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「無限の剣製」関係の情報整理その1
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; 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
 
; 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
 
:ランク:E~A++<br>種別:????<br>レンジ:????<br>最大捕捉:????
 
:ランク:E~A++<br>種別:????<br>レンジ:????<br>最大捕捉:????
:錬鉄の[[固有結界]]。本来は魔術であり宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている。
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:錬鉄の[[固有結界]]。本来は[[魔術]]であり宝具ではないが、アーチャーの象徴ということで宝具扱いになっている。
 
:心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。もとが同一の存在である士郎も同じ固有結界を使うが、心象風景は異なる。
 
:心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。もとが同一の存在である士郎も同じ固有結界を使うが、心象風景は異なる。
:結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。
+
:結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。一度この心象世界に複製され記録された武器は、固有結界を起動せずとも投影魔術で作り出すことが可能で、彼の投影は一般的な魔術のそれとは異なり、この固有結界から零れたもの。Heaven's Feelルート(以下HFルート)で士郎が受け継いだ「アーチャーの腕」に残された記録によると、結界内に記憶されている武具の数は千を越えているとされる。
:また、「乖離剣エア」や「約束された勝利の剣」等の神造兵装の類は複製不可とされる。劇中にて、彼はセイバーの聖剣を指して、「完全な複製は無理だが真に迫ったものであれば出来る」と豪語している。契約を切っていた為の魔力消費の関係か代償も大きいらしく、投影すれば自滅すると述べている。
+
:「剣」に特化した能力ではあるが、剣であっても神造兵装の類は複製不可とされる。また、ある程度の応用範囲はあり、盾や鎧は剣投影の2~3倍の魔力を使えば一時的に引き出せる。何であれ、白兵戦に用いられる武具に限定される。
:宝具によって投影に掛かる時間は異なるようで、HFルートでセイバーオルタに自分の剣を使わないのかと問われた際には士郎は聖剣を投影するには時間が掛かりすぎると述べている。
+
:物品としての刀剣を魔術で作り出しているのに止まらず、刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製している。このため、仮に初見の武器の複製であっても、オリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなすことが可能。本来の使い手の剣技を必要であれば再現し、「真名解放」や「壊れた幻想」といった技能もアーチャーの力が及ぶ範囲内なら使いこなせる。
:奈須氏によれば「神造兵器の複製は不可、似たような性能の、型落ち宝具ならいくつか貯蔵があるかも」とのこと。但し、その威力はセイバーの一撃には遠く及ばず、[[ライダー]]との仮想対決によると彼女の宝具を迎撃しても及ばないという。なお彼ではなく士郎がHFルートで、捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。
+
:また、複数の剣を投影(場合によっては攻撃対象の全方位を取り囲むように投影)し、一斉射撃を行うという使い方も可能。アーチャー自身は特に言及していないが、士郎が同様の技を使った際には『全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)』と呼んだ。
:刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製しているため、初見の武器を複製してもオリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなし、「真名解放」や「壊れた幻想」といった技能も彼の力が及ぶ範囲内なら使いこなせる。
+
:基本的には「武具と能力を模倣する能力」といえるが、単純に目の前の敵の宝具や技量を複製した場合は、それを極限まで使いこなす本来の担い手には遠く及ばない。そのため、複数の英霊の宝具をいくつも記憶した上で、それらを効果的に運用し、相手の弱点を衝くことで初めて他のサーヴァントに対抗し得る能力となる。ただし、「所有はしていても極限まで使いこなすことはできない」とされる[[ギルガメッシュ]]の「王の財宝」に対しては、ギルガメッシュが蔵から取り出すスピードと投影のスピードの関係で常に先手を取れるため、非常に有利に戦える。
:尚、基本的に宝具の投影で出来るのは白兵武器のみで盾や鎧は剣投影の2~3倍の魔力を使えば一時的に引き出せる。
+
:本来は固有結界には抑止力による「世界からの修正」が働くため術者に多大な負荷がかかるのだが、アーチャーは自身が抑止力の一部であるため純粋な魔力消費以上の負荷はかからない。また、士郎にあった暴走による体の剣化などのペナルティもない。
:士郎が受け継いだ「アーチャーの腕」に残された記録によると、結界内に記憶されている武具の数は千を越えているとされる。
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:相手の宝具や技量を複製しただけでは、それを極限まで使いこなす本来の担い手には遠く及ばない。そのため他の英霊の宝具をいくつも記憶した上で、それらを効果的に運用し、相手の弱点を衝くことで初めて他のサーヴァントに対抗し得る能力となる。ただし[[ギルガメッシュ]]に対しては、常に先手を取れるため非常に有利で、天敵となっている。
  −
:また、一度この心象世界に複製され記録された武器は、固有結界を起動せずとも投影魔術で作り出すことが可能で、彼の投影は本来のそれとは異なり、この固有結界から零れたものであり一般的な魔術ではない。
  −
:本来は固有結界には世界からの修正が働くため、術者に多大な負荷がかかるのだが、彼は自身が抑止力の一部であるため、士郎にあった暴走による体の剣化などのペナルティもなく固有結界を使用できる。
  −
:また対象の全方位からの剣を降らせて一斉射撃を行う技を使用可能で、士郎はこの技を『全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)』と呼ぶ。
      
=== 投影宝具 ===
 
=== 投影宝具 ===
 
ここで述べられている性能は、あくまで彼が投影したものである。<br>「無限の剣製」の性質上、本来よりランクは下がっており、また、彼自身のアレンジも入っている。
 
ここで述べられている性能は、あくまで彼が投影したものである。<br>「無限の剣製」の性質上、本来よりランクは下がっており、また、彼自身のアレンジも入っている。
   −
; 干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
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;干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
: ランク:C-<br>由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った夫婦剣。
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:ランク:C-
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:由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った夫婦剣。
 
: 陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
 
: 陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
:二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇する。宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。アーチャーの手によって刀身に魔除けの文句が刻まれており、巫術器具としてつかうこともできる。
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:二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇する。宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。アーチャーの手によって刀身に魔除けの文句が刻まれており、巫術器具として使うこともできる。
:真名解放されたことはないが、この剣を投擲した上でさらに干将莫邪を投影、前述の引き合う性質で最初の剣が戻ってきたところに斬撃を加え、3つの剣の重ね当てを行う「鶴翼三連」が存在し、アーチャーが使う場合は三回目の投影の際に干将莫邪を巨大な剣「オーバーエッジ」へと強化して斬撃を行う。
+
:真名解放されたことはないが、この剣を投擲した上でさらに別の干将・莫邪を投影、前述の引き合う性質で最初の剣が戻ってきたところに斬撃を加え、計三回の投影による三重の刃の重ね当てを行う「鶴翼三連」が存在する。
 +
:更に切り札とも言える、干将・莫邪を巨大な剣「オーバーエッジ」へと強化することも可能。これを使用して「鶴翼三連」を行う場合もある。
 
:投影による複製品であるためランクダウンしているが、投影品ではない本来の干将・莫耶は、怪異に対し絶大な威力を発揮する。
 
:投影による複製品であるためランクダウンしているが、投影品ではない本来の干将・莫耶は、怪異に対し絶大な威力を発揮する。
   −
; 偽・螺旋剣(カラドボルグII)
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;偽・螺旋剣(カラドボルグII)
:ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)<br>由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ。
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:ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)
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:由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ。
 
:名前通り、螺旋を描く刀身を持つ剣。「偽」や「II」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
 
:名前通り、螺旋を描く刀身を持つ剣。「偽」や「II」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
 
:矢として放つ場面も、手に持って使う場面も両方あり、どちらとしても使える武器。
 
:矢として放つ場面も、手に持って使う場面も両方あり、どちらとしても使える武器。
:真名解放して放たれた際は空間すら捩じ切る貫通力を発揮するため、直撃はしなかったキャスターでも体をズタズタにされ倒されかけた。
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:真名解放して放たれた際は空間すら捩じ切る貫通力を発揮する。直撃はしなかったものの、キャスターは体をズタズタにされ倒されかけた。
:UBWルートではアーチャーはこの宝具を『壊れた幻想』としてバーサーカーに放ち、ほとんどの派生作品でもアーチャーはこの宝具で『壊れた幻想』を使っている。ゲームのアニメでは螺旋剣のまま弓に番えているが、レアルタのCGでは弓に番える際に小さく圧縮して矢にしている。
+
:Unlimited Blade Worksルート(以下UBWルート)ではアーチャーはこの宝具を「壊れた幻想」を用いてバーサーカーに放ち、その他のほとんどの派生作品でもアーチャーはこの宝具で「壊れた幻想」を使っている。ゲームのOPアニメでは螺旋剣のまま弓に番えているが、『Realta Nua』のCGでは弓に番える際に小さく圧縮して矢にしている。
:なお、本来のカラドボルグはケルトの英雄フェルグスの愛剣であり、一振りで丘を3つ切断したという魔剣。[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン卿]]が持つ『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』の原型であり、剣光が虹のように伸びるという。
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:なお、本来のカラドボルグはケルトの英雄フェルグスの愛剣。伝承によれば、剣光が虹のように伸び、一振りで丘を3つ切断したという魔剣。[[セイバー (EXTRA・白)|ガウェイン卿]]が持つ「転輪する勝利の剣」の原型とも言われている。
:カラドボルグの使い手がアルスターゆかりの者であった場合、ケルトの大英雄クー・フーリンは自ら誓ったゲッシュによって、その者に一度は破れなければならないためクー・フーリンの天敵とも言える宝具。
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:カラドボルグの使い手がアルスターゆかりの者であった場合、ケルトの大英雄[[ランサー|クー・フーリン]]は自ら誓ったゲッシュによって、その者に一度は破れなければならない。このためクー・フーリンの天敵とも言える宝具である。
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; 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
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;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
: ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ):種別:結界宝具<br>由来:ギリシャの英雄アイアスの盾。
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:ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ)
:アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。光で出来た七枚の花弁が展開し、一枚一枚が城壁と同等の防御力を持つ。<br>アーチャーが真名解放で用いればランサーの投擲宝具「突き穿つ死翔の槍」に完全破壊されつつも威力の殆どを削ぎ、腕が千切れ懸けるも耐え抜いた。士郎がアーチャーの腕で彼と同レベルの投影を行った際は不完全の4枚であるもののベルレフォーンに上乗せすることでエクスカリバーを突破した。HFルートの士郎が単独で用いた場合は花弁は四枚となるが、UBWルートで用いた際は七枚の物を展開している。
+
:種別:結界宝具
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:由来:ギリシャの英雄アイアスの盾。
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:アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。光で出来た七枚の花弁が展開し、一枚一枚が城壁と同等の防御力を持つ。
 +
:UBWルートでは[[ランサー]]との対決に用いられ、ランサーの投擲宝具「突き穿つ死翔の槍」を防ぐために真名解放も伴って投影される。盾は完全破壊されたが槍の威力の殆どを削ぎ、アーチャーは余波で腕が千切れ懸けるも耐え抜いた。
   −
; 赤原猟犬(フルンディング)
+
;赤原猟犬(フルンディング)
: 由来:北欧の英雄ベオウルフが振るった剣フルンティング。
+
:由来:北欧の英雄ベオウルフが振るった剣フルンティング。
: 射手が健在かつ狙い続ける限り、標的を襲い続ける効果を持つ。ホロウにおいて冬木新都のセンタービルから冬木大橋へ、弓につがえて放ち、魔弾として使用した剣。<br>彼が魔力を込めるのにかける時間が三十秒以内であれば、橋にいたセイバーは一応迎撃できたが、それ以上魔力を込めて放った場合、セイバーであっても迎撃は難しい。<br>射手を仕留めるしか対抗手段はなく、士郎は令呪を使用してセイバーをセンタービルへと跳躍させた。<br>魔弾の速度は矢を放ってから彼がセイバーに致命傷を負わせられてしまうまでにかかったのが「2秒弱」とされ、センタービルから大橋までが約4キロの距離であることを考えると、優に音速を超えている。<br>剣として使用した場合の能力は描写されず。
+
:射手が健在かつ狙い続ける限り、標的を襲い続ける効果を持つ。
 +
:『[[Fate/hollow ataraxia]]』において冬木新都のセンタービルから冬木大橋へ、弓につがえて放ち、魔弾として使用した剣。
 +
:アーチャーが魔力を込めるのにかける時間が三十秒以内であれば、橋にいた[[セイバー]]は一応迎撃できたが、それ以上の時間をかけて魔力を込めて放った場合、セイバーであっても迎撃は難しい。その状況では射手を仕留めるしか対抗手段はなく、士郎は令呪を使用してセイバーをセンタービルへと跳躍させた。
 +
:矢を放ってからアーチャーがセイバーに致命傷を負わせられてしまうまでにかかったのが「2秒弱」とされ、センタービルから大橋までが約4キロの距離であることを考えると、魔弾の速度は優に音速を超えている。
 +
:剣として使用した場合の能力は描写されていない。
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 +
=== 神造兵装の投影について ===
 +
「Fate/complete material III」の質問コーナーに、以下の記述が存在する。
 +
 
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:>Q.
 +
:>「無限の剣製」における複製の限界はどのあたりでしょうか?
 +
:>宝具(剣系)の最上位はおそらく「乖離剣」だと思いますが、士郎は無理でもアーチャーなら複製可能でしょうか?
 +
:>そして武器という意味では、現代兵器はどの程度まで複製可能でしょうか? 刀剣類までなのか、銃や機動兵器なども可能なのでしょうか?
 +
 
 +
:>A.
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:>「乖離剣」「約束された勝利の剣」といった神造兵器の複製は不可です。
 +
:>似たような性能の、型落ち宝具ならいくつか貯蔵があるかもですが。
 +
:>また、剣が彼の起源になりつつあるので収められる武器は基本、白兵戦縛りになります。
 +
 
 +
以上のように、公式見解としては「神造兵装の投影は不可能」ということになっている。<br>ただし、『stay naight』劇中にて、アーチャーはセイバーの聖剣を指して、「完全な複製は無理だが真に迫ったものであれば出来る」と豪語しているシーンが存在する。だが同時に代償も大きいらしく、投影すれば自滅するとも述べている(詳しいことは述べていないが、この時のアーチャーは凛との契約を切っている状態)。また、この発言は互いの共倒れをほのめかしてセイバーを介入させないための'''ハッタリ'''とも解釈ができる状況で述べられている。結局は投影していないので、この発言の真偽は不明のままである。
 +
 
 +
また、アーチャーではなく士郎の話になるが、HFルートで捨て身の投影として「知りえる中で最強の剣」を投影し、光の斬撃を放っている。状況的にこれは「約束された勝利の剣」とも思えるが、明言はされていない。さらに、この時の士郎は「アーチャーの腕」を移植されており、士郎が直接見ていなくともアーチャーから受け継いだ記録の中から該当する剣を引き出した可能性もある。
 +
 
 +
さらに、[[アーチャー (EXTRA・赤)|ほぼ同一の存在]]は「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)」という、聖剣の贋作・劣化品を「無限の剣製」の展開中のみの限定で投影している。
    
== アーチャー (EXTRA・赤) ==
 
== アーチャー (EXTRA・赤) ==
『[[Fate/EXTRA]]』に登場するサーヴァント。<br>『stay night』のアーチャーを彷彿とさせる様々な共通点があるが、真名は「エミヤ」ではなく「無銘」となっている。<br>詳細は[[アーチャー (EXTRA・赤)|該当ページ]]を参照のこと。
+
『[[Fate/EXTRA]]』及び『[[Fate/EXTRA CCC]]』に登場するサーヴァント。<br>『stay night』のアーチャーを彷彿とさせる様々な共通点があるが、真名は「エミヤ」ではなく「無銘」となっている。<br>詳細は[[アーチャー (EXTRA・赤)|該当ページ]]を参照のこと。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:凛のサーヴァント。
 
:凛のサーヴァント。
 
;[[Fate/hollow ataraxia]]
 
;[[Fate/hollow ataraxia]]
:事態の真実を探る一人。<br>その一方で最新釣り竿を投影して釣りに興じる一面も。
+
:事態の真実を探る一人。
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:その一方で最新釣り竿を投影して釣りに興じる一面も。
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
:クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。<br>姿が少し変わっており、左腕と頭に布を巻き、上半身も裸となるなど、[[アヴェンジャー]]に近い姿になっている。
+
:クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。
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:姿が少し変わっており、左腕と頭に布を巻き、上半身も裸となるなど、[[アヴェンジャー]]に近い姿になっている。
 
;[[フェイト/タイガーころしあむ]]/[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
;[[フェイト/タイガーころしあむ]]/[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
:正義の味方として、戦いに興じるものたちに対して武力介入を行う。また、ストーリーモードのラストではアーチャーの口から「藤ねぇ………。」のセリフを聞くことができる。<br>アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
+
:正義の味方として、戦いに興じるものたちに対して武力介入を行う。また、ストーリーモードのラストではアーチャーの口から「藤ねぇ………。」のセリフを聞くことができる。
 +
:アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
 
;[[Fate/unlimited codes]]
 
;[[Fate/unlimited codes]]
 
:「錬鉄の英雄」。干将・莫耶を振るう近接戦と、弓での遠距離戦を行う。
 
:「錬鉄の英雄」。干将・莫耶を振るう近接戦と、弓での遠距離戦を行う。
84行目: 111行目:  
:空間の歪みの中で、凛のサーヴァントとして登場。
 
:空間の歪みの中で、凛のサーヴァントとして登場。
 
;[[Fate/Ace Royal]]
 
;[[Fate/Ace Royal]]
:[[英霊カード]]の一枚として、「エミヤ」名義で登場。手札を捨てるたびにダウン状態のカードを復帰させられる【家事】スキルが非常に優秀(ちなみにこのスキルは彼しか持っていない)。状況に使い分けて攻撃力・防御力の強化を行えるのでバランスがいい。また【先制】を得る事で強化されるので原作通り「アーチャー」のクラスも良いのだが、家事スキルの性質上「キャスター」のクラスとの相性もいい。<br>欠点は素の防御力が非常に低い事と決定的な火力がない事。それでも使いやすい能力とコスト分配のバランスが良いので、かなり優秀な部類に入る。
+
:[[英霊カード]]の一枚として、「エミヤ」名義で登場。手札を捨てるたびにダウン状態のカードを復帰させられる【家事】スキルが非常に優秀(ちなみにこのスキルは彼しか持っていない)。状況に使い分けて攻撃力・防御力の強化を行えるのでバランスがいい。また【先制】を得る事で強化されるので原作通り「アーチャー」のクラスも良いのだが、家事スキルの性質上「キャスター」のクラスとの相性もいい。
 +
:欠点は素の防御力が非常に低い事と決定的な火力がない事。それでも使いやすい能力とコスト分配のバランスが良いので、かなり優秀な部類に入る。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:弓道部所属。もしくは食事当番。
 
:弓道部所属。もしくは食事当番。
102行目: 130行目:     
;[[セイバー]]
 
;[[セイバー]]
:かつてのパートナー。彼なりに思う所があるのか皮肉混じりに助言を言う時がある。<br>彼女と出会った時の光景は忘れえぬ記憶のようで、その姿ならばたとえ地獄に落ちようとも鮮明に思い返すことができるだろう、と語っている。
+
:かつてのパートナー。彼なりに思う所があるのか皮肉混じりに助言を言う時がある。
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:彼女と出会った時の光景は忘れえぬ記憶のようで、その姿ならばたとえ地獄に落ちようとも鮮明に思い返すことができるだろう、と語っている。
    
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
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:犬猿の仲。
 
:犬猿の仲。
   −
===EXTRA===
+
===Fate/EXTRA CCC===
 
;[[アーチャー (EXTRA・赤)]]
 
;[[アーチャー (EXTRA・赤)]]
:平行世界に存在する、「もう一人の自分」。<br>時空の歪みの中で再び自分との戦いを繰り広げるが、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]と契約しているアーチャーに軍配は上がった。
+
:平行世界に存在する、「もう一人の自分」。
 +
:時空の歪みの中で再び自分との戦いを繰り広げるが、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]と契約しているアーチャーに軍配は上がった。
 
;[[セイバー (EXTRA・赤)]]
 
;[[セイバー (EXTRA・赤)]]
 
:時空の歪みの中で対面したサーヴァント。彼の[[セイバー|よく知る人物]]とうり二つだが、それに関するコメントは無し。
 
:時空の歪みの中で対面したサーヴァント。彼の[[セイバー|よく知る人物]]とうり二つだが、それに関するコメントは無し。
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=== Fate/stay night ===
 
=== Fate/stay night ===
 
;「了解した。地獄に落ちろ、マスター」
 
;「了解した。地獄に落ちろ、マスター」
:召喚されて初の命令に。<br>従順と悪態との並列。まぁ、貴重な令呪で無茶な命令を聞くハメになってしまったんだから、仕方なくもあるか。
+
:召喚されて初の命令に。
 +
:従順と悪態との並列。まぁ、貴重な令呪で無茶な命令を聞くハメになってしまったんだから、仕方なくもあるか。
    
;「それでは凛と。……ああ、この響きは実に君に似合っている」
 
;「それでは凛と。……ああ、この響きは実に君に似合っている」
:彼女の名前を教えられ、好きなように呼ぶよう言われた際に「遠坂凛」とその名を噛みしめるように呟いた後の台詞。<br>この言葉には狂おしいほどの親愛の情がこもっている。
+
:彼女の名前を教えられ、好きなように呼ぶよう言われた際に「遠坂凛」とその名を噛みしめるように呟いた後の台詞。
 +
:この言葉には狂おしいほどの親愛の情がこもっている。
    
;「ああ。時間を稼ぐのはいいが―――<br> 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」
 
;「ああ。時間を稼ぐのはいいが―――<br> 別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」
:バーサーカーの足止めを命じた凛に返した言葉。各方面で「死亡フラグ」と言われる名台詞。<br>実際は、実現不可能と分かっていて凛を鼓舞する為に口にしたので、死亡フラグでも何でも無いのだが。
+
:バーサーカーの足止めを命じた凛に返した言葉。各方面で「死亡フラグ」と言われる名台詞。
 +
:実際は、実現不可能と分かっていて凛を鼓舞する為に口にしたので、死亡フラグでも何でも無いのだが。
    
;「衛宮士郎。いいか?お前は戦う者ではなく、『生み出す者』に過ぎん。余計な事は考えるな。お前に出来る事は1つ………その『1つ』を極めてみろ。」<br>「忘れるな、イメージするのは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う者は、自身のイメージに他ならない。」
 
;「衛宮士郎。いいか?お前は戦う者ではなく、『生み出す者』に過ぎん。余計な事は考えるな。お前に出来る事は1つ………その『1つ』を極めてみろ。」<br>「忘れるな、イメージするのは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う者は、自身のイメージに他ならない。」
134行目: 167行目:     
;「そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!<br> 故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!<br> この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。<br> それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!<br> だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない。<br> 否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!」
 
;「そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!<br> 故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!<br> この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。<br> それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!<br> だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない。<br> 否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!」
:かつての自分である士郎に、その行為を偽善だと責め立てる。<br>彼の後悔から来る怒りの言葉は、薄々そのことに気付いていた士郎の胸に容赦なく突き刺さる。
+
:かつての自分である士郎に、その行為を偽善だと責め立てる。
 +
:彼の後悔から来る怒りの言葉は、薄々そのことに気付いていた士郎の胸に容赦なく突き刺さる。
    
;「――――さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
 
;「――――さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
:柳洞寺にて衛宮士郎殺害を決めたとき。<br>かつて自らが選んだ理想の途轍もない「重さ」を知るが故の一言とも言える。
+
:柳洞寺にて衛宮士郎殺害を決めたとき。
 +
:かつて自らが選んだ理想の途轍もない「重さ」を知るが故の一言とも言える。
   −
;[[衛宮士郎|]]を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。―――君が、支えてやってくれ。」<br>「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから。」
+
;「私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。―――君が、支えてやってくれ。」<br>「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから。」
:彼がかつての自分を彼女に託した瞬間。昔の彼を思わせる穏やかな笑みを浮かばせながら、静かに消えていった。
+
:彼が[[衛宮士郎|かつての自分]]を彼女に託した瞬間。昔の彼を思わせる穏やかな笑みを浮かばせながら、静かに消えていった。
    
;「それでも―――俺は、間違えてなどいなかった―――」
 
;「それでも―――俺は、間違えてなどいなかった―――」
146行目: 181行目:     
; 「ついて来れるか?」
 
; 「ついて来れるか?」
:イリヤと共に生き残るため左腕の封印を解いたが逆に左腕に食い潰されそうになった士郎の前に現れた幻影の一言。<br>信じるように、蔑むようにかつての自分がしなかった選択をした自分をその背中は待っていた。
+
:イリヤと共に生き残るため左腕の封印を解いたが逆に左腕に食い潰されそうになった士郎の前に現れた幻影の一言。
 +
:信じるように、蔑むようにかつての自分がしなかった選択をした自分をその背中は待っていた。
   −
=== Fate hollow ataraxia ===
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=== Fate/hollow ataraxia ===
 
;「フ、イナダ十六匹目フィッシュ。よい漁港だ、面白いように魚が釣れる。<br> ところで後ろの男、今日それで何フィッシュ目だ?」
 
;「フ、イナダ十六匹目フィッシュ。よい漁港だ、面白いように魚が釣れる。<br> ところで後ろの男、今日それで何フィッシュ目だ?」
 
;「はっはっは、まだサバが八匹だけか。<br> 時代遅れのフィッシングスタイルではそんなところだろうよ、と、十七匹目フィィィイッシュ!」
 
;「はっはっは、まだサバが八匹だけか。<br> 時代遅れのフィッシングスタイルではそんなところだろうよ、と、十七匹目フィィィイッシュ!」
:ランサー相手にムキになるアーチャー。この後AUOまで現れてさらにカオスなことに。
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:ランサー相手にムキになるアーチャー。この後ギルガメッシュまで現れてさらにカオスなことに。
    
;「ふ。腕のなさを他人の所為にするとは落ちたなランサー。<br> 近場の魚が逃げるのならリール釣りに切り替えればいいだろう。<br> もっとも、石器人であるおまえにリール釣りのなんたるかが理解できるとは思えないが、<br> おっとすまないね、十八匹目フィィィィイッシュ!」
 
;「ふ。腕のなさを他人の所為にするとは落ちたなランサー。<br> 近場の魚が逃げるのならリール釣りに切り替えればいいだろう。<br> もっとも、石器人であるおまえにリール釣りのなんたるかが理解できるとは思えないが、<br> おっとすまないね、十八匹目フィィィィイッシュ!」
:ヒャッホーと歓声をあげるほど楽しんでいた。リールは最新型でその他オプションも最先端の高級品。<br>値段が一括で二十万とんで三千円もするらしいが、アーチャーが使っているのは投影品。
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:ヒャッホーと歓声をあげるほど楽しんでいた。リールは最新型でその他オプションも最先端の高級品。値段が一括で二十万とんで三千円もするらしいが、アーチャーが使っているのは投影品。
    
;「はっはっは。この分では夜明けを待たずして勝負がつくな!<br> 軽い準備運動で始めたのだが様子を見るまでもない。<br> なあランサー、別にこの港の魚を釣りつくしても構わんのだろう?」
 
;「はっはっは。この分では夜明けを待たずして勝負がつくな!<br> 軽い準備運動で始めたのだが様子を見るまでもない。<br> なあランサー、別にこの港の魚を釣りつくしても構わんのだろう?」
160行目: 196行目:     
;「……それはあまり良くないな。 正義の味方という表現は控えた方がいい。<br> いいかな、強力な正義は、同時に強力な敵を生み出してしまう。<br> その果てにあるのは血みどろの消耗戦だ。何事も中立、中庸でなくては争いを生むだけだぞ。<br> いいかねお譲さんたち。物事にこだわるのはいいが、徹底するのはよろしくない」
 
;「……それはあまり良くないな。 正義の味方という表現は控えた方がいい。<br> いいかな、強力な正義は、同時に強力な敵を生み出してしまう。<br> その果てにあるのは血みどろの消耗戦だ。何事も中立、中庸でなくては争いを生むだけだぞ。<br> いいかねお譲さんたち。物事にこだわるのはいいが、徹底するのはよろしくない」
:木から降りられなくなった猫を助けたことで、氷室、蒔寺、三枝の3人娘から大嫌いな「正義の味方」呼ばわりされてしまう。この後、元・同級生を相手にムキになって正義の味方を否定し続けるが、逆にいい人扱いされてしまうのであった。ちなみにセリフの通りアーチャーの属性は「中立・中庸」である。
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:木から降りられなくなった猫を助けたことで、[[氷室鐘]]、[[蒔寺楓]]、[[三枝由紀香]]の3人娘から大嫌いな「正義の味方」呼ばわりされてしまう。この後、元・同級生を相手にムキになって正義の味方を否定し続けるが、逆にいい人扱いされてしまうのであった。ちなみにセリフの通りアーチャーの属性は「中立・中庸」である。
    
===フェイト/タイガーころしあむ===
 
===フェイト/タイガーころしあむ===
167行目: 203行目:     
;「ついでに、その誤った認識をたたき直す。<br> 誰が家政婦か。それを言うなら執事(バトラー)と呼べ!」
 
;「ついでに、その誤った認識をたたき直す。<br> 誰が家政婦か。それを言うなら執事(バトラー)と呼べ!」
:同上。カレンに「嫌みな家政婦」と言われて。それでいいのか・・・?
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:同上。カレンに「嫌みな家政婦」と言われて。それでいいのか……?
    
;「安心してくれ無辜の民、善良なる人々よ!冬木市の平和は、頼まれなくても私が守る!」
 
;「安心してくれ無辜の民、善良なる人々よ!冬木市の平和は、頼まれなくても私が守る!」
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