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;略歴
 
;略歴
:かつて第三魔法を実現させようとしていた大聖杯を世界の裏側へと持ち去った元ホムンクルスの邪竜。
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:かつて第三魔法を実現させようとしていた大聖杯を世界の裏側へと持ち去った元ホムンクルスの邪竜。肉体は既に消滅しており、邪竜の姿は彼の魂の形である。
 
:しかし大聖杯の内部に潜んでいた何者かの残留思念に支配権を奪われていることを察知した彼は、その侵食および聖杯内部で行われる大戦を食い止めるべく、意思を持つサーヴァントの再現と、[[主人公 (Grand Order)|外界のもうひとりのマスター]]の召喚によって対抗を試みる。
 
:しかし大聖杯の内部に潜んでいた何者かの残留思念に支配権を奪われていることを察知した彼は、その侵食および聖杯内部で行われる大戦を食い止めるべく、意思を持つサーヴァントの再現と、[[主人公 (Grand Order)|外界のもうひとりのマスター]]の召喚によって対抗を試みる。
 
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:カルナとジークフリートの宝具を受けて負傷し動けなくなったため、子機・端末体としてかつてホムンクルスであった頃の自分の姿を作成し、以後はこれで行動する。
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:問題が解決した後、恩人であり友と呼んでくれた主人公のもとへ端末体をサーヴァントとして送り込む。
 
;人物
 
;人物
 
:サーヴァントでありマスターでもある「ただのホムンクルスにして、ただの人間」。過去らしきものは殆ど存在しない。
 
:サーヴァントでありマスターでもある「ただのホムンクルスにして、ただの人間」。過去らしきものは殆ど存在しない。
 
:見た目と知識、精神的いずれも青年期の男性に近いものだが、今の人間の姿は大聖杯に入った後に作り出した端末である。
 
:見た目と知識、精神的いずれも青年期の男性に近いものだが、今の人間の姿は大聖杯に入った後に作り出した端末である。
 
:サーヴァントとして召喚されたジークは「模造品」というよりは「端末に近い存在」であるため、人理修復後はその役目を終え消滅することが作中記述の時点で確実視されている。
 
:サーヴァントとして召喚されたジークは「模造品」というよりは「端末に近い存在」であるため、人理修復後はその役目を終え消滅することが作中記述の時点で確実視されている。
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:端末体に意識を移している時は、本体である邪竜は中身のない着ぐるみのような状態だったが、イベントシナリオの最後に本体と端末を「切り離す」ことによって二つの身体が別々に思考し、行動することが可能となった。
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:ただし、切り離したことによって端末体であるジークは本体から完全に離れた別個の存在となり、端末体が経験したことが本体に反映されることはなくなった。
 
;能力
 
;能力
 
:『竜告令呪』による影響によって、邪竜ファヴニールとしての力と英霊ジークフリートとしての力双方を保有する。
 
:『竜告令呪』による影響によって、邪竜ファヴニールとしての力と英霊ジークフリートとしての力双方を保有する。
:[[アストルフォ]]の細身の剣と[[フランケンシュタイン]]の電撃、[[ジークフリート]]への転身や『幻想大剣・天魔失墜』を呼び出して戦う。
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:[[アストルフォ]]の細身の剣と[[フランケンシュタイン]]の電撃、生まれつき持つ魔術「理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)」、[[ジークフリート]]への転身や『幻想大剣・天魔失墜』を呼び出して戦う。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;[[ジーク]]
 
;[[ジーク]]
:自分の本体である邪竜。
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:自身の本体。邪竜ファヴニールと名乗る。
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:恩人であり新しい友になったマスターの元へ端末体を送る際に接続を断ち、別個の存在となった。
    
;[[アキレウス]]、[[ケイローン]]
 
;[[アキレウス]]、[[ケイローン]]
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;「そろそろクエストに向かった方がいい。血気盛んなサーヴァントが、ストを起こすと聞いた」
 
;「そろそろクエストに向かった方がいい。血気盛んなサーヴァントが、ストを起こすと聞いた」
 
: マイルーム会話1。どこの誰から得た情報なのか、かなり尖ったことを聞かされている。
 
: マイルーム会話1。どこの誰から得た情報なのか、かなり尖ったことを聞かされている。
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;「マスター、その……俺と、友達になってくれると嬉しい。こういう誘い方をするものなのかどうかは分からないが……いや、やっぱり忘れてくれ。照れくさい」
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:マイルーム会話「絆Lv5」。彼にしては珍しく照れた表情での申し出。人生経験が短いゆえの一面が伺える。
    
;「ん……あぁ、オルレアンの聖女もいるのか。当然か。人理の危機に、彼女が動かないはずがない。<br> ただ、彼女は俺のことを知らないだろうから、そっとしておいてほしい。<br> 今の俺も彼女に関してはおぼろげにしか記憶にない。いつか違う形で再会しない限りは、きっとそうなのだろう」
 
;「ん……あぁ、オルレアンの聖女もいるのか。当然か。人理の危機に、彼女が動かないはずがない。<br> ただ、彼女は俺のことを知らないだろうから、そっとしておいてほしい。<br> 今の俺も彼女に関してはおぼろげにしか記憶にない。いつか違う形で再会しない限りは、きっとそうなのだろう」
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: マイルーム会話「聖杯について」。
 
: マイルーム会話「聖杯について」。
 
: 聖杯を見ると世界の裏側に持っていきたがる習性がついたらしい。また、経験則から天草四郎には渡さぬよう注意を呼びかけている。
 
: 聖杯を見ると世界の裏側に持っていきたがる習性がついたらしい。また、経験則から天草四郎には渡さぬよう注意を呼びかけている。
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==== 本編 ====
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;「――――定命の者、あるいは運命を切り開く者よ。我が呼びかけに応じよ。」
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:世界の裏側に召喚した主人公への呼びかけ。かつてのジークからは考えられない様子だが……。
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;「こちらでどうにかしようと思う。お騒がせして申し訳なかった。」
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:あっという間に素の彼の口調と態度に戻ってしまう。かつてないほどの丁寧で謙虚な態度を前に、主人公も積極的に話を聞こうとする。
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;「大体なんだ、定命の者って。思い出せば出すほど恥ずかしいぞ……!」「忘れて欲しい。忘れてください、うん。」
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:邪竜の姿の時と端末体の時の口調の違いを指摘されて。
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:邪竜の姿に相応しい言動でと考えた末のことだったが、本人曰く血迷ってしまったとのこと。なお、邪竜の姿の時から既に口調と態度はブレブレであった。
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;「思い出は沢山ある方が、面白そうだろう?」「あればあるほどいいんだ、特に俺は、忘れるほどの量がないからな。」
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:少年はあまりに短かった人としての生涯に悲嘆することなく、今新たに英雄たちと駆けることに屈託なく笑う。
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;「何度も助けられたよ。俺の、誇りのサーヴァントだ。」
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:イベントシナリオ終盤の別れの時、アストルフォとの会話。
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:かつての相棒であり、一度別れた相手である彼を照れ臭さから避けていたが、最後には彼への気持ちを隠すことなく伝える。
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;「あなたは竜の血を浴びていなくとも、幻想大剣を帯びていなくとも――――英雄になったと思う。」
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:かつて命を捨ててまで自分を救ってくれた英雄への敬意。
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;「それは……秘密だ。」
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:世界の裏側で待つ相手は誰なのかという問いへの答え。誠実なジークにしては珍しい言葉であり、それ故に特別な想いがあることが伺える
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;「百年でも、千年でも、一万年でも。待つのは辛くないんだ。」「だって、いつか必ず訪れるとわかっているからな。」「そう信じられるだけの、人だったから――――」
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:永久にも等しい時間をただ独りで過ごすということも彼には辛くない。短くも誇り高い思い出と、いつか約束の人が訪れるという確信があるから。
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;「さよなら、そうしてありがとう。友と呼んでくれた人。」「短くとも、宝石のような記憶だった。これから先、ずっと大切にするよ。」「さよなら、我が友人。そして、新しきマスター。」
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:聖杯という宝を守り続ける邪竜は、友との思い出という宝を新たに手に入れ、再び眠りにつく。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*実はゲームボイス自体は兼役の[[風魔小太郎]]と一緒に同時期に収録していた。<br>アニメ版Apocryphaの収録よりも早く録っていたらしく、CVが決まっていたのは2017年時点の2年ぐらい前なので、アニメのCVが決まったと同時に収録したと思われる。
 
*実はゲームボイス自体は兼役の[[風魔小太郎]]と一緒に同時期に収録していた。<br>アニメ版Apocryphaの収録よりも早く録っていたらしく、CVが決まっていたのは2017年時点の2年ぐらい前なので、アニメのCVが決まったと同時に収録したと思われる。
 
**しかし、以前収録したボイスはアニメ版と違って強めの演技だったので、アニメ版終了後に録り直したとのこと。<ref group = "出">「Fate/Grand Order カルデア放送局SP Fate/Apocryphaスペシャルイベント開催記念ステージ」より</ref>
 
**しかし、以前収録したボイスはアニメ版と違って強めの演技だったので、アニメ版終了後に録り直したとのこと。<ref group = "出">「Fate/Grand Order カルデア放送局SP Fate/Apocryphaスペシャルイベント開催記念ステージ」より</ref>
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*生きることと人類に対して悩み続けていた生前と比べて感情表現が豊かになり、笑うことも多くなっている。ただし、悩むこと、思考することを止めたわけではない。
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*マイルーム会話でジャンヌ・ダルクとアストルフォについて言及する際には、記憶がはっきりしていないことが伺えるが、その他のサーヴァントたちとの会話では特に記憶が不明瞭になっている様子はない。ジャンヌとアストルフォの二人に共通するのは、本体であるジークにとって最も大事な人であり、いつか再会の約束を交わした相手ということである。
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*イベント中では、大聖杯を料理に使ったり辞典のようにに使ったりしていることが語られている。とある神父がこれを知ったら何を思うのか……
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
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