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:士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:士郎が未熟であるのはこのあまりに異質な魔術特性にも一因がある。彼に魔術を教えた切嗣、指導を行った凛の両名ともに、その異常性に気づきはしたもののどう指導して良いかわからなかった(切嗣の方はむしろ士郎が魔術師になることを嫌がっていたため、当初は教導自体を断っていた)。最初の師である切嗣が指導の半ばで死去したことも伴い、魔術の鍛錬はほぼ完全に独学。凛に教わるまで、一度構築してしまえばそのまま使い続けることのできる魔術回路を、鍛錬のたびに一から作るという真似をしていた。聖杯戦争開始まで毎晩行っていたこの鍛錬は、内部に張り巡らした集中をミリ単位でもズラせば、それだけで中身が吹き飛ぶという、自身も過酷な魔術鍛錬を強要されていた[[間桐桜]]から見ても「先輩が自分で自分の喉を突き刺しているように見えました」と怖れるほど危険な代物(この鍛錬法は切嗣が健在の頃から続けていたらしいが、何故こうも危険な方法を切嗣がとったのかは不明。切嗣が半端に教えたことを士郎が勘違いしたまま切嗣が死去した、などの可能性はいくつか考えられるが、正確なところは語られていない)。これを切嗣が死んでから五年間、進歩も成長も楽しみもなくともひたすら続けていた、という点は士郎の精神的な異常性の一面である。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
 
:10年前の災害で大怪我を負っていた彼を救うために、発見者である衛宮切嗣がその体内に、治癒能力を持つ聖剣の鞘「全て遠き理想郷」を埋め込んだ。このため、本来の持ち主であるセイバーが現界している間は鞘の加護を受けていかなる損傷からも回復できる。
:「全て遠き理想郷」は魔術師の血筋ではない人間に魔術回路を生やせる代わり副作用として持ち主の魔術特性を「剣」に変えてしまう特性を持っていたため、士郎の魔術特性を「剣」に変えてしまい(なお本来の特性は不明)、それが遠因となって前述の特異な才能を目覚めさせることとなってしまった。
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:「全て遠き理想郷」の影響で士郎の魔術特性は「剣」に変わっており、また起源も「剣」に変わりつつあるという(士郎が本来持つ魔術特性・起源については不明)。
 
:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の腕は凡人よりは良いという程度で、あまり秀でていない。しかし弓の腕は神がかっており、セイバーと戦闘中の[[ヘラクレス|バーサーカー]]のこめかみに矢を当てる程。
 
:属性と起源が「剣」にも拘わらず、剣の腕は凡人よりは良いという程度で、あまり秀でていない。しかし弓の腕は神がかっており、セイバーと戦闘中の[[ヘラクレス|バーサーカー]]のこめかみに矢を当てる程。
 
:幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
 
:幼少期から[[藤村雷画]]の勧めで弓道を始め、その腕前の伸びは[[藤村大河]]も認めるところ。弓道部に所属する頃には部長・[[美綴綾子]]の知る限り、彼が矢を的に外したのは射る前から外れると分かっていた上で射た場合を除いてゼロ。文字通り百発百中の腕前になっている。
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*言峰のことを初対面の時から相容れないと感じ反発していたが、実はそれは好意の裏返しであり、好意を否定し気付かないでいるために必死に敵視していた。ある種のツンデレ。HFルートの最終決戦において、死を前にしても揺るがない言峰を見てそれを自覚する。
 
*言峰のことを初対面の時から相容れないと感じ反発していたが、実はそれは好意の裏返しであり、好意を否定し気付かないでいるために必死に敵視していた。ある種のツンデレ。HFルートの最終決戦において、死を前にしても揺るがない言峰を見てそれを自覚する。
 
*アーチャーは彼の未来の一つだが、遠坂凛が士郎の傍にいる限りその未来にたどり着く可能性はないとか。つまり、3つのルート全てで凛が生き残る『Fate/stay night』という物語は、彼にとって紛れも無く救いの物語であったということである。
 
*アーチャーは彼の未来の一つだが、遠坂凛が士郎の傍にいる限りその未来にたどり着く可能性はないとか。つまり、3つのルート全てで凛が生き残る『Fate/stay night』という物語は、彼にとって紛れも無く救いの物語であったということである。
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**ただし、ホロウでの発言から考えてアーチャーも生前凛と共にロンドンに旅立った可能性は高く、凛が生き残ること自体がアーチャーにならないことを指すわけではない。おそらく傍にいるという点がポイントなのだろう。
 
**凛ルート後はともかく、他ルートならばエンド後に凛と全く別の道を歩む可能性もありえるのでは? という疑問には、complete material IIIでの奈須きのこによる一問一答により、「どのルートでもならないし、どのルートでも可能性がある、とだけ言っておきます。基本、限りなくゼロですが。」と回答されている。
 
**凛ルート後はともかく、他ルートならばエンド後に凛と全く別の道を歩む可能性もありえるのでは? という疑問には、complete material IIIでの奈須きのこによる一問一答により、「どのルートでもならないし、どのルートでも可能性がある、とだけ言っておきます。基本、限りなくゼロですが。」と回答されている。
 
*HFルートTRUEエンドのエピローグでは、名高い人形師の残していった素体を士郎の新しい体として使ったとあるが、この人形師と[[蒼崎橙子]]が同一人物かは不明。
 
*HFルートTRUEエンドのエピローグでは、名高い人形師の残していった素体を士郎の新しい体として使ったとあるが、この人形師と[[蒼崎橙子]]が同一人物かは不明。
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