差分

4 バイト追加 、 2013年11月12日 (火) 16:51
編集の要約なし
15行目: 15行目:  
サーヴァントの意思を補助する形の令呪、特に戦闘関連にそれを使用することは、サーヴァントにとっても利となる場合がある。単なる「命令の強制」だけであるならサーヴァントにとってデメリットでしかないが、そういったメリットもあることが、サーヴァントが招かれるにあたって令呪を拒否せず受け入れる要因となっている。<br>言わばサーヴァントにとっても令呪は「切り札」となりうるものである。そのため、それを弁えているサーヴァントが、くだらない命令に令呪を使おうとするマスターを戒めるといった場面も作品中で描かれている。
 
サーヴァントの意思を補助する形の令呪、特に戦闘関連にそれを使用することは、サーヴァントにとっても利となる場合がある。単なる「命令の強制」だけであるならサーヴァントにとってデメリットでしかないが、そういったメリットもあることが、サーヴァントが招かれるにあたって令呪を拒否せず受け入れる要因となっている。<br>言わばサーヴァントにとっても令呪は「切り札」となりうるものである。そのため、それを弁えているサーヴァントが、くだらない命令に令呪を使おうとするマスターを戒めるといった場面も作品中で描かれている。
   −
令呪の命令は絶対、とは言われるが、いくつかの条件があえば、「絶対」とはいかないのが実際である。<br />令呪の強制力は、命令した内容が明確であったり瞬間的であれば強くなり、曖昧であったり長期間に渡る命令であれば弱くなる。そして、令呪の命令に対しサーヴァントは、それが不本意な命令であれば、拒否するために抵抗する、ということ自体は可能なのである。<br />サーヴァントの意思に沿わず、かつ曖昧で長期間に渡るという悪条件が揃えば、令呪の命令といえど絶対ではない。しかし逆に言えば、そういった特殊な条件でもない限り、令呪の「サーヴァントに対する絶対命令権」という謳い文句に偽りはない。いかにサーヴァントの意思に沿わずとも、その命令が明確で瞬間的であれば、ほぼ抵抗を許さず強制できる。<br>端的な例が「サーヴァントに自害を強制する」という命令であり、マスターにとってサーヴァントが都合の悪い存在となった場合、マスターはいつでもサーヴァントの意思を無視して切り捨てることができる。<br />(これがあるため、作中で自分のマスターを直接殺害したサーヴァントの多くは、全ての令呪を使い切らせた状態で実行している。返り討ちにあうリスクを考慮しないのであれば、令呪を持ったままのマスターの殺害も可能)。<br>実際、[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]は召喚者の「自害しろ」という命令に対し令呪を使われる寸前に召喚者の下顎を斬り落とし、使用を未然に防いでいる。<br />セイバールートのバッドエンドの一つには、[[セイバー]]が[[衛宮士郎|士郎]]を手にかけるというものもある。
+
令呪の命令は絶対、とは言われるが、いくつかの条件があえば、「絶対」とはいかないのが実際である。<br />令呪の強制力は、命令した内容が明確であったり瞬間的であれば強くなり、曖昧であったり長期間に渡る命令であれば弱くなる。そして、令呪の命令に対しサーヴァントは、それが不本意な命令であれば、拒否するために抵抗する、ということ自体は可能なのである。<br />サーヴァントの意思に沿わず、かつ曖昧で長期間に渡るという悪条件が揃えば、令呪の命令といえど絶対ではない。しかし逆に言えば、そういった特殊な条件でもない限り、令呪の「サーヴァントに対する絶対命令権」という謳い文句に偽りはない。いかにサーヴァントの意思に沿わずとも、その命令が明確で瞬間的であれば、ほぼ抵抗を許さず強制できる。<br>端的な例が「サーヴァントに自害を強制する」という命令であり、マスターにとってサーヴァントが都合の悪い存在となった場合、マスターはいつでもサーヴァントの意思を無視して切り捨てることができる。<br />(これがあるため、作中で自分のマスターを直接殺害したサーヴァントの多くは、全ての令呪を使い切らせた状態で実行している。返り討ちにあうリスクを考慮しないのであれば、令呪を持ったままのマスターの殺害も可能)。<br>実際、[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]は[[相良豹馬]]の「自害しろ」という命令に対し令呪を使われる寸前に豹馬の下顎を斬り落とし、使用を未然に防いでいる。<br />セイバールートのバッドエンドの一つには、[[セイバー]]が[[衛宮士郎|士郎]]を手にかけるというものもある。
    
なお、令呪は事実上現代の魔術師には魔術で干渉できない、とされている対魔力Aのサーヴァント(セイバー等)にも干渉する事が可能。これは単純に令呪の魔力がAランクを超えるということではなく、魔力による強制力以外にもサーヴァントは召喚の際に「令呪を受け入れる」という契約を交わしているためである。
 
なお、令呪は事実上現代の魔術師には魔術で干渉できない、とされている対魔力Aのサーヴァント(セイバー等)にも干渉する事が可能。これは単純に令呪の魔力がAランクを超えるということではなく、魔力による強制力以外にもサーヴァントは召喚の際に「令呪を受け入れる」という契約を交わしているためである。
20

回編集