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| 現時点では「霊基を獲得した地球外の存在」「異星人のようなもの」というかなり広範な定義として落ち着いている。<br> | | 現時点では「霊基を獲得した地球外の存在」「異星人のようなもの」というかなり広範な定義として落ち着いている。<br> |
− | 故に「フォーリナー」の適性を持ちうるサーヴァントの由来は各々で異なっているが、確認されている限りでは[[アルテラ (EXTELLA)|異星文明が残した遊星の尖兵]]、[[謎のヒロインXX|地球外から訪れたコスモガーディアン]]、<br/> | + | 故に「フォーリナー」の適性を持ちうるサーヴァントの由来は各々で異なっているが、確認されている限りでは[[アルテラ (EXTELLA)|異星文明が残した遊星の尖兵]]、[[謎のヒロインXX|地球外から訪れたコスモガーディアン]]、<br> |
| そして表立って登場するのが[[アビゲイル・ウィリアムズ|別宇宙に棲む虚空の邪神の依代]]である。<br> | | そして表立って登場するのが[[アビゲイル・ウィリアムズ|別宇宙に棲む虚空の邪神の依代]]である。<br> |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *フォーリナー (Foreigner)とは一般的に「外国人」「異邦人」を意味する言葉だが、上記の通りFateでは「降臨者」の読み名に当てられている。 | + | *フォーリナー (Foreigner)とは一般的に「外国人」「異邦人」を意味する言葉だが、上記の通りFateでは「降臨者」の読み名に当てられている。地球を含む「この宇宙」にしてみれば、外宇宙は文字通りの「異邦」である。 |
− | *クラスアイコンは恐らく「星」を象ったもの。地球外、即ち異星からの来訪者たちが該当しうることが由来か。 | + | *クラスアイコンは恐らく「星」を象ったもの。地球外、即ち宇宙をイメージした代物と思われる。 |
− | *フォーリナーの中でも、『深淵の邪神』に魅入られたとされる[[アビゲイル・ウィリアムズ]]と[[葛飾北斎]]は、第三霊基においてクトゥルフ神話の邪神の意匠を思わせる外見と生気を感じさせない肌へと変化する。<br/>ちなみに、「異端なるセイレム」に登場した[[ラヴィニア・ウェイトリー]]にも類似色の肌が見られるが、作中の台詞から彼女も邪神の影響を受けて肌色が変化したものと思しい。 | + | *フォーリナーの中でも『深淵の邪神』に魅入られたとされる[[アビゲイル・ウィリアムズ]]と[[葛飾北斎]]は、第三霊基においてクトゥルフ神話の邪神の意匠を思わせる外見と生気を感じさせない肌へと変化する。<br/>ちなみに、「異端なるセイレム」に登場した[[ラヴィニア・ウェイトリー]]にも類似色の肌が見られるが、作中の台詞から彼女も邪神の影響を受けて肌色が変化したものと思しい。 |
− | *葛飾北斎を見た[[BB (Grand Order)|BB]]は、フォーリナーを「狂気の内にありながら純粋さを失わない・あるいは狂気に呑まれながらそれを逆に呑み尽くした者」と定義している。ただしこの定義は後に登場した[[謎のヒロインXX]]の在り方と矛盾しており、「深淵の邪神」との関わりはあくまでクラス適性の条件の一つに過ぎない可能性がある。余談だが、同時期に登場した[[BB_(水着)]]は、虚空の邪神の性質を受け持ち謎のヒロインXXに追跡される身になっていながら、クラスがムーンキャンサーから変わっていない。 | + | *葛飾北斎を見た[[BB (Grand Order)|BB]]は、フォーリナーを「狂気の内にありながら純粋さを失わない・あるいは狂気に呑まれながらそれを逆に呑み尽くした者」と定義している。ただしこの定義は後に登場した[[謎のヒロインXX]]の在り方とは無関係であり、「狂気の擬似的な克服」という要素はあくまで「深淵の邪神に干渉された存在がフォーリナーの資格を獲得する」ために必要な条件の一つと見られる。<br/>余談だが、謎のヒロインXXと同時期に登場した[[BB (水着)]]は、虚空の邪神の性質を受け持ちXXから「フォーリナー」として追跡される身になっていながら、クラスがムーンキャンサーから変わっていない。 |
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| ==話題まとめ== | | ==話題まとめ== |
| ;Fateにおける「降臨者」の存在 | | ;Fateにおける「降臨者」の存在 |
| :「フォーリナー」というエクストラクラスは『Grand Order』で初登場したものだが、「降臨者」という単語自体は『Fate/EXTELLA』で既に登場していた(曰く、遥か一万四千年前にムーンセルと地上に[[アルテラ (EXTELLA)|セファール]]が顕れた時、当時地球に降りていた他天体からの「降臨者」も蹂躙されたという)。 | | :「フォーリナー」というエクストラクラスは『Grand Order』で初登場したものだが、「降臨者」という単語自体は『Fate/EXTELLA』で既に登場していた(曰く、遥か一万四千年前にムーンセルと地上に[[アルテラ (EXTELLA)|セファール]]が顕れた時、当時地球に降りていた他天体からの「降臨者」も蹂躙されたという)。 |
− | :なお、「フォーリナー」であるアビゲイル・ウィリアムズと葛飾北斎に関連する『深淵の邪神』は'''他天体からの降臨者ですらない(根本的に摂理が異なる「外宇宙」の高次生命、要するに型月世界に属さない存在)'''であるため、『Fate/EXTELLA』にて示された「降臨者」とも異なる高次元の生命体である。 | + | :なお、「フォーリナー」に関連する『深淵の邪神』は'''他天体からの降臨者ですらない(根本的に摂理が異なる「外宇宙」の高次生命、要するに型月世界に属さない存在)'''であるため、『Fate/EXTELLA』にて示された「降臨者」とも異なる高次元の生命体である。 |
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| ;適性を持っている可能性のある英霊 | | ;適性を持っている可能性のある英霊 |
− | :最有力なのは、型月設定において実際に異界と繋がってしまったとされる[[フランソワ・プレラーティ]]であろうか。<br/>クトゥルフ神話内で「ニトクリスの鏡」が有名な[[ニトクリス]]も候補ではあるが、本人が邪神と明確に接触した描写はないため適正があるかは微妙なところである。 | + | :最有力なのは、型月設定において実際に異界と繋がってしまったとされる[[フランソワ・プレラーティ]]であろうか。<br/>クトゥルフ神話内で「ニトクリスの鏡」が有名な[[ニトクリス]]も候補ではあるが、本人が邪神と接触したことを示唆する描写は一切ないため、適性があるかは怪しいところ。 |
| :クトゥルフ神話に登場する高位の神「ナイアルラトホテップ」は多種多様に過ぎる化身を持っており、これらの化身を考慮に入れる場合は解釈次第で適性付与の対象となる英霊は大幅に増える。かの[[織田信長]]もその内の一人である。また「無貌の神」と呼ばれる顔のない漆黒のスフィンクスも化身の一つだが、[[オジマンディアス]]は顔が見えない宇宙柄のスフィンクス・ウェヘムメウストを保有している。 | | :クトゥルフ神話に登場する高位の神「ナイアルラトホテップ」は多種多様に過ぎる化身を持っており、これらの化身を考慮に入れる場合は解釈次第で適性付与の対象となる英霊は大幅に増える。かの[[織田信長]]もその内の一人である。また「無貌の神」と呼ばれる顔のない漆黒のスフィンクスも化身の一つだが、[[オジマンディアス]]は顔が見えない宇宙柄のスフィンクス・ウェヘムメウストを保有している。 |
− | :地球外の存在という意味では、『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を含む南米の神性も該当しうるが…。 | + | :地球外の存在、異星人のようなものという意味では、『Fate』の世界観において遥か太古に小惑星に付着する形で飛来したとされている、[[ケツァル・コアトル]]を含む南米の神性も該当しうるが…。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |