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本来は根源に通じる孔を開ける手段として、サーヴァントの魂を一時的に留めておく器。<br>
 
本来は根源に通じる孔を開ける手段として、サーヴァントの魂を一時的に留めておく器。<br>
大聖杯起動に必要な魂が溜まると、「座」に帰ってゆこうとするサーヴァントを一気に解放することにより極大の孔を開ける。小聖杯が持っているのは、その孔を暫く固定しておくための機能である。そのために必要なのは「七騎」分の魂。「願望機」としての機能であれば六騎で事足りるが、真に根源に至ろうとするならば、最後の勝者は[[令呪]]をもって自身のサーヴァントを自害させねばならない。
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大聖杯起動に必要な魂が溜まると、「座」に帰ってゆこうとするサーヴァントを一気に解放することにより極小の孔を開ける。そのために必要なのは「七騎」分の魂が必要となる。「願望機」としての機能であれば六騎で事足りるが、真に根源に至ろうとするならば、最後の勝者は[[令呪]]をもって自身のサーヴァントを自害させねばならない。
    
よって小聖杯はただのフェイク、偽りのトロフィーに過ぎないが、名前だけが語られる無意味な代物というわけでもなく、「おおよそあらゆる願いを叶えられる」点においては極めて重要な意味と能力を持つ不可欠な要素である。しかし小聖杯は大聖杯と異なり、戦争の度にその姿を変える。第三次までの聖杯戦争における小聖杯は聖遺物の能力を持った器物、いわば文字通りの杯というものだが、戦闘中に破損し、儀式が中止となった。第四次以降は肉体を持つ小聖杯という形で鋳造されたホムンクルスがその役割を担っており、第四次が[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]、第五次が[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]である。だが、第四次聖杯戦争の結果、間桐臓硯は聖杯の欠片を手にし、ソレを触媒として生み出された刻印虫を桜の肉体に埋め込んだことで彼女を不完全ながらも小聖杯へと変えていった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.9">「歴代の小聖杯」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.9。</ref>。
 
よって小聖杯はただのフェイク、偽りのトロフィーに過ぎないが、名前だけが語られる無意味な代物というわけでもなく、「おおよそあらゆる願いを叶えられる」点においては極めて重要な意味と能力を持つ不可欠な要素である。しかし小聖杯は大聖杯と異なり、戦争の度にその姿を変える。第三次までの聖杯戦争における小聖杯は聖遺物の能力を持った器物、いわば文字通りの杯というものだが、戦闘中に破損し、儀式が中止となった。第四次以降は肉体を持つ小聖杯という形で鋳造されたホムンクルスがその役割を担っており、第四次が[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]、第五次が[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]である。だが、第四次聖杯戦争の結果、間桐臓硯は聖杯の欠片を手にし、ソレを触媒として生み出された刻印虫を桜の肉体に埋め込んだことで彼女を不完全ながらも小聖杯へと変えていった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』p.9">「歴代の小聖杯」『Fate/complete material Ⅲ world material.』p.9。</ref>。
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