4行目: |
4行目: |
| *属性:混沌・善 | | *属性:混沌・善 |
| | | |
− | [[Fate/Apocrypha]]のオンラインゲーム企画時に登場した[[サーヴァント]]。<br />厳しい姿をした僧兵。 | + | [[Fate/Apocrypha]]のオンラインゲーム企画時に登場した[[サーヴァント]]。<br>厳しい姿をした僧兵。 |
| | | |
| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :真名は、五条大橋から源義経に仕え、衣川にて主の自害の時間を稼ぐために壮絶な立ち往生を遂げた荒法師武蔵坊弁慶………ではなく、彼を演じる常陸坊海尊という人物。<br />残念ながら小説版『Fate/Apocrypha』には登場しない。 | + | :真名は、五条大橋から源義経に仕え、衣川にて主の自害の時間を稼ぐために壮絶な立ち往生を遂げた荒法師武蔵坊弁慶<br>………ではなく、弁慶を演じる「常陸坊海尊」という人物。<br>残念ながら小説版『Fate/Apocrypha』には登場しない。 |
| | | |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :彼も義経の郎党であったが、義経・弁慶主従が最期を遂げた衣川の合戦にて怯懦の余り逃げ出してしまう。<br />そのことを恥じた彼は修業を積み不死の仙人となって、弁慶の勇名を永遠に語り継ぐため彼を演じ続けている。<br />外見から厳格な人物に見えるが、時折表に出る海尊としての人格はおどけたひょうきん者。 | + | :彼も義経の郎党であったが、義経・弁慶主従が最期を遂げた衣川の合戦にて怯懦の余り逃げ出してしまう。<br>そのことを恥じた彼は修業を積み不死の仙人となって、弁慶の勇名を永遠に語り継ぐため彼を演じ続けている。<br>外見から厳格な人物に見えるが、時折表に出る海尊としての人格はおどけたひょうきん者。 |
| | | |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :固有スキル『くろがねの傅』によって、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する。<br />更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ。<br />『白紙の勧進帳』は対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することが出来る。判定に成功すれば命令書を信じる、信じないに関わりなく、対象は宝具を封印される。ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する。<br />『怨霊調伏』は、“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す、邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込められる。<br />演じるという海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。 | + | :固有スキル『くろがねの傅』によって、そこにいるだけでマスターの身体能力を強化する。<br>更に敵サーヴァントの能力を封印するという反則的な能力を持つ。<br>『白紙の勧進帳』は対象が逆らうことのできない存在が発行した「宝具を使うな」という命令書をその場で偽造することが出来る。判定に成功すれば命令書を信じる、信じないに関わりなく、対象は宝具を封印される。ターンごとに抵抗判定があり、抵抗に成功した場合、再び宝具が使用可能な状態に復帰する。<br>『怨霊調伏』は、“臨兵闘者皆陣列在前”の九字が成す、邪悪な呪いへの抵抗呪文で、敵の魔術を封じ込められる。<br>「演じる」という海尊自身の属性と、勧進帳のくだりに象徴される弁慶の即興能力により、魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。 |
| | | |
| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
| ;八つ道具 | | ;八つ道具 |
− | :対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。<br />こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。<br />宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。<br />ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。 | + | :対戦相手の英霊が持つ宝具を、七ツ道具の8つめとして奪い取る。<br>こうして奪い取った宝具は、初めて見る武器でも使いこなすことが可能で、数ラウンド後には持ち主のマスターに投げ返してダメージを与える。<br>宝具を手放す理由は能力的な制限というより、しばらくすると彼がその宝具の使い心地に飽きることにある。<br>ちなみに弁慶の七種の武器は薙刀、鉄の熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、そでがらめ、と伝えられている。 |
| | | |
| ;弁慶仏 | | ;弁慶仏 |
− | :その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。<br />分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1〜7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。 | + | :その場の空間を大長刀で荒々しく削り出し、荒法師の姿の分身を複数体生み出す。<br>分身はすべて彼と同等の攻撃力を持ち、敵からの攻撃を引き受ける壁にもなる。 一度の宝具使用で生み出される分身の数は1〜7体とランダムで、結果は使用した彼にも決められない。以降、弁慶の攻撃力は健在な分身の数だけ増加する。 |
| | | |
| ;五百羅漢補陀落渡海 | | ;五百羅漢補陀落渡海 |
− | :遊行聖の大行列を呼び出す。<br />彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。<br />呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。<br />そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。南無。 | + | :遊行聖の大行列を呼び出す。<br>彼らは浄土を目指し、棺桶のような舟に封じ込められ、流される即身成仏の行である「補陀落渡海(ふだらくとかい)」によって旅に出る者達である。<br>呼び出された行列はその場にいるすべてを進行方向へと押し流す。<br>そのため、その場にいる者は抵抗判定に失敗するたび、強制的に移動させられ、最終的には浄土へ連れて行かれ成仏する。南無。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
67行目: |
67行目: |
| **同等の攻撃力を持つ分身を作り出し、戦力が最低でも2倍以上になる『弁慶仏』。 | | **同等の攻撃力を持つ分身を作り出し、戦力が最低でも2倍以上になる『弁慶仏』。 |
| **必殺宝具である『五百羅漢補陀落渡海』。 | | **必殺宝具である『五百羅漢補陀落渡海』。 |
− | ***と、このように保有するスキル・宝具の全てが強力であり、反則的な強さであるため、同じく没になった[[坂田金時]]以上に「もう、こいつひとりいればいいんじゃないか」と言う強さとなっている。<br />もし公式に作中登場人物として認められてしまうと、共演する英霊はもちろん、今までのシリーズに登場した数々の英霊の立場がない。 | + | ***と、このように保有するスキル・宝具の全てが強力であり、反則的な強さであるため、同じく没になった[[坂田金時]]以上に「'''もう、こいつひとりいればいいんじゃないか'''」と言う強さとなっている。<br>もし公式に作中登場人物として認められてしまうと、共演する英霊はもちろん、今までのシリーズに登場した数々の英霊の立場がない。 |
| ***そもそも、「不死となって英霊の座にすら上がっておらず、弁慶当人ではないので実質無名のとある仙人」が、弁慶として召喚されてサーヴァントになる。というのも妙な話である | | ***そもそも、「不死となって英霊の座にすら上がっておらず、弁慶当人ではないので実質無名のとある仙人」が、弁慶として召喚されてサーヴァントになる。というのも妙な話である |
− |
| |
| | | |
| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |
| *[[サーヴァント]] | | *[[サーヴァント]] |