差分

159 バイト追加 、 2017年11月8日 (水) 14:25
編集の要約なし
46行目: 46行目:  
:最悪の魔性に目覚めたキアラは精神を病んだセラフィックスの職員達を本格的に自らの狂信者に変え、自身を操っていた筈のゼパルさえ逆に支配する魔人となる。さらにSE.RA.PHに残されていたとある機構を利用し、聖杯戦争と称して大量のサーヴァントを召喚。延々と殺し合いを続ける彼らを栄養源にする事で、いつしか『愛欲』の理を持つ獣、ビーストⅢとして成長してゆく。
 
:最悪の魔性に目覚めたキアラは精神を病んだセラフィックスの職員達を本格的に自らの狂信者に変え、自身を操っていた筈のゼパルさえ逆に支配する魔人となる。さらにSE.RA.PHに残されていたとある機構を利用し、聖杯戦争と称して大量のサーヴァントを召喚。延々と殺し合いを続ける彼らを栄養源にする事で、いつしか『愛欲』の理を持つ獣、ビーストⅢとして成長してゆく。
 
:この過程で『EXTRA CCC』のキアラに取り込まれたアルターエゴを分離させ手駒として利用するが、これが後に彼女が敗北する事となった最大の要因のひとつとなる。
 
:この過程で『EXTRA CCC』のキアラに取り込まれたアルターエゴを分離させ手駒として利用するが、これが後に彼女が敗北する事となった最大の要因のひとつとなる。
:そんな状態のSE.RA.PHから発信されたSOSを聞きつけてレイシフトして来た主人公には、当初は既に故人であるマーブルの遺体を隠れ蓑として「マーブル・マッキントッシュ」として振る舞い、共に行動していた。終盤、唯一の生存者であるアーノルドとエミヤ・オルタの銃撃に遭うものの、これを強引に自身の味方として取り込む。主人公がエミヤ・オルタを倒した事でついに正体を現した。
+
:そんな状態のSE.RA.PHから発信されたSOSを聞きつけてレイシフトして来た主人公には、当初は既に故人であるマーブルの遺体を隠れ蓑として「マーブル・マッキントッシュ」として振る舞い、共に行動していた。終盤、唯一の生存者であるアーノルド共々エミヤ・オルタの銃撃に遭うものの、これを強引に自身の味方として取り込む。主人公がエミヤ・オルタを倒した事で、ついにその本性を現した。
 
:彼女の最終目的はSE.RA.PHと一体化し、地球の内核に到達して星と同化、これを以て人類救済を成すというもの。
 
:彼女の最終目的はSE.RA.PHと一体化し、地球の内核に到達して星と同化、これを以て人類救済を成すというもの。
:この計画を阻まんとした主人公達を一度は圧倒するが、BBの90秒分の時間逆行によって取り逃がす。実は一度キアラと戦い敗れるも命からがら逃げ延びていたメルトリリスの報告を受け、BBが密かに作っていた秘密兵器、アンチR-18フィールド『Wisdom Hold Intelligence Powered』───メルトちゃんデスwhipの力を借りて再挑戦した主人公の前に敗北。主人公の勝利を認めながらもSE.RA.PHから主人公たちを切り離し、単独で地球の核へと潜行し始める<ref>この時、SE.RA.PH内の魔神柱の反応も虚数空間から溢れ出すほどに増大しており、時を待たず爆発増殖して海域一帯が魔神柱の雨で埋め尽くされる状況にある。魔神柱を殲滅することは当然現実的ではなく、1秒の間に44本魔神柱を殺さないと間に合わないとされている。…ちなみにこのペースは冠位時間神殿の戦いで管制塔バルバトスが討伐される速度とほぼ同等だったりする。</ref>。
+
:この計画を阻まんとした主人公達を一度は圧倒するが、BBの90秒分の時間逆行によって取り逃がす。実は一度キアラと戦い敗れるも命からがら一人逃げ延びていたメルトリリスの報告を受け、BBが密かに作っていた秘密兵器、アンチR-18フィールド『Wisdom Hold Intelligence Powered』───メルトちゃんデスwhipの力を借りて再挑戦した主人公たちの前に敗北。主人公の勝利を認めながらもSE.RA.PHから主人公たちを切り離し、単独で地球の核へと潜行し始める<ref>この時、SE.RA.PH内の魔神柱の反応も虚数空間から溢れ出すほどに増大しており、時を待たず爆発増殖して海域一帯が魔神柱の雨で埋め尽くされかねない危機的状況であった。魔神柱を殲滅することは当然現実的ではなく、1秒の間に44本魔神柱を殺さないと間に合わないとされている。…ちなみにこのペースは冠位時間神殿の戦いで管制塔バルバトスが討伐される速度とほぼ同等だったりする。</ref>。
:だが、これを予見していたメルトリリスが、パッションリップと放った合体宝具「ヴァージンレイザー・パラディオン」の捨て身の追撃により致命傷を負う。肉体の崩壊が始まるも、メルトリリスを髪で捕縛、霊基を乗っ取った上で主人公を消し再起を図らんとする<ref>ただしメルトリリスのみならずパッションリップとBBのリソースを取り込んでも、ビーストⅢラプチャーに変生したキアラ程の霊気には届かない。</ref>。
+
:だが、これを予見していたメルトリリスが、パッションリップとの合体宝具「ヴァージンレイザー・パラディオン」により捨て身の追撃を敢行したことで致命傷を負い肉体の崩壊が始まるも、メルトリリスを魔神柱の髪で捕縛、霊基を乗っ取った上で主人公を消し再起を図らんとする<ref>ただしメルトリリスのみならずパッションリップとBBのリソースを取り込んでも、ビーストⅢラプチャーに変生したキアラ程の霊基には届かない。</ref>。
:しかしそれも死に体だった[[エミヤ〔オルタ〕]]の銃撃を受けて失敗。崩れる腕でメルトリリスを捕まえようとするが、ある要因による判断の遅さから、エミヤオルタがメルトリリスにワイヤーを取り付け離脱させる時間を作ってしまう。その巨体では浮上もかなわず、鉄の塊のように沈みながら分解され消滅した。
+
:しかしそれも死に体だった[[エミヤ〔オルタ〕]]の銃撃を受けて失敗。崩れる腕でメルトリリスを捕まえようとするが、ある要因による判断の遅さから、[[エミヤ〔オルタ〕|アーチャー]][[トリスタン|たち]]によってメルトリリスをワイヤーで離脱させる時間を作ってしまう。その巨体では浮上もかなわず、鉄の塊のように沈みながら分解され消滅した。
:そして散り際に同じ『快楽』から生まれながら、快楽に沈んだ己自身と快楽の湖面から飛んだメルトリリスとの違いを見つけようと、自分もまたアルターエゴとなる顛末を受け入れるのだった。
+
:そして散り際に同じ『快楽』から生まれながら、快楽に沈んだ己自身と快楽の湖面から飛んだメルトリリスとの違いを見つけようと、自分もまたアルターエゴとして一時の召喚に応じる顛末を受け入れるのだった。
 
;人物
 
;人物
 
:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れのない聖人であり、人生を狂わせた当のゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
 
:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れのない聖人であり、人生を狂わせた当のゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
:しかしゼパルの手により自由意思を剥奪された上善性を封じ込められ、月世界のキアラと同期させられたことでそれと同様の魔性と化してしまい、全てが暗転してしまう。その後の彼女は狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて悦に入ったり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるほどに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりから数えるのをやめたと語っている。</ref>。
+
:しかしゼパルの手により自由意思を剥奪された上善性を封じ込められ、ムーンセルのキアラと同期させられたことでそれと同様の魔性と化してしまい、全てが暗転してしまう。その後の彼女は狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて悦に入ったり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるほどに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりから数えるのをやめたと語っている。</ref>。
 
:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、変貌したキアラは「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、と認識する自己愛の怪物になってしまった。彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
 
:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、変貌したキアラは「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、と認識する自己愛の怪物になってしまった。彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
 
:本来なら救世主にもなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、変貌後はその外見が聖母のようと周囲が誤認したに過ぎない。
 
:本来なら救世主にもなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、変貌後はその外見が聖母のようと周囲が誤認したに過ぎない。
62行目: 62行目:  
;能力
 
;能力
 
:ビーストとして未だ蛹である為自由に動けないという制限、加えてSE.RA.PHに依存していたことから、単独個体の強さに関しては『EXTRA CCC』のキアラには及ばなかった。
 
:ビーストとして未だ蛹である為自由に動けないという制限、加えてSE.RA.PHに依存していたことから、単独個体の強さに関しては『EXTRA CCC』のキアラには及ばなかった。
:しかし、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感全てを誘惑し、一つでもその色香に惑えばたちまち相手を妄信的な信徒にする魅了スキル『万色悠滞』や魔性菩薩化するスキル『五蘊黒縄』を有する他、ビーストとしてのスキル『獣の権能』『ロゴスイーター』は知性体を問答無用で溶かす。欲望あるどんな生命も彼女に勝ち目を持たない。
+
:しかし、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感全てを誘惑し、一つでもその色香に惑えばたちまち相手を妄信的な信徒にする魅了スキル『万色悠滞』や魔性菩薩化するスキル『五蘊黒縄』を有する他、ビーストとしてのスキル『獣の権能』『ロゴスイーター』によって知性体を問答無用で溶かすため、欲望ある生命の悉くに勝ち目はない。
:実際に初戦では主人公に協力したサーヴァントをいとも簡単に葬って敗北に追い込み、その後の会議でロビンフッドやBBからは「サーヴァントが100騎いても太刀打ちできない」「現状ではビーストⅢを倒すことは困難」と評されていた。
+
:実際に初戦では主人公に協力したサーヴァントを瞬く間に全滅させ、その後の会議でロビンフッドやBBからは「サーヴァントが100騎いても太刀打ちできない」「現状ではビーストⅢを倒すことは困難」と評されていた。
:SE.RA.PHのいくつもの防衛機構の一つであるセンチネルに植えつけられたキアラの因子KPをすべて消去してようやくキアラの全能に翳りができる。KPを消去された彼女の姿は魔性菩薩としての姿から翳りが出た部分を魔神柱の部品で埋め合わせたようなものとなっている。
+
:SE.RA.PHのいくつもの防衛機構の一つであるセンチネルに植えつけられたキアラの因子KPをすべて消去して、ようやくキアラの全能に翳りができる。KPを消去された彼女の姿は、魔性菩薩としての姿から翳りが出た部分を魔神柱の部品で埋め合わせたようなものとなっている。
    
==アルターエゴ==
 
==アルターエゴ==
94行目: 94行目:  
:以上の本性をもって彼女のクラスは決定された。快楽天なぞ偽りの名。
 
:以上の本性をもって彼女のクラスは決定された。快楽天なぞ偽りの名。
 
:其は個人が到達した、人類を最も端的(最短)に救う大災害。
 
:其は個人が到達した、人類を最も端的(最短)に救う大災害。
:その名も'''ビーストⅢ/R'''。七つの人類悪の一人、『愛欲』の理を持つ獣である。
+
:その名も'''ビーストⅢ/ラプチャー'''。七つの人類悪の一人、『愛欲』の理を持つ獣である。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
114行目: 114行目:  
:事件発生時は(おそらくセラピーを通じて)彼をノセることでコミュニティのリーダーに仕立て上げ、集団のカルト化を裏から押し進めていた。
 
:事件発生時は(おそらくセラピーを通じて)彼をノセることでコミュニティのリーダーに仕立て上げ、集団のカルト化を裏から押し進めていた。
 
;[[パッションリップ]]、[[メルトリリス]]
 
;[[パッションリップ]]、[[メルトリリス]]
:『EXTRA CCC』では彼女たちを取り込んでいたが、『Grand Order』の『深海電脳楽土 SE.RA.PH』においては月世界のキアラの中に取り込まれたリップやメルトをサルベージし、センチネルにした。
+
:『EXTRA CCC』では彼女たちを取り込んでいたが、『Grand Order』の『深海電脳楽土 SE.RA.PH』においてはムーンセルのキアラの中に取り込まれたリップやメルトをサルベージし、センチネルにした。
 
;[[BB/GO]]
 
;[[BB/GO]]
 
:リップやメルト同様、月世界のキアラの中に取り込まれていた彼女をサルベージし、聖杯戦争の管理を任せた。
 
:リップやメルト同様、月世界のキアラの中に取り込まれていた彼女をサルベージし、聖杯戦争の管理を任せた。
 
:だが、彼女には嫌われていたため、自身の討伐を目標とする[[BB (Grand Order)|ムーンセルから送り込まれたBB]]と知らぬ間に代替されていた。
 
:だが、彼女には嫌われていたため、自身の討伐を目標とする[[BB (Grand Order)|ムーンセルから送り込まれたBB]]と知らぬ間に代替されていた。
 
;[[エミヤ〔オルタ〕]]
 
;[[エミヤ〔オルタ〕]]
:マテリアルではいずこかの世界のキアラが彼を失墜させた原因であることを示唆されており、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではさらにそのことについて踏み込んでいる。
+
:彼のプロフィールにていずこかの世界のキアラが彼を失墜させた原因であることを示唆されており『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではさらにそのことについて踏み込んでいる。
 
:最終的には彼の妨害を受けて[[メルトリリス]]の吸収は失敗に終わり、止めを刺された。
 
:最終的には彼の妨害を受けて[[メルトリリス]]の吸収は失敗に終わり、止めを刺された。
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
匿名利用者