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**1881年にミイラが発見され、身長183cmもの大柄な体格であった事が明らかになっている。現在はエジプト考古学博物館に収められており、英霊の中でもその遺体を直接目にする事ができる唯一の存在である。
 
**1881年にミイラが発見され、身長183cmもの大柄な体格であった事が明らかになっている。現在はエジプト考古学博物館に収められており、英霊の中でもその遺体を直接目にする事ができる唯一の存在である。
 
**20世紀後半に防腐処置を行う為にフランスへ渡った事があるが、その時には儀仗兵が捧げ銃を行う国王への礼節をもって迎えられた。また、出国に際してはパスポートが発行された上に職業欄には「ファラオ」と記入されており、死してもなお絶大な権威を保っていることを伺わせた。
 
**20世紀後半に防腐処置を行う為にフランスへ渡った事があるが、その時には儀仗兵が捧げ銃を行う国王への礼節をもって迎えられた。また、出国に際してはパスポートが発行された上に職業欄には「ファラオ」と記入されており、死してもなお絶大な権威を保っていることを伺わせた。
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;ヒッタイトとの和平条約
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*ラムセス二世は世界初の和平条約を結んだ偉人であるが、そのきっかけはヒッタイト王国との間に起きた「カデシュの戦い」にある。ちなみにこの戦いは歴史上初の公式な軍事記録の残った戦争でもある。</br>ラムセス二世が当時ヒッタイトの支配下にあったアムル王国を制圧したことに対して、ヒッタイトの王ムワタリ二世が奪還のために軍事活動を行ったことで戦争が始まった。</br>両軍はヒッタイトが支配していたカデシュで激突することになるのだが、事前にムワタリ二世がエジプト軍に偽情報を掴ませることでヒッタイト軍の居場所を誤認させており、罠に嵌ったエジプト軍の後続部隊の一つを集中攻撃してこれを壊滅させた。戦力を大幅に削がれたエジプト軍は敗走一色となるが、ラムセス二世が先頭に立って鼓舞し軍を持ちこたえさせ、アムル王国から援軍が到着したことでなんとか戦況を立て直すことに成功。戦況が膠着状態となったことでムワタリ二世が停戦を申し入れ、ラムセス二世もこれを受諾したことで、カデシュの戦いは終結した。</br>この戦いでは両者が自軍の勝利を宣言したのだが、実際のところは引き分けに終わった。その後アムル王国が再びヒッタイトの支配下に戻ったことから、領地を取り戻したヒッタイトの勝利であったとする見方が強い。この後、紀元前1269年にオジマンディアスとハットゥシリ3世(ムワタリ2世の弟)との間に和平条約が結ばれることとなる。</br>このような経緯かは不明だが、型月世界においても和平条約は結ばれており両国の文化が交流することとなる。その証拠に、オジマンディアスの宝具「光輝の大複合神殿」にはヒッタイトの神鉄が用いられている(ヒッタイトは歴史上初めて鉄器を使用した国として有名である)。それにしても、古代エジプト最大最強の大英雄たるオジマンディアスをして和平条約を結ぶしかなかったムワタリ二世の強さはどれほどのものなのだろうか。
 
;出エジプト記
 
;出エジプト記
 
*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
 
*旧約聖書の出エジプト記においてのエジプトのファラオとも言われている。自国に居住していたイスラエルの民に圧政を敷いたとされ、彼らの神にアブを全土に発生、疫病の発生、腫れ物と炎症を引き起こす、雹を全土で降らし農業を破壊する、イナゴを大発生させる、エジプト全土を暗闇にする等の散々な目に合わされている。
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