89行目:
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:救世主が処刑された後も信仰を捨てることなく、時のローマ総督によって<!--櫂も帆もない船に乗せられて-->追放されるも死せず、神の恩寵を受けて南フランスへと漂着。<br>ローヌ川沿いのネルルクの町にて、人々を苦しめる暴虐の竜であるタラスクとと対峙することとなった。
:救世主が処刑された後も信仰を捨てることなく、時のローマ総督によって<!--櫂も帆もない船に乗せられて-->追放されるも死せず、神の恩寵を受けて南フランスへと漂着。<br>ローヌ川沿いのネルルクの町にて、人々を苦しめる暴虐の竜であるタラスクとと対峙することとなった。
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:タラスクはリヴァイアサンの仔であるが、「認知されずに置いてかれた」事で世界を僻み、それを晴らすために水辺の街を襲ったのだ。<br>そんな泣き言を言うタラスクの姿を見てマルタは決めた。<br>弟ラザロの一件で「彼」に拳での説教を止め、争いの醜さを説く事にしたが、タラスクが害獣ではなく、母親がいない孤独からくる「僻み根性」でネルルクの街を荒らしたことが、長らく封じた素手での説伏を決心させたのだ。
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:タラスクはリヴァイアサンの仔であるが、「認知されずに置いてかれた」事で世界を僻み、それを晴らすために水辺の街を襲ったのだ。<br>泣き言を言うタラスクの姿を見てマルタは決めた。<br>弟ラザロの一件で拳での説教を止め、争いの醜さを説く事にしていたが、タラスクが根からの害獣ではなく、母親がいない孤独からくる「僻み根性」でネルルクの街を荒らしていたことから、長らく封じていた素手での説伏を決心したのだ。
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:マルタはタラスクに打ち勝ち、放っておけずに面倒を見ることにした。ケジメという形で街の人間にタラスクを差し出す事になるが、街を襲った以上、人々は赦す事はない。<br>そしてタラスクは幻獣。世界は人の時代に移行し、幻想種の肉体はいずれ滅びる定めである。
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:マルタはタラスクに打ち勝ち、その後放っておけずに面倒を見ることにする。しかしタラスクの身はけじめのために街の人に差し出すことに。街を襲われた人々は決して怪物を赦さない。<br>そしてタラスクは幻獣。世界は人の時代に移行し、どちらにせよ幻想種の肉体はいずれ滅びる定めにある。
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:あらかじめ街の人間に肉体を差し出して、その前に魂はマルタに取り付いておくが、タラスクは世界の裏側に行ける力を持たなかった。守護霊としてマルタにとりつき、一緒に修行して徳を高め、世界の裏側に旅立つことにする。
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:そこで街の人間にはタラスクの肉体を差し出して、あらかじめ魂はマルタに取り付いておく策に出るが、タラスク自身は世界の裏側に行く力を持たなかった。そのためそのまま守護霊としてマルタにとりつき、一緒に修行して徳を高め、世界の裏側に旅立つことにした。
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:だが、タラスクは竜であり、教会の教えに背くことになると心配したが、彼女はそれでもタラスクを見捨てる真似はしなかった。<br>タラスクはマルタに恩義を感じ、共に行動することを決めた。魔力を高めて裏側に行けるようになったが、それでも世界に残り、マルタが死ぬその時まで彼女を守り続ける事になった。
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:タラスクは竜であるので、マルタは教会の教えに背くことになると心配もしたが、彼女はそれでもタラスクを見捨てるような真似はしなかった。<br>タラスクはマルタに一層の恩義を感じ、その後も共に行動することを誓った。そして修練の末魔力を高めて裏側に行けるようになって後も世界に残り、マルタが死ぬその時まで彼女を守り続ける事となるのである。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==