:気難しく、鼻持ちならない人物。成績は常に学年トップクラスにあり、弓道部の副主将を務めるだけの弓の実力を持つ。基本的には、努力が嫌いでありながら、なお高い能力を発揮する天才肌の人物。一般人としてであれば、十分な実力を持ち合わせている。<br>だが屈折した過去と、劣等感を刺激される人間が身近にいたことから歪んでしまった。<br>生まれつき魔術回路を持たない彼は、間桐の家にとっては「いらない子供」であったがそのことを中学時代まで知らなかった。なまじ他の面で優秀であり、「自分は他人より優れている」と自覚していたのに最も望む魔術の才能を持ち合わせなかったことから、鬱屈した感情を募らせていくこととなる。<br>桜に対しても、当初は遠坂家からもらわれてきた彼女に哀れみを感じ、多少のいじめをしつつも兄として可愛がっていた。しかし、中学時の時代のある時に、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の正式な後継者であり、自分がいらない子であったことを自分だけが何も知らずにいたこと、今まで哀れんできた桜に「……ごめんなさい、兄さん」と言われたことで実は自分こそが桜に哀れまれていたことを知ってしまう。<br>以降は慎二が自分の境遇を知ったことで開き直った父や祖父から空気のようにどうでも良い存在として扱われただけでなく、自分が欲しかった物を全て持っている桜からも哀れまれ続ける、慎二にとって「いっそ無視してくれれば良かった」とまで思いつめる苦痛の三年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼の性格を大きく歪めることとなり、自分に謝り続ける桜に対して侮辱の代償に何をしてもいいと思い込んでいった。<br>良家の子ということで金回りが良いため、学園でも普通の女子には良くモテる。しかし同性や一部女子には受けが悪く、桜に対し日常的に暴力を振るっているため、感覚が麻痺し、女子に対して暴力を振るうことに抵抗が無い。<br>アクの強い人柄ではあるが、衛宮士郎、[[柳洞一成]]、間桐慎二の三人が揃うととてもバランスのいい友人グループになるのでは、と言われている(実際、球技大会や修学旅行では三人で行動している)。<br>様々な問題を抱えて歪んでしまってはいるものの、[[言峰綺礼]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。 | :気難しく、鼻持ちならない人物。成績は常に学年トップクラスにあり、弓道部の副主将を務めるだけの弓の実力を持つ。基本的には、努力が嫌いでありながら、なお高い能力を発揮する天才肌の人物。一般人としてであれば、十分な実力を持ち合わせている。<br>だが屈折した過去と、劣等感を刺激される人間が身近にいたことから歪んでしまった。<br>生まれつき魔術回路を持たない彼は、間桐の家にとっては「いらない子供」であったがそのことを中学時代まで知らなかった。なまじ他の面で優秀であり、「自分は他人より優れている」と自覚していたのに最も望む魔術の才能を持ち合わせなかったことから、鬱屈した感情を募らせていくこととなる。<br>桜に対しても、当初は遠坂家からもらわれてきた彼女に哀れみを感じ、多少のいじめをしつつも兄として可愛がっていた。しかし、中学時の時代のある時に、桜が魔術教育を施されている場面に出くわしたことで、桜こそが間桐の正式な後継者であり、自分がいらない子であったことを自分だけが何も知らずにいたこと、今まで哀れんできた桜に「……ごめんなさい、兄さん」と言われたことで実は自分こそが桜に哀れまれていたことを知ってしまう。<br>以降は慎二が自分の境遇を知ったことで開き直った父や祖父から空気のようにどうでも良い存在として扱われただけでなく、自分が欲しかった物を全て持っている桜からも哀れまれ続ける、慎二にとって「いっそ無視してくれれば良かった」とまで思いつめる苦痛の三年間を味わうこととなる。この自分の理想とする世界と自分のいる世界のギャップは彼の性格を大きく歪めることとなり、自分に謝り続ける桜に対して侮辱の代償に何をしてもいいと思い込んでいった。<br>良家の子ということで金回りが良いため、学園でも普通の女子には良くモテる。しかし同性や一部女子には受けが悪く、桜に対し日常的に暴力を振るっているため、感覚が麻痺し、女子に対して暴力を振るうことに抵抗が無い。<br>アクの強い人柄ではあるが、衛宮士郎、[[柳洞一成]]、間桐慎二の三人が揃うととてもバランスのいい友人グループになるのでは、と言われている(実際、球技大会や修学旅行では三人で行動している)。<br>様々な問題を抱えて歪んでしまってはいるものの、[[言峰綺礼]]のような真性の悪人ではなく、倫理観が欠落する魔術師でもなく、あくまでも一般人の感覚で聖杯戦争を戦っており、凛は彼を「人畜無害な存在」と評している。ただし、一般人であるがゆえに、サーヴァントの強大な力を自身の欲望のために悪用するような小人物でもある。 |