで行動するような輩には普段の落ち着きからは外れて激昂することもある。
:各陣営のサーヴァントを舌先三寸で動かしながら計画を遂行していこうと画策するが、上記の通り利用対象の精神性を正しく把握できていないのに、その影響を軽視した計画が計算通りに進む筈が無く、論理性を重んじて立てたはずの計画も想定外の事態の連続によって迷走と停滞だらけのお粗末極まりないものとなってしまった。
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:生前は自分の中の答えにしか美しさを見いだせない自分と周囲は「違うもの」であると達観しつつも、その周囲への理解力と寛容さから社会から排斥されることもなく人々に技術者として貢献していたが、ギルガメッシュ曰く「'''英霊となってからは'''人間に与していない」とのこと。そのため英霊の座にありながら一度も人間からの召喚に応じたことがなく、ムーンセルやヴェルバーといった、無機的な知性体にのみ仕えている。いずれにせよ地球生命全てに対する裏切り者ということもあり、関わったサーヴァントやアルテラ、主人公達からは「他人を理解できなかった男」「目的は欲望以外の何物でもあるまい」「一流のド阿呆」などとかなり辛口な評価を受けている。
:生前は市民に理解されずとも公共のためにも才を尽くした人物であったようだが、ギルガメッシュ曰く「'''英霊となってからは'''人間に与していない」とのこと。そのため英霊の座にありながら一度も人間からの召喚に応じたことがなく、ムーンセルやヴェルバーといった、無機的な知性体にのみ仕えている。同じくギルガメッシュはその性根を「この男にあるのはひたすらに純粋な、人類への―――」と評している。いずれにせよ地球生命全てに対する裏切り者ということもあり、関わったサーヴァントやアルテラ、主人公達からは「他人を理解できなかった男」「目的は欲望以外の何物でもあるまい」「一流のド阿呆」などとかなり辛口な評価を受けている。
   
;能力
 
;能力
 
:スキル「殺戮技巧」によって殺傷能力を付与されている、様々な機械類を用いて戦う。ビームを発射するチャクラムを主武装に、高重力と思しき力場を発生させる天秤やロケットパンチ(アルキメディアン・スクリューと思われる)など多種多様。
 
:スキル「殺戮技巧」によって殺傷能力を付与されている、様々な機械類を用いて戦う。ビームを発射するチャクラムを主武装に、高重力と思しき力場を発生させる天秤やロケットパンチ(アルキメディアン・スクリューと思われる)など多種多様。
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:遊星ヴェルバーよりの破壊の巨人としての事実上の友軍戦力。
 
:遊星ヴェルバーよりの破壊の巨人としての事実上の友軍戦力。
 
:しかし決して心情的には両者そりが合っておらず、月と地球の侵略計画という目的は同じであれどそのやり方で対立している。
 
:しかし決して心情的には両者そりが合っておらず、月と地球の侵略計画という目的は同じであれどそのやり方で対立している。
:彼女のことは文字通り殺戮の機械としか見ていない。人間はともかく、アルテラのことは理解しようとすらしなかったのだろう。
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:彼女のことは文字通り殺戮の機械としか見ていない。
    
;[[エリザベート=バートリー]]
 
;[[エリザベート=バートリー]]
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:能力はあるが頭が悪いと見なしたため、言葉巧みに利用しようとする。
 
:能力はあるが頭が悪いと見なしたため、言葉巧みに利用しようとする。
 
:だが、彼女が想像を超える馬鹿であったために企みの悉くが台無しになり、凄まじいまでに激昂することとなった。
 
:だが、彼女が想像を超える馬鹿であったために企みの悉くが台無しになり、凄まじいまでに激昂することとなった。
:「体型が数学者からの視点としては美しい」らしい。実はちっぱい派?
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:「体型が数学者からの視点としては美しい」らしい。
    
;[[主人公 (EXTRA)]]
 
;[[主人公 (EXTRA)]]
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;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
:いよいよ大願成就という瞬間、彼により文字通り横槍を大量に撃ち込まれることに。
 
:いよいよ大願成就という瞬間、彼により文字通り横槍を大量に撃ち込まれることに。
:しかも徹底的にバカにされる始末。あの金ぴかといえど、ここまで他の英霊を嘲笑するのはzeroの聖杯問答以来か。
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:しかも徹底的にバカにされる始末。あの金ぴかといえど、ここまで他の英霊を嘲笑するのは『Zero』の聖杯問答以来か。
 
:更にギルガメッシュ篇ではアルテラの口からその名を聞かされるまで、アルキメデスの存在すら認知していなかったことが明らかに。
 
:更にギルガメッシュ篇ではアルテラの口からその名を聞かされるまで、アルキメデスの存在すら認知していなかったことが明らかに。
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== メモ ==
 
== メモ ==
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*奈須きのこ氏が設定を担当したサーヴァント。
 
*参戦発表時から胡散臭さ全開で完全に黒幕と目されており、シナリオ中でも多くの登場人物から不信感を抱かれていた。
 
*参戦発表時から胡散臭さ全開で完全に黒幕と目されており、シナリオ中でも多くの登場人物から不信感を抱かれていた。
 
**……だが、主にエリザの<del>奇行</del>行動で策が瓦解して行く中で余裕を無くして激昂する事が多く、声優の熱演や立ち絵の表情の鬼気迫る有様から、ユーザーからは'''キレ芸人'''扱いされて(ある意味)愛されることとなった。
 
**……だが、主にエリザの<del>奇行</del>行動で策が瓦解して行く中で余裕を無くして激昂する事が多く、声優の熱演や立ち絵の表情の鬼気迫る有様から、ユーザーからは'''キレ芸人'''扱いされて(ある意味)愛されることとなった。
 
**ただでさえ外道や人格破綻者が少なくないキャスタークラスに'''天才数学者という奇人変人偏屈者だらけの属性'''が加わればこうなるのはある意味当然か。だが、属性はまさかの'''秩序・善'''。
 
**ただでさえ外道や人格破綻者が少なくないキャスタークラスに'''天才数学者という奇人変人偏屈者だらけの属性'''が加わればこうなるのはある意味当然か。だが、属性はまさかの'''秩序・善'''。
**反英雄ではない、正真正銘の英霊でありながら地球を裏切ったアルキメデスだが、[[チャールズ・バベッジ|キャスター枠の良心]]も同じく数学者である。
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*こんなキレ芸人だが、『Grand Order』で一気に増えた学者系サーヴァントにとってはブッチギリの大先輩である。生まれの古さ故か、Fateではシラクサでの逸話も魔術要素が混じったものとなっている。
*こんなキレ芸人だが、『FGO』で一気に増えた他の学者系サーヴァントにとってはブッチギリの大先輩である。生まれの古さ故か、Fateではシラクサでの逸話も魔術要素が混じったものとなっている。
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**『EXTELLA』の本来の発売時期を考慮すれば、メタ的な意味でも学者サーヴァントの先輩になれていた可能性がある([[チャールズ・バベッジ]]の登場は『Grand Order』四章だが、元々『EXTELLA』は『Grand Order』と同時期に発表される予定の作品だったため。)。
**『EXTELLA』の本来の発売時期を考慮すれば、メタ的な意味でも2016年11月時点で登場している学者サーヴァントの先輩に慣れていた可能性がある([[チャールズ・バベッジ]]の登場は『FGO』四章)。
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*彼の最期には諸説あり、シラクサを占拠したローマ兵が彼を連行しようとした歳、考察の最中だと拒絶されたことで激昂し殺害したとも、運んでいた製図器械を金目のものと見た兵士に強盗殺人されたとも言われている。なお彼の最期の言葉「私の図形をこわさないでくれ/私の円を踏むな」と告げたエピソードは有名だが出典は不明とされている。
*そんな尊敬すべき彼がこうなってしまったのは、その最期が原因だろう。彼の最期は、数学の計算に没頭している所にやってきたローマ兵に対し「私の図形を踏むな」と激昂したために逆ギレされて殺害されたとも、運んでいた製図器械を金目のものと見た兵士に強盗殺人されたとも言われている。
   
**……前者が史実であるなら、やはりシナリオ中のようなキレ顔で絶叫したのであろうか。
 
**……前者が史実であるなら、やはりシナリオ中のようなキレ顔で絶叫したのであろうか。
**更に言えばこのローマ兵、アルキメデスの才を知る上官マルケッルス将軍からアルキメデスを殺さずに連れてくるよう命じられていたにも関わらず一時の『感情』で彼を殺してしまった。将軍は激怒したという。
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*『感情』で行動を左右させる人間を嫌悪する割に感情的な彼だが、かの「アルキメデスの原理」発見の際の'''喜びのあまり風呂から飛び出して裸で外を走り回った'''という逸話はあまりにも有名。一応擁護しておくと、生前当時のギリシアでは運動の際には男は裸なのが普通なので、当時はそこまでおかしいことではない。なので本性を表したら上半身裸になるのもおかしいことではない、と思う。
***ただしこれは第二次ポエニ戦争のさなかの出来事であり、シラクサは2年間もの攻城戦の末に敗北したという状況にあった。そんな中で敗戦国の人間が占領軍の兵を怒鳴りつければこう言う目に合うのはある意味では当然なのだが、『感情』の軽視は生前からのものだったのだろうか?
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**この逸話が彼に採用されているかは不明だが、少なくとも戦闘時のボイス「'''ヘウレーカ!」'''はこの裸で走り回った時に叫んでいたとされる言葉がモデルであると思われる。
**いずれにせよ論理・理性・客観性を重んじる彼にとって、上記のような感情的・非理性的な理由で研究も命も絶たれたことは人類を見限るに足るものだったのだろう。
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*『感情』を嫌悪する割に感情的な彼だが、かの「アルキメデスの原理」発見の際には'''喜びのあまり風呂から飛び出して裸で外を走り回った'''のはあまりにも有名。一応擁護しておくと、生前当時のギリシアでは運動の際には男は裸なのが普通なので、当時はそこまでおかしいことではない。感情的には違いないが。
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**なので本性を表したら上半身裸になるのもおかしいことではない、と思う。
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**戦闘時のボイス「'''ヘウレーカ(わかったぞ)!」'''はこの裸で走り回った時に叫んでいたとされる言葉である。
   
*『EXTELLA』の発表以前から『[[氷室の天地 Fate/school life]]』では作中のゲーム『英雄史大戦』のキャラクター(カード)として、しばしば「アルキメデス」が登場していた。
 
*『EXTELLA』の発表以前から『[[氷室の天地 Fate/school life]]』では作中のゲーム『英雄史大戦』のキャラクター(カード)として、しばしば「アルキメデス」が登場していた。
 
**こちらのアルキメデスは黄金の王冠の逸話そのままに「エウレーカ!」と叫びながら全裸で走り回るお爺さんで、ゲームルールの関係から爆撃機で突進するルーデルを伸ばした手ぬぐいで迎撃できるという完全なネタキャラ。しかしながら、固有能力「憎しみの光」は凹面鏡を用いたソーラ・レイであり、エクステラのアルキメデスの宝具の内容とほぼ同一。このため、彼の参戦発表時には「ひむてんに出てた人だ」という反応を示した人が各所で見受けられた。
 
**こちらのアルキメデスは黄金の王冠の逸話そのままに「エウレーカ!」と叫びながら全裸で走り回るお爺さんで、ゲームルールの関係から爆撃機で突進するルーデルを伸ばした手ぬぐいで迎撃できるという完全なネタキャラ。しかしながら、固有能力「憎しみの光」は凹面鏡を用いたソーラ・レイであり、エクステラのアルキメデスの宝具の内容とほぼ同一。このため、彼の参戦発表時には「ひむてんに出てた人だ」という反応を示した人が各所で見受けられた。
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